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2026-03-18 35:40

高本泰朗さんとザッソウ第3回|修行の話(#214)

ザッソウラジオは、ソニックガーデンの代表・倉貫義人と仲山考材の仲山進也(がくちょ)が、2人の友だちをゲストにお招きし、ゆるーくおしゃべりするポッドキャストです。

ザッソウとは「雑な相談」のこと。毎月、さまざまなゲストとザッソウしています。


ゲストは、株式会社リゲッタ 代表取締役 高本 泰朗さんです。今回は、高本さんの靴職人としての修業時代のお話を聞きました。

靴作りの専門学校を卒業したあと、お父さんのすすめで靴のデザイン会社で働くことになった高本さん。「見て、自分で作って、レビューを受ける」という日々を過ごします。

[今回のザッソウ]

師匠との時間/「次、いこか」/言語化しない型/育ちやすい環境/靴職人とプログラマ

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感想

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サマリー

今回のザッソウラジオは、株式会社リゲッタ代表取締役の高本泰朗さんをゲストに迎え、靴職人としての修行時代について深掘りしました。高本さんは靴の専門学校卒業後、父の勧めで靴のデザイン事務所で修行を積みました。そこでは、師匠の背中を見て学び、実践し、フィードバックを受けるという、言語化されない「型」を体得していくプロセスが語られました。 師匠からの指導は「見て、自分でやって、レビューを受ける」という形式で、直接的な指示や言語化された説明はほとんどありませんでした。例えば、同じパンプスの型紙を3ヶ月切り続けるといった反復練習を通して、技術だけでなく、なぜその作業をするのかという本質的な理解を深めていったのです。この「言語化しない型」を学ぶ方法は、プログラミングの世界における「身体性」や「感性」を磨くプロセスと共通する部分が多く、実践とフィードバックの重要性が強調されました。 また、教える側になった際に、知識が多すぎるとかえって教えられなくなるという現象や、身体的なスキルは言語化だけでは伝わりにくく、実際に手を動かす経験が不可欠であるという点が議論されました。ソフトウェア開発においても、単なるスキル習得ではなく、「遊ぶように働く」という文化や、ものづくり自体を喜びと感じることが、成長と幸福につながるという考え方が示されました。最終的に、高本さんの修行の話は、現代のプログラミング教育や働き方にも通じる示唆に富む内容となりました。

靴職人としての修行時代と教育観
スピーカー 1
倉抜きです。
スピーカー 3
中山です。
スピーカー 1
ザッソウラジオは、倉抜きと学長こと中山さんで、僕たちの知り合いをゲストにお呼びして、雑な相談も雑踏しながら、いるっぽうしゃべりしていくポッドキャストです。
2026年3月のゲストは、株式会社リゲッタ代表取締役高本泰朗さんです。最終回です。よろしくお願いします。
スピーカー 2
はい、よろしくお願いします。
スピーカー 1
はい、ということで第2回は教育について、学長の答えを教えない教え方の型の話を中心にお話をしてきましたが、
まあそもそも教えるってむずいねみたいな話とか、その外から引っ張ってきてもね、先生来てもただ学ぶだけだとどうなのか話がありましたが、
第1回で話聞きましたが、高本さんでも高校卒業してすぐ修行に入られたって、
その教育、そもそも教育を受けずに自ら靴のデザインできるようになったっていうことだと思うんですけど、なんかそれって結構何年前?30年ぐらい前?
