脚本視点の映画鑑賞
はい、りょかちです。
りっちゃです。
りょかちにちょっと聞いてみたいことがあったんだけど、
あ、はい。うれしい。
何年か前から、りょかちが脚本の勉強をされて、脚本を仕事でも書いたりとかしてるじゃないですか。
ちょくちょくさせていただけるように、ネットコンテンツなどからしております。
すごい、やろうと思って、だんだん積み重ねてやってる過程がすごいなと思ってるんだけど、
ちょっと今日聞きたいのは、
りょかちが映画とかドラマとかめちゃめちゃいっぱい見てて、
たまに感想をインスタとかで書いてくれるときに、
脚本を学ぶとか脚本を書くっていう視点になると、見方がどう変わるのかみたいなのが気になって、
よくさ、一話として完璧みたいなこととか言ってるじゃん。
そういうのどういう見方をしてるのか聞いてみたいと思って。
まず私はまだまだ、端くれで素人と同然ということを言及しておきたいんですけど、
3幕構成の理解
素人だからこそ、フォーマットみたいなのがあるんですよね、いろいろ脚本って。
文章でいう起承転結みたいな感じです。
で、そういうものに当てはまってるかとかは、結構見ちゃうかもしれないですね。
最初シナリオの学校に行ったときに、学んだの最初に脚本ってこういう方があるんだよみたいな話を。
なんかいろんな学校があって、
最初に通ったシナリオセンターっていう学校は、あんまりその傾向は強くないんですけど、
世の中にハリウッド式3幕構成っていうのがあるんですよ。
どういうこと?知らない。
世の中の物語って、だいたい3幕でできてるんですね。
3つに分けれるんですね。
ほとんど起承転結なんですけど、
まず最初に1幕っていうのがあって、
これ説明してもいいですか?
どうぞお願いします。
1幕っていうのがあって、まず1幕では主人公の環境が説明されますね。
トイストーリーとか分かりやすいんですけど、
トイストーリー見てない人はネタバレになっちゃうんですけど、
おもちゃが生きてまーす!みたいな、から始まるんですよ。
みんなが見えてないところで生きてまーすっていうのが1幕で説明。
そういう世界観の映画ですっていうのが始まって、
この映画にはウッディーという男が出てきますっていうのが、
主人公とか、怒られてる状況とかが始まって、
そこにバズっていうやつも出てきてまーすみたいな、
そういう環境が始まるんですね、が1幕。
トイストーリーの始めのほうで、
おもちゃが外出ちゃいけないのに、外に飛ばされちゃうんです、バズが。
ちょっと事故で。
そうすると、今までの環境は壊されて、外の世界に行っちゃうんですね。
そうすると2幕が始まるんです。
スターウォーズだと旅が始まる、そこで2幕に切り替わるんですけど、
こういう主人公がいる1幕。
で、その人たちが旅をします、いろいろがあります、
これめっちゃ広いんですけど、2幕。
で、いろいろあったその後の世界が、3幕みたいな感じに大きくなってるんですけど、物語って。
で、だいたいそういう感じなんですよ。
ジョーズの解析
で、1話として素晴らしいっていうのは、
主人公のキャラクターを手際よく説明していて、
こういうキャラクターだよ、こういうキャラクターで、
で、たとえばワンピースとかだと、シャンクスに助けられて、
憧れてたあの人に助けられて麦わらをもらった少年が、海に出ようと決意する、
みたいなのが手際よく1話で説明されていると、なるほど。
ルフィっていう子はこういう子で、こういうものに憧れてて、
で、話としては、海に行っていろいろある話なんだっていうのを、
1話で説明してる、ちゃんと。
っていうのが1話としてクオリティが高いっていうふうに思っちゃいます。
逆に1話がイマイチな作品とか、説明がイマイチな作品とかだとどうなっちゃうの?
