2022-10-18 22:41

2019-12-08 - 知りたかった!!脂肪移植の定着率。医学論文が明かす衝撃の事実!お医者さんも知っといた方がいいよ。

2019-12-08 - 知りたかった!!脂肪移植の定着率。医学論文が明かす衝撃の事実!お医者さんも知っといた方がいいよ。

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今回、質問をいただいている内容をさせていただきたいと思います。
桃桃音さんからのご質問です。
脂肪注入の定着率が知りたいです。というシンプルなご質問をいただいていますね。
脂肪注入に関して、皆さんも昨今、脂肪移植という言葉が
目の中で聞かれるようになって、自分で調べたりする方もおられるかと思いますけれども、脂肪移植というのは、一般的に言うと
体の他の部分から自分の脂肪を取ってきて、これをお顔に出したり、もしくは胸に出したりして、ふっくらとボリュームを作っていきましょうというのが
一般的な脂肪移植というふうなお話になります。
夜中のインターネットとかで調べると、ホームページとかいろんな解説なんか出てくるんですけれども、
そこのかきっぷりが、玉石根香というか、めっちゃつきますよみたいな、要するに入れた分全部残りますよっていうやつから全然残りませんよっていう話があったり、
もしくは口コミなんかでも脂肪を入れたけど消えたみたいな、腫れだけやったけどなんやったんあれみたいな
そういうユーザーのですね、口コミなんかがあったりするわけですけれども、その実どうやねんというところがこのご質問になって現れているわけですね。脂肪移植の定着率。
つまり移植した脂肪が持って行った先でどれだけ生き残りますかという話になるわけですね。
根本的にはこの脂肪というのもですね、体から一旦切り離して取り出すわけですよね。
その取り出したやつを入れるということになりますから、基本的にはそのまま取り出して放っておくと組織は当然ダメになって腐っていってしまうわけですから、
もう一回移植をされたときにそこでちゃんと血管が入ってきて脂肪が栄養されるようになって生き残るというところで初めて切り離された脂肪がこちらで成着するというふうになるわけです。
ですので、定着率という言葉があるように逆に言うと全部は残りませんよっていうのが基本的な考えになっているわけですね。
これをですね、いろいろ論文を調べているようなペーパーというのは5万とあるわけですけども、その中でもいつもお話しますシステマティックレビューですね。
その論文をまとめている論文でもちょっと調べますと、2015年に出てますペーパーがありました。
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これはPRSという形成外科の領域では一番トップジャーナルに君臨しているプラスティックリコンストラクティブサージというジャーナルなんですけれども、
テキサス大学のサースウェストアメリカルセンターから出ているペーパーで、要するにそのシステマティックレビューは行われています。
これざっくりとちょっと今日話が長いので進めていきますと、いろいろ調べました。そのうち66本のペーパーをインクルード、中に入れることにしましたと。
それをですね、66本調べたわけですよ。そのうち動物のデータもあったり、人間のデータもあったり、いろいろとこの細胞の組織の検査までいろいろしてるんですけども、
おもろいのがですね、このシステマティックレビューの結論がなんと、そうは書いてないんですけど、僕というフィルターを通して言うと、もう論文ぐちゃぐちゃみたいな。
もう論文ぐちゃぐちゃみたいな結論なんですよね。どういうことかというと、あまりにもいろんなデータの出し方がありすぎて、ヘテロジェナスというような言い方をしますけれども、
分析の仕方も違えば、プロセスの仕方も違うし、いろんなファクターが入りすぎて、みんないろんなこと言いすぎみたいな。要するに結論出ませんみたいなことが書いてあるわけですね。
で、もうなんかちょっともう嫌みたいな感じを読み取れるわけですけども、具体的にちょっと見ていきますと、この論文の中でも書いてあるのは、
教科書では死亡を採取して移植することによって、そこに欠陥が入って、それが生き残るというのが当たり前のように思われてきたけれども、実際に調べてみると、なんとそうじゃないことが多いことか、みたいなところからも入っていくわけですね。
で、主になんか押し目で言ってるのは、要はその血流が再開しなかったパターンの話がいろいろ書いてるわけですけども、
要するに血流が再開しない場合にはですね、それが死んでしまうよっていう話が、その組織を調べたときに、
餌食したゴースト細胞というような言い方をしてますけども、核がなくなってしまってるやつですね。それがハンコン組織、スカーリングとかファイブロティックティッシュと言いますけども、こういう組織にとって変わられていて、
