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2023-03-22 1:16:36

YCAMぐるぐるラジオ 第8回

今回は「やまぐちアートコミュニケータープログラム2022:架空の学校『アルスコーレ』特集」。年間を通じて山口の街でさまざまな活動を行ってきたプログラムについて取り上げます。ゲストインタビューでは、山口大学で古代文明を教えながらアートコミュニケーターとしても活動した山本孟さんから、いろんな話をぐるぐる伺いました。


YCAMアートコミュニケータープログラムとは
YCAMぐるぐるラジオ第8回、2023年2月26日日曜日、山口情報技術センターYCAMからお届けしております。現場にいるのは、YCAM教育普及担当のコンノと、ハラです。よろしくお願いします。
このラジオ・ポッドキャストでは、YCAMがアーティスト・リサーチャー・山口の人たちと共に、メディア・テクノロジーのことだったり、アート作品のことだったり、暮らしのことについてなど、さまざまな問いを立てて、悩みを相談したり、頭をぐるぐる動かしたり、そんな様子をお届けしていきます。
引き続き、本名によってぐるぐるさせていただきます。
これは必ずしも、我々だけがぐるぐるしている様子をお届けする、みたいな言葉になっちゃってるんですけど、そんなこともなく、みんなと一緒に、みんなとぐるぐるしていきたいというところなので、ぜひよろしくお願いいたします。
で、今日2月26日、2月ももう終盤ということで。
ねー、あと2日で終わっちゃう。
うわーお。
早いって。この間紅白見たって。
いやー、でこれが多分ね、2022年度、いわゆるお仕事の年って、4月から3月までじゃないですか。
うんうん。
22年度としては最後かな?このラジオが。
かなー。
っていう感じなんですね。
はい。え、終わっちゃうの?
えっとね、一応、一応でもないな、ちゃんとだな、これ正式情報なんですけど、ぐるぐるラジオは2023年も続きます。
ちょっとどういう形態になるかっていうのがまだ最終的に確定してなくて、今のこれは最低限として、もう少しイベント的に公開収録を行ったりだとか、もうちょっと事前に情報が分かったりだとか、
なんかそのあたりとかをどんどんアップデートして整えていければいいなと思っておりますので、2023年度も引き続きよろしく。
2年生になるってことやね。
そうですね。
ぐるぐるラジオ2年生。
今年の22年がファーストイヤーズということで、2年生になります。
新級するってことね。
はい。新級させていただけることになりましたので、皆様そちらも引き続きよろしくお願いいたします。
春が来るってことで、2月そのなんか節目というかね、季節の変わり目でもあり年度の変わり目でもあるので、新生活とか新しい学校生活とか、入学とかね、いろんな季節バタバタみんなする時期かなと思ってます。
やっと受験が終わったと思ったのにね。
家探しとかさ、学校どんな感じなのかなってドキドキしたりとかね、忙しい時期だと思うんですけれども、
そして寒さもなんだかね、まだね、暖かいのか寒いのかっていう感じですけれども、皆様体を大事にこの変化の時期を乗り越えていければなと思います。
で、今まで行った第0回から第7回、だからこれね、今回第8回で0回が含まれているので9回?
ああそっか、全9回だったんだね。
全9回に2022年度はなりました。10回には届かず。
大丈夫です、今日2回分の暑さで喋ります。
2回分の濃度でね。
濃度で喋ります。
やっていきたいと思うんですけれども、その前の0回から7回の放送に関しましては、デジタル配信サービスSpotifyで、いつでも無料で聞いていただくことができます。
うん。
でね、原ちゃんのお母様とか。
そう、お母さん聞いてるー。やっほー。
ダイレクトメッセージ。
頑張ってるよー。
ね、すごい普段聞いてくださってるって話でね、すごい我々、え、お母さんが聞いてるの?って結構ドキドキしたんですけれども。
うちの母なんかはね、やっぱちょっとSpotifyみたいな。
最初はそうかもね。
なかなか遠隔に住んでることもあって、うまく伝えられずっていうところもあるんですが、
普段Spotifyを使っておられない方でも、なんだろう、いつもお使いのブラウザ、インターネットを見るようなアプリケーションとかGoogleとかね、
そこでこう、ワイカムグルグルラジオって検索してみていただけると、
特に会員登録とかなくても、Spotifyのページに飛んで聞いていただくことできるかなと思うので。
そうだね、変なダウンロードとかはしなくていいと思います。
なのでちょっとそうやって検索してみていただけると嬉しいです。
はい。
で、インフォメーションスペースのディスプレイのところにはQRコードもあるので、
そちら読み取っていただいても、そちらのページアクセスしていただくことができますので、
よろしくお願いします。
お願いします。
では、今日のお品書きいきたいと思います。
YCAMアートコミュニケータープログラム2022 架空の学校アルスコーレ特集とは
何かな?
今日のグルグルラジオは、
デデン!
山口アートコミュニケータープログラム2022 架空の学校あるスコール特集。
長い。
よく言えた。
早口言葉みたい。
これ多分特集、かつてね、いろいろやったけど、スペシャルとかさ、いっちゃ長い。
一番長いですね。
タイトルよく噛まなかったね。
えらいね。
ありがとうございます。
そんな噛みそうな、突然長い名前が出てきて、あるスコール?みたいな、
ちょっと動揺されてる方もいらっしゃるんじゃないかと思いますので、
こちらのプログラム、がっつり原ちゃんが関わって、関わってというかやっておりましたので、
ちょっと原ちゃんからどんなものなのかっていうのを教えていただきたいなと思います。
はい。多分長すぎて、最初何て言ってたか覚えてない方もいると思うんですが、
山口アートコミュニケータープログラムっていうのは、
2021年度からYCAMおよび山口市が取り組んでいるプログラムというか事業の名前なんです。
で、広く一般から募った市民の皆さんと共に、
彼らをアートコミュニケーターっていう風に募集して、
彼らと一緒に山口の街で一体どんなことができるだろう。
例えばそれは、山口の街もっとこうなったらいいなとか、
山口の街一人だったらできないけど、誰かとだったらこんなことしてみたいなとか、
そういう取り組みを一緒にしてくれる人と活動を長期的に、
複数年にわたってやっていこうみたいな、そういう活動のことなんです。
で、それが山口アートコミュニケータープログラムっていうやつで、
その後2022ってけいなちゃんが言ったんだけど、
毎年その年によってテーマというか、少しだけお題というかが違っていて、
今年2022年度は架空の学校アルスコーレっていう名前だったのよ。
で、アルスコーレってね、たぶん今ググったとしても出てこないと思います。
アルスコーレとは
それはなぜかっていうと造語だからなの。
で、アルスコーレはアルスっていう言葉とスコーレっていう言葉が組み合わさってるの。
で、アルスっていうのは、もしかしたら知ってる方もいるかもしれないんだけど、
芸術の語源になったアートのラテン語の言い方が元々アルスっていうことから来てる。
で、これは技術とか術とか、あるいは生きるための術とかね、
なんかそういうように広く使われてた言葉。
芸術と術。
そうそうそう。
芸術の術みたいなところから来てると考えてもいいかもね。
で、スコーレっていうのはスクールの語源。
ちょっとこれは似てる似てる。
学校の語源でもあるし、プラスヨカとか、
暇な時間とでも言うのかな、遊ぶ時間とかね。
レジャーとかってね。
横たわって物思いにふけれる時間とか、たぶんそういうイメージがスコーレ。
で、これを合体させてるんだよ、アルスコーレ。
すべとヨカみたいな。
すべとヨカ。
で、架空の学校ってついているので、
街自体をある意味学校のように見立てながら、
それのコミュニケーターが生徒、あるいはそこで何か教える先生のような役割とかも担えたら、
どんな学校になるかなとか、どんな街になるかなっていうことを考えながら、
一緒に作ることにチャレンジしてみようっていうようなプログラムがアルスコーレでございます。
なるほど。街を丸ごと学校にした上で、先生も生徒もみんなでやろう。
そうそうそう。
で、それは架空だから、ある意味バッチリとカリキュラムとか、
なんていうの、シロバスとかがあるわけでもなくて、一緒に1日ずつ作っていこう。
1日ずつ。
とかね、なんかそういうイメージでやってたなと思います。
この1年間通じてやってたなと思います。
ワイカムのお悩み相談
なるほど。そんなアルスコーレ。
ちょっとこれから略称としてアルスコーレと呼んでいきたいんですけど、
アルスコーレのメンバー、だからそのアートコミュニケーターですね、
として活躍してくれた方の1人である山口大学教育学部講師の山本はじめさんに、
今回お話をいろいろ伺ってきました。
インタビュー撮ってきたんだよね。
実際にうちらがマイクを担ぎ、山口大学の研究室に突入。
お話を聞いてもいいですか?みたいなことをしてたよね。
それだけ聞くとめちゃめちゃうちら野蛮な。
アポは撮った?
