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はい、皆さんこんにちは。山口でございます。続きましてですね、ご質問はMEGUMIN4Uさんからのご質問です。
山口先生、こんにちは。
メイッコについての質問です。
メイッコちゃん、5歳なんですけども、2年ほど前に外で激しく転んだことがあります。
その時、左の前歯を強く打ったようで、神経が死んで黒く変色してしまいました。
歯医者さんでは様子見と言われ、今まで異常なく過ごしてきたのですが、
2ヶ月前からグラグラするようになり、
5歳やな、2ヶ月前からグラグラ。
浸った神経の箇所に、海が溜まるようになってきました。
あららら。
で、歯医者さんで抗生剤を入れてもらう処置をしたんですが、なかなかうまく治療できないようですと。
歯科医からは、もっと海が溜まるようなら、抜歯しないといけないかも。
でも、永久歯が出るまで1年半ほどあるから、歯並びに影響が出ると言われたそうです。
もし、抜歯ということになると、上顎の成長に何かしら影響があるのでしょうか?
子供の矯正はできるだけ早い方がいいと思うのですが、
矯正の時期やタイミングによって、輪郭形成に影響があるのでしょうか?
どうぞよろしくお願いします。というご質問をいただいています。
めぐみんぽゆじさん、ご質問ありがとうございます。
これは大変ですな。
5歳の子、元気に走り回ってたんでしょうね。
山口も実は永久歯が入った直後に、バーンとぶつけて割れたというのがあります。
もっとひどい状態で、だから海が溜まるようになっちゃったというところですよね。
これはちょっと心配な状況になっているわけですけども。
歯に関して言いますと、
抜歯するしないとか神経の処理するしないというのは、歴史において結構変わってきたというのがあるんですよね。
昔は神経の処置なんていうのは、虫歯になったら割と簡単にシュシュッとやったりするんですけども、
それをやると歯が弱くなっちゃうというのがあって、今ではなるだけそれをしないようにみたいな感じになっていますし、
歯を抜くということに関しても、なるだけ歯を温存できたら自分の歯が最強だと、
今も治療ではセラミックがありますとか、インプラントがありますとか、いろんな歯に対する治療が出てきているんですけども、
結局のところ調べれば調べるほど出てくるのは自分の歯が最強という状態なんですよね。
それでいくと、いろんな試みをされている人たちがいて、なるだけ自分の歯を温存するために様々な方法を施すというのがあります。
今言っている歯医者さんがマチシャとしての歯医者さんであれば、小児歯科と言って子どもの歯を専門で見ているような、
大学病院とかにある歯科大学とかの中にあるディビジョンだとそういう専門の人たちもいるので、
そういうところのセカンドオピニオンを聞いてみるとか、何だったらサードオピニオンまで聞きに行くとかっていうのをして、
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まずご自身の知識、メイクちゃんの歯の状況を何人かの専門家に見てもらって、
まず現状を把握する方がいいと思います。
で、抗生剤の治療、充填してということだと思いますけれども、それがうまくいかないというのも、
例えば抗生剤の種類を変えるとか、カクテル療法といって爪物もいくつかの種類を混ぜるみたいなのもありますので、
もしかしたらそれで良くなるのかもしれない。
一方で、このご質問の内容でいくと上顎、上あごの成長に影響は出ないのか出るのか、
この歯を抜く抜かないとどうなのかという話なんですけれども、
実際のところですね、小2期の怪我っていうのはですね、上あごの成長に結構影響が出ます。
なので、例えば成長期の前に骨折とかですね、打ち身を激しくすると、
そちら側の骨の成長が悪くて顔が歪んでくるとかっていうのは結構ある話なんですよ。
これも骨だけじゃなくて、鼻なんかもそうなんですけども、
ちっちゃい時に鼻ガーンってぶつけました、その後高校生になったら鼻がグニュって曲がってきました、みたいなのがよくあります。
さらに、例えばですね、大きな事故で骨折をした場合に使う医療素材、これも結構影響はしていて、
チタンプレートって大人ではですね、成長がほぼ止まっている状態なのでチタンプレートは一番安全で使うんですけども、
お子さんにチタンプレートを使うと、チタンプレートが入っている側がやっぱり成長しなくてですね、
チタンプレートに引っ張られて顔が歪んでくるみたいなのがあるので、
だからこそ吸収性の素材に変わってきているというのもあります。
で、じゃあこの産んでしまっているですね、農用ができてしまっている歯を残しておくのと、
農用ができるからその歯を抜いてまずちゃんと直すのとどっちがいいのか、ここが相手になってくると思うんですけども、
えーと、歯の根っこっていうのはですね、歯蔵骨といってですね、歯の上あごの歯を受け止めるだけの骨の中に埋まっているんですけど、
ここに炎症を起こされると実はですね、ちょっと嫌なのは、骨髄炎というのを起こすことがあるんですよ。
そのような歯の炎症がですね、上あごの歯蔵骨に伝わって、歯蔵骨から上顎の方に炎症が伝わってくると、
悪い歯がいることによって上あごの炎症が悪くなっちゃうということがあり得るんですね。
で、それが起きてしまうと、実はそっちの方が炎症による硬縮ですね、骨も硬くなってしまいますので、
そういう風な影響が出る可能性があるから、ここはですね、診察をしていないので、こうやっていうのは言えないし、
僕も歯の専門家ではないのでこうやって言えないんですけど、すごい微妙なラインです。
めぐみんさん。
なので、よりスペシャリティの高い人に見てもらった方がいいと思います。
自分の歯がですね、抗生剤を変更することによって何とか温存できたら、それはそれが一番良いと思いますけど、
もし抜かないといけない、抜いた方が要は上あごへの影響が少ないという判断をされた場合には、抜いた後が重要でしょうね。
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抜いて抜きっぱなしにしておくと、おそらく手裂崩壊というか、歯並びがですね、どんどんどんどん崩れていくというのが起きてきますし、
永久歯が生えてくるのにですね、ガイドがないとですね、うまく出てこないというのも当然あったりしますので、
定期的な検診というのは必要になると思いますね。
心配だと思いますけども、
物事のジャッジというのはですね、基本的にはその情報が不十分な状態で誰かの意見を信用するというよりも、
より専門性の高い人にですね、いくつか話を聞いてみて、
専門家は情報を与えるべきなんですけど、専門家がジャッジをするべきでは僕はないと思いますね。
だからいろんな話を聞いた上で、私はこっちを信じます、私はこっちの先生の言っていることが何かしっくりきますというところで判断していくことになるんじゃないかなと思います。
言ってですよ、まだ5歳ですから、何かしら今問題が起きてもですね、それをキャッチアップというかそのお子さんの力でですね、
サポートしてあげることによって歪みを起こさないというのも可能だと思いますので、早め早めの対応をとってみてください。
以上参考にしてください。じゃあねー。See you!