スピーカー 2
30年前ですね。ほぼ高校卒業、最初は1年間東京の浅草に靴の専門学校あったんで、そこに行ったんですよ。
で、ただそこって僕、やっぱり学校なんてダメやったんですよ。
言うてるの情けないですけど、東京に大阪行かせてもらった時にちゃんと授業を受けてないという、どうも教えられるのが苦手というか。
スピーカー 1
もう座って聞いてるだけだと。
スピーカー 2
で、デッサンの時間とかだけやたら強いとか、自由政策なんてやたら強いんですけど、これをセオリーとかメソッド来た瞬間急に僕ダメになるんですよ。
本当に聞かれへんというか。
スピーカー 3
こうしろと言われた瞬間に。
スピーカー 2
やっぱおかしいんですよ。ほんまね、言ってんだったら受けなあかんのに。
でもなんかそれがあかんで、生徒さんからの評判はいいけど先生からの評判が悪いっていうタイプ。
高本くんの発想面白いんですって先生に生徒が言っても、あの子あかんみたいな聞こえるように言われるみたいな。
ちょうど僕が専門学校卒業したのが95年で阪神大震災が起きた年。
1月2ヶ月後に、ほぼ被災を受けてる新永田っていう駅のあるところに僕も修行に行くことになってて。
これはなんか父が、ここちょうど修行先あるからデザイン事務所行って、その型紙っていうのを学んできたらっていう感じで僕をそこに入れて。
わかりやすく言うと師匠は大体10時ぐらいに事務所に訪れる。5時になったら帰られる。
師匠が型紙とかいろんな靴の必要なパーツとかをデザインしてやってる作業を僕は後ろで手を組んで見る。
師匠が切り終わったらそれを自分の机に戻って同じようなことを実践するみたいな。
今度それを実践した後は革の裁断をして、それを薄く機械と薄くしてそれを2つに折っていくみたいな職人技術みたいなことをずっと鍛錬やっていくみたいなことをやり続けて。
師匠に見てもらったら手直し受けてやり直すみたいなことをずっと繰り返してたみたいな。
スピーカー 1
その見て、見た後自分の机で作業してやってみたのを見てもらってみたいな。
そういう見て覚えるとはいえ、見て覚えなさい、やってみなさい、できたものを見てあげるよっていうこと自体は、これは言ってもらえたんですか?
そういう教え方だよっていうことは前提があったわけなんですか?
スピーカー 2
基本的には師匠2人いてたんですよ、事務所には。40歳の師匠と60歳の師匠がいてたんですけど、基本的に聞かないと教えてくれない。
スピーカー 1
じゃあ、お願いしますって言っても、わかったって言われただけで、どうしたらいいんだろうみたいな、どっからスタート。
スピーカー 3
手直しのフィードバックをするときはどういう感じですか?
スピーカー 2
えっとね、例えば作るじゃないですか、靴を。行って私はね、線をシュッシュッシュッって書かれるんですよ、ダメなところ。で、ひゅって戻されるんですよ。
スピーカー 3
それだけ?非言語?
スピーカー 2
それだけ。
スピーカー 1
一応見てあふれるんですね。見てくださいって持ってったら、見てあふれるっていう。
スピーカー 2
一応師匠すいません、いいですかって。先生って呼ばないとダメなんですよ。池先生とか、なぜか先生って呼ばなあかん。
手直し、シュッシュッシュッって戻されて。最初の頃は基本その行動3ヶ月ぐらい永遠にやるみたいに。
なんか面白かったですね。一応ね、プレーンのパンプスって何もないパンプスがあるんですよ。切れない。
それを3ヶ月間、永遠に型紙を切らされるという。切らされるって表現になっちゃうんですけど。
で、3ヶ月間ずーっとやり続けてきて、3ヶ月あるときに一言だけポツッと、よし次行こうかみたいな。
スピーカー 1
次はローファーをやってみようかみたいな。ローファーを今度、ローファーを永遠に型紙切るみたいな。ずーっとやるみたいな。
スピーカー 2
ひたすらそんなのこう。気になったら師匠の後ろ立ってみて。たまにだんだん3ヶ月ぐらい経ったら、
それって今なんでそういう作業をしはったんですか?とか、なぜ今その道具の使い方されたんですか?とかポツッて言うてくれるみたいな。
まだ席に戻って実践するっていう感じをずっと繰り返す。
スピーカー 1
ずっとじゃあ、どっちかというと実践してる時間がほとんどで、それをうまくやるためにどうやってうまくやってんだろうって覗きに行って見てみたいな感じなんですね。
スピーカー 2
珍しいですね。背中で本番見てノート取ってとか。だからレクチャーとかは一切なかったしね。
見て覚える技術と非言語的なフィードバック
スピーカー 1
でも高本さんにはあったんですよね。
スピーカー 2
ある程度。ある程度言って本当にわからなくなって聞いたら、実はな、みたいなこういうことをしてたねみたいな。
だんだん関係性ができてって言ってくれるタイプの師匠だったなというふうに思います。
スピーカー 3
ちなみに次行こうかって言った時の自分の作ったものと、一番最初の頃に自分の作ったものを見比べると、自分で最初がダメだった理由わかんなっていう感じはあるんですか?
