スピーカー 3
クラヌキです。中山です。
ザッソウラジオは、クラヌキと学長こと中山さんで、僕たちの知り合いをゲストにお呼びして、雑な相談の雑草をしながら、ゆるくおしゃべりしていくボットキャストです。
3月のゲストは、株式会社クラウドボックスの代表取締役、徳永健さんです。よろしくお願いします。
スピーカー 1
よろしくお願いします。
スピーカー 3
はい、ということで、初めに徳永さんをご紹介します。
僕らは徳さんと呼んでますが、徳さんは東京都のご出身で、20歳の時に劇団を主催し、20代に演劇を捧げました。
20代を演劇に捧げたと。
30代からは、イラストレーター、ライター、小説家、映像ディレクター、ウェブデザイナーなど、フリーのマルチクリエイターとして活躍。
そして、2007年、41歳で株式会社クラウドボックスを設立し、代表取締役兼クリエイティブディレクターに就任されたと。
2020年には吉祥寺カルタを発表し、翌年、グッドデザイン賞を受賞。
現在はカルタプロデューサーとしてカルタを使ったコミュニティ作りなど、マルチに活躍されているということで。
スピーカー 2
ちょっと多彩なプロフィールにより、僕が何回かも噛みました。
スピーカー 1
いやいや、ご紹介ですよ。ありがとうございます。
スピーカー 3
朝早めの収録なのに、ずっと口が回ってないですから。
スピーカー 1
いやいや、なんか恥ずかしいですね。こうやって紹介されるのね。
スピーカー 3
僕らは結構でも、学長も僕も徳さん付き合い長くて、僕はすっかり徳さんザスラジオ出てる人だと思ってましたが。
スピーカー 1
いやいや、もうずっと声がかかるのを4年間じーっと待っておりました。ようやく声をかけていただいて大変光栄でございます。
スピーカー 2
まだ3年しかやってないけど。
スピーカー 1
4年目に入ったところか。まる3年ですね。
スピーカー 2
徳さんとは僕の方が先に。
スピーカー 3
先ですよね。
スピーカー 2
そうですね。
スピーカー 1
何年前ですか?
スピーカー 2
チームビルディングを誰でも参加できる形で始めたのが、それまでは楽天大学でクローズドでやってたのが、オープンになったのが2017年か。
スピーカー 1
8年前になると。
スピーカー 2
そうですね。
で、青木さんとか小原さんとかと同期ですよね。
スピーカー 1
ザスラジオのおなじみの皆さんと。
濃い人たちと。
スピーカー 2
めちゃくちゃ濃い会だったんですよ、第一期。
スピーカー 1
それでそれ以来、学長のでもやっぱりその時に出会って、言語化というかすごくハマって。
正直チームビルディングプログラム受けに行くまではチーム作りとか興味がなかったので、一人で基本的にやるデザイン仕事って、会社も小さいしチーム作りとかそんなに興味なかったんですけど、行ってからなんか面白くなっちゃってというか、チームビルディング眼鏡で世の中を見るようになるのが楽しくなっちゃって。
それで学長の出版イベントとかを追っかけたりしていて、倉抜さんと出会うみたいな流れだったんですよね。
スピーカー 3
全然チームビルディング興味なかったのに、よくチームビルディングプログラム行きましたね。
スピーカー 2
それは僕が説明しましょうか。
僕がTVP、チームビルディングTVPを一緒にやってる永尾昭氏が、
永尾公務店という会社をやっているわけですけれども、永尾公務店のウェブサイトの発注を徳さんが受けていたんですよね。
それで、でも秋田が何の仕事をやっているのかよくわからなすぎて、話を聞いてもよくわからないし、
2年間ぐらい作れなかったんですよね、ウェブサイト。
それで秋田からも徳さんがいいと思うものを作ってくれればいいからぐらいの。
スピーカー 1
もともとのお題が無茶ぶりというか、どんなものを作ってほしいはないから、徳さんから見た永尾明をホームページで表現してくれるっていうお題だったんです。
スピーカー 2
めんどくさいオーダーですね。
スピーカー 1
それでとりあえずこんな感じかなってサイトマップとか書いたりとか、ちょっと原稿書いたりとかして持っていくと、
5秒ぐらい見て、これが本当に徳さんの表現したい僕なのかい?って返されるんですよ。
スピーカー 3
一番めんどくさいクライアントじゃないですか。
スピーカー 1
それでそれを何度繰り返しても何度やっても返ってくるんで、もうちょっとどうしようかなって思ってたときに、
FacebookでTVPを楽天だけじゃなくて一般の人も参加できるようになる第1回の参加者募集しますっていうのが流れてきて、
酔っ払ってたんでそれ見たときにマウスしちゃったんですよ。
30万から払っちまえみたいな感じで30万払って職場見学に行く。
スピーカー 2
まじで職場見学に来ましたって自己紹介してましたもんね。
スピーカー 3
なかなか仕事熱心ですね。
スピーカー 1
そうですね。その分払ってもらえばいいやって思って行ったんですけど、
行ったらその5日間はめちゃくちゃ楽しくていい出会いもいっぱいあって、
学長と僕ストレングスファインダーが4つかぶりだったりっていうのもあって、
非常にいろいろ考え方共感するところも多くて、