アポはちゃんと撮ってます。皆さんご安心ください。アポはちゃんと撮ってるんですけど、
うかがって、例えば山本さんの視点からアルスコーレ、
そこからさらに見えてくるワイカムっていうものがどういうふうに見えたのかとか、
アルスコーレで行った活動が山本さんの何を変えたのか、ちょっと大げさな話かもしれないけど、
何かを変えることができたのか、みたいなことについてがっつりお話を伺ってきました。
そのインタビューの様子を後ほどお届けしたいと思っております。
今回これだけじゃなくてインタビューは、
ワイカムぐるぐるラジオ、いつもお悩み相談って言って、
ラジオネーム誰々さん。
いろんなお悩みをいろんなゲストにバンバンぶつけてきたんですけれども、
後半は山本さんがぐるぐるラジオメンバーとか、
ぐるぐるラジオを聞いてくださっている皆さんとかにお悩み相談をしてくれました。
それは結構、レンジが広くて。
あんなことからこんなことまでね。
小さな学びの機械作りってどうしたら、みたいな、ちょっと真面目というか、
アルスコーレとかなり直接つながるような内容から、お酒って、みたいな。
ちょっとプライベートっぽい話があったね。
そういう、ちょっと広めの。
デカぐるぐるね。
お悩みを聞いてきたので、そこはみんなで聞きながら一緒にぐるぐるしていければなと思っております。
はじめちゃんの紹介
今日はそんな感じでやっていきます。
やっていきましょう。
これからゲストインタビューとして、インタビューを流していくんですけれども、
これら聞いていただく音源は全て2月15日に収録した音源になります。
先ほども移動してマイクで収録してっていうことだったんですけれども、
一部少しお聞き苦しいところとかがあるかなと思いますが、ご容赦いただければと思います。
あとあれだ、この現場にいなくて寂しいなって思った人もいるかもしれない、あの山岡さん。
大丈夫。
これからめっちゃ出てきます。
そうなんです。インタビュアーですね。
聞き手になってね。
山岡さんが聞いてきてくださっているので、そちらもみなさん聞いていただければなと思います。
ちょっとゲストインタビューのコーナーに、このままぬーっと入っていくんですけれども、
はじめちゃんって、
そうだね、確かに。
今はじめちゃんって言ったけど、
ごめんなさい、もう解禁しよう。
私たちは本人さんのことを親しみを込めて、はじめちゃんというふうに呼んでおります。
今回のゲストは、山口大学教育学部講師のはじめちゃんです。
はじめちゃんです。
はじめちゃんどんな人か、ちょっとインタビュー聞く前にも少し前事前情報と言いますか、
本当に雑っていうか軽いんですけど、
はじめちゃんはもともと大学でお仕事をしながら、このコミュニケーターに関わってくれたんだけど、
ただのメンバーとしての活動もそうだし、ある意味私と一緒にスタッフとしていろんな会議に一緒に出てくれたりとかもしていました。
大学の仕事がもちろんありますので、夕方以降とかに手伝ってもらってたとか、一緒に何かやってたっていう感じなんだけど、
これはね、後から分かったんですけど、私とはじめちゃんの家がめっちゃ近所だったっていうのと、
多分ね、大声出したら聞こえる距離、出したことないけどね。
幼馴染みたい。
で、あとこれは本当にこの後聞いたら分かりますが、はじめちゃんは関西弁で喋ってます。
はい。
これでいいかな。
ネタバレを控えるとね。
これぐらいにしかならない。
どうしてもこういうすごくざっくりした説明になるんですが、声から人となり掴んでいただけると思いますので、早速インタビューの音源聞いていただきたいと思います。
はじめちゃんの研究内容
これから聞いていただく事前収録された音源になりますので、音の乱れなど一部ありますがご容赦いただければと思います。
それではどうぞ。
山本はじめさんにお話を伺っていきたいと思います。
山口大学の教育学部の山本はじめと申します。
今日ははじめちゃんでお願いしたいと思いますが、山本と申します。よろしくお願いします。
お願いします。
早速聞いていきたいんですけど、はじめちゃんは普段、山口大学でいつもどんなことされているのかお聞きしてもいいですか。
はい。想像通り大学の先生をやっているという感じなんですけど、教育学部の社会科の教室に所属しているので、
社会の先生、歴史とか公民とか地理の先生を目指している学生さんに、僕はいわゆる世界史を授業で教えているということになります。
それ以外の時間はここで研究しているという感じ。
先生になる人たちの先生。大先生ですね。
先生の中の先生みたいな。
先生の中の先生。そんなはじめちゃん。
ちょっとハードルが上がりますけど。
考古学の研究とかっていうのはどういう内容なんですかね。
僕正確に言うと考古学ではなくて、歴史学とか文献学というふうに言ったほうが正しいですか。
歴史学、文献学。
考古学で歴史の遺跡を掘った時に出てきた文章を読んで、歴史とか当時生きてた人の暮らしとかを考えているという感じなんですね。
土の中から文章が出てくるみたいな感じなんですか。
そうです。ちょっとそこにも、裏になって見えないですけど、くさび型文字が。
聞いている皆さんに説明すると、今はじめちゃんの研究室にいるんですけど、研究室の中に棚があって、その棚のところに茶色の石?石?
粘土でできた板があって、そこに古代の文字でくさび型文字って言うんですけど。
聞いたことあります。
世界四大文明のメソポタニア文明で生まれたという、くさび型文字が刻まれた文章が掘ってたら、その遺跡から出てくるので、それを読んで当時の状況を考えるという感じ。
実際に掘ったりするっていうことはしないんですけど、普段は読んで歴史を研究するという、そんな作業をしています。
すごい素朴な疑問なんですけど、くさび型文字って読めるんですかね?どんな内容が書いてあるかというのが。
解読されて、かなり時間が経って、100年以上経っているので、結構文法もわかっていて、読むことができますし、いろんな文章が残っています。
本当に3000年くらいの間使われた文字なので、ありとあらゆるジャンルの文章が残っています。
僕が専門にしているのは、わりと政治的な国と国との間で結ばれた条約の文章、契約の文章を研究していたりとか、
最近は宗教文書を研究していて、どんな神様をどんな風に祀っていたかとか、
捧げ物をしていたとか、そういう祭儀文章、お祭りの文章を読んだりすることが最近は多いですね。
お祭りの時に神様に捧げるような文章。
神様に捧げる捧げ物をリストアップしたりとか、神様の前で歌う歌を記録していたりとか、
そんな文章がわりと多いので、そういうのを専門にしてやっています。
なるほど。確かに神様に捧げる時に、何て言ったらいいか分からなくなったりとか、
必要なものを忘れたりとかすると、確かに一大事ですよね。
一大事です。それで国の滅びが兼ねないみたいな。
大変な。
そんな感じなので、書いてあること的には。
なので、そういうのをちゃんと記録していたというのが分かっています。
ちなみにそういう、くさび型文字に書いてあることとか、
僕の研究しているのは、トルコにあった古代の王国なんですけど、
その辺りのYouTubeのチャンネルを僕はしていますので、
そちらを見ていただいたらと思います。
チャンネル名は?
チャンネル名はそのまんまで、はじめやまもとと、
ヒッタイトと検索してくれたら多分出てくると思うので。
ヒッタイトって検索するだけなんですか?