死亡細胞の生存はボリューム増量には効果があるが、繊維化が主な役割と考えられる。つまり、死亡移植してるんやけど、死亡が残ってるよりも繊維化の方が多いんちゃうか、みたいなことをこの論文では結論付けてるわけですね。
もうちょっと詳しく見ていきますと、様々あるよって言ってるような内容っていうのは、どういうことかというと、死亡細胞の取ってくる場所ですね。
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いろんな場所から取ってくるので、それによって死亡の粒も違うし、生存率も違うんちゃうかとか、分離方法、いわゆる延伸分離って、これ日本では一般的な方法なんですけども、取ってきたのを延伸分離でぐるぐるぐるぐる回してあげて、
脂肪の層と血液の層と曲脂肪細胞の層みたいなのを分けてあげて、それを使うと延伸分離やったりとか、デカンティングといって試験管みたいなところに置いとくだけの方法もあったり、特殊な装置を使う。
もしくは、中を清潔にして洗って、死亡細胞をきれいにしてこれを使うとか、いろんな方法があったり、もしくは注入をするという時も、取ってすぐ入れるというやつから、ちょっと時間経って入れるというやつから、冷凍させておくというやつがいろんな方法があると。
さらに移植の仕方もビューって一発で入れてくるのもあれば、ちっちゃくチュチュチュって入れてくるのもあったり、僕も使ってるのはマフガンってやつですね。
細かく細かくするようなマフガンを使っていたり、いろんな方法があるので、結局いろんなファクターが入りすぎてて、まとめてみたんやけど、何がいいかよう分かりません、みたいなことになってるわけですね。
さらにちょっと否定できない要素として書いているのは、それぞれの論文がですね、例えばこれも、よく胸の手術の時にボリュームの評価がよく出てくるわけですけど、死亡移植の場合ね。
死亡を胸に移植しました。胸大きくなりましたやんか。これじゃあ男子医師大きくなりましたか。みたいなのを測ったりするわけですけども、その評価の中で手術翌日に測っているやつもあれば、65ヶ月まで追っかけているやつもあると。むちゃくちゃ長い。5年以上ですよね。追っかけているやつもあると。それぞれが何本残ったかみたいなデータを出しているんですけども、
組織学的には、死亡細胞というのはですね、入れてから1ヶ月経過したところでアポトーシスといって、死亡細胞が自爆していくっていうシーンが訪れるんですね。
なので手術した晴れっていうのは、1ヶ月ぐらいでだんだん引いていくわけですけども、1ヶ月目でアポトーシスというのが起きるので、そこからシュコーンと消えたりっていうのがあるから、ボリュームの評価に関しては、3ヶ月、半年、1年とか見ていかないといけませんよね。というのが、より厳密な評価ということになってくるわけですね。
さらに、繊維化を起こしている否定的な話が続くわけですけども、組織検査というのをしたときにですね、4ヶ月、手術して4ヶ月経ったところでも、ちゃんと注入ができていないとですね、その死亡細胞の周りには細胞膜を持たないような死亡の粒、オイルシストというんですけど、これを免疫細胞がパクパク食べてですね、
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免疫細胞がむちゃくちゃ脂肪で太っているみたいなのがあるんですけど、そういうのが組織検査で見られますという話が書いていたり、もしくは脂肪の注入の粒が大きいと、その注入した粒の表面は栄養されるんですけど、中まで栄養が届かないから中が腐っていったりというのが組織検査で結構見られますよという話が書いているわけですね。
これよく、僕も死亡注入の時にお顔が腫れますよという話をするんですよ。ダウンタイムが長めですと。死亡注入の場合にも3週間、4週間かかることがありますよという話をするんですけど、これどうしてかというと、実はですね、腫れを少なくしようと思うと、ぐちゅぐちゅっと取ってきたやつをですね、一箇所に入れてあげるとあんまり腫れないわけですよ。ヒアルロン酸を注入してバーンと腫れるとかってないですよね。
ということは、死亡注入の場合には、ぐちゅぐちゅっと塊で入れるんじゃなくて、死亡の粒がちっちゃくちっちゃくしてですね、その表面からですね、0.3ミリくらいまでは血管とか栄養が入ってきやすいよというふうなサイズ感があるので、そのちっちゃい米粒みたいなやつをばらまいてきた方がいいですよというようなご説明をするんですね。
それをしようと思うと、当然、移植してくる場所に対して、その小さな米粒のような死亡を巻いてこないといけないので、いろんなところにばらまいてこないといけないから、組織がいろんなところが傷ついてしまうんですね。
それに伴って組織がむくみが出たりとか内出血が出たりというのでダウンタイムが長くなってくるわけですけども、それをせずにですね、ぐちゅぐちゅっとまでは、手術時間やったら早いやつですね。要するに死亡移植なんだけども、1時間以内に終わってきましたみたいな。
