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2021-02-08 40:49

#125 35 years career as a software engineer (with 6th employee of mercari @ooba)

メリカリ創設期に6人目のメンバー、そして一人目のiOSエンジニアとして入社された大庭さんをとお話しました。 たった数名でリリースしたメルカリ初期のプロダクト、そこからメルカリUS、アッテ、メルカリUKといつも立ち上げのポジションでソフトウェアエンジニアとして活躍してきた大庭さんの原動力はいつも「熱」でした。 これから大きな影響力をもつプロダクトを創りたい、という熱がある方におすすめの放送です。

【ハイライト】
・ レゴに熱中する理由 

・10歳からスタートした35年に及ぶソフトウェアエンジニアキャリア 

・メルカリには進太郎さんのポストがきっかけでジョイン 

・メルカリ初期の開発スタイル 

・大きくなるチームの中でご自身のポジションはどう変わっていったか 

・SWEキャリアの中で一番気持ちが盛り上がったこと、嬉しかったこと 

・これから大きなコトを目指す人へ伝えたいこと

00:00
メルカリ初期のソフトウェアエンジニアのおばさんに来ていただきました。
おばさんよろしくお願いします。
よろしくお願いします。
だいぶご無沙汰してます。
そうですね。かなりの久しぶりです。
そうですね。多分2年ぐらい前ですかね。
僕と石川さんがおばさんをオフィスの近くに呼びつけて、
お寿司を食べてもらうという。
行きましたね、まだ。会社も小さくて。
そうですね。
数人だった頃ですね。
3人とか4人とかでやってた時だと思うんですけど。
そうそう。僕が日本に帰ってきたばっかりの時ですね。
確かに。UKから帰ってきて、
おばさん帰ってきたぞって言って、
お声掛けさせていただいた記憶があります。
そうです。
今日はちょっとおばさんのソフトウェアエンジニアとしてのキャリアの話とかを
お伺いしたいなと思っております。
はい。
というのでちょっと早速なんですけど、
ソフトウェアエンジニアとしてのキャリアってどうやって始められたかみたいな
初期のお話を伺ってもいいですか?
はい。
えっとですね。
ソフトウェアエンジニアというかプログラマーですけど、
僕はプログラミングを始めたのは小学生ぐらいの時で、
年齢で言うと10歳ぐらいだったんですよ。
むちゃくちゃ早いですね。
そうなんですよ。
当時ファミコンがすごい人気で、
僕も欲しかったので親にファミコンを買ってって言ったら、
ファミコンはゲームしかできないけど、パソコンだったらゲームもできるし、
ゲームも作れるからお前これやれって中野に言われて、
MSXっていういろんなメーカーが同じ企画で、
いろんなパソコンを出してるっていうやつがあって、
それを買い与えられて、そこからプログラマーとしてのキャリアっていうか、
ずっと趣味でプログラミングやってましたね。
なんか就職された当初はプログラマーとしてじゃなかったみたいな噂を聞いたような、
聞いてないような。
最初の入社はプログラマーでしたね。
ずっとプログラミングやってて、
いざ就職することになって、
どういう会社にしようかなって考えた時に、
僕はプログラミングしかできないなと思って、
そっち系でちょっと探してて、
CANONの小会社、小会社というかグループ会社というかに入ったんですよ。
それは本当プログラマーとしての採用だったと思います。
そこからメルカニの間までって結構確かいろんな取締役みたいなのも経験されてて。
03:00
途中でプログラマーじゃなくて、
ゲームのプロデューサーというかディレクターみたいなことをやったりとか、
あとは取締役、CTO的なやつとか、
いろいろやったんですけど、
僕、マネジメントちょっと向いてないなって気づいて、
他人の給料とか決めるの無理だなと思ってて、
意外に痛くなるんで。
それ以降もやっぱりプログラミングで食べていこうと思って、
そこからは管理系やらずにずっとプログラマーとして働いてます。
なるほど。
メルカニにはどうやってジョインされたんですか?