僕が研究している古代の王国がヒッタイトって言いますので、
それでぜひ検索していただいて、
見ていただいたら高評価とチャンネル登録をよろしくお願いします。
よろしくお願いします、みなさん。
Y館のサポートスタッフになるまで
はじめちゃんは、山口アートコミュニケータープログラム2022
架空の学校アルスコーレのメンバーとして活動されていたと思うんですけれども、
参加されたきっかけっていうのは何かあったんですか?
そうですね、どこから話せばいいかという感じがするんですけど。
長くなりそうだぞ。
僕もともと一昨年まで京都の大学に所属していて、
山口に一昨年来たんですけど、
1年経った頃の去年の3月に山口に関西から帰ってきた時に、
めちゃくちゃ寂しくて、
本当に知り合いが1年いたのに何も増えなかったなというのがあって、
人との繋がりを求めて様々なところをうろうろしていたんですね。
サポランテっていう商店街にあるボランティアの
市民活動の応援してくれるようなスペースですよね。
そこに行ったりとか、市民会館とか美術館も図書館も、
市民的な公共機関みたいなところを周りに回って、
ボランティアとかサークル活動とか募集してないかなっていうのを見て、
そこの人に聞いてはやってみたりしてたっていうのがあって、
その中でY館もすごく近所なので行ってみて、
映画館あるじゃないですか。
映画館の前のところにサポートスタッフっていう
募集っていうのが書いてあって、
Y館は市民ボランティアのみなさん、サポートスタッフっていう名前で、
近隣の方々にいろんな業務だったりとか、
展覧会のナビゲーターだったりとかっていうのをお手伝いお願いする生徒があるんですね。
あれってしかもボランティアってボランティア的に書いてないですか?
優勝ボランティアっていう。
優勝ボランティアとして書いてます。
書いてるので、これなんか面白そうってその時思って、
そこの映画館の前でチケットしてる、
もぎりね。
もぎりされてる人に、これやりたいんですけどって言ったら下に行ってくださいって言われて、
下の事務室のところに行って、
ボランティアしたいっていうのを言ったら、
その後、後日お話しさせていただく機会をいただいて、
この事情を話して寂しいから来ました。
寂しさと出会い
友達がいないので来たので、
本当に優勝って書いてるけど、お金はいらないので、
僕を使ってください。
すごい、千と千尋みたい。
椅子でも机でも並べるので、やらせてくださいと。
僕には時間がありますって。
すごい突っ込んできたわけですね。
それで優勝ボランティアというか、
その時にアウトコミュニケーターのプログラムのメンバーになったらどうかっていうふうにおっしゃっていただいたと思うんですね。
その数日後にまたYCAMの方からご連絡いただいて、
アウトコミュニケーターの原さんと金子さんが、
ちょっと面談させていただくということがあって、
その時に初めて具体的にどういうことをするのかというのを聞いて、
このアウトコミュニケーターのプログラムに参加させていただくという感じ。
それとこれが大切ですね。
その時にめちゃくちゃ友達欲しいっていうことも2人には言いましたし、
どれだけ寂しいかみたいな話めっちゃしたような気がするんですけど、
僕よく考えてみると、
当時友達が欲しいと言いながら、
たぶん飲み仲間が欲しかったっていうのが結構あって、
お酒好きなんですか?
お酒好きなんです。
そうなんですね。
普段は?
普段は家では飲まないんですけど、
人と飲みに行くっていうのが、
飲みに行ったりとかするが、
家飲みもそうですけど、好きで。
その面談していただいたその日のうちに、
その日の夜に一緒に飲みに行ってもらったっていう。
もうすごいですね。
それがめちゃくちゃ嬉しかったっていうのがありました。
聞いていただきました。
まずは、はじめちゃん、普段何してるの?
そうね。
っていうのと、アルスコーレに参加してくれたきっかけって何だった?
っていうところから伺っていきました。
まずね、くさび型文字を読める人って、
多くの人は出会ったことないと思うのよね。
みなさん知り合いにくさび型文字読める方いらっしゃいますかね?
ユーキャンとかにあんの?くさび型文字って。
通信講座使えるみたいな。
だから、
ワイガムもこれまでたくさん大学の講師というか、
大学で研究をされている方ともたくさん関わりがあったけど、
多くは地域プロジェクトを研究されてたり、
実践されてる先生方とか、
教育学部の先生方、教育学とかね、
は関わりがあったなぁと。
あとは技術系というか、あったけど、
くさび型文字とか古代文明って初めてかもって思ったんですよ。
ワイガムとこういう風に関わったのって。
大学のザ研究をされてる方みたいなね。
研究者って感じだったよね。
プラスYouTuber。
YouTuber。
私たちも実ははじめちゃんの研究室にお邪魔したじゃないですか。
その時にYouTuberが撮るカメラの機材があって、
ホワイトボードがあってね。
ここでやってんだって話をしてたよね。
ワイガムとしても、
まだ今まであんまり一緒に何かしたことがないタイプのレアなんで。
そうだね。
かつそのレアリティはもう一個、
とっても寂しいかった人。
これはフフフって言ってしまったけど、
笑い事でもなくて。
あとね、コロナ禍だったっていうのがあったんだよね。
本当にね。
なんか途中、お友達っていうよりは、
まず一緒に飲んだり、話したりできる人が欲しいって。
コミュニケーションがしたかったみたいな感じがしたよね。
でもそれがある種一番、
もともと山口に住んでてもさ、
面談から友達へ
ちょっとこう、山口に限らず、
もともと住んでいた場所でもコミュニケーションが取りづらくなった時期だったじゃないですか。
だから言わんやん。
その山口に住んできた人をやって話した。
ねえ、寄り添う。
で、はじめちゃんがね、実際にここに来て、
お話にも出てた金子美和さんと、
私とはじめちゃんの三人で、
ちょうどほんとに今けいなちゃんが、
と私がいるこの部屋で、
最初の面談をしたの。
思い出してたんだけど、やっぱ勢いがすごくて、
寂しい。
寂しくてしょうがないんですって、
初対面で言ってるってことは本当に寂しい、切実なんだってまずは思ったんです。
で、後からのちのちに、
あの時改めてどんな気持ちだったんって、
それこそ飲んでる時に聞いた時は、
寂しすぎてバグってるみたいな状態になっちゃって、
俺の相手をしてみろや、みたいな感じの、
少し怒りつとか、
行き通りに近い気持ちだったって言ってたの。
さっきの僕は何でも運びます。
時間ならあります。
千と千尋みたいな。
ここで働かせてください。
勢いあるじゃない。
それに近い何かを感じてて、
そういう、俺の相手してみろや、みたいな、
してみろやとは言ってないけども、
そういう気持ちで、
売られた喧嘩は買うしかないとのことで、
じゃあ友達になろうや、みたいな感じになって、
その日のうちに、今これ台本に、
ちょっとだけふざけた感じで、
皆さん、アメリカ宇宙人FBIとか行って調べると、
両脇からFBIに抱えられた、
宇宙人の有名な写真が出てくるんですけど、
まるでそのような感じで、
両脇に私とミワちゃん、金子ミワさんで固められた、
はじめちゃんが湯沢温泉のね、
じゃあ飲みに行くぞ、みたいな感じで行ったのを思い出しました。
たぶん皆さん一度はインターネット上で見たことあるかもそうだと思うんですけど、
だからこの両手をスーツの男に掴まれた、
この宇宙人みたいなはじめちゃん。
友達になるぞって言って、
行った初めての出会いだったかなっていうのを思い出しました。
これに最後のインタビューの言葉を思い出すと、
これに感動してるっていうことですよね。
そういうことだったよね。
やっと飲みに行ける。
やっと誰かが話を聞いてくれるというか。
大学なんて、もちろん学生とのコミュニケーションや、
アルスコーレでの活動
先生同士の絡みもあるのかなって思いがちだったし、
なかなかそこまで私たちは思い及ばなかったじゃない。
でもさっきけいなちゃんも言ってくれたように、
初めて関西から来て暮らしてて、
右も左も分からないみたいな人にとっては、
本当に重要な、それこそ生活も心の在り方も変わるぐらいの、
大きな苦しみというか、抱えてたものだったんだなと。
学生さんで新しいところで大学に来たとか、
他の就職とかでも近いと思うんだけど、
その中ではじめちゃんは、いろんなボランティアのところにアタックして、
たくさん行ったんだなと思いながら。
ついに何か、雪解けの気配みたいなことをアルスコーレで感じてくれた。
そうだね。
じゃあ実際に雪解けは起きたのか。
はじめちゃんがアルスコーレと、具体的にどんなことをしたとか、
そこからどんなことを思ったかというところをまた聞いていきたいと思います。
雪解けますように。
それではどうぞ。
はじめちゃんはアルスコーレで具体的にどんな活動を行ったっていうのを教えてもらってもいいですか?
