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2026-03-18 33:50

「日はまた昇る/ヘミングウェイ」を読む

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話者:コーノ、ポー

アーネスト・ヘミングウェイの長編デビュー作である「日はまた昇る」を読んだ感想を話しています。ネタバレしています。

#zattoh #海外文学 #読書 #本

感想

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サマリー

このエピソードでは、コーノとポーがアーネスト・ヘミングウェイの長編デビュー作である「日はまた昇る」について語り合っています。二人は、第一次世界大戦後のパリとスペインを舞台に、アメリカ人特派員のジェイク・バーンズと、彼が想いを寄せるブレッド・アシュリーを中心に展開する物語のあらすじを紹介します。特に、スペインのパンプローナで開催されるサン・フェルミン祭の狂乱の中で、登場人物たちの複雑な人間関係や感情が交錯する様子が描かれています。 二人は、ヘミングウェイ特有の無駄を削ぎ落とした読みやすい文体や、登場人物たちの鮮やかなキャラクター造形について深く掘り下げます。主人公ジェイクの抑制された性格、ブレッドの魅力的でありながらも満たされない心情、そして恋愛感情のもつれから生じるロバート・コーンの醜態などが詳細に語られます。また、物語のクライマックスである闘牛シーンの描写の巧みさや、登場人物たちが酒に溺れる様子、そして友情や癒しを感じさせる釣りやレモンジュースを飲むシーンについても言及しています。 さらに、物語の舞台となるサン・セバスチャンの魅力や、現代との違いを感じさせる当時の女性の立場、そして登場人物たちの人間臭さや、予期せぬ展開に驚いた点など、多角的な視点から作品の魅力を分析しています。特に、ジェイクとビル・ゴートンとの友情や、静かな時間の中に希望を見出すシーンが印象的だったと語られています。

作品紹介とあらすじ
コーノ
今日は前回に引き続き、ヘミングウェイで行こうってことになりましたね。
ハーネスト・ヘミングウェイの長編の一番最初の作品、「日はまた昇る」を読みました。
じゃあ、あらすじから行きます。
poe
今回のは、早川エピ文庫で。
コーノ
はい、翻訳ですね。
poe
はい、翻訳、新訳版で読んでます。
コーノ
これとか、2012年でしたね。
新調が2003年で、終影者が2009年だったんですね。
だから、2012年の早川版が一番新しいかな、みたいな話はしてましたね。
poe
前読んだ、移動祝祭日もが新調文庫でしたよね。
で、役の方が高見さんという方で、同じ役者で行こうかなと思ったけど、新しい翻訳が別のところから出てたので、それを選んだということです。
コーノ
そうですね。この土屋雅夫さんが、和尾石黒とかも翻訳してる人でしたね、確か。
poe
そうです。
コーノ
この早川で。
和尾石黒は早川でよく出てるから、英語の翻訳は結構この人が早川でやってるんやな、みたいなところはあるんでしょうね。
じゃあ、文庫の裏のあらすじを読みます。
第一次世界大戦後のパリ、芸術家が協楽的な日々を送るこの街では、アメリカ人ジェイクバーンズは特派員として働いていた。
彼は魅惑的な女性ブレッドと親しくしていたが、彼女は離婚手続き中で別の男性、別の男との再婚を控えている。
そして夏、ブレッドや友人らと赴いたスペイン、ファンプローナーのうしおい祭り、7日間続く祭りの狂乱の中で様々な思いが拘束する。
ヘミング・エイの第一長編にして初期の代表作、スワベ・コイチっていう人が解説を書いてるということですね。
これは、じゃあ今回もすごいネタバレをしていきます。
1926年の原作というか、発表された、出版されたのが。
だから第一次大戦が終わって、第二次大戦の前ですね。
だからアメリカがすごい後継期だったりとかしてた時ですかね。
その世界公共教皇が29年でしたっけ。
poe
29か、その辺りですね。
コーノ
なんかその前ですよね。
前回移動祝祭日、前回って言っても本の回で前回。