新太郎さんとは何のつながりだったかあんまり覚えてないですけど、
多分ブログつながりだったと思うんですけど、
日本でブログがすごい流行っている時に、
僕もちょっとブログやってて、
確かそれのつながりだったと思うんですよね。
それで知り合って、
たまにお話しするぐらいの距離感でいたんですけど、
会社を神賀っていうところに売って、
ちょっと成功された感じで、
その後、世界一周も行かれてって感じで、
その動向を見守ってたら、
ある時日本に帰ってきて、
iOSアプリエンジニア募集中みたいなのをFacebookで見たんですよ。
僕はその時はやってた仕事が全然関係ない、
Windowsアプリを作る仕事で、
デジタル放送の関係の会社にいたんですけど、
全く今やってるiOSとかとは関係ない仕事だったんですけど、
そろそろWindowsアプリを作るのがしんどくなってきたなと思って、
iOSの仕事かLEGOの仕事を本職にしたいなと思っている時に、
そのメッセージを見たんで、
ちょっといいかもと思って、その日にメッセージを送ったんですね。
それが最初のきっかけですね。
大童さんから新太郎さんのポストを見てコンタクトを取ったんですね。
そうです。
今のですごい面白かったのが、当時からLEGOの仕事は候補に入ってたんですね。
そうですね。
LEGOはずっと趣味でやってて、
本とか書いたりしてたんですよ。
ちょこちょこコンテストに参加したり審査員したりとか、
いろいろLEGOの活動をやってて、
前の会社で働いている時に、
次は何の仕事がいいかなって考えている時に、
06:04
やってて一番楽しいことをしようと思って、
その時は副業でも個人でもiOSのアプリを作ってたりしてたんで、
やっぱりiOSかまたLEGOかなと思ってたんですよね。
なるほど。
ちょっといきなり脱線したんですけど、
僕が拝見している限り、
大間さんほどLEGOという業界にどっぷり使っている人間を他に知らないのですけど、
LEGOの魅力って何なんですか?
LEGOでも僕が好きなのは、
プログラミングできるシリーズなんですよ。
20世紀後半くらいにマインドストームというシリーズが出て、
それ以降いろんなのが出ているんですけど、
僕最初に入った会社のプログラミングの仕事って、
複合機ってわかりますかね?
コピー機なの?
コピーとかに入っている複合機のファームウェアの開発の仕事だったんですけど、
それってもうハードウェアもすでに出来上がっていて、
後はソフトウェアで何とか頑張るみたいな仕事で、
そのハードは一切いじれないんですよね。
ソフトを作るタイミングで。
なんですけど、
マインドストームとかLEGOのプログラミングができるキットって、
ハードも自分で作って、
必要だったら改造もできるし、
ソフトも自分でいろいろできるじゃないですか。
ハードとソフトの面両方でアプローチができるんで、
それがすごい楽しくて、ずっとやってました。
これって対象年齢、
マインドストームってどのぐらいの人が主に触っているようなものなんですか?
マインドストームは小学校、中学年から中高って感じで、
最初出たと思うんですよね。
今でもそうなんですけど。
最近はもっと低年齢向けに、
もっと簡単に作って簡単にプログラミングできるキットとかも出てて、
結構幅広がってました。
なるほど。
うちの子供はまさにレゴ再生機みたいなところがあって、
結構いろいろ組み立てて遊んでるんですけど、
最近プログラミングにもハマり始めてて、
いいじゃないですか。
ちょうどいいかもと思って今の話を。
完璧ですよ。
ピカーでもお勧めします。
6歳なんで、
6歳。
6歳で使えるようなものを見つくろってみようかなって思いました。
ピカーでもお勧めです。
後でそれは別にお聞かせください。
あとお仕事の話に戻ると、
09:01
Windowsアプリ作ってたとこから、
副業とかでもiOSをやり始めるようになったって何かきっかけってあったんですか?
