#0109「センスは遺伝する」

父親のセンスと服

私、父親と結構年が離れてるんですけど。

あー、もう官暦迎えてんだっけ。

あー、もうそうなんですそうなんです。

結構離れてるよね。

私が21で、今年官暦ってことは、まあ40歳くらい離れてるわけですよ。

うーん。

で、ちょっとうちの父親が、あの、服のセンスが結構若いというか、いやその、今の若さじゃないの。

うちの父親が若かった頃の、世代の若さの、センスというか。

まあ別にその、いつもそうじゃないんですけど、わりと好き好むのがそういう感じのやつで。

へー。

まあこれは、あれなんですけどその、何だろうな、革の、なんか、ライダースジャケットみたいなそう。

あーはいはい、スカジャンみたいな。

そうそうそうそうそう。

あーいうのをめちゃくちゃ好んで買ったりとかしてて。

はいはいはい。

おー、福山ーって、あの、絶対上の名前で、上名字で呼ぶわけないんだけど、あの、下の名前でね。

革ジャンとスカジャンは違うか。

福山ーって、あの、来てよーって言われて、これ渡されたりとかするんだけどさ。

革の?革の服?バイク乗りとかがかかってるやつ?

そうそうそうそうそう。

1回さ、ほんとにバイク乗りが乗るあの着る、ななきゃの、なんかサポーターというか、あの、固いあれみたいな入ってるのをもらったことがあって。

あーそうなんだ、肘とかの給食守るような。

そうそうそうそうそうそう。

へー。

あのー、まず革が、革好きじゃないんですよ私は、やっぱギラギラしてる感じのやつ。

女の子が着てたらめちゃくちゃ可愛いと思うんだけどさ。

あーそうね、テカるやつね。

そう、あの、あんま僕の趣味じゃないというか。

うんうんうん。

着てるイメージはゼロだね。

あと、普通にバイクに乗らないんで。

お前あの服バイク乗りしか着ちゃダメだと思ってる。

まぁまぁあの、あれよだからその、ほんとに入ってんのよ。

あのー、サポーター付きのやつ。

サポーター付きのやつ。

バイク乗りじゃないんだからって思って。

確かにな。

そう、だから、あんまり、まあ父親からのお下がりはそこまでいい印象がなかったんですけど。

ボスジャケットの流行

あー。

あのねー、今、気に入って、もうほんとにずっと着てる、最近ずっと着てるやつがあって。

はいはいはい。

あのね、ボス?ボスってわかります?あのコーヒーの。

あのー、あ、コーヒーの?

コーヒーのボス。

あ、わかんない。

え?

あ、ボス!あ、はいはいはい、あのー。

ボスボスボスボス。

この地球にはコーヒーがあるっていうCMのね。

あーそうそうそうそう。その、そのボスのジャケットっていうのがあって。

はいはいはいはい。

なんか限定品みたいなやつで。

あのー。

ボスいっぱい、うん。

あの?

あの白、真っ黒のそのシルエットのなんか、かっこいいお父さんがコーヒー飲んでる、あのアイコンがついてるってこと?

そうそうそうそうそうそう。

え、かっこいいな。

後ろに、みたいなボスじゃんって言われてるやつなんですけど。

ボスじゃん?

そう。

すごいな、そうなんだ。

で、これ、私、すごい最近、お、なんかいいじゃんと思って、あのー、あれなんですよ、スタジアムジャンパー?あのー的な感じのやつで。

へー。

ちょっとあのー、私今手元に写真ないから適当なやつ送るんですけど。

うんうん、ちょっと見たいわ。

こう、こういうやつ。

へー。

こういうの。

かっこいい。

ね、いいでしょ。これでー、私、あ、いいじゃんと思って、あのー、もらったんですよ、これお下がりとして。

でー、もうずっと着てて、もうこの2、3週間ずっと着てんだけどこれ。

うん。

あのー、なんかねー、いろんなところで、え、ボスじゃんじゃーんって言われるんですよ。

あ、えー、そんな普及してんの?ボスじゃんって。

有名なんだと思って、そのー。

えー。

この前、髪切りに行ったんですけど、髪切りに行った時に、その美容師さんから、え、ボスじゃんすか、いいっすねーって言われたりとか。

えー、まじか。

あと授業で来てた、ま、起業家の人?起業、起業した人?みたいな、社長の人とかにも外部、外部のコースをして。

うんうん、セミナーなんかでこっちに来た人がいたんだ。

来た人にも、あれ、ボスじゃんじゃない?みたいな。

えー。

お、いいね、センスいいねとか。

今日も、あの、バイトだったんですけど、バイト先の、あの、お姉さんから、え、ボスじゃんじゃない?って。

そう。

え、めちゃくちゃ有名なん?これって思って。

すごい、それ全然知らないわ、なんか。

いや、私も知らなくて。

ちょっと上の世代だったりすんのかな?

いや、かもしれない、もしかしたら。

一回なんか世間を風靡した時期があったのかな?