移動祝祭日、アネス・ヘミング・エイの遺作ということで話したんですけど。
移動祝祭日はエッセイみたいな本でしたけど。
その中でこの日和の又昇を執筆してるシーンっていうのが結構出てきて。
じゃあ続きでこれ読むかってなって今回選んだんで。
大体時間としては繋がってる感じですね。
パリですごい芸術家とかが集まってた時代の体験を元に書かれた本みたいな感じですね。
poe
実際はこの作品はスペインが大きな舞台で描かれてたんで。
コーノ
パリは前半ぐらいですね。
poe
前半、第一部で出てくるぐらいでしたね。
全部で三部構成。
それで一部がそのパリでの生活。
二部が全体の大半を占めていて、それがスペインでの生活。
三部が祭りが終わった後っていう構成でした。
コーノ
そうですね。三部はほんまちょっとだけでしたもんね。
文体とキャラクター造形
コーノ
これめっちゃ僕読みやすかったんですけど。
poe
そうですね。
コーノ
4日ぐらいで読みましたね。
そのさらさら進んで。
なんかその止まるとこがなかった、読んでて。
poe
そうですね。私はもうちょっとかかったけど、スペインの祭りが始まったあたりからは結構本当に私も2、3日とかで読みましたね。
最初の方はまだ自分の中で読むリズムができてないっていうのもあったけど、テンポ良かったですね、全体的には。
コーノ
文体読みやすいなと僕は思いましたね。すごい流れていくような。
poe
そうですね。癖はないですね。
コーノ
僕らよく村上春樹の話をするけど、村上春樹の文体もすごい読みやすい。流れていくように話が進むから長編ってあんま気にならへんっていう感じですけど、それにやっぱり近いというか思うとこがあるなと思って。
poe
移動祝祭日でヘミングウェーが自分の作風を作るときの話を書いていて、そこでもそぎ落とすのが大事だっていうことを書いてましたけど、それがここでも読んでいてわかるなと思いましたね。
無駄がないし、結構その内面の描写もそんななかったですよね。
コーノ
そうですね。主人公は全然ないですね。なんとなくちょっと匂わせるぐらいのは結構ありましたけど、深く書き込まないというか、説明そんなにしないという感じでしょうね。
poe
そういうのもあって、やっぱり読みやすかったな。
コーノ
あとはやっぱり話がね、わかりやすい話なんで。
poe
理解に苦しむことはないですよね。
コーノ
全然時代も場所も違うけど、飲み込みやすい展開とか、なんかすごいそういう意味では読みやすかったなと思って。
poe
パリからスペインに移るところもそうだし、スペインでの祭りもそうだし、結構何かこう視覚的にもわかりやすそうなイメージしやすくて。
映画でも面白いのかなと思って調べたんですけど、映画化は1957年と84年もあるのかな。
コーノ
映画の情報、84年の方は全然出てこなくて、テレビ映画って書いてあったから、だから映画館でやってた映画じゃないんでしょうね。
poe
映像でその、じゃあ57年の方が私も調べてすぐ出てきて、ただこれは最近のサブスクの映画サービスでは配信されてなそうだから、ちょっと見づらいなと思って残念でしたね。
コーノ
めっちゃその、凝った表現とかはしてないけど、描写がすごいわかりやすいっていう感じでしたね。
これ一応主人公が、主人公もそうだと思うんですけど、34歳ってなってるんで。
poe
主人公も34歳でしたっけ。
コーノ
だったと思いますけど、16ページ、これはあれや、コーンですね、34歳は。
最初ロバート・コーンの話から始まるじゃないですか、ロバート・コーン主人公かなと思いましたよね。
poe
私もなんか、そういうこと、グレートギャッツウィー的にロバート・コーンを見る語り手の話かと思いましたね。
コーノ
誰が語り手かっていうのが最初わからない書き方されてて、途中で名前が出てきて、この人が語り手であり主人公なのかっていうのがわかってくるんですけど、
最初はロバート・コーンの説明から始まるんで、ロバート・コーン主人公なのかなと思って。
しかもちょっとね、ヘミングウェイっぽいんですよね、プロフィールが。
ボクシングやってたとか、アメリカから来てるとか、サッカーとか。