そうですね、今とかだと、わりと何を保ちればいいかわかんない作品とかは、
離脱されやすかったりとかするとか、あとは説明がめちゃめちゃ長いとか、
この人、どんな人なんだろうっていうのをひたすら説明してて、何も起こらないみたいな。
日常ばっかり説明してて、で、いつ何が起こるの?みたいなのが長いと、
それまでに飽きちゃって終わっちゃうから、
まずどんな人かわからない、キャラがちゃんと立ってない、
どんな人が行動原理なのかわからない、
しかもそれが長いって、手際よくなくて、全然説明されてなくて、
で、2幕のアクション、主人公が何になっていくのか、
どんなことが起こっていくのかっていうのが面白いのに、
長いとかになると、手際悪いなって思ったりとか。
手際悪いな、なるほどね。
そもそもあとは、ルフィが全然面白くないやつとか。
ルフィ。
一応、キャラが魅力的かどうか重要だよね。
そうですそうです。
あとは、いいやつなんだろうけど、その良さがめちゃめちゃ1話に入ってないとかだと、
もっといいところあるのに、1話に入れてあげればいいのになー、みたいなとかはありますね。
なるほどね。
なんかさ、シナリオの作法みたいな、構造みたいなのを学ぶようになってからって、
見てる間に、どういうこと考えてるの?今。
このシーン、この展開はこうなったな、どう思ってるの?
でも、一番面白い映画は、まったく何も思わないですね。
物語に没入しちゃって夢中になっちゃう映画が、やっぱり一番大きいと思う。
確かに、なるほど。
なんか、糸が透け透けの映画は、面白いけど、ちょっとふーんと思っちゃうかな、みたいな。
それってさ、どういう、頭の中で構造図みたいなの、考えてんの?
ここまでが木だな、みたいな。
ここからショーだな、ここで点だな、みたいな、思ってるの?
とか思ってるし、あとジョーズっていう映画があるんですけど、
サメの?
ジョーズは、すごくよくできた映画で、海にサメが出る映画じゃないですか。
そうだね、確かにね、その通り。
なんですけど、第一幕で、まずそもそもニューヨークからやってきた主人公なんですね。
現場は田舎の海沿いの観光の町なんですよ。
で、ちょっと都会に行ってて、海とか入るのマジで、やだな、みたいな。
シティボーイ、というのが一幕で説明されてるんですよ。
田舎、こんな海沿いの田舎、みたいな感じなんですね。
で、サメ出るんですけど、サメ出たって言ったら、海の観光なくなっちゃうよ、みたいな。
今、海開きから2日前ぐらいなんですよね、サメが出たのが。
で、サメ出たって言ったから、主人公は刑事というか、警察みたいな人なんですけど、
警告出さなきゃいけないけど、警告出したら、この町の稼ぎどきに終わっちゃうよ、みたいな設定があるんですよ。
そういうのを出してくると、まず海にサメが出た話だったら、ただそういう話だったら、あるだけど、
まず主人公が海に入りたくないシティボーイ、一番サメと戦わなさそうな主人公、
というのが、まず面白い設定として上手だな、みたいな。
さらにサメと戦うことに対して、葛藤がある、最初からノリノリの。
で、さらに普通にサメ出たら、止めろよってなるんだけど、
そもそも海が観光地で、そこの海のみんなが遊びに海水浴するところで、お金を稼いでる町っていうのが、
じゃあ、あなたがそのときにサメが出たら、今すぐ止めますか?
それとも、いつサメが出てくるかわかんないんだから、いったん様子を見ますか?みたいな葛藤がそこで生まれるわけじゃないですか。
確かに。
シンプルなんだけど、いろんな考えポイントがある作品は、
なるほど、サメに戦うのはこのニューヨークのシティボーイなのか、上手いなとか、
なるほどね、サメの出てくる町は、海で稼いでる町なのね、なるほど、そうするとハードルが高くなるね、みたいなのは考えます。
そういうことを考えながら見てるんだ、なるほどね。
どういう設定を作る、どうやってそのドラマを面白くする設定を最初から作り込んでるかってことを考えてるのか?
