正しい財務、賢い税務。この番組では、中小企業専門の社外CFOである深澤健太が、ゼロから学ぶ会社のお金の話をテーマに、中小企業の社長さんのためになる財務、税務の話をお届けします。
今回はサポートMCのみどりーぬと一緒にお送りします。みどりーぬ、よろしくお願いします。
サポートMCを務めるフリーナレーターMCのみどりーぬこと江川みどりです。よろしくお願いします。
まずはじめにお知らせです。私が講師を務めさせていただく大田区商工会議所さん主催のオンラインセミナーの日程が、10月29日木曜日14時から16時に決まりました。
この番組とも重なるような中小企業、個人事業主向けの財務に関する話をしようと思っております。参加費は無料となっております。
概要欄にリンクを貼っていますので、興味のある方はぜひチェックしてください。
はい、皆さんぜひチェックのほどよろしくお願いします。そしてなんと今回はもう一つお知らせがあるんですよね。
はい、ありがとうございます。このボットキャスト初のゼミですね。深澤ゼミ、正しい財務、賢いゼミを開講することになりました。
番組内で話している中小企業の財務、ゼミについてより実践的に学べるゼミとなっています。
全4回のコースで第1期は9月から12月まで毎月開催します。第1回は9月19日土曜日に渋谷で開催します。
かつ第1回は初開催ということでモニター価格でご参加いただけます。
こちらも概要欄にリンクを貼っていますので、興味のある方はぜひチェックしてみてください。
全4回の参加もですね単発での参加もどちらでも大関係です。
はい、まさかのこのポッドキャスト初のゼミを開催するということでおめでとうございます。
ありがとうございます。
ありがとうございます。
これちょっとある意味リスナーさんのオフ会みたいになる可能性もあるっていう。
そうですね、そんな要素も側面も備えつつ皆さんに財務を学んでいただこうかなと思っています。
はい、ではこのゼミではどういったことを学べるんですか?
はい、深澤ゼミではですね財務、資金調達、そして税務、あと節税部分ですね。
あと事業計画っていう4つのテーマで全4回で学んでいただきます。
ただの座学だとつまらないので毎回自分で事例だったり会社の数字を使って実際に手を動かすワークもありますので
自分の会社が実際どうなんだっていう部分をその場で解決できるようなゼミとなっておりますので
最終的には銀行にも出せるような事業計画を自分で作れるようになることを目指していますのでぜひ参加してみてください。
これはちなみに定員とかあるんですか?
はい、定員はですね全8名の小人数でやろうと思っていまして
直接質問とかもしていただけるので気兼ねなく参加いただければなと思います。
はい、ちょうどいい人数ですし、一緒に参加した方との交流とかを通して
それこそ学び合いであったりとか、これから学んでいきたいという仲間作りにもなるかもしれないですよね。
ありがとうございます。すべて言いたいことを代弁していただきました。
そういうことじゃないです。私の素直な感想なんですけど。
ありがとうございます。
皆さんぜひこちらご興味を持ってくださった方は概要欄の方からチェックのほどよろしくお願いします。
よろしくお願いします。
では今回のポッドキャストの本題にそろそろ入っていきたいと思うんですが
今回取り扱うテーマは決算書です。
決算書はですね、どんな会社も毎年作成するものだと思うんですけれども
だからこそ見直せるポイントっていうのもあるかもしれません。
中小企業の社長さんが決算書とどう向き合えばいいのかについてお話を聞いていきたいと思います。
ではちょっとねまず前提の質問で恐縮なんですけれども
決算書ってそもそも何のために作るものなんでしょうか?
はい、ありがとうございます。
基本的に法人であれば決算書っていうのは作らなきゃいけないという義務があるんですけれども
なんでかっていうと税務署に確定申告をする際に
添付書類として決算書を作るってことがまず法律で義務づけられています。
その理由っていうのが実際に正しく納税されているかっていう
税金がちゃんと計算されているかっていうのを確認するために
税務署はこの決算書の作成を義務づけているんですけれども
まずこれが一つ目、税務署のために作るというのが
これは皆さんやっていかなきゃいけないっていう義務っていう面での
決算書を作る必要性なんですけれども
ただ多くの人がここだけを目的に決算書を作っているんですね。
ここだけを目的にしてダメなんですか?
そうなんです。実はですね、決算書を作る理由っていうのがさらにありまして
もう一つ目が銀行のためです。
銀行に融資を申し込む時っていうのは
必ず過去3期分の決算書の提出を求められているんですけれども
実はこれって税務署に提出するっていう目線だけで作られた決算書だと
なかなか融資っていうのはおりづらくて
銀行に対して提出する決算書っていう目線を持って作らないと
実は融資っていうのは受けづらいものになっているんですね。
ではその2つの目線を考えた決算書を作ることが重要ということですか?