ね、あったのかも、その、これがステータスになってた時期があった可能性があるな。

えー、それ全然知らなかった。

そう、だからね、ちょっとあの、嬉しい、そういう、なんか。

センスありげに見られて。

センスありげに見られて嬉しいし、服で褒められることってなかったからさ、いいねって言われるのが。

うわー嬉しいーって、その。

あとさ、あの、ボスのアイコンって俺ずっとさ、あの渋いおっさんがさ、コーヒー飲んでるものって思ってたんだけどさ、全然違うね、これ。

あの、タバコを加えてるんですよ、そのパイプ。

この、何タバコって言うんだっけね、これ忘れたけど。

パイプタバコ、何だろうこれ。

パイプタバコ、これを吸ってるんだ、これ。初めて知ったわ。

ずっと勘違いしてた俺、恥ずかしい。

恥ずかしいか、恥ずかしいというか、人にボスのアイコンを説明したこともないけどね、別に。

言わないけどね。

言わないけどね、みたいな、その、ないよだろネタみたいに言ったらいいから。

いやーでね、私、この前さ、私服買いたいみたいな話をさ、多分、2、3ヶ月前くらいにしてたと思うんだけどさ。

あ、してた。

そう、スタジアムジャンパーいいなーっていう話したと思うんですよ。

ちょうどいいなっていうね、だから。

満足してた。

もう満足だね、これ。

まあ、結構ちょっと大きめだから、もうちょっとその、フィットしたやつも欲しいなとは思うんだけど。

これいいんだよな、結構。

いいね。

良いです、これ。

親父からのお下がり。

世界って広いぜ。

ボスジャンが流行ってる世界があるんだ。

知らないことがまだまだありますな、本当に。

親から受け継ぐもの

確かにね。

俺もね、めちゃくちゃね、親からのお下がりしまくってんのよ。

だってあれだもんね、その野中さんのボロボロになったチェックのシャツもそうですもんね。

そうね、もうかれこれ7年くらい着てる、わざわざ東京にも持ってきたチェックシャツのあれを。

そうなんだ、結局。

お父さんからのお下がりだし。

あと俺、お父さんと、俺もうその身長、成長が完全に止まったんだけども、すでにもう20だからね。

はいはいはい。

完全にもう身長はきっかり止まって、あと今体重が増え続けてるだけなんだけど。

はい。

その止まった身長が、お父さんとミリ単位で一緒なの。

えー、すごい。

そう、身長覚えてないけど、お父さんと全く同じ身長で、だからなんでも使い決まわせるというか。

はいはいはいはい、それいいね。

そう、なんだったらその、なんか就活とか、就活っていうか、あの後戦の頃の進学活動とか始めるまでもスーツ持ってなかったんだけど。

うんうん。

あのー、

あー。

だからお父さんのスーツを全然着て、そういう清掃とかして行ったりとか、めっちゃしてたし。

えー、それいいね。

そう。

だから今半分以上多分お父さんの服なんだよな、今着てるやつって。

おー、いいな。

ジャンパーとかも、なんかお父さんが一回借りたやつはそれあげるよ、つって。

へー。

やってるせいで。

で、すごいあの、多分世間の中でも、

うん。

お下がり率上位だと思う。

あー、まあ半分は確かに多いかもしんないね。

うん。

そう。

すごいよ。

いやー、えっとね、そのお父さんのあの、センスはどうなの?

お父さんのセンスは、

うん。

あーとね、そうだね、あのー、

俺は、

言葉選んでるな。

いいと思ってた。

笑

というか、俺のファッションセンスって、やっぱ最初って家族からファッションセンス掲示されるじゃん。

あー、まあ、そうそうね。

最初の頃その、親から買ってきてもらった服とかが着てるわけじゃない。

そうね。

で、いいと思ってたの俺は。

うん。

で、なんのこう、

疑いもなく。

疑いもなく自信を持って着てたら、

その親からこうもらった服とか着てくと、

お前ってダサいよなって言われるんだよね。

笑

そこで、

え、

あれ、

これダサいの?みたいな。

私の服装ダサすぎ。

俺のファッションセンスとお父さんを同時にこう、

詐欺すまれされてたというか、

そうだよね。

二重でショックがかかるというか。

そうだよな。

そこで気づいた。

あ、俺の親ってちゃんとこう年相応のファッションセンスなんだろうって。

おじ、おじなんだな、ちゃんと。

おじだね。

へー。

俺のお父さんってなんかその、

あーなるほどねっていうセンス出すの結構その、

なんて言うんだろう。

おー、すごいってこと?なんだろう。

なんかよくネットとかで、

その、

上司がこんなんしてたら、

ちょっと嫌じゃない?みたいな話とかする、

なんかあるじゃん。

ありますね、なんか。

それをやってる。

笑

例えば、

LINEのアイコンってやっぱり結構人柄出るじゃん。

出る出る出る出る。

これ前は話したかもしれないけど、

なんか、

数年前まで、

俺のお父さんのLINEのアイコン、

俺だったの。

ちっちゃい頃の。

おー。

一緒に山登って、

山頂で、

山頂みたいなシンボルのところで、

俺がピースしてる写真が、

お父さんのLINEアイコンで、

やっぱなんか、

やっぱりこう親心感じていいなって思ってたじゃん。

はい。

なんだけど、

これまた気づいたら、

LINEのアイコンが変わってて、

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中山

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