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雑食日和.
先生、さっきプログラムの話、自助グループの話も出てたと思うんだけど、病院と、病院以外でも、そういったプログラムって何かあるのかな?
そうだね。一応、両方存在して、入院中にやるプログラムだと、ARPって言って、
ARP?
アルコール依存症リハビリテーションプログラムっていうのがあって、施設によって期間は変わるけど、
例えば1ヶ月だとか2ヶ月とか、そういうまとまった期間、入院してプログラムをやっていくっていうのがあったり。
糖尿病とかでも教育プログラムがあったりって聞いたことがあるんだけど、似たような感じなの?
そうだね。ある意味、アルコール依存症というものについての理解を深めていくようなプログラムって感じだからね。
座学と実際の、もう少し踏み込んだ内容とかもある?
そうだね。プログラム自体はまちまちだったりするけど、まず最初にちょっと身体的なところとかの症状出てる人は、それを回復する期間があったりして、
それから座学のプログラム聞いたりとか、あとは自分たち患者さん同士でいろいろちょっと話したりとか、そういうプログラムもあったり。
患者さん同士もお互い話し合う?
そうだね。ちょうど本当この後話そうかと思ってた、入院外のプログラムとかにつながるところがあるんだけど、
自助グループっていうのがあったりして、それが2種類。男子会っていうものと、AA、アルコホリクス。
さっき言ったやつだね。
そうそうそう。あったりするんだけど、そういうところでも、日々の1日1日男子を継続していくために、当事者のみんなで話をお互いにし合って、っていうのが主なプログラムになるんだけど、
そういうのが入院外だとあるかな、1つ。
なるほどね。ちなみにさっき言ってくれた、入院外だとどういうプログラムというか。
そうだね。他の手段というか、ご家族ができるものとしては、クラフトっていうものがあって。
クラフト。
その技法だったりプログラムの名前を、頭文字を取ってっていう感じではあるんだけど。
C-R-A-F-T
あたり。
なるほど。
どんなプログラムなのか、ポイントとかあれば教えてもらえると。
そうだね。3つぐらいあるんだけど、1つはアイメッセージ、もう1つは暴力への対策、もう1つがイネーブリングっていうのをやめること。
なるほど。2個目は少し想像がつくけど、1個目と3個目があんまり想像つかないから教えてもらいたい。
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そうだよね。
順番に。
じゃあ1個目、アイメッセージっていうのは、この前のアイっていうのが英語の愛、私っていうので、相手を説得する、説得というか話をするときに主語を私に変えるっていうのが1つ伝え方としてあって。
やりがちなのが、相手のためをもちろん思ってのはわかるけれども、何でもあなたのために何々なのにとか、あなたは何とかだって言っちゃう。
確かに。
で、それを主語を私に変えるっていうのだけど、例えばそれで行くと、すごい飲んで帰りが遅くなってしまった日があるとして、そんなときに例えばこんなに遅くなるのに遅くなっちゃってとか、なんで電話の1本もよこさないのとか言いたくなる。
正論。
そうだよね。すごく気持ちはわかるんだけど。
で、それを伝えるときに、それを言い方を変えて伝えればいいんじゃないっていうのがあって。
なるほどね。
で、例えば何にも連絡がないから、私はすごく心配だったとか、だから今度からもし遅くなるときは必ず電話ちょうだいねとか。
確かに。他でも使えそうな、応用が効きそうな転換ではあるね、確かに。
そうだよね、確かに。
なるほどね。そういった具体の言葉の伝え方も学べるってことか。
そうだね。本当に具体的な、実践的なものが書いてあるから、本当にすごく役立つものかなって思う。
なるほどね。
それに2つ目の暴力への対応ってどんな具体的には?
そうだね、これも非常に大事なとこかなって思ってて。
飲酒と暴力の問題っていうのは結構実際に起こるもので。
なるほど。
例えば、本当にその暴力を震われるとか、そういう危機にあったら、緊急のことだったら、やっぱり家族であっても、警察呼んでしまっていいと思う。
そうなんだ。結構躊躇しがちだけど、そういうのも具体的に書いてあるのか。
そうだね、もうそういうのも。やっぱり自分の身体守るってすごく大事だから、やっぱり避けれないときはもう呼んじゃっていいと思うし。
それ以外にも、例えばそこに至るまでの暴力の危険な兆候があったら、こういうふうにちょっと距離を取るとか、そういうことが割と具体的に書いてあったりするかな。
なるほどね。3つ目の、イネーブリング、あまり聞き慣れない言葉なんで、これも教えてもらえると。
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イネーブリングってなかなか使わないよ、本当に。
自分は良かれと思ってやるのに、それが結果的に相手の問題を助長してしまうような、そういう行為をイネーブリングって。
なるほど。例えばどういうシーンでそれを使うといいのか。
いろいろお世話焼いちゃったりとかすることが、あの尻拭いというか。
例えば、酔っ払って帰ってきて、酔いつぶれて、家の中で寝ちゃってるとか。
あと、酔っ払って帰ってきて、そのまま翌日仕事を無断で休んじゃうとか。
そういう時に、ついつい酔って戻ってきて、月間で寝てたら、家の中に運び入れたりとか、着替えさせたり、させたくなっちゃったりとか。
あと会社だって、無断欠勤まずいからって言って、家族が代わりに、ちょっと今日体調悪くてって言って、電話しちゃうと思うんだけど、そういう行動をやめちゃうっていう。
やめるんだ。なるほどね。
それは、やめるとどういう効果がある?