はい、そうです。
そんな決算書なんですけれども
いわゆる強い決算書っていうのはどういう決算書になるんですか?
はい、ありがとうございます。
私も常々強い決算書に鍛えるっていうような言葉を言っているんですけれども
この強い決算書っていうのはどういうことかというと
一言で言えば先ほど言った銀行が貸せる会社に見える決算書っていうのを
私は今強い決算書というふうに言っているんですね。
もっと言うと銀行が言っている
よくこのポッドキャストでも話している格付けってあると思うんですけれども
この格付けでより上位に入る決算書のことを
強い決算書と私は言っています。
なるほど。まずはそこが強い決算書の定義と言いますか
中澤さんがポッドキャスト内でも話している
強い決算書を意味するものってことですよね。
はい。その強い決算書っていうのが
それが債務償還年数っていう指標です。
債務償還年数っていうのはどういう指標かというと
今銀行から借りている不債、有利子不債って言ったりするんですけれども
有利子不債から今会社が持っている現金を差し引いた金額を
自社が1年間で獲得したキャッシュフローの金額で割るんですね。
実際に今返さなきゃいけない借金を
今年稼いだキャッシュフローを何年間分で返済できるかっていう指標ですね。
うーん、なるほど。
これが10年以内じゃないと基本的に融資はおりません。
これもまた基準になる年数っていうのがあるんですね。
はい。10年以上になっちゃうと銀行は
ここ返済能力全然ないなっていうふうな評価をしてくるので
借りられなくなっちゃいます、お金を。
これ1年でもっていうところなんですか?
1年とか9年とかそのあたりも怪しいんですか?
怪しいです。
銀行の格付けっていうのは基本的に決算書を
データでポチッと押して結果を出力するんですけれども
10年以上になった瞬間にデータがダメだっていうふうに判断しちゃうので
もうきっかり10年以内かどうかっていう部分で判断されちゃいます。
そうなんですね。そこはもう結構厳格にもうダメってなっちゃうんですね。
かなり厳格です。
ありがとうございます。
このあたりが安全性であったりとか
返済能力っていうところでちょっと注意すべき
具体的なポイントだったと思うんですけど
いわゆるこういった部分は他にもたくさんあると思うんですけど
ここが30%以下であったりとか
10年っていう年数のところがちょっとできてないってなると
強くない決算書悪い決算書になっていっちゃうってことなんですか?
おっしゃる通りで
そもそも強い決算書と強くない決算書
弱い決算書の違いっていう部分をご説明しようと思うんですけれども
まず銀行って実は会社からもらった決算書をそのまま読まないんですよ実は
どういうことですか?
どういうことかというと銀行って実際ね
決算書を見て実態調整っていうものをするんですけれども
実態調整?
そうです。実態に実際はこういうものだよねっていう風に調整するんですけれども
例えばですけど会社から社長に貸し付けている貸付金のことを
貸付金って言ったりするんですけれども
銀行はこういったものを負債として見出すんですよ
本当は資産に乗ってるのに
この役員貸付金っていうものがあった瞬間に銀行は
あ、これ怪しいなっていう風に思います
何でか分かりますかこれ?
個人のお金なんじゃないかっていう疑いがあるから
そうです。結局は会社のお金を社長が勝手に使ってるんじゃないかという風に
実態に調整してそういう風に見出すわけなんですね
でもこれもう明らかにダメそうじゃないですか
私でも分かります。なんかダメそうな表記の仕方してるなって思うんですけど
何でこれを企業はやっちゃうんですか?
