2021-08-21 18:31

27 映画『サウンド・オブ・メタル』と大人気絵本作家

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みなさん、最近感動する映画に出逢いましたか?今回のエピソードは、谷くんが最近観て感動したおすすめ映画『サウンド・オブ・メタル』についておしゃべりします。


そして二人の話題は映画から絵本の世界へ。山ちゃんが大好きな大人気絵本作家・ヨシタケシンスケさんの絵本との出逢いから、ご本人とお会いしたアンビリーバボーな奇跡体験まで面白おかしくお話しします。



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こんにちは、山あり谷あり放送室です。この番組は、図工の先生とクラフトビール探検家の二人が話す放送室です。
東京に暮らす僕、山ちゃんと、ロサンゼルスに暮らす僕、谷くんが、日米間の子育て、教育、アート、カルチャーなど、日々起こる人生の山や谷を面白がりながらおしゃべりします。
今回もよろしくお願いします。
よろしくお願いします。
今日はすごく眠くて、何でしょうね、何だかあっという間な1週間で疲れが取れていないのかもしれませんが、
僕はあんまりあっという間すぎてちょっと記憶があんまないので、谷くんの今週の1週間はどうでしたかっていう。
そうだね、僕は今週っていうか最近ね、また映画を2本見て、やっぱり映画っていいなって思ってさ、ちょっと1人で寝る前にベッドで見て、
あとこの前オススメ映画って感じで紹介したんだけど、やっぱりアウトソーシング、感想をさ、こういう風なところで話すと、本当忘れないっていうかさ、こういう場で話さないと本当に2ヶ月後に内容わかんなくなってるから、
今のうちにちょっとね、最近見た映画をね、ちょっとあらすじとか感想を話そうかなと思って。
ぜひぜひ。
1本目がね、サウンドオブメタルって聞いたことある?
いや初耳だろ。サウンドオブメタル。
これはね、僕はアメリカのアマゾンプライムで、プライムカインはただで見れるやつで見たんだけど、アマゾンの映画みたいなんだよね。
でこれね、2019年の映画で、日本語タイトルはね、聞こえるということ。
はいはいはいはい、出てきましたね。
多分これ日本のアマゾンでも見れると思うんだけど、
見れるみたい。
でしょ?これね、俺全く舞情報なくて、全然あの評判も知らなくて、ただなんとなくこれメタルだから、で表紙の写真がさ、なんかもうもろなんかタトゥー入ったいかついドラムのお兄ちゃんが裸で映ってて、
なんかあんま面白くなさそうだなみたいな感じで、でもただだし見てみるかと思ってみたら、あの評判もわからない、どんな内容かも全く知らない。
で期待値がない中見て、めっちゃよかった。
どんなどんな映画なのこれ。
これ最近のね、2019年の映画なんで、ちょっとねこれから見たいって人もいるから、もちろんネタバレはしないように話すんだけど、
これね結構隠れ名作みたいな感じで、実は意外と知られてないけどめちゃくちゃいいよねみたいな感じで、映画ファンの間では評判がいいらしくて、
それをたまたま引き当てたってこと?
まあアマゾンだからプッシュしてたんだと思うんだけど、
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アマゾンがさ、もともと映画配信会社とかじゃないから、プロモーションが下手だよねみたいな映画好きのコメントがあって、もっとプッシュしたら世に出るのになみたいな感想が多い。
これね第93回アカデミー賞で作品、主演男優、女演男優などの6部門にノミネートされて、
編集賞と音響賞の2部門を受賞したらしい。
なので結構評価も高いんですね。
簡単にこのあらすじ言うと、メタルバンドのドラマーの人なんでね。
ドラムのお兄ちゃんが突然聴覚を失うっていう話で、
この主人公の聴覚を失っちゃうドラマーの人と、後は彼女が同じバンドのボーカリストで歌って、
超アメリカンみたいな感じのキャンピングカーを、でっかいキャンピングカーね、素敵な。
それで2人でキャンピングカー生活しながら全米各地のライブハウスを回ってバンドに明け暮れるみたいな、
めっちゃアメリカンな生活してる2人のストーリーなんだけど、
突然このドラマーの人がライブ中に耳が聞こえなくなってって、
結局全く聞こえなくなっちゃってっていうお話なんだけど、
結構ね、耳が聞こえなくなるまでの入り、導入が結構短いから、結構見やすいっていうか入りやすかったんだけど、
正直僕最初のメタルバンドのライブのシーンから始まったけど、