でも全然違ったっていうのはね、途中からわかるんですけど。
ロバート・コーンが34歳。
ブレットっていう女性が、この話のメインとして出てくるけど、その人も34歳。
だからその辺なんかなとは。
poe
そうですね。
コーノ
主人公が一応、ジェイク、ジェイコブ・バーンズっていう、ジェイクっていう人が主人公ですけど、大体同年代かなと思って。
その移動祝祭日が25歳とかの話から始まってたんで、もうちょっとだから後の話なんかなとは思います。
後半の方の話なんかなと思います。
だからなんか順番に読むにはちょうどよかったかもしれないですね。
移動祝祭日読んだ上で、この日はまた昇るようにっていうのを時系列的な意味でも。
poe
そうですね。
コーノ
映画化されてるのわかるなっていう内容やったし、これめっちゃ昔のハリウッド映画っぽい話やったらね、ストーリー自体も。
よくこういうの見たなと思って、ローマの休日とかの年代の映画で、それこそカサブランカとか、大体こういう話じゃないですか。
なんかテレビの深夜映画でやってそうな気持ち感があります。
コーノ
僕なんかその、何個かその辺の映画を見たことがあったんで、雰囲気すごい近いなと思って。
この日はまた昇るっていう小説のストーリーは、男の友情と女の取り合いですね。
ブレッドっていう女性を巡って、いろんな人がモヤモヤしたりとか争ったりとかするっていう、なんかそういう話だと思わなかったんですけど、途中でそういう話なんやなっていう風に落ち着いていったっていう感じですね。
まさか恋愛の小説やと思ってなかったですね、僕は。
poe
巨人の男が一人の女性に恋をして取り合ったり苦しんだりするっていう。
コーノ
基本その、ビル・コートンっていう人は、主人公、ジェイクのお友達でしたけど、その人はそんなに恋愛的には関わってこないですけど、同伴してるっていうだけで、スペイン旅行に。
でもそれ以外の3人、ロバート・コーンとジェイクと、あとマイクか、マイクっていうのが婚約者ですよね、マイク・キャンベル。
だからこの辺のなんか登場人物もいろいろ出てきて、誰がどこで関わってくるのかなとか、この人どこまで出てくるのかなと思ったら結構最後までいたとかありましたね。
なんかその冒頭のロバート・コーンは最後しかも出てこなくなったりとか。
あと、このビル・コートンっていう人が、そもそも旅行してパリに行くから、一緒にスペインに行こうっていう、この主人公のジェイクに誘ってきたから、このスペイン旅行の話っていうのが始まったじゃないですか。
で、それにブレッドとかマイクはもう便乗しただけじゃないですか。
poe
そうですね。
コーノ
最初からそういう計画があって、4人、5人で旅行するっていう話ではなかったですもんね。
この人はいつまで重要人物として出てくるのかなと思ったら、結構最後までいたっていう人が多かったなと思って。
ビル・コートンはただの脇役だと思ってたんで、こんなずっと絡むと思ってなかった。
poe
それに言うと、フランシスっていうコーンの恋人が第一部で結構出てくるんですけど、第一部でも退場しますね。
コーノ
そうです。すぐいなくなるんですよね。結構しかも強烈なキャラクター。
poe
強烈なキャラクターで。
コーノ
めっちゃ口悪いんですよ。
poe
そう、コーンを罵倒するシーンとかすごいんですけど、この人は意外と早めに退場しましたね。
コーノ
イギリスに行ってしまうっていうね。
poe
これすごいですよね、この人のこのコーンを攻めるときの。
コーノ
コーンはしかも言われっぱなしみたいな感じ。
poe
うなだれてましたね。コーンが結構みんなからなじられるじゃないですか。
コーノ
そうですね。
poe
それが最初のロバートコーンの説明が入るあたりとか、主人公のジェイクに南米に行きたいみたいな話をしてるときは、ここまでなじられたりするキャラじゃと思わなかったんですけど。
コーノ
ポロシャツでとかね。
poe
ちょっとね、なんか小馬鹿にされてるじゃないですか。
コーノ
アメリカの田舎から出てきた作家で、社交界のこと何も分かってないみたいな、そういう感じの。
poe
空気読んでないところとかね。
コーノ
いや、これはでもコーンが悪いですよ。