そうですね、やっぱり難しくするとか、なんて言えばいいんだろう、シンプルな話なんだけど、それをもっともっとハードにしてる設定を見ると、
面白いと思うかも。
へー、なるほどね。
シナリオって逆に書こうと思ったら、設定を考えるっていう割合がすごい高いってこと?
なんか、結構人によるんですけど、
そうなんだ。
はい、なんかそのシーンから思い出す人もいるらしいですね、こういう会話をさせたい。
坂本祐治さんは、最近言ってらっしゃるのは、気持ちをデッサンするみたいに書いてるみたいです。
なんか、こういう花束みたいなとかだと、カルチャーの話ばっかりしてる男女がいるな、みたいな。
で、それの人を見たときの気持ち、みたいなところから作っていったみたいな感じ。
へー、そうなんだ。
だったりするみたい。
そういうこともある。
でも、そうですね、何にするにしても、例えばシーンから思い出したとしても、
じゃあ、このシーンがおいしくするためにはどうしたらいいだろうかって考えて、
結局、設定から考えていくことが多いかな。
本当にバラバラですね。
なんかその、あんまりテーマから考えることはしないですけど、
テーマから考える人もいるだろうし、
気象転結の木から考える人もいると思います。
男の子が鬼ヶ島に行くことになったから考えて、
じゃあ、どんな仲間が必要かな?
犬と、みたいな感じで考える人がいたりとかもいるし。
そしたらさ、私本当にこのシナリオ界を何も学んだことがないから、ゼロからなんだけど、
逆にシナリオ界では、この作品は圧倒的名作だとされてるとか、みんなのお手本だとされてるみたいな映画とかあるの?
めちゃめちゃいろいろあるんですけど、
いろいろありますね。
じゃあ、ルカチが感動したやつでいいよ。
やっぱりジョーズはすごいなって思います。
やっぱりなんかその、サメが出てくるっていうことだけだけど、
でもその中にいろんなカットがあるんですよね。
スティーボーイが海に入りたくないっていう男が入らなきゃいけない、
そこに出会うオタクみたいな男と漁師みたいな男と出会うんですけど、そこでのカットとか、
いろいろな付属品の作り方とかも上手だし、
あとセリフとか、あと小道具の使い方が上手みたいなのが評価されることが結構あるんですけど、
映画の表現技術の考察
そういうので言うと、アパートの鍵貸しますっていう映画とかはすごく評価されてるし、
聞いたこと、どっちも見たことがない。
あとは、羊たちの沈黙とかは結構私は上手いなって思ったりしますね。
アパートの鍵貸しますはちなみに何が上手いの?
なんかその、ネタバレになっちゃうんですけど、
まあ多分超有名だからいいんじゃない?
