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しっかり練習してるのに成長に繋がっていない?
2026-10-01 10:11

しっかり練習してるのに成長に繋がっていない?

ピアノが弾けるお父さん、お母さんに向けて、お子様の練習で先回りしない大切さをお話しています。

印象に残っている2人の生徒さん
ここから弾こうに対応できない
だってママがこう言ったもん!
熱心なあまり実力以上に仕上げてしまう
自分でやるから楽しいが味わえる
生徒さんが辞めた理由
たくさん練習しているのに力にならない
子供の望みではなくお母さんの望みかも?
最終目標は自立
まとめ


#ピアノの先生
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サマリー

ピアノ講師歴30年のゆっぴが、ピアノを弾ける保護者に向けて、子どもの練習で先回りしすぎない大切さを話す。熱心な保護者が子どもの実力以上に曲を仕上げると、子どもは楽譜を自分で読めず、途中から弾くことや間違いを直すこともできなくなる。ある生徒は自力で読める楽譜を渡されたことに保護者が納得せず、教室を辞めた。家庭では不完全な状態でも本人が理解して練習することを重視し、最終的には先生から自立してピアノを楽しむ力を育てるべきだと語る。

熱心に練習しても自分で楽譜を読めない生徒
こんにちは、ピアノ講師歴30年のゆっぴです。 このチャンネルでは、ピアノの練習方法や練習に向かうためのアドバイス、
日頃のレッスンのお話や、音楽のある暮らしの楽しさ、 そして私、晩婚ピアノ講師の日常生活のお話なんかも織り混ぜながらお話をしています。
前回、お子様がピアノを始めるのに、お父さんやお母さんがピアノ経験がなくても、楽譜が読めなくても問題ないですよ、というお話をしました。
今日は、ピアノが弾けるお父さんお母さんに、私が気をつけてほしいなと思うことをお話しします。
今回お話しする点について、記憶に残っている生徒さんが2人います。 2人とも、まだ小学校に上がる前から1年生になる頃のお話です。
2人とも、とてもよく練習してくる生徒さんでした。
私が、今週は片手ずつで練習してきてね、とか、半分まででいいから両手まで頑張ってね、という宿題を出しても、必ず1曲全部弾けるように練習してある。
なんなら、宿題にしていない次の曲まで、しっかり練習してあるような生徒さんでした。
しっかり練習はしてあっても、やはり先生の私から見ると、改善点は見えます。
こうしたらもっといいな、ここはこういう風に弾いてほしいな、という部分をレッスンで指導します。
例えば、ここにはスラーがついてるから、もっとなめらかに弾きたいね。
保護者の先回りが成長を妨げる理由
じゃあ、ここから弾いてみようか、と楽譜の途中を指差して促すと、さっきまでスラスラ弾けていたのに、途中からだとその音が何の音かわからず弾けないんです。
そして生徒さんは、はじめから弾きたい、と言います。
いや、でも途中から弾くこともとても大事だから、ここから弾いてみよう、と促すけど、やっぱり音は読めないんです。
音符が読めないんですよね。
他にも指使いが間違っていたり、音が間違っていたりのミスがあっても、そこだけを正しく直す、というその対応する力がないんです。
なぜなら、自分で楽譜を読んでいないからです。
そして、その生徒さんたちはこう言うんです。
だってママがこうやって弾きなさいって言ったもん、って。
きっとね、お母さんは練習に付き合って熱心に教えてくださったと思うんです。
だけど、ちょっと先回りをして教えてしまうんだと思うんですよね。
生徒さん自身が時間をかけて読むことを待てずに、お母さんが教えてしまうんじゃないかと思うんです。
もちろんお母さんたちには、今は音符が読めていないので、自分で読める範囲で練習させてください、と伝えていました。
それでもね、やっぱり毎回本人の実力以上の仕上がりでレッスンに持ってくるんです。
でもね、これだと生徒さんにとっては、ピアノの練習はお父さんお母さんの言う通りに弾くことになってしまいます。