言われ方はちょっとひどいですけど、でも本人のせいじゃないですか。
poe
コーンはちょっとね、擁護できないところもあるんですよ。
コーノ
ひどかったですかね。
後半ですけど、後半っていうかね、最後ですよね。最後やばかったですかね。
ちょっとね、ユダヤ人ユダヤ人言われるのはちょっとかわいそうなとこあるんで、なじられ方としては。
けどやっぱりそういうんじゃなくて、やっぱ性格的な問題というか、輪にそぐわない人物としてずっと描かれてましたね。
poe
なんか最後の方で、チェイクとブレッドが2人でちょっと話したいって言ってるのに、僕も一緒にしーみたいなこと言ってうんざりされてたのも、こういう構造はちょっと煙たられるなと思いましたね。
コーノ
まあね、ずっとですからね。
一応ロバートコーンは物語上ではかなり重要な人物として一応最初から最後の方まで見てくる。実質主人公ではないです。
そんななんかいいとこは全然描かれてないんで。
poe
この作品って結構そのキャラクターがはっきりしてるなと思って、主人公はあまり感情あらわにしないし、寡黙なんですけど、コーンはすごい恋愛にも積極的だけど、それがうまくいかなくて苦しんでてっていう、醜態を晒すキャラ。
で、あと闘牛士のロメロっていうのはもういかにも男っぽい、かっこいい、情熱的な男っていう形で出てきますね。
コーノ
そうですね、主人公ジェイクはだから抑制の効いた人みたいな感じですね。その場を結構取りまとめるというか取り持つというか収める人ですもんね。
ロバートコーンはやっぱモテない人っていう印象がやっぱ強いですね。
見た目とかもあるんかもしれないですけど、やっぱりうまく対応できないというかスタイリッシュさがないっていう意味で。
で、そのビル・ゴートンっていう友達は普通のいいやつじゃないですか、ずっと。なんか終始いいやつやったし、マイクはちょっと酔っ払いすぎて鬱陶しいみたいな。
poe
そうですね、コーンのこと悪く言いすぎだし。
コーノ
マイクは酒入った時はずっとひどかったんで。
poe
はい。
コーノ
なんか普段はちょっと離婚して破産してそれでもなんか明るいみたいなそういうキャラですけど、酒飲んだ時はちょっとひどいっていう。
債権者に追っかけられてるとかのあったし、そういう意味でいろいろ登場人物の色がはっきりしてましたね。
そうですね。
印象的なシーンとテーマ
コーノ
ちょいちょい出てくる人、フランシスも一部だけやったし、ハクシャクっていうギリシャかな。これ多分ちょっと年配の人ですね。
poe
そうですね、ブレッドといい感じになってる人ですね。
コーノ
この人多分お金払うだけみたいな人だと思うんですけど、ちょっとだけ出てくるだけやったんで。
だからこの人はどこまで出てくるのかなとか、どこまで残るのかなとか。
僕これちょい役で出てきた人ですけど、釣りの宿で出会ったハリス。
poe
イギリス人のハリス。
コーノ
めっちゃいいやつやったじゃないですか。
poe
いいやつでしたね。
コーノ
これも一瞬だけ出てきたけど、すごい印象よかった登場人物でしたね。
でもこの人のなんかね、印象良さっていうのもすごい味があって、
これ第一次大戦後の後やから、今この戦争終わった後のこの感じがいかに、この時間がいかに価値があるかみたいなことをすごい言ってて、
なんかこのただいい人っていうだけじゃなくて、なんか味わい深いキャラクターでしたね。
もう一瞬しか出てこないんですけど。
poe
私ね、この小説読んで一番いいなと思ったのは、ビル・ゴートンとジェイクの友情が一番好きでしたね。
釣りをしに行くシーンがあるけど、そこでハリスも一緒に同行しますけど、そこが一番この小説の美しい場面だったなと思いますね。
つまりビル・ゴートンはブレッドに惹かれてないし、恋愛の要素が主人公とビルだけだと恋愛の話が発展しないじゃないですか。
で、二人でただ釣りをして泉で冷やしたワインを飲んで弁当を食べてっていう、
なんかこの時の時間はすごい主人公にとって癒しというか希望のある時間だったのかなと思って。
コーノ
そうですよね。だからもともと二人の旅行の予定でしたからね。
poe
なんかね、ちょっとやっぱり恋愛のドロドロがね、大変すぎて。