というやつは、要は多分細かく入ってないんですね。塊が一個一個が小指の先、ひどい場合だったらピンポン玉みたいなことが起きていると。そうなるとセントラルネクロシスってここにも話しているような、表面はエネルギーの中のところがオイルシストという死亡細胞が潰れてしまって、死亡の粒だけは残っているみたいなことが起きていて、
しかも一旦その死亡のシストができてしまうと、何ヶ月も何年も延々と続くようなですね、慢性炎症というのを起こすようになってしまうんですね。なのでそれに伴って組織がどんどんどんどん炎症を起こしていって、拘束であったりとか痛みであったりとかドーン痛であったりみたいなものを起こる可能性があるわけですね。
なので、粒の入れ方ですね。これに関しても大事な話になってくるわけです。さらに続きます。吸引した死亡細胞に関しての考察もしているんですけれども、吸引のときにどれぐらいの圧力で引っ張っているかという話も書いているんですが、例えば死亡細胞を取る場合、切除して塊として取ってくる。それを移植するというのは神秘死亡移植というのがあったりとかですね。
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一般的な死亡吸引で小さなカニ売れという管からですね、死亡を取ってきてそれを注入するみたいな方法があるわけですけれども、実は細胞学的にはですね、これを調べてもらうと切り取った死亡の方が生存率が高いというデータが出ているんです。
死亡吸引みたいな吸い出したような死亡というのは割とその死亡が潰れてしまっているというふうな話を書いているわけですね。これは結局引っ張ってくるときの圧力でその死亡細胞が潰れてしまいますよというふうな話があります。
ですので、このバウアー先生らなんかが報告している内容でいくと、一気圧以下の吸引圧で、あんまりだから圧力をですね、ものすごくかけずに優しく優しく死亡の粒を取ってきて、それを小さな粒で巻いてくるというのが一番生存率が高いんじゃないかというふうな話が書いているわけですね。
なので、この2015年のペーパーで2013年までの論文をまとめているので、ちょっと古いんですよ。その後に実際にこの幹細胞の話が出てきたりとか、死亡のプロセッシングといういろいろな加工の仕方が出てきたりして、最近もうちょっといろんな知見が増えてきているところなんですけれども、面白いデータが、これはちょっとシステマティックレビュートの後に出てきたようなペーパーになりますけれども、
2019年のアナウンスをプラスチックサージに入れているようなペーパーで、乳房の死亡移植の時にですね、これもかなり、スタディとしてはサイズが少ない10名の研究になりますけれども、面白いのがですね、死亡、中国のペーパーですね、
1人の患者さんから取ってきたその死亡をですね、4つに分けると。それが1つがデカンティングといって置いとくだけ、重力に従って分けるんですね。重みにゆっくりゆっくり分かれていってこっちを使いますというデカンティングはA。
Bが遠心分離。Cがコットンパッドという、死亡を取ってきたやつをガーゼみたいな汁気を吸わせてですね、残ったカスみたいなやつだけを注入するというのがC。
Dというのが、CALという、セルアシスティとリポトランスファーといって、その取ってきた死亡と培養している細胞を混ぜて移植するみたいな方法があるんですけれども、この4つの方法を10名の人で調べて、それでその処理をした後にですね、出来上がっているものに
カン細胞といってですね、よく死亡移植の時に話題にもなってくるんですけれども、SVFという細胞をカウントしているわけですね。
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要は簡単に言うと、この数値、この個数が多ければ多いほど、死亡移植をした時に柔らかい胸ができて生存率が高くて、みたいな風にイメージしてもらったらいいんですけど、この4つの方法のSVFをカウントを出してるんですね。
それでいくと面白いのがですね、さっきのABCD、要は置いとくだけ、遠心分離する、くるくる回す、ガーゼでギュギュッシュする、細胞を混ぜて増やす、みたいなこの4つで、一番SVFが多かったと言われているのが、実は一番最初のAだったんですよ。
つまり、置いとくだけってやつ。遠心分離すると細胞が潰れてたんですね。
だいたいですね、デカンティングが4.32×10パーミリリットルというところに対して、遠心分離というのは3.48×10パーミリリットルという感じでですね、減ってたんですね。
コントンパトが一番少なくて、1.64×10なので半分以下に減ってた。要は多分ガーゼ側に吸われてしまったんでしょうね、その細胞がね。
で、キャルに関してはデカンティングよりは落ちるんだけど、遠心分離よりもいい、みたいな4.08×10というふうなデータが出ています。
要するにここで言えることというのは、そのプロセッシングですね、その取ってきた脂肪細胞を処理するというのに遠心分離もしかしたらあかんのちゃう、みたいなご提案が出てるんですよ。
これも昔からちょっと言われてて、実はその遠心分離をするときにですね、ぐるぐるぐるぐる回されるわけですよ。