スピーカー 2
そっかくちょ思い出したそれ。僕30年前のこと。その時ね、高本くん今度は売るつもりで作りって最後に言われたんですよ。その3ヶ月の時に。
この次のプレインパンプスは製品として作ってみなさいって言われて。
で、ちょっとなって難易度上がるのと自分の背筋がピシッてなって。
でもうよし一番絵の作ったろって見て、聞いて最後師匠が見てもらったら、次行こうかって言ったのと、これをお父さんに見せてあげなさいって言われて。
一言だけポツッと。
だから多分綺麗なものができたって思ってくれはったんだなと今思ったら思い出す。
スピーカー 3
なるほど。なんか今の話を聞いて僕はまたお題設計アプローチの枠組みで聞いちゃうんですけど、そういう意味で言うと多分型を言語化はせずに、
これやってってお題を渡し、で出来上がってきた回答、型からはみ出てたところをシュッて書いて、でフィードバック返してっていう。
だから型を言語化せずしてマスターをするお題の出し方をしてるっぽいなって思ったんですよね。
なので型は言語化されて教わってないから、自分もその型はマスターした後も誰かに言語化して教えることはできないしにくいとか、そういうことが起こってるっぽい気がするなって。
スピーカー 2
確かに。
スピーカー 1
言語化しないじゃないですか、結果だけ見て、結果にフィードバックして返されて、またやってみて、やって返されてってなるので、
多分言語化されたら教科書みたいになってこうやって作るんだっていうのがあるかもしれないけど、
でも多分言語化されたらいつも僕らが言う、抜け落ちちゃうところ多分多分にあるんでしょうね。
チェックリストみたいになっちゃって、マニュアルとかチェックリストでもの作ろうとしても、この工程とこの工程の間でここを気をつけなきゃいけないみたいなこととか山ほどあるのが消えてしまうので、
多分言語化するって何でもそうなんですけど、簡単にするってことなんですよね。
でも簡単にするってことは難しいところがなくなっちゃうので、本当に難しいことを伝えるには言語化ではないはずなので、
言語化ではなくやってみたものを見て直していくっていうことがあったから伝わってるみたいなのはなんかありそうだなみたいな。
スピーカー 3
あとはもう一個言えるなと思うのは、型を言語化されてお題出されると、いわゆるMBA的にフレームワークで商品を企画しなさいって言われて、
全部マスを埋めましたって、じゃそれが売れるかって言ったら、ただ埋めただけでは売れるものなんかできるわけないみたいなことが起こりやすいから、ただの穴埋めみたいな感じで受け取られると、そういうことじゃなくてさ。
スピーカー 2
お前は確かにね、師匠に言われるときにノートにめちゃくちゃ作り方書いてたんですよ。まずここをこう何ミリつまむとかここを書いてするとか。
多分どっかでこれを言語化してアウトプットできたら方が僕は成長する、多分20歳ぐらいだと思ってたんですよね。多分20歳なんで。
で、1回ね、靴覚えたいっていう女の子が急に事務所を訪ねてきて、師匠2人は高本くんを教えてあげなさいって言ったことがあったんですよね。
で、僕ねノート開いて全力でね、教えたんですよ。
スピーカー 3
ここは何ミリつまむんだみたいな。
スピーカー 2
2日ぐらい来たら経費がなった。
どや顔で多分僕教えてたと思う。ノートミス。
スピーカー 1
たぶん下手でも靴作りをやった方が、もしかしたらその教わりに来た人は、どっちにしようやめたのかもしれないけど、続いたかもしれないですよね。
要は、靴作りが非常に身体的な能力だとしたら、僕らがやってるソフトウェア開発もそうなんですけど、僕らはそれをソフトウェア開発の身体的なものだと思ってるんですけど、身体的なものはチェックリストみたいなスキルでできたできないじゃないんですよね。
例えばピアノ弾くとか、サッカーするとか走るとかでも、できるできないじゃないですか。
めちゃくちゃすごいピアノの人に弾けますかっていうのと、ピアノ始めて1週間ぐらいの人とピアノ弾けますかって言ったら、弾けますとは言うけど、めちゃ弾けるノート、ちょっとしか弾けないノートっていうのが奥行きがすごくグラデーションがあるのが、これが身体的なものだなと思った時に、