iOSはそれこそ公式のSDKが出る前からプログラミングして遊んでたんですよ。
何だったっけちょっともう名前忘れちゃったんですけど、
iOS SDKとかそんな名前の野良開発環境みたいなのが出て、
それが確かですね、
それがリリースされて、
マルチタッチができる端末でプログラミングできるっていうのにすごい惹かれて、
その日のうちにiPodタッチの初代のやつを買った記憶があるんで、
それくらい昔の話です。
すごい初期。
やっぱこう新しいもの触ってみて、
これで何ができるんだろうって言って作ってみるみたいなのが自然というか。
そうなんですね、そうです。
僕結構プログラミング趣味っていうのはそういうところがあって、
いろんなものをプログラミングしたいんですよ。
そのうちの一個として始めたのが、
ずっと楽しくってやっててっていう感じですね。
なるほど、ありがとうございます。
メルカリジョインしたタイミングは何名くらいだったんですか?
これは僕の話の、よくクリティカルな話のネタの一つなんですけど、
社員番号僕6番なんですよ。
すごい。
だからそういう感じですね。
やばい。
一桁、一桁だよ。
実際にはちょっとだけ僕が入る前に入れ替わりがあったみたいなので、
あと社員じゃない人も結構いたんですよね、最初。
お手伝いで入ってる人とか、
あとインターンの子とかもいたんで、
それでも本当10人いなかったですね。
すごい。
その時一緒にいた方って本当に創業者3名と、
創業者はね、その時は2名ですね。
2名。
創業者は2名が最初から。
あ、そうか。
新太郎さんと富島さん。
富島さん、はい。
あと、その時いたのは僕がiOS一人目で、
iOS一人目。
で、一緒に入社したのがあれですよ、伝説のデザイナー。
吉子さん。
はい、宮上吉子さんが一緒に入社して、
あとAPIエンジニアの人がもう一人入社して、
あとはお手伝いでいろいろ中田とインターンの方。
すごい伝説の始まりじゃないですか。
そうですね。
だからよくお話しするとレジェンド、レジェンドって言われるんですけど、
前ツイッターにも書いたらちょっとツチバズりましたけど、
12:01
最初に本当に入っただけなんで、
それでレジェンドになっちゃったって感じです。
でも最初ってチケットっていうよりは、
リスクまみれの扉が開いてるっていう感じじゃないですか。
そこに飛び込めたのはどういう意思だったり、
当時どういうことを考えられていたんですか。
さっきも言ったようにiOSを仕事にしたいっていうのがあったんですけど、
特にそんなに大した実績もあるわけでもなくて、
どういう方法があるかなって考えたときに、
ちょうどそのメッセージが投稿されたんで、
面白そうだから載ってみようって感じで。
今iOSをやるとしたら、
新太郎さんのことは結構前からすごい人だなと思ってて、
この人をやる船だったら一緒に乗ったら楽しいだろうなってちょっとあったんで、
もういいやって感じですね。
そこは目に見えない信頼みたいなものが、
ブログ時代から形作られてて、
それもあっていいっていう意思決定だったんですかね。
そうですね。
僕もそれで小さいチームが好きなんで、
小さいチームじゃないですか、スタートアップなんで。
間違いない、6人ですからね。
それで自分がやりたい仕事もできて、
ぶっちゃけた話すると、
年収はそのときすごい下がったんですけど、
最初スタートアップだっていうんで、
その分ストックオークションとかくれるみたいな話で、
ストックオークションのことは当時全く分かってなかったんですけど、
楽しそうだなと思って、
これだったらもし失敗しても食いないかなっていう感じで入ったって感じ。
結構本能に従ったというか。
そうですね。
ピピッときたって感じですね。
そうですよね。直感的というか。
ロジカルに詰めてった感じではないですよね。
ロジカルだったら入れないですよね。
全然無理ですよね。
そのとき妻もいて子供もいて、
しかも4月入社だったんですけど、
4月から妻が職場復帰するって言って、
子供が保育園とかいう感じで、