チームビルディングファンになってしまったみたいな感じですね。
スピーカー 3
アクティビティ通じると仲良くなりますからね。
スピーカー 1
そうなんですよ。
先月青木さんも言ってましたけど、前半めちゃくちゃ喋ってて、
この人死ぬほど頭いいなと思ってた人がアクティビティの中であまり役に立たなくなったりする瞬間があるじゃないですか。
逆に僕やっぱり前半ちょっと会社やってるって言っても、
組織としてちゃんと考えたことなかったんで、思考についていけてない時間が多かったんですけど、
ブラインドスクエアっていう目隠しをした状態でロープで正方形を描くみたいなアクティビティの時に、
多分人よりずっと見えてた、見えてる自分を発見して、
スピーカー 3
演劇をずっと20代の時にやってたおかげで、舞台上の誰がどこにいるっていうのを見てなくても、
スピーカー 1
空間把握ができてるなと思って、途中ロープが絡まってみんな動けてない時に、
たぶんなんとかさんこの辺にいると思いますけど、一回そのまま真っすぐ後ろ下がってもらえます?みたいな感じでやったら、
紐がほどけるっていうことができて、
あ、強みってこういうことか。
アシトだアシト。
スピーカー 3
位置把握的な強みを持ってる。
スピーカー 1
意外なところで力を発揮するってこういうことかっていうのがちょっとまた面白かったですよね。
みたいなことがありました。
スピーカー 3
そっからチームビルディングに少しずつハマったみたいな。
スピーカー 1
そうですね。あとチームビルディングの中でその委ねるアクティビティ、
こういうの喋っても大丈夫なもんですか?
スピーカー 2
全然大丈夫ですよ。
あまりネタバレしすぎるように。
スピーカー 3
そうですよね。
TBP運営側からすると。
スピーカー 1
あんまり細かいところを話したらあれだと思うんですけど、
その人に自分を委ねるみたいなアクティビティをやった時に、
これも演劇やってたおかげで、演劇やってるとなんですかね、
僕演劇やってる時に死体の役をやっていて、
死体が胴上げされる死体の役をやったことがあって。
むず。
体中完全に脱力した状態で胴上げされなきゃいけないってすごく怖いんですよ。
怖いんですけど、舞台上で仲間というか一緒の共演者に
完全に委ねている状態でそれをやられる経験があったので、
そのアクティビティがすごく絶やすいもので。
まず胴上げされる死体というシナリオに興味を持ちますけど。
うっかり死んじゃったところに警察がやってきて、
それをごまかすためにみんなで、こいつ今お祝いしてたんですよって胴上げしながら
部屋から運び出されるっていう。
スピーカー 2
何の話?
スピーカー 1
ちょっとそのアクティビティ取り入れてみようかな。
上で死体になる、胴上げされながら死体になるアクティビティ。
なので、それまで演劇をやっていたっていうのが
デザイナーとしてちょっと恥ずかしいみたいな気持ちがあったんですよね。
20代ずっと演劇やってて、ビジネスのこと知りませんっていう状態で、
就職もしたことない人が何人のところのブランディングやってるんですか?
みたいな感じじゃないですか。
っていうのが、若いうち演劇やってたんですっていうのはちょっと恥ずかしかったんですけど、
なんかその辺から、これって実は僕しか持ってない強みと思って
スピーカー 2
生かした方がいいんだっていう思考に変わってきたっていうのがありましたね。
スピーカー 1
さっきの自己紹介とかも、ちょっと恥ずかしいって恥ずかしいんですけど、
でもあの同じ経歴持ってる人いないじゃないですか。
確かに。
それこそ、AIの世の中になっても絶対AIとは俺と同じ思考する心配がないなって思えてるので。
これはもう、今完全に強みですね。
スピーカー 3
くらめきさんとトクさんは、その学長とやってたイベントに来てくれたのが初めてっていう。
スピーカー 2
その時はじゃあくらめきさんもあんま覚えてないですよね、きっと。
スピーカー 3
いや全然覚えてない。
スピーカー 2
いっぱいいろんな人いたりする感じ。
スピーカー 1
なんかどっかで、同時に出版してどっかでトークショーみたいなのやってましたよね。
スピーカー 3
ありましたね、たぶん。一緒になんかイベントやることは何回かあったので。
スピーカー 1
それにお邪魔して、でその後ちょっと、まあ懇親会じゃないですけど、
飯食いに行くところで初めて挨拶させてもらったっていう感じでした。
スピーカー 3
なんか思い出してきたかもしれない。
イベントの後、ご飯食べに行った気がする。
スピーカー 1
ご飯食べに行きました。
そこで、リモートで管理なしでうまくいくってどういうことですかみたいな。
ありました。
いったい給料体系どうなってんですかみたいな話をいろいろ聞きました。
スピーカー 3
なんかね、思い出してきましたね。
その時の、その時何人かいたイメージ思い出してきた。
そうか。あれが何年前くらいですか?結構前ですよね。
スピーカー 1
まだコロナになってなかったんで。
スピーカー 3
前ですかよね。そうだ、学長だって出てきてたの。
スピーカー 2
そうね、あれ天老院書店?