靴作りも身体的なものだとしたら、靴作りできるようになってる、できてないっていうのは、ゼロイチではなくて、一回やってみてめちゃくちゃ下手でできてる状態から、ちょっとうまくできてるみたいなところがあって、みたいなのを何回もやっていくことで、それが上達していくってことなんだろうなみたいな。
で、した時に、多分、何ミリつまむんだとか、この時に民がこうするんだみたいなのは、やっていくうちに必要なノウハウとしてはあるけど、でも靴作りを何回もやらない限りは、それの言語化された一覧を覚えても、上達しないんじゃないっていう感じがしますよね。
スピーカー 2
でも本当そうだなって。靴の木型って形がむちゃくちゃ違うんですよ。つま先の形も分厚いか薄いかもあれば尖ってるか丸いかもあるし、ヒールの高さも違うから、そもそもマニュアルとか通用しないんですよね。その時の状況と使う素材とかで変えていかへんとあかん。
伸びる素材だったら短めにするとか、硬かったら足すとかをやれへんとあかんのに、何とか言語化しようと思ってる自分が今思うと、上手く乗ってないというか、揺らぎに乗れてない気がする感じが。
だから確かに教えてくださいとかしろころつけてって言われると、僕がすごい困った顔をしてる自分に思い出した、最近の。答えなんてないっていうのに対してどう説明したらいいんだろうみたいなとこを、相対的な表現ばっかりしてしまって、この子腹落ちしてないなって分かりながら、やれば分かるわとか余裕はある自分がいてるっていう。
やらないのは分からへんねんけどね、ほんとにね。
スピーカー 1
やってみようってことなんですけどね。
スピーカー 3
あと身体勢みたいなやつって、また肩の話で言うと、肩って一個だけ別にあるわけじゃなくて、無数の肩があったり、視点みたいなもの、この視点を必ず見ながらやるんだよみたいなやつとかも、今言ってた素材だったりとか厚みだったり幅とかだったりとか、
いろんな視点がすごい無数にあって、それを総合的にインプットして計算してアウトプットしたものが出来上がったものなわけで。
そこにね、それを見てフィードバックをするときに、ここまでは出来てるから、次もう一個上に行くためにはここだなみたいな、そういうフィードバックはできると思うんですけど、
なので何も向こうがアウトプットなしで教えてって言われたときに、何を教えていいか分からなくて困るっていうのは、多分そういうことなんだろうな、教えきれないっていう。
スピーカー 2
そうですね。起きそうなこと全部言うたら、結局やってみんな分からへんってなってますよね。
スピーカー 3
そうそうそうそう。それ全部書き出したら1万ページとかは超えちゃうしな、みたいな。
スピーカー 2
結局普通のことを書いてるみたいな。要は困ったときに現場現場で対応せよみたいな内容になってしまうっていう。
スピーカー 3
なので、教え込もうとする人、教え込みたい人って、中途半端な知識しかない状態のときって、自分が知ってること全部教えてあげたいみたいな風に、良かれと思ってなりやすいなと思ってて。
スピーカー 1
なりやすいね。
スピーカー 3
逆に、自分の中にもインプットが多すぎて、そんなのどうすればいいですかって言われても、3日あってもとりあえず全部教えきれる気がしないんだよなみたいなぐらい熟達すると何も教えなくなるっていうのはよくありますよね。
スピーカー 1
あるあるですね。
スピーカー 3
これやってみててまず言うしかない。
スピーカー 1
これですね。あるあるですね。
スピーカー 2
やってみて、分かったら教えてとか言うてもるときがあるな。
とりあえずやってもらわんと何か説明もしようもないから、そこで何か分からんことが分かったら教えてみたいな感じに。
スピーカー 3
だから聞いたら教えてくれるけど、聞かんと教えてもくれないっていうことになるっていう。
スピーカー 1
フィードバックしかできないんですよね。
それこそ教育みたいな話で、自分でやってみないと、やったことに対してフィードバックができるけど、やってないことにあれだこれだっていっぱい言ってもやれるようにならないっていうか。
スピーカー 3