生活変わるタイミングだったんですよ。
いやー。
そのときに僕がよく分かんないスタートアップに入れたかって言い出して、
妻も困ったと思うんですけど、
嫌だと思うんですけど、
そこは特に反対とかもせず、
どうぞみたいな感じだったので、
それも良かったですね。
15:00
なるほど。
余談ですけど、僕も育休をきっかけにこの会社を起業してたりとか、
男性の方で家庭の環境がガラッと変わる、
端から見たらリスクなタイミングで、
仕事でもリスクを取ってしまう人って結構一定割合いるなと思って。
そうなんですか。
そうなんですよ。
そこそこ多いなっていうのをお話ししてると結構思うんですよね。
採用候補者の方とか。
それやっぱ、なんだろう。
突き動いちゃうんでしょうね、そういう人たちも。
そうなんですかね。面白いですね。
そうですね。
そんなときにやらなくてもいいって感じがしますけど。
ちょっとロジカルに考えたらそういう面もあるとは思うんですけど、
何ですかね、激動の家庭の中とかを見てて、
俺もみたいな気持ちにもしかしたら。
あるのかもしれないですね。
潜在的になっているのかもしれないです。
なるほど、面白いですね。
じゃあ、はじめこの6人のメンバーぐらいのタイミングで、
どんな形でソフトウェアの開発を進めてたんですか。
実は入社する前からちょっと顔出しとかしてて、週末とかに。
他のメンバーも本業はいつって手伝ってるみたいな方もいたんで、
日月休みの顔からどうみたいな感じだったんです。
変則スタイルですね。
確かね、メルカリの方にも書いてあったと思うんですけど。
確かに書いてた気がします。
それでやってて、顔出しというときは最初ウェブビューで作った話で、
前足としてはウェブビューをして、
あとカメラとかネイティブ側のところをちょこちょこくっつけて、
割と簡単にできるかなっていう感じでやってたんですけど、
ちょっとテストプロジェクト作ったりとかして、
4月の入社のタイミングを待ってたんですけど、
そしたら入社した途端にやっぱりネイティブで作った話になって、
僕も開発の経験そんなにあるわけじゃないんですけど、
いきなり50画面ぐらいを全部ネイティブで作った話になって、
言わなかったですけど、本心ではこれちょっとできるかなと思ってたんですよね。
覚えますよね。リリースのタイミングはもうこの日だよね。
本当はウェブビューで作る前提だったらもっと早かったんですけど、
ネイティブで作るって判断してちょっと遅かしたんですね。
それでも4月から始めて、7月リリースって感じなんで、3ヶ月くらい。
で、そんだけ作らなきゃいけないってなったんですけど、
iOSは僕一人、アンドロイドはもともとインターンの人が2人と、
18:04
あともう一人手伝いで入ってた人がいて、
アンドロイドが先行してて、アンドロイドは複数人で進めてたんですよ。
iOSは僕一人だったんで、最初はスタートが遅れてて、
最初のうちはアンドロイドとAPI側がある程度作り始めてたんで、
それを後から追っかけるみたいな感じで、一人でガリガリ書いてって感じで、
とにかく時間が剥ぎあえてるんで、
50画面3ヶ月だから、1日1画面くらい作んないと間に合うんじゃないですか。
大変だ。
シンターさんの時はプロジェクト管理してたんですけど、
毎日何時間これを作って、次の日はこれを作るみたいなのも、
マイクロマネージメントじゃないですけど、結構細かく管理されてたんですよ、進捗を。
その中で僕もアスレートみたいな感じで、
健康に長期をつけながら倒れないように、
3ヶ月プログラミングし続けることを目標にずっとガリガリやっててって感じで、
とにかく機能を全部作りきることを目指してやってたって感じです。
僕がメルカイに在籍させていただいたのはすごい短い期間で、しかも後半だったので、
その当時のことは聞くしかないんですけど、
僕入社した後にレッドマインを当時使ってたじゃないですか。
そのレッドマインのチケットを全部クローリングして読むっていうのをやったんですよ。