スピーカー 1
天老院かな。
スピーカー 2
雑草の、雑草の。
スピーカー 3
池袋じゃない?
スピーカー 1
池袋、池袋です。
スピーカー 3
雑草本とかかもしれない。
スピーカー 2
そうですね。
スピーカー 1
出した時ですね。
スピーカー 2
僕がリアルの雑草。
スピーカー 3
リアル雑草の本の話出した時だ。
スピーカー 2
稲垣さんの本、面白くてって話した時。
スピーカー 3
めちゃくちゃ前じゃん、やっぱり。
スピーカー 1
そうですね、もう結構時が経ちましたね。
あれはその後、お仕事、ソニックガーデンさんとも。
スピーカー 3
そうですね、僕だからその後一緒の仕事させてもらったりとかして、飲み会、飲みに行ったし、
徳さんのところの会社も遊びに行かせてもらったりしたから、
いやマジで普通に本当によく喋ってたから、雑草ラジオマジで出てると思ってた。
スピーカー 1
忘れないでください。
スピーカー 3
近すぎて出てると思ってたから。
スピーカー 2
あとそれこそ、吉祥寺っていうキーワードもタグも徳さんには重要タグとしてついて。
スピーカー 1
重要タグですね。
スピーカー 2
僕が吉祥寺に遊びに行った時に宮本さん、ゲストで出てもらった宮本さんいるじゃない。
スピーカー 3
はい。
スピーカー 2
宮本さんも吉祥寺で、あと僕の楽天の時の同僚が変な本屋さんをやってるんですよ。
スピーカー 1
変な本屋さんもプラヌキさんに来てくれたことありますよね。
スピーカー 3
そこに棚をクラウドボックスさんが持ってて、店番させてもらった。
スピーカー 2
そっかそっか、そうだそうだ。
スピーカー 3
その3人を引き合わせをするっていう係を僕がやり、吉祥寺で。
スピーカー 1
その後は吉祥寺でみんなで仲良くしてるみたいで。
今でもお二人とも仲良くさせてもらってますね。
面白い。
宮本さんの今度やる活動、インタビューキャンプとインタビュービレンジっていうコミュニティみたいなのを始められたんですけど、
そこのロゴとかもうちが作ってますね。
多分これからどこかで目にすることがあると思いますけど。
スピーカー 3
なかなかのあれですね、つながりがうまくできて、演劇がつながって、デザイナーもそうだし、学長とつながってからのお仕事の広がりもあったみたいな感じで。
スピーカー 1
こうやって振り返ってみると、面白がり力だけは多分僕結構強いんですよね。
やったことないこととか、知らんこととか、人のやってることとか、何それ面白いってすぐ思ってしまうっていう力がすごく強いのです。
それが結局デザインにも役に立ってるというか、相手のやってることにも興味持っちゃって、何それ何それって聞いてて、
自分がこの立場だったらこんなふうに表現したいなって思うところまで近寄ってて、形にするみたいなお仕事なので。
だから新しい人と引き合わせてくれたりすると、面白がってその人のとこにホイホイ入ってっちゃうみたいな。
スピーカー 2
あとMGとかも。
スピーカー 1
そうですね。MGも今始めていて、マネジメントゲームっていう経営勉強する2日間で会社を動き経営して決算書を5期分作るみたいな。
それをボードゲーム形式でやるみたいなやつ。
スピーカー 3
アクティビティですね。
スピーカー 1
アクティビティですね。何をいくらで材料何個買ってどこの市場でどれだけ売るみたいなのをゲームでやるやつですけど、
これもだからお金のこととかは若い頃はどっちかというと金なんてっていうタイプのアーティストキッズというか、
スピーカー 2
行き当たりばっちりっていうのを自己紹介でよく使ってます。
スピーカー 3
なんか展開型の行き当たりばっちりのとはいえ、何でもいいわけじゃないじゃないですか、たぶん独単的に。
スピーカー 1
そうですね。
スピーカー 3
なんか軸はあるんですか、外せない軸みたいな。
スピーカー 1
外せない軸、自分がその行き先を決めるときにってことですか。
スピーカー 3
もしくは行ったときに面白がりつつも、なんかこれ違うなって思う。
全部って全部展開してるわけじゃない気がする。
スピーカー 1
はいはいはい。
えっと、ちょっときざな言葉で言うと、愛と感謝があるかどうかですね。
スピーカー 3
おー、きざ。
スピーカー 1
一応デザインでもっと愛と感謝をっていう言葉をミッションに掲げている会社でして、
愛と感謝が増える仕事だったら、利益がほぼゼロでもやるけど、
愛と感謝が減る仕事は利益が100でもやらないっていうのを一応ルールにはしている。
あとは結構人間つながりを大事にしている。
例えば学長が引き合わせてくれた人で会わない人いないです。
人を軸にしてるというか、この人が連れてきてくれたものはとりあえず見てみようって思う。
キーマンが僕の中で何年かいて、そこから広がったものは割と受け入れていくっていう感じはありますね。
スピーカー 3
学長はよく引き合わせるときは、何のセンサーでこの人会うなみたいなのあるんですか?