あ、これ失敗したなって思ったの。あと10分チャンス与えてダメだったらもうやめようと思った。
でもその間にもう耳聞こえなくなってて。
でね、何がいいかって言ったら、まずね、びっくりしたのがね、音響が半端ないの。
これ僕は寝る前にベッドで一人で見てたから、イヤホン?ワイヤレスの。って聞いてたのね。
これね、是非ね、これから見るって方、ヘッドホンかイヤホンで聞いてほしい。
っていうのが、この耳が聞こえなくなっていくところとか、で聴覚ほぼ失ってしまったところとか、
もう本当になんか疑似体験できるっていうか。
無音になっていくっていうか、音が消えていく感じがある。
でもなんかちょっと雑音みたいな、みんなの声が雑音みたいにじりじり入ってきたりとか。
そのね、本当にね、こういう感じなんだっていうか聞こえないことって。
で本当にリアルに疑似体験できない、この映画一本として。
で途中で、もちろんライブ各地てんてんと回ってるんだけどライブなんかできないっていうので、
彼女がね、彼を、元々ドラッグ中毒だったんだよ彼が。
でまたそっちの方に行かないようにっていうことで、
あの耳の聞こえない方たちが一緒に生活、共同生活してるコミュニティに送るんだよね。
そこで手話を覚えたりとかさ、そういう生活をするんだよ。
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で最初はその葛藤でさ、手話も何もわかんないし、いる人全員手話でなんかゲラゲラ楽しそうに笑ってるし、
でもなんで俺こんなとこにいるんだみたいなさ、そういう葛藤から入ってって。
でもなんかちょっとずつ、手話とか覚えたり。
あとはね本当この映画ですごい勉強になったのが、実際にさそういうマイナーなコミュニティだけど存在すんだよね。
アメリカでも日本でも。
この老舗っていうのが耳の聞こえない方たちが、本当にそこでさ仕事したりとか、
人をサポートしたりとか、本当にそういうコミュニティがあるんだけどさ、
僕らはさ普段生活してるとわからないじゃん。
触れることもないじゃん。
だからそういうコミュニティの中の生活とかもなんかこういう感じなんだみたいな。
でそのコミュニティの人たちは耳が聞こえないってことをハンディキャップって思ってないの。
でこれ個性だって。
別に耳が聞こえないからつって耳を、手術はできるらしいのね。
手術してなんていうのこの補聴器っていうかさ耳の後ろとかにつけて聞くことはできるらしいんだけど、
莫大なお金がかかると。
でもそこにいるみんなは別に僕らは聞こえないことはただ個性で、
別にそれがないことで幸せではないとかないし、
普通に生活できるよっていうコミュニティなの。
で彼も結構なんか人懐っこいというかさ子供とかとも一緒に遊んだりしてて、
なんかその生活に慣れてきたんだよね。
そのコミュニティで。
でもやっぱりどうしても人間の欲でさ聴覚を戻したいって思っちゃって、
全部持ってるキャンピングカーとかを売り払って、
影でこうキャッシュを手に入れて手術しちゃうんだよ。
であのドクターに言われてたのは聴覚って失ったら100%戻ってこないんだって。
手術でこういう機械とかつけて聞けるようになるのは聴力が復活するんじゃなくて、
聴力はもう復活することないんだけど、
脳に刺激を与えて覚醒させて音っぽく聞こえるっていう感じらしいの。
言われてたものの実際大金叩いて治るこれで、
このコミュニティともうさらばして彼女と元の生活戻れるってやってやったら、
聞こえ方がやっぱり全く違うのよ。
元通りのさ普通の僕らのような聞こえ方すると思って手術したら全然雑音もすごいし、
キーキーキーとか。
それもちゃんと音として体験できるの?
そのところがすごい。
本当に自分も疑似体験できるというか、
その葛藤とかも演技も上手くてさ、こんなはずじゃなかったみたいな。
そんな感じで結局彼は聴覚を失うという経験で、
2つのコミュニティを見るというか、元々の自分がいた普通の暮らしとマイノリティというかさ、
ちっちゃいところでもみんなで仲良く助け合っているコミュニティという両方を見て、
あとはやっぱりこのストーリーをよくするのがさ、
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彼女との今後どうするみたいなさ、
やっぱり片方は全く耳聞こえない人との生活って、
どんなに好きでもちょっと難しかったりするじゃん。
切ないストーリーも絡んでいてめちゃめちゃ良かった。
これはまた一気に見たくなったな。
俺期待値がすごい低かったから、すっげーと思って。
この主人公が聴覚を失ってしまうその原因って、
それはひこつの病気みたいな感じなの?