コーノ
やっぱりちょっと下水目ね、そういう意味で言うと。
あの釣りのとこって、もうあの二漢人のあの釣り、めっちゃ近いですよね。
わかる。思いました、思いました。ここが一番良かったな。ここだけなんか異質ですもん。
コーノ
かんばやしあかつきの孤独先生っていうのを何回か前に読んだんですけど、
その時に出てきた二漢人法融図っていう短編があって、そこで滝沢氏。
え、違う、小林川君と滝沢先生かな。とのその釣りに行く下りがあって、
裸で川岸に寝転んだりとかするシーンとかほんま一緒ですもんね。
poe
そうですね。
コーノ
なんかすごいそこは微笑ましいというか、いい場面やったなと思って。
poe
やっぱり権力闘争もないし、恋愛もないし、そういうところで。
なんかこう、ほんとエアポケットのような時間っていうのがあって。
読んでて楽しいですからね、釣りに行くシーン。
だから僕も別に釣りそんな興味はないですけど、単純に自然の川に登って行ったりとかして、とかそういう場面が。
poe
178ページでワインを泉に入れて冷やすシーンがあるんですよ。
なんか板で覆われた泉っていうので、この湧き水が出てきてるみたいなんですけど、
poe
そこにワインの瓶を隠して蓋をして、ワインが誰にも見つかりませんようにと祈ったっていうシーンがあるんですね。
この冷えたワイン後で二人が飲むから、誰にもこの隠したワインが見つからないようにっていう祈りがあるんですけど、
この祈りが私はこの作品一番美しい祈りだと思いましたよ。
コーノ
ちょっと脱線するんですけど、この小説めっちゃ酒飲むんですよね。
もうね、すごいですよ。ワインとビールずっと飲んでますもんね。
poe
ずっと飲んでますね。めっちゃ酒強いですよね、みんな。
コーノ
なんかでもほんまそういう時代なんやろうなと思って。
タバコとかはちょっとしか出てこないんですけど、酒の描写はめっちゃ出てくるなと思って。
poe
めっちゃ出てきますね。
コーノ
なんか3本開けるとか普通にありますもんね、ワインのボトル。
poe
あと皮袋。皮袋に入れて飲み回したりね。
コーノ
スペインで買うんですよね、5リッターとかの袋を買って。
こうやって飲むんですよ、口つけずに回し飲みできるっていうような。
poe
恐ろしい量のワインとビール。カフェのシーンも多かったけど、アルコールの量がちょっとすごかったですね。
コーノ
すごかったですよね。それはすごい印象的ですね。
poe
そうですね。ちょっともう私のよかったところを先にどんどん言っちゃいますけど、
ワインとかビールのくだりで今思い出したんですけど、スペインの祭りが終わった後にみんなが解散で、
主人公だけが海辺のホテルで旅行するじゃないですか。
そこでみんな一人で泳いだり、散歩してくつろいだりっていう、その場面も好きなんですけど、
特によかったのが351ページでカフェかな、外のテラス、暑い日差しの中でかき氷を浮かべたレモンジュースっていうのを飲むんですよ。
その後はウィスキーも飲んでますけど、このレモンジュースっていうのが、
今までずっとワインとビールを飲んでたこの狂乱の世界からちょっと脱出して、
一息ついて、一人でこうゆっくりするっていう、すごいそれを象徴的に表してるなと思って、
さっき言った釣りの二人でのシーンと合わせて、ここは一人ですけど、なんかこう一人でホッとする時間が描かれていて、ここも私はグッときましたね。
コーノ
結局やっぱそっちにちょっと落ち着いたシーンで癒されるみたいな、そこがね。
poe
私、やっぱこういうのが好きなんだなって思いました。
コーノ
ちょっとやっぱ年齢とかもあるのかなと思うんですけど、自分とかが割と若くないから、
なんかそういう女を巡って争ってるのを見てるよりも、
とかその闘牛の、闘牛のシーンはあれですよ、面白かったですけど、描写すごい良かったんで。
poe
面白かったけど、好みとしてはやっぱりこう男二人で釣りしたり、一人でレモンジュース飲むような方が好きだなって。
コーノ
自分行きたいのどっちって言ったらそっちなんですかね。
もうね、闘牛めっちゃ怖いですからね。
グロいじゃないですか、しかも。