はい。具体的な活動はですね、
実はそこまでプログラム始まってから積極的に関われたっていうわけではなかったように思うんですが、
スタッフのようなメンバーみたいな、
メンバー寄りのスタッフと言っていいのか、スタッフ寄りのメンバーと言っていいのか分からないんですが、
スタッフとプログラムのメンバーの中間にいてるなっていう感じ。
スタッフみたいに扱ってもらえながら、実質やってることはメンバーと同じようなことっていうようには思うんですけど。
メンバーが全体で何人くらいいたのかな?
70人くらいいた。
70人のメンバーとYCAMとかコミュニケーターのスタッフの間でどんなことをしてたかもうちょっと教えてもらっていいですか?
特にミルメイクっていう対話型鑑賞のプログラムに参加させていただいてた状態で、
このグルグルラジオのパーソナリティの原さんが代表されているプログラムに参加させていただいてたっていう感じです。
対話型鑑賞っていうのがどういうものなのかとか、
実際に鑑賞してみたっていうのを参加させてもらってたっていうのが一番普段の活動だったかなと思います。
くさび型文字の普及活動
それからスタッフのゼミとして、先ほどお話したくさび型文字を実際に粘土に彫ってみようっていう体験。
これちょっとアートと関係あるのかちょっとわかんないですけど、そういうこともさせてもらったりとか、
1月の22日にオープンスコーレっていう商店街を中心にアルスコーレの活動を市民の皆さんに、
1年間こんなことをしたよっていうのをするそういうイベントを開いて、
同じようにくさび型文字を街に行く人に初めてのことをやってみようっていうので体験してもらったりとか、
あるいはその日は運善日っていうので陶芸家の松井和夫先生が来られてたので、
それの縁の司会進行っていうか、その場合にタイムキーパーとかチャチャ入れるみたいな感じだけだったんですけど、
っていうのを最後はしたんですが、基本的には対話型鑑賞のことを勉強させてもらったっていう感じですね。
タイム型鑑賞は作品をもとに参加者の人たち同士が話して鑑賞を深めていくっていうものなんですけども、
はじめちゃんがやっている、さっきくさび型文字を粘土に掘るっていう活動はアートじゃないかもしれないって言ってたけど、
マイカムって情報芸術センターでメディアっていうのが入っていて、
めちゃくちゃその昔からある文字とかって本当に古来からある他の人に情報をどう伝えるかっていうメディアテクノロジーだと思うんですよね。
そういう意味ではすごくマイカムの活動とも共鳴するところがあったりしたのかなっていうのを今聞いてて思ってます。
そうですね。メディアという意味ではもう世界最高のメディアっていう感じですね。
ちなみに粘土に掘るやつとかどうでした?反応は。
割と良かったように思いますね。
どういう人が参加するんですか?
オープンスコールの時は本当に街行く人っていう感じでした。大学生もいれば、主婦層の方もおられれば。
どんな人がくさび型文字粘土で掘ってたんだろうってちょっと気になって。
本当に当たったような人がいて、かなりたくさんの人にやっていただいたので、山口市内のくさび型文字の識字率が爆上がりしたと思います。
すごい。そんなエリア他にあるからないと思う。
日本人どこにもないと思う。
僕が山口に来た証拠としてしっかりと識字率を上げられたかなと思いますね。
メディアっていう意味ではくさび型文字っていうのはそうだと思いますし、やっぱり対話型鑑賞をさせてもらっていて、
対話型鑑賞でやることは割と美術作品をみんなで見て、それをどう感じるかっていうのは根拠を持って説明するっていう作業に僕は思ってるんですけど。
どうからそう思いますかとかね。一回確認しながら鑑賞を進めていくんですよね。
なんでそう思いますかっていうか、こういう風な理由があるからこういう風に思ったっていう、それをじっくりと作品と向かい合って話していくみたいな作業が
自分の授業の中でもとか、あるいは自分の研究成果を発信するときにすごく使えるんじゃないかなって思って、それがすごく勉強になったなと思っています。
文章を読んでそれをどういう風に感じたか、なんでそういう風に感じたかっていうのを話し合いながら解釈を整えていくっていうのが歴史学の研究の仕方でもあると思いますので、
その意味ではすごくやり方って似てるような気がしましたし、授業の中でもこんな資料があるとか、
くさび型文字を実際に見てもらったりとか、くさび型文字が書いてあるこの岩のレリーフとかを見てもらって、それをどんな風に感じるかっていうのを、
レリーフって何ですか?
レリーフ、当時の、僕3500年ぐらい前のことを研究しているんですけど、そのぐらい前の人たちが作ったこの人の姿を書いて、横に文字を書いたりとかするレリーフってトルコの各地に残っているんです。
そういうのを研究しているっていうのもあって、半分文書で半分アートみたいなものが結構あるので、
それを使って学生たちに感想を述べてもらうっていうか、簡単に言うと、それをみんなでできたら面白いだろうなって思って、
対話型鑑賞と教育プログラム
それは対話型感想に関わらせていただいたことによって思ったことですし、今後やっていきたいなと思っていることでもあります。
面白いですね。
昔書かれていることをただ知るだけじゃなくて、今見ている僕たちがどう解釈するかによって、ちょっと生き返るみたいな感じがあるんですかね。
今生きている人がどういうふうに思うかっていうのが歴史を解釈する上でも大切なことだと思いますので、
本当に対話って大切だなと思って、研究する上でも。
大学のお仕事の中でも活かせる部分がすごくあったって感じなんですね。
友達が欲しいって言ってましたけど、この対話型感想をさせてもらった時に、自分の思いが聞いてもらうっていうのがすごく癒しであって、
どこからそう思ったのとか、感傷している最中にも確認していくし、それを普段のコミュニケーションの中でもそういうのがあったんですかね。
そうですね。逆に言うと、普段のコミュニケーションで僕がいかにそういうことをしてなかったっていうことでもあると思うんですけど、
してなかったし、されてなかった。
されてなかったっていうのもあると思うんですけど、思ったって言った時に、えーって言われたらそれで終わるじゃないですか。
でも、それじゃなくて、なんでそう思ったのって聞いてもらうと、なんかそれは作品は通してるけれども、自分に興味を持ってもらってる、
自分という内面に興味を持ってもらってるような気持ちになって、ちょっとほっこりする、アットホームな気持ちになりますし、
逆にそれを他の人もやっていて、他の人がなんでそういうふうに思ったのかっていうのもいっぱい考えながら、
こう、対話っていうのを進んでいくように思うので、なんかそういう、こう、なんていうか、リラックスできる。
なんか山口にいて、すごくこう、ひとりぼっちな気持ちがしてたけど、その、そういうふうに話ができていくと、
ちょっとこう、なんか寂しさみたいなのが和らぐみたいな気持ちになって、だからその対話会社のゼミなんかにこう参加させてもらうと、
あの、ホッとする。なんかホッとするって言うとなんか違うかもしれない。
なんか、回復場所みたいな感じ。
ちょっとなんか回復、そうですね、回復、元気出る、なんかうまく言えないですけど、でもなんかまた参加したいなって思えるのがあって、
なんかそういう場を僕も提供できるようになれたらいいなっていうのが思ってたんです。
すごいですね。なんかその、始める前は本当に友達が欲しくてとか、寂しいっていうところから、なんかそういうふうに変わっていった。
そうですね。なんか前向きにこの経験を仕事だけじゃなくて、自分のプライベートでもなんか活かしたいなっていうか、そんな気持ちになれたのはあります。
はい、聞いていただきました。はじめちゃんとアルスコーレということで。
氷溶けてるやん。めちゃめちゃ溶けてましたね。溶けまくりだった。
ちょっと自分で言うのもあれですけどね。
いやいやいや。
で、多分インタビューの中でいくつかそのアルスコーレにまつわる初めて聞く言葉みたいな、なんか用語とかイベント名が出てきたかな。
そうだね。対話型鑑賞はそれこそね、過去に何回かこのラジオでもご説明させていただいたんだけど、例えばミルメイクとか。
ミルメイクっていうのは、これ全部ひらがなで書かれてたもので、私がアルスコーレの中で一番メインで取り組んでいた、なんていうのかなあれ、クラスって言ったらいいのかな。
部活?