本来ピアノの練習って、はじめはなんだかわからなかった楽譜を自分で音を読んで、リズムを読んで、
自分で弾ける力を育てる家庭練習
だんだんどんな曲なのかが見えてきて、それを上手に弾けるようになりたいと何度も弾いて練習する。
そうやって上達する楽しさを感じられるものだと思うんです。
自分でやるからこそ、曲がだんだん見えてくるという楽しさが味わえるんですよね。
そしてそんな日々を重ねて成長に伴って、こう弾きたいという気持ちが自分から湧き出てくるように導くことがピアノの先生の仕事です。
先ほどのお話のうちの一人の生徒さんは、教本が一冊終わったので次の楽譜をお渡ししました。
音符が自分の力で読めていないので、同じシリーズの先に進むことは難しいと判断して、私はその生徒さんが自分で読めるようになるための楽譜を用意してお渡ししました。
すると翌週、お母さんからまたこんな簡単な楽譜なんですか?他の教室のお友達はもっと難しい本を弾いてますけど、って言われちゃったんですよね。
私は自分で読める力をつけるための楽譜です、という私の考えをお話ししましたが、結局そのお母さんにはご賛同していただけず、その生徒さんは教室を辞めました。
そしてお母さんが頑張ってしまうもう一人の生徒さんは、お引越しで教室を辞めることになりました。
どちらの生徒さんも本当によく練習はしてるんです。それはよく伝わってくるんですよね。きっと毎回弾けるようになるため、時間をかけて練習しているはずです。
だけどその練習がそのまま本人の力としてついているかというと、そうではなかったんですよね。
ちょっと厳しい言い方になりますけど、おそらくこういう場合って、生徒さん自身がしっかり弾ける状態でレッスンに行きたいのではなくて、お母さんの方が弾けない状態でお子さんをレッスンに行かせることを受け入れられないんだろうなと思います。
お母さん自身が優秀な方で、子どもも常に優秀であってほしいという気持ちがあるんじゃないかなと感じていました。
先生からの自立を最終目標にする
前回の放送でもお話ししましたが、お家でお父さんやお母さんがピアノの先生に代わって先生の役をする必要はないんです。
お父さんやお母さんが子どものピアノをしっかり仕上げて、それでレッスンで先生に丸をもらうのではなくて、
お家ではレッスンで言われたことを生徒さん自身が理解して気をつけて練習する。
その成果を先生に見せて、合格になったり合格にならなかったりという日々を重ねて成長していってほしいんです。
本人として頑張っているのであれば、不完全な状態でレッスンに来てもらっていいんです。
大切なのは、生徒さんが自分で弾ける力をつけることです。
ピアノの先生の仕事としても最終目標は、レッスンを卒業しても自分でピアノを楽しむ力をつけてもらうことであって、
最終目標は先生からの自立なんです。
家では全くアドバイスしないでというわけではもちろんありません。
気がついた点はアドバイスしていただいていいんですが、
先回りをして本人が理解できていない状態で本人の実力以上の仕上げを作り上げてしまうことは、
そのレッスンで丸をもらえて合格できたとしても、
それは本人の成長にはつながらない可能性が高いんだということを知ってもらいたいなと思います。
30年教えている中で、ここまで極端なお母さんはこの2人くらいの記憶なので、
ピアノを弾けるお父さんお母さんみんなに当てはまるお話ではないと思います。
でも、ちゃんと弾けるようにしてあげたいという気持ちから一生懸命になって先回りをしてしまうことって時々あると思います。
今回のお話がそんなお父さんお母さんにとって何かの参考になればいいなと思ってお話しました。
今日はお家での練習はお父さんお母さんが先回りをしないで生徒さん自身の力を伸ばしましょうというお話でした。
最後までお聞きいただきありがとうございました。
ゆっぴーでした。
それではまた。
おきげんよう。
10:11

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