だからこれ、描写としてすごいし、お祭りとしてすごい盛り上がってる感じとかもいいやろうなと思うけど、
行きたいかっていうと、このお祭りちょっとしんどいなって思いますかね。
サンフェルミン祭でしたっけ。
そうですね、サンフェルミン祭、7日間もあるしでしょ。
毎日なんか頭痛くなるまで避けるんですね。
poe
やっぱりこれ読んで自分の感想まとめた後にネットでいろんな人の見てたら、やっぱりどっちかっていうとそういう恋愛だったりお祭りの話だったり、
主人公が耐えるような男らしさみたいなところの言及が多かったんですけど。
コーノ
メインですからね。
poe
メインだけど、私はやっぱり好きなのってそういうとこじゃないんだなって感じましたね。
コーノ
サンセバスチャンっていうスペインの場所がよく出てくるんですけど、去年、一昨年かな、去年かな、見た映画で、
サンセバスチャンへようこそかなっていう映画があるんですよ、ウィディー・アレンの映画で、わりと新しい映画なんですけど、
もうほんま、めっちゃ海とアートとリゾートみたいな、めっちゃいい場所なんですよ、自然とみたいな。
だからこの映画見てください。
poe
サンセバスチャンへようこそ。
コーノ
内容としては別に僕はそんなにすごい惹かれる映画じゃなかったんですけど、なんせロケ地がいいっていう、行きたいって思える感じの落ち着いた保養地みたいなとこあったんで。
poe
サンセバスチャンといえば、日本人の久保選手、サッカーのレアール・ソシエダっていうクラブに、サンセバスチャンのクラブにいるんですよ。
コーノ
今?
poe
今います。だからちょっとね、サンセバスチャンは気になりますね。
コーノ
サンセバスチャンへようこそっていう映画は奥さんと見たんですけど、行ってみたいって言ってましたからね、二人とも。なんかすごいね、ゆったりする場所っぽい。
poe
2024年上映か。
コーノ
そうです、結構新しい。
poe
でも見れそうですね。
コーノ
見れます?配信とかで。
poe
行ってみよう。
コーノ
ひわまたのぼるで結構出てくるんで、僕は結構そこでイメージが重なったんで。
このね、中継店みたいなとこですね。
後追祭りがあるのがパンプローナっていうとこなんですけど、その途中でよく寄ってる場所ですね、このサンセバスチャンは。
だからもうこっちにいたらいいのにと思ってたと思う。
見たら、映画見たら。
poe
祭りに行かずにここでもう浜辺散歩して。
コーノ
一人か二人で、それもその友達と。
poe
そう、だからジェイくんをこう男らしさみたいなのに悩むのをやめてね、釣りしたり海辺散歩したり、そういうところになんていうか希望とか活路を見出したらいいのになって思ってましたね。
コーノ
まあでもこれは、そもそもやっぱブレッドの話なんで、この小説は違う本になってしまった。
その時代やったら特に、そういう話書いてもそこまで売れなかったと思うんで。
これ、やっぱりひわまたのぼる、通して読んで、売れるやろうなっていう内容ではあったんで。
poe
そうですね。
コーノ
すごいやっぱり、当時の若者向けとかすごい思想な感じだったし。
poe
分かります。
コーノ
まあその恋愛が中心っていうのもあるし、破天荒な人ばっかり出てくるから。
poe
売れるのは分かりますね。
登場人物の深掘りと現代との比較
コーノ
もう全部ブレッドが悪いじゃないですか。
poe
ブレッドね。
コーノ
ブレッドだ。
poe
なんかブレッドもなんか大変な人ですよね、なんか。
コーノ
大変、大変ですよ。
poe
ずっとこう、なんていうか満たされないというか、常に追い続けてて、うまくいかない。
コーノ
若い時って、やっぱりそういう女性に惹かれるっていうのがすごいあって、
実際に追いかけるかどうかまではいかなくても、テレビに出てる人とかミュージシャンとかでも、
やっぱりそういう破天荒で尖ってる人にすごい惹かれる。
特に女性は特にそうかな、男性が女性に惹かれる時は特にそうかなと思うんですけど。
poe
影があったり、ちょっとね、惹かれる、闇の。
コーノ
なんか不安定やったりとか。
で、このブレッドはすごい、何言ってんすかね、明けすけな感じというか、親しみやすい人でもあるし、