引っかからないし。
スピーカー 1
いつもの自転車の話で、自転車の乗り方死ぬほど勉強を教わっても、自転車乗らないと乗れるようにならないしなみたいな話だし。
乗ってみてなんか倒れたら、いやちょっとそのハンドルの握り方良くなかったよとか、もうちょっとスピード出したら転ばなくなるよとかっていうのは、乗ってみた人に対してはアドバイスできるけど、やってみないとアドバイスはやっぱり難しいですよね。
でもやる前の人は、やるのが怖いから教えてくださいってやっぱり言っちゃうよね。
スピーカー 3
転んだら痛いからって。
一発でできるようになりたいって思いますよね。
スピーカー 2
思いますね。
出費の時はとりあえずお給料ももらえてないけど、守ってもらいながらやれてる気はした。失敗してもええなみたいな。
スピーカー 2
そういう要求を見守ってもらってる放置状態やったなみたいな。
だから失敗してもお給料もらってない分、安全に失敗できて。
で、師匠を見ても別に怒鳴り散らされることは今そういう気なくて。
で、そういう面ではバリバリチャレンジできたなって思うと。
良い師匠につけたなって今やった思いがいるのか。
そうか。
こうかんかな。だからだんだん自分がわかってきて、資座が少しでも上がってくると質問できる内容も変わってくるから。
たまにね、「お、そこ気づいたか?」とか言われるんですよ。
なんかそれが地味に嬉しかったりは。
それ以上のこと言われへんんですけどね。
スピーカー 3
そこわかるようになったかみたいな。
スピーカー 2
今考えたらめちゃくちゃしょうもない話でしたかもしれないけど、
わかるようになったなっていうのを一言返してくれるだけで、
気づけるようになったみたいなのがあったな。
育ちやすい環境と身体性
スピーカー 3
なので、育ちやすい環境を作るっていうのって、
誰かが何かをアウトプットしたときに、周りにいる人が、
そこわかるようになったんだっていうフィードバックを、
みんなが返せる状態になっているっていうのが育ちやすい環境だよなっていう。
スピーカー 2
別にそこわかるようになったのか、偉いぞとか言わへんですね。
スピーカー 3
偉いぞじゃない。
ただ、普通に事実をフィードバック返してくれる。
違ったときには違うっていうフィードバックが返ってくる。
スピーカー 2
気づいてないな、30年前にそういうことがあったの。
今日話しして思い出した。
スピーカー 3
面白いデッチの話。都定制度の。
スピーカー 2
そう、都定制度の。またくらぬきさんのとはまた違います?
スピーカー 1
僕らの場合は、さすがに現代なので、ちゃんとお給料払って、
お仕事の中でもそうだし、仕事以外でもそうですけど、
でも、やったことに対してフィードバックしていくっていうところが一緒ですね。
一個一個教えるというか、次にこれして、次にこれしてって、
やっぱり言うのは、さっきの話で全体像ができなくなっちゃうし、
状況が変わったら応用効かなくなるしっていうことを考えたら、
僕らの場合だとソフトウェア作るっていうことに対して、
こういう機能を作ろう、作ってみようみたいなお題があって、
それを自分でやってみて、僕らの会社ではそれをレビューって言うんですけど、
スピーカー 1
作ったものに対してレビューしていく。
レビューしていくと、まだこの作り方だと甘いとか、
こういう設計だと良くないねとか。
で、時には一緒に直して、師匠が直して、こういうふうに直すとかって言って、
いいお手本見せてみたいなことやって、みたいなことを、
でも延々とそれを繰り返してますね。
なので、研修では全然ないですね。
実地の中でやってみて、
僕らで言う良いコード、良いソースコードみたいなものになってるかどうかっていう、
神秘感みたいなものを磨くのには、
それこそやって、フィードバックもらって、
スピーカー 1
これは良いコードなんだ、これは良くない設計なんだとかっていうのを、
自分でやったやつに対して、良い悪いって言ってもらわないと、
判断つかないっていうか。
だから、何て言うんでしょうね、
一個一個出来ることを増やしていくみたいな、
ちょっと覚えて、新しいことを覚えて増やしていくみたいなことも、