話のあらすじとしては、平凡なサラリーマンが自分のマンションを上司に貸してあげてるんですね、実家のせいで。
で、上司はそこに自分の愛人を連れていやらしいことをしてるんです。
で、それでサラリーマンはお金簡単にもらえてラッキーって思ってたんですね。
で、なんですけど、あるとき、追われたコンパクトっていうのをきっかけにして、
まあちょっとその詳細は映画を見てほしいんですけど、
自分が好きな女の子が自分の上司の愛人だってことに気づくんです。
その気づかせ方が、私ね、愛人なの?とかセリフで言わせるのは基本ダッサイって言われてるんですよ。
説明ゼリフは。
確かに。
なんだけど、その割れたコンパクトを見て、
あ、あれって上司の…って気づくんですけど、
そういう使い方がうまいっていう感じですかね。
確かにさ、なんか、映画じゃないんだけどさ、
キャラクターの魅力とストーリー
漫画をなんか、昔の名作漫画とかを読んだ後に、
なんかちょっと適当なウェブマンガとかを読むとさ、
なんか文字多いみたいな、説明長い、全然絵が動いてないみたいな、
そして無駄に長いみたいな、
長い方がウェブマンガはいいのかもしれないけど、次勝手に読ませるからっていうのが多くて、
同じような、それってテキストで説明するんじゃなくて、漫画なんだから、シーンで見せない?みたいな。
そうなんです。
そういうところがやっぱり小説と映像の違いだから、
元気な女の子に元気ですって言わせてもしょうがなくて、
いつもなんか、ズボンの膝がすりむけてるとか、
そういうことで表すほうがいいんですね。
確かに。
うるさくないから。
確かに。
そういうの一つ、うまいと言われたりしますね。
で、そういう作品の一つが、アパートの鍵を貸しますとかですかね。
なるほど。
私、映画だとあんまり内容を覚えてないから、あんまり言えないんだけど、
なんかやっぱ、一話ですごいなって思うのは、
ハンター×ハンターと、天使なんかじゃない。
今思い出した。
天内。
天使なんかじゃないのがすごいよね。
やっぱ一話でさ、みどりちゃんがどんなキャラで、みどりちゃんのことなんとなく好きになっちゃうし、
矢沢屋のね、天使なんかじゃない。
みどりちゃんっていう、明るくて元気で天使なんなんだよ、ちょっとドジみたいな、
典型的少女漫画の主人公、キャラが主人公なんだけど、
もう一話で全部表されてて、好きになっちゃうみたいな。
あと、ヒロインとヒーローも出てきて、ヒーローも全部キャラも説明されてて、
なんか舞台も全部一話で整ってる。
生徒会に選ばれました、みたいなところまで整ってるもんね。
確かに、あれ理想的な一話ですね、完全に。
あの、なんだっけ、犬をかばってるヒーロー。
雨に濡れた犬を、そっと傘をさしたりしているバイクに乗った、リーゼントのヤンキーね。
それでも、だって、見た目は、明はもう見た目があんなんだけど、実は心が優しくて、
っていうのが一気に説明されちゃう。
一瞬だもんね、確かに一瞬だもんね、それで。
典型的だけど一瞬すぎる。
そうそうそうそう。
なるほどね。
なんかね、面白い話で言うと、羊たちの沈黙、見たこと。
羊たちの沈黙あるよ、レクター博士に。
レクター博士って、おじいちゃん。
うちのアレクサが喋ってる。
レクター博士って、おじいちゃんですね。
全く怖くなくないですか。
何もないおじいちゃんだったらね。
でも、なんであんなに怖く見えるんだろうっていうの。
なんかこれは、ゴッドファーザーでも使われてるんですけど、
本当に怖い人をかけって言われたら、どうするかってことで、
でも、人をバンバン打ったりとか、やっても、限度があるじゃないですか。
そうだね、そうだね。
サイコパスにも。
で、そういうときに使えるのが、伝聞っていう技術で、
ジョディ・フォスターが、初めてレクター博士に対面するまでに、
まず、お前、レクター博士の担当になったの?みたいな。
本当に気をつけたほうがいいよ、みたいな。
言われて、えぇ?みたいな感じになる、主人公。
で、なんかあったらすぐに助けに行くから、すぐに大きい声出してね、みたいな。
言われながら、会いに行くんです。
で、二重にも三重にも、おりがなってて、
その中の一番奥に、レクター博士いるんですね。
で、それの中でも、どんなやつなの?そんな。