部活とか架空のゼミみたいな感じなのかなっていうのがありました。
ミルメイクもそれも増語なんですけど、見る、何かを見るのね。見るとメイクは作るのメイクで、ミルメイクっていう名前だったんだけど、架空の学校アルスコーレっていうタイトルなので、アート作品を作る学校ってたくさんあるじゃないですか。
美術大学もとい、美術系の高校もありますよね。ただ、アートを見るっていう学校がそもそもないなっていうふうに思ったの。
アートを鑑賞することを勉強する機会。
専門的にとか深く学ぼうとか考えるみたいな学校はないなっていうことを思ったので、学校ではなかったけど架空のクラスとしてミルをかなり深めたらどうなるかっていうのをやってた。
で、はじめちゃんには私がそれをやってたっていうのもあったので、ぜひこれに携わってほしいですっていうふうにやって、メインでこれをやってもらってたんですね。一緒に。
で、それの合間の中でも、例えばオープンスコーレって言葉も出てきたんだけど、それはある意味架空の学校のオープンキャンパスみたいなお祭りが一日。
こんな学校だよーみたいな。
そうそう、こんなことしてたよーとか、こんな人たちがいるよーみたいなのを紹介するお祭りの中で、実際に商店街の中に屋台を出して、初めてのことをやる屋台みたいなのがいきなり出てきて、物を売るとかじゃないのよ。
で、その中で例えばまだ一回もやったことないことをやってみようっていうので、はじめちゃんがそこに立って、くさび型文字掘りませんか?みたいなのを商店街を行き来する人にめちゃくちゃ声をかけて、いろんな人に掘ってもらった。
メンバーに向けて、さっき70人いるって話をしてたんだけど、70名のメンバーの人たちの中でも、くさび型文字を掘ってみようっていう教室をしてくれたりしたの。過去一番来たんじゃないかな、人がっていうぐらい、すごいにぎわってたのよね。びっくりした。
本人もいろんな方にやっていただいてて、これで色字列に寄与するんじゃないかみたいな。
爆上がりって言ってたよね。
で、その後もみんなから好評で、これ粘土版じゃなくてクッキーで作ったらいいと思いますとか、アドバイスされてて面白かったのね。
すごいよね、自分がまだあんまり読めない文字が書いてあるくさびを食べるってことだよね。
リラックスとかアットホームな感じとか、何かを聞いてもらえるみたいなことも言ってたんだけど、もともと対話型鑑賞って作品をまさに深く見るためのプログラムとか取り組みなんだけど、でも同時に教育プログラムとか相手を理解するコミュニケーションが同時に発生するプログラムだから、教育学部の先生であったっていうのももちろん理由にあるんだけど、
それよりもひとりぼっちのはじめちゃんにまずはコミュニケーションの楽しさとかを知ってもらえたらいいなって思ってたっていう背景があったから、氷溶けてよかったってまずは思ったし、もう少し話してもいい?
食べられる文字とクッキー
大丈夫だよ。
それこそはじめちゃんと飲んでた時に、家近いから歩いて帰ってて、僕は初めて誰かにこんなに話を聞いてもらったんですって。聞いてもらうとか、訪ねてもらえるっていうのが初めてでしたって言ってて、それまでは僕は会議とかでも全く喋らないのが普通なんですって。
僕の声とかを聞いても意味がないって思ってたから、なるべく喋らないようにしてたっていうのがあって、私の見るメイクのゼミの中のひとつに、見るに果てはあるのかっていうゼミをしたことがあって、見ることに終わりは来るのかっていうので、ひとつのアート作品を4時間見るっていうゼミをしたんですよ、耐久型の。
終わったと思ったらやめるっていうのをやったんだけど、終わらなくて、結局4時間半くらい見てたんだけど、はじめちゃんはそれにずっといたんですよ。でも後から聞いたら、めちゃくちゃ研究が忙しくて、とんでもない時期だったんだけど、行ってみたらものすごく楽しかったって言ってくれて、僕をあんなに喋らすなんて大したもんですよみたいなことを言われたの。すごく嬉しかったの、私もね、そう言ってもらえて。
なんだろうね、なんかその、たくさんいると思うのよ、会議とかで、何か自分が発話したとて何も変わらないとか、
こんなこと言っていいのかなとかね。
いろんな意味で感じてないとかっていう。
でも、っていう風に言っていたはじめちゃんが、インタビューの最後で、そういう話を聞いてもらえるみたいな、そのやりとりに、すごくあったかいじゃなくて、なんだろうって、何か言葉をあてようと、しかも悩みながらあてようとしてくれていたりだとか、
あとそういう場を自分も持ちたい、水も作って開きたいっていうのは、雪どけどころの話ではなく。
温泉。なんかめっちゃ嬉しいな、改めてこれ聞いててね、すごく嬉しかった。
なんかやっぱこれを踏まえて、はじめちゃんだけじゃなくて、それこそ70名たくさん関わって一緒に走ってきたメンバーたち、アートコミュニケーターたちのことも振り返りながら聞いてみると、
街が変わるってなんだろうっていうことをやっぱ思ったりするんです。
アルスコーレでずっと考えてて、それこそジャズだったりとかさ、どうしようみたいな感じもあったんだけど、
街って、街を変えるとか街を作るって、それこそインフラとかハードとか建築みたいな空間設計とかいろいろあると思うんです。
それもめっちゃ大事だと思うんだけど、たぶんアルスコーレはどっちかっていうと、そもそも街って誰もいない場所のことを街とは言わないよね。
そうだね、廃墟というか。
廃墟とかゴーストタウンとか、もうなくなっちゃった街みたいなふうに呼ぶ。
人がいるんだっていうことを思ったし、人の集積っていうか集まりのことを私たちは街って呼んでる節もあって、
街のアーキテクチャとかその空間とかハードは変えれないかもしれないけどすぐには。
でも人はそこに住んでる、人が変わるっていうことをたぶんじっくりじっくりやっていくのがアルスコーレなのかもな。
雪どけもそうだし変化もそうなんだけどって思ってたんですよね。
人間的な問題とソフトウェア化する心
いやだからさ、それすごく本当に本質的な部分だと思うし、
だからその例えば街のアーキテクチャとかをハード、ハードウェアっていったときに人のありよう、
まあ人自体がたぶんソフトウェアで、さらにその人のありようとか、
心の中とかね。
心とかってもう、
インナーソフト、なんていうんだ。
ソフトウェアのソフトウェアみたいなね。
でもそれって本当に周りから評価をしづらいし、
見えないからね。
見つけづらいんだけど、
でもそれが必ず最終的には集合体だったり、最終的に街を変えることになるっていうのは、
ちょっと外から見てた立場の私もすごく感じたの。アルスコーレの活動について。
そうなんですよね。だから何かを建てるとかだったら半年でできるかもしれないけど、
はじめちゃんのゆきどけには多分半年以上がかかったりとか、
他のメンバーのアートコミュニケーターの方たちも変わった人もいれば、
まだこれから変わるかもっていう人もいて、
様々だからすごく長い付き合いでじっくりじっくり溶かしていくものなのかなっていうことも思いましたね。
アルスコーレはね、またこういろんな展開をしていったり、
またこの活動をした他の人とかにもお話聞けたらなと思っているんだけど、
まずこの段階ではじめちゃんにこういう話が聞けて、すごく良かったなって改めて思いました。
ありがとうございました。
やばい、もうすでに50分くらい経っているんですけれども。
これは伸びますね。
それでは次のコーナー行きたいと思います。
お悩み相談コーナー。
いつもやっているお悩み相談のコーナーなんですが、最初にご紹介したように、
今日は聞いてくださっている皆さんのお悩みをゲストはじめちゃんにということではなくて、
はじめちゃんからお悩みを聞いてきました。
はじめちゃん初。
はじめちゃん初の。
それをみんなで一緒に聞いて、インタビュアーの山岡さんも私たちも聞いている皆さんも一緒にぐるぐるしようという時間にしていきたいなと思っております。
どんな悩みが出たんだろうね。
さっきね、広いレンジでっていう話だけはちょっとしたんですけれども、早速聞いていただきたいと思います。
それではどうぞ。
ここからは、はじめちゃんからも何か相談とか質問みたいなものを投げかけてもらえればと思うんですけども、何かあります?