もちろんスキルアップみたいなものであるんですけど、
でも良い設計かどうかは、
実質、感性みたいなものであるんだけど、
センスとか感性みたいなもんだけど、
でも生まれ持ったもんだけよりは、
フィードバックされることによって、
師匠と感性が揃ってくるので、
磨くことができるって感じがするんですよね。
センス磨くことができる。
なので、ついた師匠によっては、
神秘感ちょっとずれてる、多少ずれてる、
こっちの師匠はこういう、こっちの師匠はこういうってあるんだけど、
一旦師匠弟子になったら、
弟子はまず師匠の神秘感を身につけるっていうところをやる。
そのためには、自分で作ったやつずっとレビューされるみたいなのは、
それをね、1回では無理なんで、何回でもやるんですよね、やっぱりね。
っていうことをやってるので、
なんか実質そんなに変わってないっていうか。
スピーカー 3
同じ話してるなっていう気がした。
じゃあ次行こうかってなるわけですよね、できたら。
スピーカー 1
そうですね。できたら。
スピーカー 2
なるほどな。
なんかね、でも多分倉抜さんとこの世界も、
ある程度の両稽古、反復練習は絶対必要な。
今ちょっとその反復練習ってやりにくくなったりとかしてないですか?
時間とか働く時間とか含めて。
スピーカー 1
もちろんでも、働く時間の中でももちろんやるし、
でもあとはもう本人のやる気次第で、
別に自分の時間でプログラミングする子たちもいっぱいいるので、
それは仕事というよりは自主練みたいな。
自主練は強制はしないですけど、
全然自主練やる子たちはいっぱいいますね。
スピーカー 2
うまくなるからか。
スピーカー 3
倉抜さんのところの場合は、
プログラミングが遊びだと思っているっていう状態を作ることをまずやらないと、
業務外では仕事やらないみたいな、
プログラミングやらないみたいな考え方のOSになっちゃうから、
最初は遊ぶっていう。
スピーカー 1
そう。なので、今結構気を使ってるというか気をつけてるのは、
学生時代からプログラミングやってる子とかは、
ほっといても好きでやってる子たちが多いのでいいんですね。
でも急に仕事で就職して初めてプログラミングやりますみたいなケースになると、
遊ぶように働く文化と技芸
スピーカー 1
プログラミングが仕事として、
仕事なんですけどややこしいんですけど。
スピーカー 3
お金をもらう対価としてやる作業。
スピーカー 1
お金をもらうことの活動としてやってるってことになってしまって、
そうするとそれ以外の時間はやらなくなるし、
その対価としてもらえる分しかやらなくなっちゃうっていう風になっちゃうんで、
それだとやっぱりどうしても上達しきれないし、
仕事時間の中でやるとしても上達しきれないみたいなところがやっぱりあって、
作ること自体が面白い、作ること自体が喜びだっていう風に、
まずなってほしいなっていう風に思っているので、
なんか修行に入る前にまずは僕らで言うとプログラミングで遊ぶ状態。
サッカー選手になるにもサッカーのトレーニングする前に、
ボール蹴って面白かったから何回もやるみたいなことが、
僕らの場合はそれをものづくりが実質仕事にもなるし、
やってること自体も面白いっていうことだと思ってるので、
そういう取り組みをしていこうっていう風に、
それを会社の文化にしていきたいっていうのでやっているんですね。
それを僕らは遊ぶように働くって言ったり、
仕事というよりは仕事を技芸、技術芸術みたいなもんだという風に捉えるっていう風にすれば、
実は結構それ自体が自分の人生の喜びにもなるし、
結果喜びの活動をやった結果お給料もらえるっていう順番になれば、
幸せだよねっていう風な、
そういう考え方でやれたらいいんじゃないっていう感じでやってますね。
スピーカー 2
この、そこに入ったら成長できるの楽しいから止まれへんようになりますもんね。
俺もそれを感じる。
スピーカー 1
もっとやれるようになったら面白くなりますからね。
スピーカー 2
どんどん使える道具増えていく感じがして、
引き出し増えるというか、たまらんほど仕事が面白くなるときがやっぱり、