そしたらその前半のチケットIDが、確かレッドマイン使ってたのは3万とか4万ぐらいまでチケットが切られて、
そこからジラとかに移ってた気がするんですけど、
レッドマインの初めの1万ぐらいまで全部新太郎さんが出てきて、
お婆さんとかとこの画面のこのテキストのコメントこれでいいですか、いいですとか、
なんとかにしてくださいとかやり取りしてるのとか全部目を通して、
当時こんな感じだったのかってのを見てたので、今それ聞けてなんか嬉しいです。
そうですね。
それで富島さんがワイトプロダクトマネージャー的なことをやってたんですけど、
新太郎さんもすごい、超細かいところまですごいツッコミ入れてきてて、
チケット本当全部見るぐらいの勢いでやってましたね。仕様もガンガン聞いてたし。
あとよく覚えてるのが宮上さん、宮上義子さんと僕と、あと富島さん、新太郎さんくらいで、
21:03
この有害土俗みたいなのを結構しょっちゅう膝つき合わせて検討したりとかっていうのをやってたのが思い出がありますね。
すごい土初期ですね。
土初期。すごいそれが楽しくて、みんなで一つの機能をどんどん作り上げるっていうのが。
しかも社長とかそういうレベルの人とフラットに仕様を検討したりとかできたのがすごい楽しかったですね。
ものすごい熱があるタイミングというか、今の話からも感じられますよね。
もう熱量しかない。
でもお子さんが保育園に行き始めてとか、奥さんが出始めてっていうタイミングとちょっと変則じゃないですか。火曜日土曜日か。
だからプライベートの時間と仕事の時間が丸一日分ずれたりするのは結構大変だったんじゃないですか。
最初は顔を出す時はそれに付き合ってたんですけど、やっぱり本当に働きだすとそう思ってられないので、僕だけ月曜日は勝手にリモートで働いて、土曜日は休むみたいなのを結構してました。
そうじゃないとむずいですよね。
それであと3ヶ月は走り続けないといけないので、とにかく徹夜とかそういうのやめようという感じで、
本当に七時間決めて朝10時から5時とか集中して仕事をして、あとはおしまいみたいな。
割と守ってやってましたね。
でもそれ1日の生産量を最大にしようと思ったら徹夜が正しいかもしれないですけど、
3ヶ月、1年、5年の生産量を最大にしようと思ったら絶対にその方が正しいですもんね。
そうなんですよ。僕結構その一夜漬けタイプなんで、あんまりそういう働き方しかできたことがなくて、
割と期間が10日とかあったら9日考えて1日で組むみたいな感じ。
そういうタイプなんですね。
だから割とそういうのやったことはなかったんですけど、本当に気をつけて走り続けたのに。
その時本当に一番だから仕事に一番真面目に一番集中して体に気をつけて、
しかもアウトプットもめちゃめちゃ多くてすごい凝縮された3ヶ月でしたね。
それは創業の時というか、プロダクトリリースの時しかなかなか味わえない体験ですよね。
それはすごい羨ましいですね。
あとはその体をメンテしながらやる方が生産量が上がるっていうこと自体が、
24:00
ともすると気づけないこともあると思うんですよ。
やっぱりこのお子さんがいらっしゃる中でのこのビッグチャレンジだったみたいなのがもしかしたら起因しているのかもしれないですね。
そうですね、そうかもしれない。だからもし子供いなかったらもうちょっと違ったかもしれないですけど。
でもアジャストさせていったんですね。
そうですね、なんかその時は本当に集中して、
しかも今までは結構技術全般とか見ることが多かったんですけど、
その時はね、API側とかも任せられるすごい人がいるし、
Androidのことは考えなくてもいいし、
デザインがすごいデザイナーがいるので、
本当にその実装、そういうことだけに集中してできたので、それも良かったですね。
背中を預け合って。
そうそう、それが今まであんまなくて、結構一人で色々何でもやれることが多かったので。
そういう体制だったのもストレスなくずっと続けられた要因の一個かなと思います。
なるほど。この期間とかも採用というかメンバーは増えていったりしたんですか?