そうだよね。確かに。これをやることによって、本人が飲酒の問題を少し自覚しにくくなるとか。
なるほどね。そういうことか。
あと、ご家族の方としても、やっぱりずっとそれやるって、もう疲弊しちゃう。そういうことになるから、それをやめるっていうのが一つなんだけど、
ただやめちゃうだけじゃなくて、別の手段を取るっていうのが一つ画期的というか。
そういうことね。なるほどね。
具体的なとこで言うと、たとえば酔いつぶれて帰ってきて、玄関で寝てるとかだったら、よっぽど寒いとか危ないとか、そういう危険な寒さとかじゃない限りは、そのままもう放置しとくとか。
あと、会社への電話とかも、もう家族がしないで本人にかけてもらうとか。
確かにな。
その時も、さっきのアイメッセージというか、伝え方に近いんだけど、たとえば、私はちょっとこれ以上、自分が代わりに電話するのつらいから。
なるほどね。
そうさ、今度からは自分でかけてちょうだいねとか。
そういうことか。じゃあ、上手くアイメッセージと組み合わせて使うと有効的。
そうだね。
最終的には、暴力的なものが発生した場合には、警察に連絡することも含めて対応していくっていう。
そうだね。
なるほどね。ちなみに、今前提として、パートナーがいる例が多いじゃない。
確かに。
一人の場合、大変じゃない、これ。多いと思うんだけどさ。
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確かに。もともとご家族いた方でも、一問題から離れて一人になったりとか。
確かに。
そういう方も、やっぱり現実にいらっしゃったりするんだけど、その状態になると、なかなか大変なところもあったりして。
かつては、そこつき体験といって。
そこつき体験。
本当にアルコールが問題で、いろんなもの、社会的なものとか、人間関係とか全部壊れちゃって、本当に一番そこまで沈むというか。
なるほど。
そうなってから、治療をっていうのが、ちょっと一昔は話あったんだけど。
今現在だと、そうなる前に、もっと早く手を打っていこうっていうのが主流な考え方ではあるんだけど。
なるほどね。
そこつきに近い感じになったと、ひとつそれが治療の契機になる方もいたりはするし。
確かにね。それがきっかけとなるケースもあるのか。
少し話それるんだけど、再発ってあらゆる病気あると思うけど、アルコール依存症の場合はどういうケースが多い?
そうだね。やっぱりアルコール依存症も、かなり正直なところ再発っていうのは多い病気だったりはするんだけども、最初の期間のうちの方が再発率高いって言われてて。
例えば、ただ逆に言えば、最初の苦しい期間を乗り切っていけば、だんだん再発、飲酒、脱落率ともいったりもするんだけれども。
脱落率。
飲酒継続をから見て、それが達成できてないっていう意味での脱落かな。
最初の3ヶ月よりも乗り切れば、次の3ヶ月で脱落する人はまた減ってる。
半年後よりも1年後の方が、そんなに脱落する人っていなくなってきて。
1年続けられたら、次の1年っていうのはまた行けたりとか。
だから、最初の脱落を防ぐことができれば、その後長期に男子を継続できてる方もいらっしゃるし。
家族、パートナーの支えと医療機関とか、事情グループの支えがあって、再発防止につなげることができるっていうことか。
そうだね。
使えるものは全部使っていくのが一番いいと思う。
なるほどね。
最後に家族、身近な人が、もしくは本人がアルコール依存症かなと、もしかしたらそうかもしれないと思ったときに、
医療機関としてはどういうところにかかればいいのか。
そうだね。
やっぱり、まず精神科とか、そういうのを標榜しているところ。
メンタルヘルス科とかでもいいんだけれども、そういうところに行ってもらうのがいいと思うし。
あとは、さらに言えばアルコール外来とか、そういうお酒に関することを詳しくやっているような医療機関っていうのもあるから、
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そういうところだとさらにより良いかなとは思うけどね。
なるほどね。少し話戻るんだけど、人類とアルコールの歴史、別でちょっと触れたいなと思ってて。
ちょうど酔っ払いが変えた世界史、アレクサンドロス大王からエリチンまでっていう本を見つけて、
タイトルでちょっと惹かれるところがあって、アルコール依存症の話もしつつ、こういった歴史の話も次回できればなと思っているので、
ちょっと先生と一緒に深掘りしていきたいと思います。
この雑食日和なんですが、実は今日のアルコール依存症が初収録でした。いかがでしたか?
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ご自身の健康については、かかりつけ医等にご相談ください。
雑食ビューリーでした。またね。