それで言うと僕も今もたまに時間を見つけて着方削ってるんですけどね、
成長してるって分かるときあるんですよ。
前できへんかったことできるようになったみたいなささやかな喜びであるんですけど、
もちろん横パッて見たら3Dプリンターですぐ何でも出せる時代になってるから、
そんな別にいらんのかもしらんなって思うんですけど、
俺はこれでええかな、着方削るのを強制する気は全くなくて、
みんなが3Dプリンターで物作りなんてそれでも構えへんかなって思ったりはするけど、
それでもええから楽しいって思ってくれたら、
ちょっとそれで言うと本当にお客さんからの喜びの声とか、
注文いっぱい入ってきてまたもっと新しいの作りたいみたいなところに
掘り込めるように次のステージ変えんとあかんなはすごい感じてます。
スピーカー 1
意外ととて制度、僕は他の業界のとて制度知らないですけど、
もともと宮大工の世界のとて制度をモチーフにして、
今ソフトウェアの流に合わせてやってみたっていうのはあったんですけど、
靴職人の世界もどうからず、近からずというかあれでしたね。
スピーカー 2
もうないかもしれないですけどね、これから僕らも。
でも確かにもう一回振り返ってもええかな。
もし会社に弟子いらっしゃる人が訪ねてきたときはちょっと面白いかも。
来たかってなるかも。知れへんなと。
同じような傾向があるっていうのが形は違いであって嬉しい。
スピーカー 1
最後職人の話になって僕は面白かった。
スピーカー 3
面白い。
スピーカー 2
会社でしたことないな、この話。
見せへんようにしてたかもしれない。
スピーカー 1
修行時代の話だね。
スピーカー 3
こういうテーマの話はだいたい技芸に至って。
技術と芸術、美意識みたいなところですよね。
修行時代の振り返りと学び
スピーカー 1
ということで、第3回までお話をしてきましたが、
今回ザスラジオに出ていただいての最後、感想などいただいて最後終わりたいなと思いますが、いかがでしょうか。
スピーカー 2
普通に楽しかったのと、学長に最初呼ばれたときに断ろうと思ったんですよ。
僕はまだ早いですって言って。
でも出たいという気持ちがあったんで。
学長に最初断ったけど、やっぱり出たいと言ってしまって出れてよかったなという記念になりました。
ありがとうございました。
スピーカー 1
ありがとうございました。
2026年3月のゲストは株式会社リケットの代表取締役高本康夫さんでした。
ありがとうございました。
スピーカー 2
ありがとうございました。
スピーカー 1
おつかれさまでした。
スピーカー 3
おつかれさまでした。
スピーカー 1
いやー、職人時代とか修行時代の話は面白かったですね。
スピーカー 3
うん、面白かった。
1話からずっと教育というか、教えるというか学ぶというか育つというか。
そのまま来たけど、今の第3話のやつがものすごい圧倒的リアリティがあるというか。
スピーカー 1
ルーツにたどり着いて。
スピーカー 3
あとこのアフタートーク収録前に収録切っておつかれさまでしたって高本ちゃんと喋ってた。
あの短い間でちょっと師匠から習ったことがだんだん思い返されてきて、
途中でちょっとほろっと仕掛けてたみたいなコメントありましたよね。
スピーカー 3
本当は褒めようとしてるのを抑えたりとかもしてたんかなみたいな。
教える側になってから分かる。
スピーカー 1
師匠ぐらいの年齢になり。
スピーカー 3
面白かったな。
スピーカー 1
あの修行、でもやっぱりなんだろうな。
さえ教えないもそうだし、お題。
でも結局お題があったってことじゃないですか。
物作りもパンプスを作ってみるのか、ローファー作ってみるのかみたいなお題があり、
でもそれうまくやれるまでずっとフィードバックされてやっていくみたいなことをやっていくっていうのをやるので、
それこそ最初にこれして次にこれしてとかって教わってるわけじゃないってことですよね。
スピーカー 3
あとなんか今ちょっとふと思ったんですけど、
なんかああいう物理のものがあるものって、
さっき倉瀬さんが身体性って言ってたけど、
物理的にアウトプットがあると身体性みたいなものは伝わりやすいというか、