えっとですね、7月、次に社員が入ったのは7月かな。
確かに。
リリース目前とかに入って、
どうなったかな、サーバーサイドはあんまり覚えてないんですけど、
少なくともIOSの2人目が入ったのがリリース目前に。
ほとんどリリースまでは一人で走り切ったんですね。
そうですね、一人でプルリーク投げて一人でマージスルート投げてて、
しかもあんまり開発経験もないから、
最初の頃と最後の頃の設計とか行動が全然違うんですよ。
試行錯誤をしながら一画面一画面作ってたから、ずっとこれでいいのかなと思いながら。
確かにな。だってIOSのプラクティスとかも2017年とかだったらものすごい知見が世の中に溜まってますけど、
2013年とかだと、それこそまだ初期みたいなフェーズですよね。
そうですね。しかもそんなにたくさん画面があるアプリを作ったことがある人もそんなにいないので、
確かに。
全然わからなかったですね。
ゲームか天気予報って感じでしたもんね。
でもほんとそうですね。
なるほど。そこから多分リリースを経て、
プロダクトとしてはいろんな試行錯誤をしながら、
あのメルカリ本にも書いてある通り大きくなっていったと思うんですけど、
大童さんどのくらいの期間までJPというかいらっしゃったんでしょうか?
えっと、結構てんてんとしてたんですけど、
JPアプリやってたのは、
あ、メルカリ、あ、違う、創造の立ち上げまでですね。最初の区切りとしては。
27:04
じゃあ結構ですよね。2015年の終わりの方とか。
そうですね。2015年夏ぐらいに確か、
創造と、アメリカであっての立ち上げが始まったんで、
それくらいまではJPやってて、
あ、でもその前にUSの立ち上げもあった。
第一弾っていうか、一番最初のやつですね。
そっか。JP立ち上げってUS立ち上げやって、
あって立ち上げやって、UKやってるんだ。やばいな。
立ち上げばっかやってる。
ゼロイチの男ですね。
ほんとね、一番そこが好きなんでね、テールとして。
その都度チームは全然違ったわけじゃないですか、きっと。
そこはどうでした?
それぞれにカラーがあったのか、それとも割と結構似たようなチームアップができたのか。
全然違いましたね。
どちらも、どのフェーズもだいたい僕が一人目だったんで、
IOSとしては。
だからその中で採用とかも全部やってましたけど、
メルカリとは想像も全然違ったし、
UKはUKでね、向こうの人採用するっていうんで、
ほんとね、うまくいかなくて。
メルカリもある時から人材のブラックホールみたいなこと言われてて、
IOSも結構そういう感じになったんですけど、
それもだから、今御医者にいる北さんが、
北さんが確か想像のちょっと前に入ったんですよね。
で、その後想像でやってて、
最初に入ったIOSエンジニアのインターンとして、
伊豆潮くん。
伊豆潮、そんな早いタイミングに目を集めたの?