で、これまでにやってきて関わった人たちも、死んでるとか言われて、
どんな人、どんな人、どんな人ってあったら、ただのおじいちゃん、みたいな。
なんだけど、すごい怖い、みたいな。
それって、何人もレクター博士は、本当に穏やかな子で、
やぁ、こんにちは、みたいなのが出てくるんだけど、それが逆に怖い。
そういうのは、やっぱり、脚本の技術として上手だなぁ、みたいなのがあります。
へぇー、なるほどね。
で、その横の人たちも、ギャンギャン言ってるんですよ。
一緒に閉じ込められてるときは、ギャンギャン言ってるんだけど、
レクター博士だけは静か。
でも、なんか本物感あるよね、あの感じ。
ギャンギャン言われながら行った先に、静かな人、おじいちゃんがいるっていう。
で、帰るときに、ジュディ・フォスターが、隣の男の子に、なんか怖がらせられるんですよ。
バーン、みたいな、大きな声出された。
言われて、そいつが怖い、みたいな印象になって終わるんですけど、
次の日、隣に就管されてた男は、レクター博士に精神的に誘導されて、自殺しちゃったんだよ、っていうのを聞くんですよ。
で、それでまた怖くなる、みたいな。
なるほど。
だから、そういうのとかは、結構、なんか考えたりします。
なんでこんなに、レクター博士って、あれなんで怖くないんだろう、とか。
結構、キャラクターのことは考えますね。
あー、面白い。そういうことね。
じゃあ、なんでこんなに怖いんだろう、みたいなのを、ひも解いていったりすればいいのか。
こうやって、こういう術があるんだな、みたいな感じで見てるんだ。
羊たちの沈黙とかは、それが結構、豊富です。
最近の映画の感想
なんか、スティーブン・キングだったかな。
とか言ってたんですけど、2人の男がテーブルに座ってて、真ん中に黒い箱が置いてある。
で、突然その中から、その箱が爆発して、中から生首が出てきた。
それはホラーだ。
でも、私たちだけに黒の箱の中身が見えてて、生首だと思って入ってる。
で、わかってる。
この箱、いつばれるんだろう、中の生首が入ってるって。
って思うと、それはサスペンスになるっていう発言があるんですけど。
それ、私も聞いたことあるな。
本当ですか。そういう感じのものも、そういうのの結構、技術の積み重ねですね。
なるほどね。
これ怖いな、こういうふうに見せてんだ、みたいな。
確かに。
私、古畑忍者風呂結構好きだったんだけどさ。
ああ。
あれ、犯人わかってるじゃん、先に。
そうなんです。
コロンボだよね、そもそもはね。
うんうんうん。
あれはなんか、推理ドラマの先にわかってんじゃんっていう。
でもなんか、でも面白いって、あれすごいよね。
すごい。あれはだから、犯人当てじゃないんですよね、ドラマとしては。
ただ、犯人わかっていて、犯人、あれは古畑忍者風呂と銘打ってるけど、毎回主人公犯人なんですね。
そうだよね、そうだよね。そこにさ、一郎とかあったじゃん。
あった。
そういうことできるドラマ、すごいよね。今はないけどさ。
すごい。毎回、スマップとかもあったし。
ね、ね。なんか覚えてる?
中森明菜とか。
いやそう、細かいことは覚えてないけどさ、なんか、え?みたいななんか、結構スペシャルみたいな感じでやってたじゃん、その一郎、犯人の。
うんうんうん。
だから、それだけはなんかすごい覚えてるよね。
そういう、豪華な三谷さん、さすがの、三谷さん、結構あてがきをするらしい。
いや、そうでしょ、そうでしょ。三谷さんはあてがきって言うよね。
ね、まあ、古畑とかそうだよなっていう。
なるほどね。
そんな感じで見てますね。
見てるんだ。え、ちなみにじゃあ、最近のさ、なんか、最近見たもので、これ面白いなってのとかあった?なんかおすすめのものとかあった?
脚本という意味ですよね。
そうね、そうね。
なんか、うーん、難しいな。
でも、最近の映画、なんかでも、ちょっと面白いなと思っているのは、F1。
F1?車のF1?
はい、ブラッドピットが出てて。
あー、なんか今、映画やってんだっけ?
はい。
で、それがトップガンと同じ監督なんですよ。
で、同じ味の映画。
どこの辺見ても同じ味そうだ。
うん、なんか、うちらでも話したじゃないですか。
トップガンはなんだっけ?おじさんの、なんだっけ?