例えばあなたも考えてみてください。メリーゴーランドがクソ早く回ってたら酔いますよ。僕回転系苦手なのであんなぐるぐるぐる回ったらもうおえってなりますけども、あれめっちゃ早い回転させられたらこうカーッみたいな感じになるじゃないですか。脂肪細胞が潰れるんです、それで。
だから圧力回転数とか何分回すとかみたいなのが昔から言われてるんですけど、そもそも回したらあかんのちゃうかっていう話はちょっと前から言われてるんですよ。それがこういうふうに数字になってきたって話なんですね。
なのでこの中国のデータはそういうのを示唆してるんですが、実は2019年に同じくですね、同じ都市に先ほどのシステマティックレビューと同じプラスティックリコンサークスサージングからもペーパーが出ていて、これはボストンのですね、ハーバードメーカリーセンターから出てるようなデータになるんですけども、
ここのデータはですね、もっと突っ込んでます。これは一つの施設で出している一つのペーパーなんですけど、267名の乳房細胞に対して脂肪移植をする手術をいろいろと分けてですね、今言ってるような延伸分離とテルファーって言ってですね、ガーゼにフィルムがついてるようなやつがあるんですけど、それで汁だけを吸い取るような方法と、
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リボルブって特殊な装置を使って脂肪を分離するみたいな方法があるんですけど、この3つの方法を評価をして、結果としてオイルシストって言って、移植したところにですね、細胞が通ってない、血が通ってない、脂肪の塊ができる、いわゆる慢性炎症の原因ですね。
これができてるかできてないか、もしくは有害事象としていろんな合併症の頻度がどうなのかみたいなのを調べてるんですが、実は延伸分離が一番オイルシストの頻度が高かったんです。12.5%に対してテルファーって言って圧をかけずに優しくですね、フィルムとガーゼみたいにシュシュシュシュってやって、細胞を吸い取らずに汁気だけを吸うみたいなことをしたのはオイルシストの後0%。
で、有害事象の比も13.7%と2.3%といって延伸分離の方が遥かにそのリスクが高いと。このメタ分析もしていて、この中でいろんなリスクファクターを評価すると延伸分離そもそもあかんのちゃうっていう風な結論を出してるんですね。
ちょっとこのペーパーあんま詳しく話はしませんが、ということはですよ、日本の中の今脂肪移植する脂肪の処理どうなってんのって気になりません。
なんとですね、僕の知る限り99.%ぐらい延伸分離みんな使ってるんですね。
なので、アジア人の場合はですね、そもそも脂肪取れないこと多いじゃないですか。
言ったらアメリカ人みたいにやっぱり脂肪がたくさんあるっていう体じゃないので、例えば胸を作るとか顔の若返りをするという時にも脂肪って大事なわけですね、置いといてほしいわけですよ。
それをですね、胸を作るからって大量に取ってですね、それを入れるという時に延伸分離でぐるぐる巻き、しかも圧力かけちゃえみたいなことをして、それを入れたら生存率が90%みたいな。
ほんまかいな、みたいな。
っていうところなんですよ。
だから結局いろんな数字出したりとかしてますけども、ちゃんと根拠が取れてないんですね、実はね。
世界中でいろんなペーパーが今出てますけども、生存率90%なんていうのはほぼないですね。
なので、これからおそらくですね、延伸分離はどんどん使われなくなるか、もしくはその処理の方法自体をかなりマイルドなものに変えていくということになってくると思いますね。
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ということで、脂肪移植というのも定着率何パーセントっていうのは、ペーパーによっても違うんですけども、
50%ついてるって言ってるペーパーはほとんどないですね。もう幹細胞を培養して足してるぐらいじゃないとそういうのはないかと思います。
なので、あくまでも脂肪移植っていうのは、その入れたものが全部残るなんてことはないので、よくよく主治医とですね、お話をしていただいて、
実際に手術をする時にどういうふうな処理をしますかとか、どういうふうな入れ方をしますかとかっていうのも、やっぱりお話聞いておいた方がいいかなというふうに思いますね。
なので、まだホットな領域なので、どんどん新しいペーパーが出てきてますんで、新しい知見が出てくればですね、またお知らせしたいと思いますので、いいですかね。
ということで、脂肪の定着率に関しては、まとめとしましては、どうやって取ってるか、どういうふうに処理してるか、どういうふうに入れてるかっていうのに関わってくるので、一概にこうだとは言えないけども、
いずれにしても、やっぱり優しさを持ってですね、やった方がええよという、精神論じゃないですけど、というふうな結論になってきそうなわけですね。
ということで、また新しい情報が出てきたらですね、お話をしたいと思います。以上です。
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