これはまさしく銀行がそういう風に見るって知らないからです
そこはもう知らないっていうだけでそうなっちゃうんですね
ただ会社から社長に貸してるから役員貸付金として乗っけてるんですけども
銀行がそういう風にそこを評価するなんて知らないので
多くの社長さんはこの科目を乗っけたままにしちゃうんですよ
えー知らないってだけで
そうです。まず私が真っ先に決算書を見に行くのは
この役員貸付金が乗っているかどうかというのは必ず見に行きます
そっかーそれ絶対知らなきゃいけないです
会社作った時に一緒に教えてほしいですね
手続きの欄に書いてほしいです
逆に言うと税理士さんでもこういった知識ない方って結構いらっしゃるので
銀行融資のことを知らない方もいらっしゃるので
税理士からそんなこと聞いたことないよっていう方も結構いらっしゃるので
要注意ですそこは
それは要注意ですね
やっぱ銀行目線っていうところがどうしても抜けがちだからこそ
そういうことが起きてしまうんですよね
はいおっしゃる通りです
あーなるほど
逆に言うと社長から会社に貸し付けているお金
会社からしたら借り入れ金じゃないですか借りてるから
これ役員借り入れ金って言うんですけれども
この役員借り入れ金は銀行は会社の資本として見出してくれます
なるほど
別に社長から会社に入れてるだけだから
実質的には資本金と同じだよねっていう風に見出してくれるので
はい
そこの役員借り入れ金に関しては全くノータッチというか
逆にプラスという風に捉えてくれます
なるほど1文字違うだけでこんなに評価が変わるという
全く違ってきます
はい
結論言うと強くない会社というのは
銀行が評価する軸だったり指標という部分を知らずに
そのままにしちゃっている
ただ税務署に提出するためだけに作られた決算書を
弱い決算書という風に私は言っています
なるほど
今までのお話からいわゆる強い決算書であったり
そうじゃないいわゆる弱い決算書という部分が
銀行目線というところが結構重要なんだなというのが
分かってきたんですけど
じゃあここから決算書を毎年作っている方も
これから作るよという方も
何か改善できるポイントというのはあるんでしょうか
まずですね真っ先にやらなきゃいけないことなんですけれども
多くの中小企業の決算書って
節税を多くされている社長が多いので
損失がかなり出ており
債務超過という状態になっていることが多いんですね
この債務超過って何かというと
資産より負債の方が多い状態のことを
債務超過って言うんですけれども
この債務超過になっている段階というのは
まず銀行はお金を貸してくれません
ですのでこの債務超過をまず直すということをですね
まず真っ先に行うのが一番改善策としてはいいのかなと思います
はい債務超過を直す
じゃあそのために何をすればいいかというと
まずは節税商品
例えば今多いのは生命保険もそうですし
あとは航空機リースとかという節税商品があるんですけれども
そういった節税商品で費用を出しすぎない
ちゃんと利益を積み立てていくということを
まずやるのが一番最優先かなと思います
節税よりも利益
はいおっしゃる通りです
あとはですね不良在庫だったり不良債券
不良在庫って要するに売れ残っている在庫ですね
はい
で不良債券というのはこれから入金がある債券なんですけれども
その債券のうちもう入金できないとか
その取引先が倒産してしまっているという会社の債券は
対策対象表示をなくすというのが一番やらなきゃいけないことだと思います
すみません猫が
思いました今
ここはカットされると思いますが
岡沢さんの前を猫が通過しております
かわいいね
猫も決算書について学びたいということでやってきました
でもう一つはですね皆さんこれやっていただきたいのは
有給資産って皆さん結構持っている方が多いんですよ
有給資産って要するに使っていない不動産とか
仙台から引き継いだ土地とか
こういったものは結局利益に直結しない資産だったりもするので
ただ持っているだけで対策対象表をかさばらしているだけなんで
売却すれば減預金になりますし
固定資産税とか無駄な税金とかもかからなくて済むので
もし有給資産があれば是非売って
それで不採を圧縮するということが一番大事かなという風に思います
今日のお話だけでもいくつかヒントがあったかなと思うんですけれど
実際におっしゃっていただいたこともですし
それ以外のことでも何か実際に改善された事例みたいなのってあったりするんですか?
はいこれつい最近実際に社長様のコンサルティングに入ったときに
やったことなんですけれども
その会社の決算書債務超過状態でして
どうにかしてこの債務超過の状態を抜け出さなきゃいけないという風に思っていたんですけれども
その会社から社長に払わなければいけない
建て替え金みたいな
社長が建て替えたもの見払い金として不採として載っていたんですけれども
社長にちょっとお願いしまして
会社からそれを払わなくていいようにする
それを債務免除って言うんですけれども
債務免除にすればその分が利益に法人として載ってくるので
債務免除をして一気にその分利益を出して債務超過をなくしたと
でその債務超過がなくなった資産超過って言うんですけれども
債務超過の逆のことを資産超過の状態にして金融機関様に融資の出資をしたら
無事融資が成立したというような事例がありました
これは経営者の方とお話しする中でなのか
それとも何かを見て深澤さんが発見したっていう感じなんですか
そうです過去3期分の決算書だと
あとはいろんな会計のデータを見させていただいて
その中でその道筋しかなかったっていうのが正しいんですけれども
私がそこを見つけてご提案させていただいたという感じです
そうなんですねそれじゃあ見つからなかったらじゃないですけど
そこがあるかないかの違いで本当に変わったってことですよね
その会社の進むべき道というか
おっしゃる通りです
逆にこの債務超過じゃ融資が受けられないってことを知らない税理士さんも結構いらっしゃるので
逆に私以外の財務に詳しくない方がご担当だったら
もしかしたら一生気づけないまま資金繰りがかなり厳しい状態が続いていたかもしれません
そうですよね
私はもちろん税理士さんじゃないので違うんですけど
見つけた時もやったーって怒られるかもしれないですけど
これだみたいな感じになりそうだなって思いました私だったら
私もなりましたこれならいけるっていう感じが
そこが私の役目でもありますしやりがいでもありますので
そのために一生懸命毎日頑張っております
なるほどそんな事例も教えていただいてありがとうございます