なんか距離近い感じすごい出てくるじゃないですか。
だからこのね、ロバートコーンが惚れてしまうのはすごいわかる。
で、もうすっかり参ってしまってるんで。
だからそういう人物の描き方とかもね、やっぱりすごい魅力的やなと思って。
ただ、今の年齢によって見るとちょっとしんどいっていうのはね、すごいあるんですよね。
poe
最初の方は私はもうこのブレッドの描写読んでて、
自分は全然こういう人に惹かれないなって思ってましたけど、
だんだんやっぱりこう気の毒というか、ずっとこれはこれで大変だろうなと思って。
コーノ
そうですね。
poe
そういう目線になっちゃいましたね。
コーノ
いや、こういう人はモテてたと思いますよ。
20代とかのとき。この人34ですけど。
poe
なんかネットで見た情報ですけど、この作品発表されたときはこのブレッドの感じが受けて、
女性も真似したとかね、書いてましたね。髪型だったな。
コーノ
Wikipediaとかに確か載ってたかもしれないですね。
poe
結構影響力あったって。
コーノ
ショートカットとかなんかあったね。
poe
うん、そうです。
コーノ
だって別に刺繍とかないでしょこれ。小説やのに。
poe
ねえ。
コーノ
映画化されたの50年代ですし、もうだいぶ経ってからですし。
でもなんかすごいやっぱり人気が出る話やし、キャラクターやと思いますね。
この時代性もすごいあって、この当時女性の立場が低いっていうのがまだまだあるじゃないですか。
今とかに比べると。
だから女性が目立ったり、なり上がったりするためにどうしても男性を踏み台というか、
そばに絶対誰かいないと何もできないみたいなとか、
そういうのもあるから、それで常に誰か男性が近くにいるっていうのもあるやろうなとか。
poe
そうですね。
コーノ
その辺は結構現代との違いかなと思いましたね。
だから一人でやっぱりなり上がれない。
この時代はでもこれがしょうがないやろうなとか思いましたけどね。
ブレッドは、ブレッドいなかったこの話になりたたないんですけど、いなければすごい平和やったなと思います。
あとはやっぱりロバート・コーンですよね。
ロバート・コーン、だから主人公とかやっぱり全然その辺の方がね、強いんですよね、印象が。
ジェイクは多くは語らないんで、ちょっとずつ雰囲気で見えてくるところがいっぱいあるんですけど、
ロバート・コーンとかはもうムキ出しなんで。
poe
主人公ってロバート・コーンには嫉妬してイライラするけど、東急市のロメロにはもう嫉妬しないじゃないですか。
そういうところは結構主人公のジェイクの人間臭さというか、人間味みたいな感じましたね。
コーノ
そうですね。この小説の中ではずっとね、やっぱりそういう仲介役みたいな人なんだよね。
僕すごいこれしんどい場面で、スペインのホテルのオーナーが途中からもう口聞いてくれなくなるじゃないですか。
だから序盤で割と察してくるんですよね。あなたの友達はちょっと良くないみたいなことを。
poe
そう、東急を楽しむために来てくれたっていうジェイクを歓迎してますからね。
コーノ
で、もともとやっぱり東急すごい好きな人同士で仲良かったのに、もう途中から迷道を通してしか喋って会計してくれなかったとか。
で、その迷惑かけたから、あれとかね、ちょっと呼んでてしんどい感じになりますよね。
poe
そうですね。
コーノ
もうここ泊まれへんやんってね。なんか6年ぐらい通ってたんですよね、このホテルの東急。
poe
すごい自分の趣味として楽しかったのにぐちゃぐちゃになっちゃったな。
コーノ
あれは最悪やなと。
旅行するときの仲間がすごい迷惑なやつだったときに台無しになる感じっていうのがすごいリアルに描かれてて。
なんか嫌なやつと一緒に旅行したときもなんか。
poe
そうですね。
コーノ
あんま実体験としてはないんですけど、人からたまにそういう話を聞いてするから。
poe
そうですね。私も実際はないけど聞いたことある。
あとなんかマイクとブレッドが後で合流するってなったけど、結局来なかったから先に行ってて、
予定もうまくいかないし、移動祝祭日のフィッツジェラルドとの旅行のところちょっと被りましたね。