スピーカー 2
センサー?
スピーカー 3
吉祥寺同士だから、会うかみたいなことじゃなく、多分でも会わなそうな人なら会わせないでしょ。
スピーカー 2
あの吉祥寺どういう成り行きでしたっけ?
これは中西のところに。
スピーカー 1
中西さんがブックマンションオープンのためのクラウドファンディングをやっていて、
今みんな参加して工事、みんなでペンキ塗ってますよみたいなことやってるとき。
そこに顔出しに来たんじゃなかったですかね。
スピーカー 2
だったっけな。
それで宮本さんと徳さんに吉祥寺といえばって思って。
スピーカー 1
それでみんなでブックマンションの工事中のところに行って屋上で記念写真撮りました。
スピーカー 3
撮りましたね。
スピーカー 1
多分だから、中西さんのところに来て中西さんと僕らを会わせようと思ってくれたんじゃないですか。
スピーカー 3
なんかあれかもね。学長の周りにいる人がすでにもう会う人だから、会わせても会うんじゃないかっていう。
スピーカー 2
吉祥寺といえばっていう全ての知り合いに声をかけただけとも言える。
スピーカー 3
この人とこの人会うかな会わないかなとか。
スピーカー 2
そこまで個別化されてはいないかもしれない。
スピーカー 3
ただ学長の友達、みんな友達みたいなところな感じはある。
スピーカー 1
でもその中西さんと紹介してもらったことで、また中西さんが持ってくるものも僕の中では面白がりセンサーの範疇に、
ネズミコじゃないですけど、学長から繋がった中西さんから繋がったみたいな感じで広がったものもすごくいっぱいあって、
さっき話題にしていただいた吉祥寺カルタというやつを5年前に作ったんですけど、
カルタ作ったきっかけも実は結構中西さんなんですよね。
当時会社が吉祥寺に来て10年を超えたところだったんで、
デザイン会社って基本的には受け負い仕事なので、
誰かが表現したいと思ったものを代わりに表現するっていうことがメインのお仕事なんですけど、
ちょっとそろそろ自分たちで何か考えたものを作ろうよっつって、
吉祥寺10周年を超えたから吉祥寺関係で何かやりたいよねみたいなことを会社で話していたら、
中西さんが最近ご当地カルタって盛り上がってるの知ってます?みたいな。
それとはちょっと違う軸でそういう話をくれて、
やるやらない別にして一回カルタのイベントやろうかって言って、
ご当地カルタをめでる会っていうイベントを中西さんのブックマンションというお店で開催したんですよ。
いろんな埼玉のカルタとか沖縄のカルタとか買って遊んでたらめちゃくちゃ面白くて、
でも吉祥寺行ってまだ誰もカルタにしてないよねみたいな。
じゃあ吉祥寺カルタにするとしたらどんなのがあるだろうって言った話を始めたらもう話が止まらなくなるわけですよ。
次々やっぱり地元の人たちは思いついちゃって。
そしたらその中に中西さんが連れてきてくれた、
当時あった田園市の編集長をやってる女性がいて、
まだ正月号の特集が決まってないからもし11月までにそのカルタが完成するんだったらそこで紹介してあげるよって言われて、
言われたのも9月だったんですけど。
じゃあ間に合わせましょうって言って、
翌日からプロジェクトが走り始めてっていう形で。
で、そのプロセス2ヶ月で出来上がっていくプロセスとかそれを発売した後の地域の巻き込まれ具合が、
なんでこんなにどんどん広がっていくんだって思うぐらい面白い広がり方をしていったので、
これはもしかすると汎用性があるんじゃないかって思ってカルタプロデューサーと名乗り始めて、
いろんなところでカルタ作りをし始めるっていう、そんな流れでございましたね。