最初ですよ。
いつだったっけ、12月とかだったかな。
11月とか。
インターンとして入って、
正社員として入ったIOSが石川さんです。
うちじゃん。
ほとんどほとんどTenX。
そうですね。
その頃は。
その辺ぐらいから結構うまくいき始めた感じですかね。
ああ、なるほど。採用という意味では。
で、そう、だからメルカリ。
それで全然ね、やってる言語とか開発対象も違ったんで、
API側はPHPだったのをGoに変えたりとかして、
だからまた全然違った空気がそこで入ってきたって感じですね。
なるほど。
なるほどな。
じゃあやっぱり結構チームを変えながら、採用しながら、
30:03
ご自身で01のプロダクト設計して書きながらみたいな。
はい。
やって、ほんと多分メルカリ1ぐらい多彩なキャリアになったわけですよね。
在籍中が。
そんだけテンテンとしてる人じゃないっていう感じかな。
そうっすね。
だから、あれたびにやりたいやりたいって言ってたんですけど、
創造の時も新規やりたい、新規やりたいってずっと言ってて、
それでアサインされたんですけど、
言ってたのもあるし、実際に採用されたのもあるし、
結構他にも入ってくる人って01やりたい人多いと思うんで、
確かに。
ラッキーでしたね。
確かに。
その新規がやりたい、一番そこが好きな理由ってありますか?
えー、何でしょうね。
これはプレッシャーの原因でもあるんですけど、
全部自分で決められるところですかね。
背負いたいんですね。
全部見たくなっちゃうんですよね。
すごいわかります。
作り方とか、画面とかもそうですけど、
コンセプトとか、そういう根底のレベルからやりたいっていうのがやっぱ強いですね。
やっぱスタートアッパーですね。
そうですね。
リスクテイクのところもそうだし、
設計というか構造に対してしっかりといいものを当てたいっていうのもそうですけど、
そうですね。
決して自分が技術的に優れてると思ってなくて、
設計も僕そんなに上手にできないという自分では思ってるんですけど、
やりたいことがそういうことなんで、
そこは自分で根をつぶってというか、
諦めてガリガリやってるって感じですね。
なるほど。
なんか熱ですね。
熱ですね。
なるほど。
ありがとうございます。
このソフトウェアエンジニアなんで、
10歳からだとしたら、
もう35年キャリアある中で一番気持ちが盛り上がったこととか、
嬉しかったことってありますか?
これは小さい時からそうだったんですけど、
自分が作ったものが人に使ってもらって楽しんでもらいたいとか、
喜んでもらいたいとかっていう瞬間がやっぱり一番嬉しくて、
33:02
それが特に強く感じたのがやっぱりメルカリがだんだんみんなに使い上がってきて、
ある時電車の中とかで見るわけじゃないですか。
確かに。
見るたびに来るんですよ。
自分の作ったプロダクトとか自分の作った画面とかが、
使っている人、全くのタイミングで使っているところを見るタイミングが来るんですけど、
あれはほんとね、なんていうか、
ちょっと感動というか、
おおーっていう感じで、
あれはほんと嬉しかったですね。
作り手の妙に尽きる瞬間ですよね。
そうですね。
自分の手を離れていった感じというか。
はい。
確かに。
それがCM系のアプリ。
それまであんまりユーザーが直で使っているところを見たりとか、
あんまりフィードバックもないところでずっと作っていたので、プログラムの仕事としては。
なので、ほんとに近いところで使っている人が見えて、
フィードバックも結構ガンガン飛んでくるところっていうのは楽しかったし、
刺激的でしたね。
しかも直すのも自分の責務でやるわけだし。
そうですよね。
なるほど。
でも確かにそれ以上のものはないですね。
そうですね。
キャリアの中ではC向けにガッツリみたいなのは、
メルカリが一番長かったりするんですか?
そうですね。
これだけ多くのユーザーに使ってもらっているアプリは、
メルカリが一番だし一番長かった。
なるほど。すごい。
じゃあ最後に締めくくり的に、
僕を含むというか、ものづくりジュニアな人たちに、
最後大童さん目線で伝えたいことというか、
何かありませんか?
スタートアップに入りたいエンジニアがどういう気持ちで来るかちょっと分からないんですけど、
どういう人が多いですか?