振り回されてる感じが。
コーノ
あれは完全に一人でしたからね、しかも。
そうそう。
今回なんかビルがいたから。
poe
そう、やっぱビルは救いの存在ですよね。
コーノ
ロバートコーンのことばっかりメモしてますね。
物語の展開と結末
コーノ
なんかあのね、何回かやっぱ切れるんですよね、あのマイクとかがコーンに対して。
すごい罵ったりとかね、面と向かって。ビルとかもあいつないわみたいな感じで。
なんかそれでもちょっとビルは中取りにおったりするんですよね、あの。
poe
そうそう、あと言い過ぎだろみたいなところでマイクを諌めたり。
コーンに落ち度はあるにせよ、やっぱりビルはそこまで。
コーノ
良心ですね、この小説の。
いやロバートコーンはマジでひどかったんで。
poe
すごかったですね。
コーノ
悪業王ですもん、これ。ボクシングの学生チャンピオン、大学のチャンピオンかな。
なんかそういうのとかもあって、やっぱキャラクターがね、荒っぽいのとはちょっと違うんですけど、扱いづらい人っていう感じで描かれてました。
poe
なんかね、私もコーンに呆れたシーンがね、こうやってね、なんか241ページで、まあそろそろ闘牛が始まるってところで。
コーノ
ひどいっすよね、これ。
poe
ボクの心配は神経が持つかどうかじゃなくて退屈しないかってことだなって、ビルにお前本気かって言われてて。
コーノ
めっちゃうざいこと言うんすね。
poe
ここでそれ言うかと思って。
なんかみんなその闘牛を初めての人も楽しみに来てるのに、なんか一人だけほんまになんか言わんでいいこと言うみたいな。
コーノ
そういうのはね、コーンのそういうちょっと面白いところでもあるっていうキャラクターとしての。
ブレッドとなんかあるっていうのをちょっと匂わせて、何もはっきり言わへんところとかね。
poe
ちょっと遊泳使いになってるとかね。
コーノ
すごいめっちゃ鬱陶しいんですよね、それも。
poe
あとは細かいところですけど、あの気に入ってるところで、この作品ってお酒飲むシーン多いけど、食べ物はそんなに詳細な描写はないなと思ってたんですけど、
なんかね、片茹で卵がね、よく出てくるんです。
釣りの時もそうだし、何かあったらビール飲むときに片茹で卵食べるっていう。
片茹で卵がなんか妙に美味しそうに感じましたね。
コーノ
あ、そうっすか。
poe
普段そんな食べる機会ないけど、なんかちょっと食べたくなりましたね。
昔の中の喫茶店行ったらついきなりしますけど、ああいう感じなのかなと思って。
なんかこの作品全体通して、マイクは再建者に追われてるけど、なんかみんなそんなにお金に困ってない?
コーノ
最後にちょっとだけ全然すっからかみたいな。
poe
あれでもマイクでしょ?
コーノ
そうですね、なんか借りたってて。
poe
なんかみんなそこまで貧乏旅行って感じでもないし。
コーノ
めっちゃ使ってますからね、金。
poe
ホテル泊まってワインとビール飲みまくってね。
桃牛もいい席取ってるじゃないですか。
コーノ
予約してね。
poe
余裕があるのかなと思いましたけどね。
コーノ
だからウレットも金がなくなってるみたいな感じでしょ、最後。
マイクの分を全部払ったから。
poe
それでまた主人公が呼ばれて迎えに行くっていう。
コーノ
重りよ。
poe
いいように使われてますね。
コーノ
ずっと不穏やったんですよね、終盤は。
なんかこの流れで誰もしないかったらすごいなと思って。
桃牛種のロメロは牛にやられるだろうと思って。
poe
私も最後牛にやられるだろうと思ってました。
コーノ
ボコボコに殴られた後やから。
poe
弱っててね。
最後戦った牛って殺してますよね。
コーノ
そうですね。
poe
だから私もそんな予感してました。
コーノ
不穏な感じで呼んでたけど、その後普通に逃避行してたから。
駆け落ちとかって。
この流れで誰もしないのはすごいなと思って。
それはむしろよくできてるなと思いましたね。
この不安を煽ってるけど、分かりやすい方向に落とされんかった。
33:50

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