ヤマルの好きなもの
はいどうも、よろしくお願いします。ありがとうございます。
まずは自己紹介から。
カタガラのヤ、肉刀天の丸と書いて、ヤマルと申しまーす。
ヤマル、どうぞよろしくお願いしまーす。
はーい、えーと今日はですね、皆さんまだまだヤマルのことをご存じないと思いますので、
ヤマルの好きなもの、たくさん発表したいと思います。
まず、ヤマルの好きな動物。
好きな動物は、ゾウさんです。
ゾウさんってさ、耳は大きいしさ、鼻は長いしさ、牙も生えてる。
体も大きいし、しかも知ってました?
頭もいいんですよ。
んー、ちょっとキャラ立ちすぎじゃない?
え?チャームポイントだらけじゃん。
ロバとか、ロバとかご覧なさいよ、あれ。
彼は何も持ってないよ。
ロバが持ってないものをゾウさんは全部持ってる。
そんなゾウさんの欲張りなところが大好きです。
続いて、ヤマルの好きな乗り物。
好きな乗り物は、新幹線です。
かっこいいじゃないですか、新幹線。
早いし、長いし、大きいし、快適だしね。
そして次に、ヤマルの好きな食べ物。
ヤマルの好きな食べ物、お米、揚げ物、サクランボ。
ズルいよね。
今までなんとなく1個ずつだったのに、急に3つも出しちゃった。
ズルいよね、ごめんなさいね。
だってさ、食べ物ってたくさんあるでしょ?
3つでも絞った方ですよ。
じゃあ、揚げ物ズルくない?
揚げ物ってジャンルだもんね。
ズルいよね、気づいてた。
さあ、ヤマルは今、好きなものをたくさん発表いたしました。
ここで皆さんにお願いがあります。
もしヤマルが死んだら、今言った好きなもの全部、看護家に入れてください。
これがお願いでございます。
全部だよ。
だから、例えばヤマルが看護家に入っているじゃないですか。
お米が一番好きだから、上半身から上ぐらいかな。
お米でパンパンに詰めてください。
顔は残してほしいので、顔だけくり抜いて、お米で覆ってください。
もちろん炊きたてですよ。
そしたら次に揚げ物。
揚げ物は下半身の足の空いている部分に、フライでもいいです。
唐揚げでもいいです。置いてもらったら結構でございます。
最後、サクランボ。
サクランボは隅の方に置いてもらえば、色もいい感じになるんじゃないかと思っております。
そしたら、自分の好きなものに囲まれて、最後見送られていくってこと。
ちょっと待って、やばい。
新幹線忘れてた。
どうしよう。
こんなにギチギチに詰め込んだら、新幹線入らないじゃん。
じゃあ、こうしましょう。
僕の看護家を新幹線に乗せちゃえばいいんですよね。
そのまま運んじゃおう。
仮想場まで。
霊柩車の代わりみたいな感じ。
みんな想像してください。
看護家にヤマルの大好きなものを入れて、食べ物を入れて、それを大好きな新幹線で運ぶということですね。
もうそしたら、ちょっと待って。
ヤマル。
駅弁みたいじゃない。
ちょっと待って。
新幹線に運ばれて、蓋を開けたら立てご飯と揚げ物、そしてサクランボ。
なんか、お弁当すぎない?
マジかよ。
ヤマルの来世、お弁当かよ。
象、完全に忘れてた。
どうしよう。
象はどうしようもできない象。
どうもありがとうございました。