やっぱり、特に僕らみたいな若いフェーズ、
今だとまだ20人ちょっとなんで、
やっぱりいいものを作りたいというか、
純然とした気持ちで来てくれる人、
やっぱり多いなと思いますね。
いいものってアップデートしてる日がいい?
そうですね。
さっきの大童さんの話でもあったんですけど、
やっぱり影響力が、
36:03
ほとんどのプロダクトって出ないわけじゃないですか。
そうですね。
何千万人使ってもらうっていうことって、
相当軽余な体験だと思うんですけど。
僕もそうですよね。
でもやっぱり自分のプロダクトとして技術的にとか、
製品として気持ちいいっていうのはもちろんなんですけど、
それを使って社会に対して少しでもアルファがあるというか、
ポジティブな影響が出せるものを作りたいっていう方が、
やっぱ多いのかなというふうには見てます。
なるほど。
そういうところも踏まえると、
これは僕がずっと育って生きてきたっていうのもあるんですけど、
どうしてもスタートアップっていうと一旗上げてやるとか、
一攫千金みたいなところももちろんあると思うんですけど、
やっぱり作ってて楽しいとか、
こういうことができたら楽しそうとか、
またこのメンバーで開発できたら楽しそうとか、
そういう楽しさベースで選んだほうがいいかなっていうのが一個あって、
あとは結構SNSとか見てると、
スタートアップの経営者って孤独な人がやっぱ多いんで、
SNS上で不安定な方も結構いらっしゃるじゃないですか。
確かに。
そういうのはちょっと見たりとかして、
信頼っていうか、
前から言ってますけど、信頼できるっていう定義がよくわかんないですけど、
この人だったら自分の人生かけてもいいみたいな、
そういうレベルで身を預けられて、
例えばストックオプションだったら僕全然わかってなかったんですけど、
結構付与してもらえて、
そういうちゃんと誠実にやってくれたり対応してくれるだろうなっていうところとか人とかを選んだほうがいいかなと思います。
そこは頑張りたいですね。
いやでも10Xはね、
僕ヤマトさんと一緒に仕事したことないんでわかんないですけど、
外から見たり話聞いてる感じだと、
本当にTwitterも書きましたけど、
エンジニアだったら入りたい企業の一個ですね。
ありがとうございます。
エンジニア入ってる社員も優秀な方ばっかりだし、
39:04
絶対楽しいと思いますけど。
そうですね、今のチームは絶対的に自信があるというか。
いやー本当すごいと思いますよ。
でも僕の力不足でやっぱりまだまだだと思ってるんで、
何度でもおおばさんが生まれ変わっても10Xを選んでもらえるような会社になりたいなって思います。
ありがとうございます。
いつでもまたコード書きたくなったらお声を聞かせてください。
でもね、0X好きなんですけど、
もうちょっとやっぱね、
体力、精神力的に、
分かります、分かります。
押し取ってくると。
やりたいんですけどね、
ちょっとまたやるのつらいなっていうのが一人ずつあるんですよね。
めちゃくちゃ分かるし、
それこそしっかり社会的な報酬も得たタイミングの人が、
やるべき仕事はまた別であるような、
選択肢もあるような気もするんで、
ぜひおおばさんがね、
納得できるようなことをやってくれると嬉しいと思いますけど。
なんでそういう意味で、
僕は今後のそのね、
これから来る人たちとか、
若い世代に向けの、
何かいろいろ貢献できたらいいかなっていう感じで、
今はちょっとポジションはそこに置いてますけど。
いや、すごい素敵だと思います。
じゃあ、そんなところですかね。
はい、ありがとうございました。
いやすいません、長々とめちゃくちゃ貴重なお時間をお聞かせいただいて。
ありがとうございました。
ありがとうございました。
ということで、
今日はメルカリ初期の話をおおばさんに伺いました。
ありがとうございました。
ありがとうございました。
40:49

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