くさび型文字の教室
そうですね、一つは悩みというよりは希望みたいなことではあるんですけど、
アルスコーレの活動の中で、くさび型文字を粘土に彫ってもらうみたいな体験をしてもらって、
やっぱり大学を離れて、いろんな方に自分のやっていることを広めていくっていうか、お伝えするっていうのって面白いと思いましたし、
サードプレス的な気持ちもあって面白かったので、くさび型文字の教室というか、
勉強会みたいなのを大学を離れてやってみたいなっていうのは思っています。
それはアルスコーレに入る前からずっと思っているとかってあるんですか?
もともとは自分のやっていることを税金で生きていますので、
そういうことをできるだけ発信していかないといけないのは義務としてあるのですけど、
義務感というよりはアルスコーレの活動として、密に関わられていたメンバーの方はお話しする機会もどんどん増えていって、
どんな話をしても安心してお話できるみたいな、深い関係じゃないにしても落ち着ける場所であったなというのがあるので、
大学とは違うところで、いろんな世代のいろんな方にこういう研究をしていますというのをお話しする教室があったらいいなという思いがあります。
もちろんそういう中で対話型鑑賞とかで勉強したこととかも活かせたらいいなとか、
勉強し続けていきたいなというのもあります。
くさび型文字の式辞率を山口で上げたいという話もあったんですけど。
アートの世界も同じだと思うんですけど、こういう古代の歴史、歴史学全般だと思うんですけど、なかなか研究してても仕事に結びつかないんですね。
大学に行って大学院に出て、人によっては海外でPhDを取って帰ってきても、なかなか大学とかっていう専門で職を得るということが難しい業界ではあるので、
できるだけ、そう言い出すと暗い話題ばかりになってしまうので、
こういうことを勉強するのは楽しいことだということをとにかくわかってほしいと思いますし、
学術界の役に立ちたいみたいな、めちゃくちゃ大きく出ると。そんな気持ちでありますね。
学術界とかっていうと、大学の偉い先生たちがたくさんいて、みたいなイメージを思うけど、でもはじめちゃんもやろうとしている教室って、
バーンと大教室を貸し切りにしてとかっていうよりか、もう少し生活の延長でやりたいという感じなんですか?
そうですね。気軽に来てもらって、気軽に話しながらそういうことを語ったり、文字のことを語ったり、文字で作った言葉の言語について語ったり、
その後ろにある、その後ろとか、それを集めたものであるような歴史について一緒に、
どうなんだったのかなみたいな話せる空間があると面白いかなと思ったりします。
言葉を書くのも人だし、集積されたものはまとめると歴史になるけど、一個一個じっくり見ていくと、
それ書いた人どう思ってたんやろうとかって、たぶん絵画作品をじっくり見ていくことってすごく通じるんだろうな。
すごく通じるところがあると思います。
ちょっとやりましょうよ。それ居酒屋でやってみる?
飲みに行った人に。
居酒屋での文字について
飲みに行ったところからね。
橋入れとかかな。割り箸の袋とかにまずはちょっと書いてみるとか。
山口に来てしばらくしてから一人で居酒屋に行くっていうのを結構してたので、
一人で来た人に粘土を渡して一緒にやるとか。
すごい声掛けですね。
バーのマスターから。
いきなり粘土渡されて隣のお客様からですみたいな。
お通しですみたいな感じね。
お通しで粘土。割り箸あったら刻めますので。
割り箸文字って割り箸で刻めるんだ。そうなんだ。粘土と割り箸があればね。
一番の悩みと言ってもいいと思うんですけど、酒癖が悪いので治したいというのがあります。
酔っ払って記憶なくすぐらいならまだいいんですけど、道路に出てて保護されるとか。
保護って布団とかでよしよしみたいな感じじゃない?
そういうふうに想像していただくのがいいと思うんですけど。
想像上はね。
とか居酒屋っていうかバーに行って、なんかもう全然覚えてないんですけど、
すごい怒られた記憶があって。
どういうことでなんかなったのかわからないんですけど、
ちょっともう今後行けないなと思うようなことがあったりですね。
ちょっとこれ何でかって聞かれてもいくら追及されても覚えてないので、
どちらもよくわからないままなんですけど。
今ねちなみにラジオを聞いている皆さんはねわからないと思うんですけど、
はじめちゃんはすごく人当たりが良さそうな優しそうな大学の先生って感じなんですけど、
お酒を飲むとなんかそんな記憶をバーンなくしたりとか。
たぶんあのバーに関しては若干覚えてるのは、
隣にいた同伴で来られてるであろうカップルというか、
比較的年配の男性と若めの女性に対して、
チッて思ったわけですね。
いいなぁ、いいなぁを超えてちょっとチッてなってしまって、
それであのちょっとあのよろしくない、
悪態をついたかなんかをしたことによって、
外に出されて怒られたんじゃないかなという。
何それ。
何それ。
想像ですね。
あのちょっとあの一人で寂しいというのは、
飲み友達も欲しいっていうのもありましたし、
パートナーもいなくなってるという状態だったんで。
ちなみに山岡さんは酒癖どう?という完備が来たんですけど、
僕は酒癖は全然悪くないですね。
記憶をなくすとかないかも。
大学生の時にはあったけど、
社会人になってから一度もないかもしれないです。
酔ったらどんな感じになりますか?
酔ったら楽しくなっちゃう。
ずっと笑っちゃう。
自分が酔ったことが面白くて、
ずっとそれでずっと笑ってます。
なんて平和な。
ハウリングしてるみたいって言われたりします。
自分が言った、
このご飯何見たいとかって言って、
それに自分でじわじわきて、
ずっとずっと笑ってます。
めちゃくちゃ幸せですね。
隣のカップルとかにチッとなる余裕がない。
素晴らしい。
自分の中で完結できる。
家飲みも楽しめるタイプだから。
見習いたいところですね。
飲み会自分そんな楽しめる感じもなくて、
自分で楽しくなっちゃったりとか、
他の人の話をもっとしっくり聞いたりとかって、
意外とそういう飲み会ってなかなか、
仕事関係の飲み会とかだと、
特にゲストが来てもてなさなきゃとか、
悪い気持ちにさせちゃいけないみたいな気持ちがかかっちゃって、
自分を出すみたいなのはなかなかできなくなっちゃうんだけど、
むしろそういう自分の感情に素直にいられるっていうところは、
見習いたいなと思いました。
見習わないでください。
仕事ではできるだけそういうところを出さないようにはと思いますけど、
やっぱり仕事で飲んだ帰りかけとかが危ないなと。
バネみたいになってるんですか?
一人になった瞬間にバーンってなる。
アルスコーレの活動の後っていうのもあったと思うんですけど、
今は全然寂しい気持ちはないなと思っていますし、
山口来てよかったなと。
YCAMの活動と学生のつながり
これあまりにもとてつけたようなことを言いますけど。
誰かに言えって言われました?
大学的にもそういう。
そんなことはないんですけど、
本当にそういうふうに思えてますね。
飲み友達っていうよりも心を開ける人とか空間っていうのがあるなって思って。
はじめちゃん自身ももしかしたら心の開き方みたいなのが、
やり方というかコミュニケーションの仕方としてもしかしたら取得できたのかな?