その原因まで詳しくやってないけど、やっぱりライブで爆音でさ、
特にメタルなんかすごいじゃん。
そういう生活を毎日のようにやってたのは原因があるとは思うんだけど、
すごいよ。普通に生活してたところからどんどん聴覚が落ちてきて、
聞こえなくなってて全く無音になって、
そこから期待して手術して聞こえるはずだったものが全然聞こえなくて。
で最後はね、このシーンは言いませんね。
わかりました。
最後はやっぱりいいところですから。
彼は恋人と、そして今後自分の耳とどう向き合うかっていうラストシーンはね、
投げかける系のメッセージ。
え?って思って、え?どういうこと?って思って、
俺はその後結構調べたもん。
映画評論家の感想とか出てくるもん。
なんでね、結構よかった。
見ます見ますこれは。
最初から聞こえないとか見えないとか、例えば手がないとかさ、
っていうのはもう大変だろうけどそれを当たり前にして生きていくじゃない?
でも僕が例えばじゃあ来年突然そういう耳が聞こえない状態になったらって思うと、
それを別にハッピーだよって受け入れるまでにはものすごく時間がかかると思うし、
そうね、できるのかなっていう。
すごいなあ、それはでも見ておきたいなあ。
いや本当にこれね、いろいろ普段感じないことを考えさせられて、
しかも普通の当たり前のことをめっちゃ感謝できる。
普通に生活できること。
なるほどね。
あとね、もう一個だけちょっと今言うの忘れたんだけど、
耳の聞こえない方たちのコミュニティあるって言ってたじゃん。
そこはもう暗黙のルールとしてこれはハンディキャップじゃないと。
ただの個性だからと言って手術できればちょっと聞こえるようになるっていうのはみんな知ってるんだけど、
あえてやらないの。
そこに別に幸せは感じないみたいな。
だからそのコミュニティのルールとして手術をしたっていうのが分かった瞬間に出ていかないといけない。
結構友達もできて仲良くなって楽しくやってたんだけど、
彼はそれを知られてというかカミングアウトしたから、
じゃあもうここにはいれないからねっていう感じで。
そのコミュニティも追い出されることになる。
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で彼女ともどういう生き方を選ぶのかっていうそんな感じです。
気になるぞ。
ぜひね。
はいはいはい。
それを受けてね、僕のおすすめがね。
いいじゃん。
一個お伝えすると僕は絵本。
いいですね。
吉竹信介さんっていう僕が大好きな絵本作家さんがいるんだけど、
その人の絵本の中で見えるとか見えないとかっていう絵本があって、
これはね宇宙飛行士っていう設定の主人公が、
3つ目がある人の星に降り立つんだよね。
3つ目が。
目が3つの。
3つ目の目はくるくるくるくる回ることができて、
後ろを見ることができる人種というか宇宙人で、
でその宇宙人からなんで目が2つしかないのって言って、
後ろ見えないなんて不便じゃんみたいなかわいそうみたいなことすごい言われて、
えそうなのみたいなとか、
そういういろんな星に行って、
いろんな人の当たり前を不便じゃん不便じゃんって、
なんであなたは足が2本しかないのとか、
面白いね。
そういうのをね、面白おかしく問いかけられながらも、
まさにそのメッセージとしては、
今タニー君がお勧めしてもらったサウンド・オブ・メタルに、
僕も見てないからね同じかわかんないけど、
そういう当たり前とかさ、
なんか常識とかさ、
そういうのがハンディキャップじゃなくて個性とかさ、
そういうのをすごいね、
ポップに教えてくれる絵本。
なのでお子さんとぜひ。
気になる。
描いてる方が吉竹晴樹。
吉竹信介。
あそっか、吉竹晴樹はあれか。
セーブライオンズ黄金時代の。
今ボケなのか補修で間違えたのかわからなかった。
吉竹晴樹じゃなかったね。
わかんないぞセーブライオンズ。
応援歌かっこいいんだけどね。
そうなんですね。
この方は本当はなんて名前?