表現しやすい部分があるじゃないですか。
ソフトウェア、コード書くみたいなのって、
物理じゃない分身体性なんだよとかって言ってもあんまりこう、
ちょっと変換を一回変換をしないと身体性ってどういうことってなるところあるよなって今思ったんですけどどう思いますか。
スピーカー 1
いや本当そうですね。
そこめちゃくちゃ伝わりにくいやつですね。
でも僕らはソフトウェア作るのも、
今AIが出てきて誰でも作れるみたいなことになってますけど、
でもいいソフトウェア作れるのとソフトウェア作れるのかみたいなのって全然違うんですよね。
そのいいの奥行きいっぱいあるってことは、
AIがあるからもうできるってことではない。
AIがあってもめちゃくちゃいいソフトウェア作るには、
修行というかプレーニングというか、
訓練というかが必要だなっていうのが僕らの感じてることなので、
そこがあるのが身体性なんだけど、
でもコンピューターの中だから身体ってなんだろうみたいなバーチャルだと思われちゃうので、
スピーカー 3
いやいやそんなんじゃないっしょみたいな、できるっしょみたいな風に思われがちなのはありますね。
ありますよね。
スピーカー 1
でもこれ多分なんだろうな、
途中出てきましたけど、マーケティングなのかブランディングなのか、
もしくは人事なのか、
経営も別の人がやってくれたらみたいな話もあるけど、経営をするとか、
っていうのも結局全部、
なんていうの、身体性のあるものだなって感じがするんですけどね。
マーケティングできますって言ってる人が、
全員同じ力量でマーケティングできるわけじゃないって気がするし、
経営もできますって言ってる人も、経営もできるできないが、
一段階しかないものではなくて、オンオフではなくて、
スピーカー 3
デジタルじゃなくてね。
スピーカー 1
そう、デジタルじゃなくて、めちゃくちゃすごい経営されるのか、
めちゃくちゃこだわった経営するのかとかって、
人によって全然違うから、
なんかオンオフじゃないんだよなみたいな。
で、オンオフじゃないもの全部身体性があるもんじゃないって感じがしてるので。
スピーカー 3
そうですね、逆に言うとっていうか、
身体性があるってことだよって思えるまでは、
まだまだまだだみたいなね。
スピーカー 1
そうですね、外から見たら分かんないものってたくさんありますよね。
差とか違いとか、なんか分かんないから、
外から見たら、できる人は全部できる、できない人は全部できない、
っていうことしか見えないみたいな、
解像度粗い状態っていう風になるかなって感じはしますね。
スピーカー 3
まあね、本当に突き詰めて、
ある程度の、あるラインを超えると、
スピーカー 3
もうなんか、言語では表現しきれなくなるみたいな感じが、
なんか身体性っていう感じもしますよね。
スピーカー 1
そうですね。
まあだからこそ、やってみてフィードバックもらうっていうのが大事になる。
はいはいはい。
スピーカー 1
いや、なんか僕も僕ですごい学びのある回でしたね。
もうもう、今日週末に収録してますけど、
毎週末に僕が仕事議論の本の原稿を書かなきゃいけなくて、
今日の話をそのままなんか書けるなと思って。
なるほど、なるほど。
いいネタもらったなと思いました。
スピーカー 3
一石二鳥。
一石二鳥でした。
スピーカー 1
はい。ということで、ザスラジオでは皆さんからのメッセージや相談、質問お待ちしております。
ご感想も当然お待ちしております。
お聞きのポッドキャストはザスラジオのプロフィール欄に掲載されているフォームからお気軽にお寄せください。
皆さんのお仕事も、実はこういう修行じゃないけど、
オンオフじゃないよみたいな話がぜひ聞けたら面白いかなと思っております。
ザスラジオは毎週水曜日に午前中に更新しております。
スポーツやアップルポッドキャストなどで聞くことができますので、
チャンネル登録していただけると嬉しいです。
ということで、また来週。
スピーカー 3
ありがとうございました。
ありがとうございました。
35:40

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