山口来た時に閉じきってしまったものがだいぶ開けるような気が感覚的にはしています。
はじめちゃんにお話を伺ってきました。
ありがとうございました。
何かあります?一言。
これがどこまで使われるのかっていうのはだんだん心配にはなってきていますが、
よろしくお願いします。
よろしく伝えておきましょう。
でも、YCAMって僕も寂しくて行ったところでもありましたけど、
聞く話によると割と大学関係の人で、
そんな僕ほど寂しいっていう人がいるかわからないですけど、
人とのつながりを求めて結構フラッと寄られている先生方も学生もいるというふうに聞いてますので、
ぜひこういう活動というか、アルスコーレはじめ地域にずっといる人たちも大切ですけど、
山口に来た人たちを受け皿みたいな場所でもあると思うので、
ぜひ今後もこういう活動というか、そういうYCAMであってほしいなと思っています。
自分が困ったなとか、大学に助けてほしいとか、
そういうときにやっぱり救い上げるというか、
駆け込み寺みたいなところが実は公共の場所として重要な役割なのかなというのも話をしながら思ってきておりました。
それを思い出すと、僕も山口大学の学生だったんですよ、昔。
そのときに初めてここに移行したときに、まじで周り何もなくて、
ビレッジバンガードしかない。
娯楽スペースビレッジバンガードと近くの24時間のスーパーしかなくて、
終わったって思ったんですけど、
でも学生のときにYCAMでやってたライブを鑑賞して、
こんな場所があるんだ山口にというところから入ったなとか思い出して。
みんなのYCAMですね。
自己の技を開発するプロセス
本当ですね。
YCAMの人間みたいに言いますけど。
アートコミュニケーターのプログラムで一緒にプログラムを作ったコラボレーターだと思うんです。
引き続き今後もどうぞよろしくお願いします。
よろしくお願いします。
というわけで山口大学の山本はじめさん、はじめちゃんの研究室からお届けしました。
スタジオにお返しします。
ありがとうございました。
生放送してるみたいな。
ありがとうございました。聞いていただきました。
はじめちゃんからのお悩みかな。
小さな学びの機会をどんどん作っていければなっていうことと、酒癖が悪い。
なんか距離遠いなって思いながら聞いてて。
でも最初の真面目ちゃんの方の悩みから、悩みっていうか願いかな。
そうだね。
小さなクサビ型文字や古代文明とかをいろいろ知れる教室とかを作りたいっていうのは面白いなと思ってて。
アルスコーレによってかどうかもわからないし、もともと思ってたのがより膨らんだみたいなニュアンスで話してたように思うんだけど、
最初もお伝えしたようにアルスコーレのアルスは術っていう意味を持っていて。
芸術の術。
答えとかやり方一つ、正解の解ではなくて術なんだっていうことだなって思ってて。
はじめちゃんの願いとして、またアルスコーレでクサビ型文字の教室をやりたいですっていうのとは違うなと思ったの。
それで得たことをアルスコーレから飛び出して、あるいは私たちのミルメイクから飛び出して、自分でやろうとしてるみたいなのが、
すごい術を生かして外に出る、自立って感じがしてすごいよかったの。
それも踏まえて掛け込み寺とかサードプレイスって言葉が出てきましたよね。
家でも学校でもない、家でも職場でもない第三の場所になるとか、どうしても困ったときに頼れる、あるいはすがれる場所になるのはもちろんめっちゃ大事だと思ったんだけど、
技を生かす術
でもそれをゴールとか成功にしてもいけないなと思ってて、掛け込んだ後、またさらにはじめちゃんみたいにもう一回出ていくために何ができるか。
掛け出し寺になったらいいなって思った。
そうだね。この場所がないと何もできないとか、この場所があったからこういうことができたっていうのが、
この場所じゃないと何もできないになっちゃいがちでもあるんだよね。やっぱりそういう掛け込み寺的なアプローチって。
それをこの場所のコアって何だったのかとか、この場所の一番自分に響いた部分、それこそどんな術が自分で得られたのかみたいなことが、ちゃんと明白になり掛け出していける。
リハーサルっていうか、収録始まる前にもけいなちゃんと少し話してた技術の話も、面白いなと思って聞いてたの。なんだっけ。
ワイカムの私たち教育普及担当なので、いろんな人がワイカムに来た時にワイカムこんな場所ですって説明したりするんだけど、
そういう時って結構ワイカムがメディアテクノロジーを使ったアート作品の制作ってことを前に推してるから、
メディアテクノロジーってそもそもなんだっけって話をすごくよくしたりするんですね。ご説明というか。
その時にメディアテクノロジーをワイカムでは、メディア、つまり中間とか仲介するみたいな意味で、
人と人を、人と物を、何かと何かの間を仲介するテクノロジー、技術。
つなげる技術とかつなげる術、それこそつなげる技って言ったりするんだよね。
技とよく言ってたね。
技、それこそ技術ってさ、さっき事前の打ち合わせで原ちゃんが技術。
技術って書くよねって言ってて。
技術だよねって言ってて、まさにと思ったんだけど、
いろんな経験から自分が得た術をさらに汎用的に使える技にするみたいなプロセス自体が入ってる言葉なのかなと思って。
そうそう、技だけもらって終わりとか、技一つだけ覚えて終わりじゃなくて、
それを使ってどうするかが多分術の方なんだなと思って。
それこそぐるぐるラジオじゃないけど、回ってるとか。
どっちが卵とかニワトリとかでね。
2つ同時にあることがすごく面白いことなんだなって話をしてたし、改めて今聞いても思った。
っていう真面目な話もあるし、酒癖ね。
アートと社会的意義
セキュララな話をして、実はもっとセキュララな話をしてくださって。
本当にね、こんなこと話していいの?はじめちゃん?みたいな話をしてたんだけど、
けなちゃんがすごく優しいので、カットしたのよ両親の過酌で。
でも聞いてほしい。でもこれはね、私たちの口から間接的に話すよりも、はじめちゃんと話した方がいいと思う。
そうだね。
知りたくなったら。はじめちゃんもそれをめっちゃ受け入れてくれるはず。
だから、ちょっとどういうことになるかわからないけど、はじめちゃんが何かしらそういう落ち着けるような、
いろんな世代の人が交わりながら歴史を考える。
それが引いては歴史を学ぶことと社会が繋がるみたいな教室ができた暁には、
あるいは居酒屋に行ったら、はじめちゃんがポッケから粘土を出すかもしれない。
その時には満面の笑みで、くさび型文字を打ちつつ、酒癖でラジオで言えなかったやつって何ですか?
聞いてほしいな。
本当に面白い話。
本当に面白い話なの。ちょっと悩んで、一回、もう少し仲良くなってから聞いてほしいって思ったのかもしれない。
そうかもね。酒癖。でもさ、私もそうだし、けいなちゃんもはじめちゃんとお酒の席あったじゃん。
うん、そうだね。
でもさ、まったく酒癖が悪いって思わなくない?
まったくその気配を感じなかった。
だからあれ、お酒が悪いんじゃないんじゃない?