本当に吉竹晴樹さんだよ。
吉竹晴樹さんね。
すいません。
全部カタカナで吉竹晴樹さんって言って。
日本のイラストレーター。
神奈川県茅ヶ崎州まで。
そうなんです。
筑波大学。
そうなんだこの人。
この人めちゃめちゃ売れてる人。
気になるね。
本当だ。
産経児童出版文化賞、美術賞受賞とかなんかいろんな賞も受賞しているね。
そうそうそう。
実はね吉竹さん僕ね会ったことあるんですよ。
え、ハルキ?どっち?
ハルキじゃない。
信介さん?
セーブライオンズじゃないです。
信介さんです。
信介さん会ったの?
そう。
信介さんは俺が教員になって1年目の時に絵本大賞を取ってるんだけど、
まだだからそんなに売れ始めたよっていうぐらいの時だったから、
多分タイミング的にはギリギリ良かったんだけど、
一番最初に売れた絵本がリンゴかもしれないっていう絵本が売れて、
その本で授業をしたかったのね。
図工の授業。
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そんなんで勝手にやるの嫌だなと思って、
出版社に連絡したの。
この本を使ってこういう授業をしてみたいと思うんですけどいいですかって言ったら、
めっちゃ面白いですねって言って出版社の人が見に来てくれて、
なんでその授業も逐一全部吉竹さんに伝えてくれて、
すごいね。
吉竹さんからメッセージもらい、子供たちへのメッセージももらい、
最後その出版社のなんかそのちっちゃい絵本の原画のお披露目会みたいなのに呼んでくれて、
そこで吉竹さん本人と出会えて、
すごいじゃん。
ありがとうございましたみたいなことを言い合える時間をいただいたっていう今から考えるともう、
すごい信じられない。
すごいじゃん。
え、じゃあなにその後ぐらいにドカーンと売れたんだ。
でももうリンゴかもしれないっていう本がとにかくすごい注目されて、
それからはだからもうね、
バババババっていう本ともあっという間に。
すごいね。
しかもそういうの嬉しいよね。
嬉しい。
お互い嬉しいよね。
授業に扱ってくれて。
そうなのよ。
それをすごいありがたくて、
でも本当今だったら多分忙しすぎて目に求めてくれなかったかなとか思った。
そうだよね。
そう。
そっか。
そんなご縁でね実はね一回NHKも僕出させてもらった。
マジか。
そうNHKで吉竹鑫介さんの特集があって、
その中でそうあの絵本の世界を特集したんだけど、
なんと図工の授業にもなりましたって言って、
これは2年前ぐらいかな取材にNHK来てくれて、
また違う絵本で授業をやった時の様子を撮影してくれて、
子供も保護者も喜んでくれた。
それは嬉しいよ。
嬉しいよね。
先生も嬉しいでしょ。
そう。
山ちゃんすごいじゃん。
もうなんか山ちゃんあれだね。
メディアの人になっちゃってるわもう。
違いますよ。
クモの。
違う違う違う。
クメの。
クメ、クメ、クメ。
今ね。
メガネをね絡めていじろうとしたら、
あ、メガネ絡めた。
クメになっちゃった。
クメになっちゃった。
クメちゃんすごいじゃん。
クメちゃんはそうやって人の力によって、
ポコンとたまに出させてもらったりするんですね。
山ちゃんやっぱねすごいわ。
そのプロデュース力。
いやいやいや。
でも本当それはねきっかけは、
授業を一番最初に絵本を通じてやらせてもらったっていうところからのご縁があったから、
なんかテレビの特集を組む時も、
授業だったら僕にって言って、
編集者の方が振ってくれたからであって、
本当にご縁ですね。
素敵。
素敵なストーリーだな。
そうなんです。
ぜひ吉竹信介さん、
ヤマタニFMこちらにも。
いやいやいやいやいや。
いや無理ですよ。
じゃああの吉竹晴樹さん来てください。
吉竹晴樹さんちょっと調べてみよう。
僕はセイブライオンズで育ってますから。
そうなんだね。
ちょっと調べてみよう。
吉竹晴樹さんの応援歌めっちゃかっこいいからね。
分かった。
聴いてみる。
ぜひ。
今日はあれですね。
サウンドオブメタル。
そして僕からはそれに関連した
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見えるとか見えないとかという絵本の紹介の
そんな回になりましたね。
はい。
ちょっと羽生くんもう一本映画の紹介あるでしょ。
それはやめとこう。
次回また。
他の時に絡めるよ。
ぜひに。
うん。
いいねこういう回もね。
うん。
はい。
では今回はこんなところでありがとうございました。
ありがとうございました。
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