いや、そうだと思うよ。
寂しさとかフラストレーションとかからやっぱ来る癖かな。バネみたいとも言ってたから。
なんか単純に、それこそささっきさ、ちょっと事前に話してた時に、私が英語を勉強してる時に、
お酒が入ると、英語がめちゃめちゃ上手くなった気が一瞬するみたいな話を。
すごい饒舌に喋ってる気持ちになれるって言ってた。
なんか、やっぱそれってちょっとタガが外れるというか、ちょっとこうリミットみたいなものを自分の中で外しやすくなって、
英語に関して言えば、恥じらいみたいなものが、ちょっとこうセットバックするというか。
そうだね。私もこないだめちゃくちゃ酔っ払った時、カラオケで絶対入れないビヨンセ入れたんだよ。
歌えもしないように。
それだからやっぱ、タガが外れた。
でもさ、ビヨンセは歌えなくたってカラオケで入れたら、原ちゃんビヨンセ好きなんだってさ。
楽しいじゃん。原ちゃんのことが知れて。
私も、実際下手かもしれないけど、一瞬でも英語上手いかも自分って思えると、なんか学習的にもさ、功能あるじゃん。
そうだね。
なんか信じれるとかさ。
いい癖ならね。
そうそう。いいタガもあると思う。外れが。
悲しいタガもあるから。
アートコミュニケーション事業の進展
これは同じタガが外れるっていうことが、なんか方向性の違い。
として、だからお酒がはじめちゃんを激変させてるとかっていうことじゃなくて、お酒が何かタガを外してしまった時に向いていた方向の感情。
そうだね。なんか。
そうだね。
これは本当にラジオで使えるか分からないけど、おかみ劇場を見た時と似た感じはあって、
体調がすごい悪い時とか、落ち込んでて心がモヤモヤしてる時に、おかみ劇場行くとすごい喰らっちゃうんですよ。
うわー、みたいなすごいもの見ちゃった。みたいな。
回復までに3日を要するみたいな。なるんだけど、すごく元気で、自分がものすごく満たされてたりとか、行くぞ!みたいなエンジンかかってる時に、おかみ見るとブーストがかかるんですよ。
でも、おかみやってること基本的に変わらないから、自分の心が今どういう状態なのかによって、おかみを見たり、酒を飲んだりして、その後の反応に影響があるっていう感じなんだと思う。
っていう存在だって思っておくと、お酒が。
うん。
なんかそれだけで少し気が楽になるところはあるかもしれないね。
そうだね。
何かこれが私を変身させてしまう激ヤバなものではなく、
そうだね。
いろんな状態があると思うし、今回は酒癖が悪いっていう話をしてるってことだけど。
あと完全におかみ劇場の話、これスポッティファイで聞いてる人もいるんだって思う。
でも最近有名だしね。
あ、そうね。すごいヤバいね。旅館のおかみがやってるパフォーマンスがあるんですよ。
そうなんです。旅館にありまして、その旅館がワイカムからすごく距離が近くて、結構我々見に行く機会があると。
はい。すみません。
いえいえいえいえ。
ちょっといろいろ話したけど、途中で話してくれていた、ちょっと話が戻るんだけど、学術的にこういう研究がね、なかなか社会とつながらないって話をしてたじゃない。
お酒とタガが外れること
それってすごくアートも近いと思うんですけどってはじめちゃんも言ってたし、私も聞いていてすごく近い部分を感じるの。
すぐにお金になるビジョンが見えるわけでもなく、何かこう社会的意義とか功能みたいなものが、それこそさっき言った人の心が変わることは本当に大事だけど、
じゃあそれってすぐ可視化できるのかっていうことではなくみたいな。
なるほどね。あるいは絵を描く技は持ってるけど、それを活かす術がすごく少ないとかね、ありそう。
その辺の問題意識ってすごく学びとアート自体が、それもどっちが先でみたいな話になってくるんだけど、すごく近いところにあるし、
そこにうまく触り始めてるのかな、アートコミュニケーター事業が。
何かものすごく変えたとか、形をわっと新しいものにしたっていうよりは、その領域にしっかり手がくっついた状態に今なってきてるのかなって。
たぶん本当に今最初に入り口が見えてきたとか、こう進んだらいいかもみたいなのがやっとぼわっと見えてきた感じがしてるよ。
なんかこれは本当に続けていきたいし、続けていくべきことだなっていうのを今日改めて聞きながら思っておりました。
ありがとう。
時間がだいぶ。
押しちゃったね。
押しちゃっているんですけど。
だって今日2回分やるって言ったから。
そうですね。大体2回分です。
ちょっと事務連絡というかしていきたいと思います。
さっき今回のゲストの山本はじめさん、はじめちゃんからもお悩みを寄せていただいて、
ちなみにさっきの話、酒癖と小さい学びの場とか喪失みたいなことに関して何かアイディアとか、これいいんじゃないみたいな方あったらそれもメールで。
ぜひ送ってほしいんですが、皆様のアート、テクノロジー、暮らしにまつわるお悩み、質問を引き続き大募集しておりますので、
そちらもアーティスト、リサーチャー、山口の人やYCAMスタッフと一緒に日々思っていること、気になっていることを考えていませんか?
ということで、information at ycam.jpというメールアドレスに、県名はYCAMぐるぐるラジオとしてメールを送っていただければと思います。
こちらも引き続き。
このタイミングで送っていただいても、23年度にお答えするようなことにはなると思うんですけど、ぜひよろしくお願いいたします。
待ってます。
待ってます。
ラジオ番組の卒業宣言
それでは第8回のYCAMぐるぐるラジオ、いよいよ締めの時間になってきました。
あっという間だったね。
いかがだったでしょう。あっという間といってね、1時間13分。
楽しい時間はあっという間に過ぎるな。
そうなんですよ、楽しい時間があっという間に過ぎるという話としてはですね、切ないことなんですけれども、原ちゃんが次のお仕事が決まりまして、
ちょっと今回で、全然これからゲストとして呼んだりとかはするんですけど、MC、パソナリティとしては卒業します。
今マイクを動くジェスチャーを。
そうなんだ。
これはね、ちょっと急に決まったことでもあったし、けいなちゃんはじめね、他のYCAMの人にもたくさん心配ご迷惑をおかけしながら、ちょっと次のステップへ進みたいと思って、
山口からはいなくなっちゃうんだけど、でもSpotifyってさ、世界で聞けるし、飛行機乗りは来れるし、
本当にガチでマジで呼んでる。
やばい、すごいガチトーンだ。
ガチで呼んでほしい。
はじめちゃんの粘土版
で、ちょっと時間過ぎてるんだけど、今日はアルスコーレの話、スベの話とか、街ってなんだろうとか、いろんな話をしてたんだけど、
はじめちゃんゲストで、今日インタビュー話してもらったんだけど、はじめちゃんと、それこそけいなちゃんと山岡さんと、この間ご飯食べに行ったんです。
そしたらはじめちゃんがゴソゴソってカバンから、原さんこれは送別の品です、みたいな感じで物をくれたの。
いろいろあった中のうちに、はじめちゃんが自力で掘ったくさび型文字の粘土版が入ってたの。
うわーすげーってなって、これはくさび型文字だから私読めないわけよ、まだ識字率低いから。識字能力が低いから。
で、何これって言ったら、これ本当に実際に遺跡から出土した粘土版の文字と同じ文章が中に書いてます。
それは何かっていうと、友情について書かれた文章、ただまだこれ完全に解読されてないんです。
多分これ解読するの10年ぐらいかかると思いますし、なんなら解読するのは僕かもしれません。
だからこの友情、原さんと僕の友情についてわかるのは10年後なんですって言ってて、ドラえもんの最終回かよってなって、あれ熱かったよね。
すごいなんかね、それこそインタビューの特に前半かなで教えてもらったように、くさび型文字とかっていうのの歴史的に残ってるものって公的な文章のね。
お祭りの文章とか祭事とかね。
これを用意しましょうみたいなこととかっていうので、その友情とか多分詩的なものが、私たちも全然わかってるわけじゃないんだけど、多分資料としてめちゃめちゃ少なくて、
そのレアな、そしてまだ解明されてない。
まだどんな友情かわかんない。
私もこれね横で見てたんだけど、まだ見たことがないタイプのロマンティックを感じて、
すごい素敵なことが起きてることだけわかるって。
何かとは言えないけど、あれ熱かったよね。
いやなんか素敵だったし、アルスコーレを体験した、アルスコーレを経験したはじめちゃんが、10年後わかるかもしれないものっていうのをはじめちゃん、原ちゃんに贈りたいっていうことが、なんだろうね。
はじめちゃんありがとう。
すごい素敵だなと思って、あ、プレゼントってこういうものかもって思いましたね。
そんな感じでたくさんの人から温かく贈られながら卒業させていただきますが、ラジオは引き続きまだまだ続くからね。
みんな聴いてね。
原ちゃんに出ていただくこともあるでしょう。
皆さん引き続き、YCAMぐるぐるラジオよろしくお願いします。
ポッドキャストの公開
本日の内容ポッドキャストでも順次公開予定です。
第0回から第7回も既に公開しておりますので、ぜひアクセスしてみてください。
YCAMインフォメーションスペースのQRコードか、スポティファイ、もしくはウェブブラウザでYCAMぐるぐるラジオと検索してみてください。
原ちゃんお疲れ様でした。
バイバイ。
皆さんもありがとうございました。
来年度の。
また春だね。
春のラジオでお会いしましょう。ありがとうございました。
皆さんありがとうございました。
バイバイ。
01:16:36

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