少女漫画。
あ、そうだ、少女漫画。
同じ味。
ここはすごいと思った、なんか。
同じ味すぎて。
そうね、なんか、だってあなた、だってこの味を食べに来たんだもんねってなっちゃった。
なんか正しくこの味を再現しててすごいってなっちゃった。
あー面白い、それ面白いね。
ラーメン屋に行ってラーメン食べたいと思ってさ、こちらでございますって出された正解ってこと?
そうそう、この味食べに来たんだってなっちゃった。
それでもいいね。
で、なんかその共通してるのが、主人公が最初から最強なんですよ。
で、ここは正直あの、転生物と似てるなって思いました。
そっか、下積みとかないよね。
シナリオ視点での映画分析
脚本というよりは、そうトレンドの話なんですけど。
確かに。
F1も、昔トップレーサーだった男が、他のF1じゃないレースでずっと戦ってたんですけど、
とあるきっかけで、F1に戻ってくることになるって話なんですよね。
で、そのベテランと組んでる若い男と、F1チームのトップチームで戦うぜって話なんですけど、
最強の俺が、若いやつを見返しながらクールなことやって、女も抱いちゃうぜみたいな感じの、同じ味の。
完全に同じじゃん。
なるほどね。
でも、転生物って、転生したら、その世界では昔働いてた技術とかがなくて、自分が最強ですとか、メタルールを知ってて、
これってこうだよねって思うから正しいことができるとか、結構最強キャラみたいなのがあって、
なんか似てねって言う。
おじさんもそっちを求めてるし、若い人も最初から最強を求めてるんだみたいな感じで、
なんかその、面白いなと思ってます。
最強キャラの時代だなみたいな。
なるほど、面白い。
そういう見方ですね。
脚本とかだと、何かを心の旅で、1幕で、2幕で旅に出て、新たな何か世界を得て、3幕に、
英雄の物語って言うんですけど、元の世界に戻ってくると、見える景色が変わってるとか、世界が変わってるみたいな話が多いんですけど、
その、得るものは全然あるんですけど、元からもうめちゃめちゃ主人公が、
そうだね、証明しただけで元から強いっていう。
そうそうそうそう。
根底から自分が変わるとかじゃない物語で、結構なんか脚本の世界で言うと、ちょっと新しいトレンドだなっていうのがありました。
なるほどね、面白い。
強行選挙は、結構脚本やってる人もしかしたら、最後のオチがわかったかもしれない。
ちょっとネタバレすぎたあれだけど。
え、わかった。
そうなんだ。それじゃあ、ティピカルっていうか、よくある伏線回収みたいな感じなの?
主人公に最初にセットアップされた環境とキャラクターがあって、彼の乗り越えなければならない課題を考えると、まあそうなるかみたいな感じ。
なんか国語の授業だね、そう言われると。
この時、主人公は何を思ったでしょう?みたいなのが、すごい答えられないそうだね。脚本の勉強すると。
ですね。でもまあ、心のどこかでそうなんですよ。だから、どこかでハッピーエンドとかになるのはわかってるけど、でも2幕がやっぱりどれだけ面白いかとかによって全然変わってくるから。
なるほど、そっか。
それでも面白い、トップガンみたいな、F1の話を今もうほとんどトップガンと同じ構造で同じ味で聞くから別にもう見なくていいみたいになっちゃう。
その味がすごい好きじゃなければ別に見なくていいからみたいになっちゃうんだけど。
映像と物語の楽しみ方
でもね、予告でも、飛行機よりもさらに早いものとしてF1をやったみたいな、言ってる予告があるんですけど、
メインラインはそうなんですけど、やっぱ映像ってそれの話だけじゃないから、映像はめちゃくちゃすごいです。
これは映画館で見たほうがいいです。
ネットフリックスの新しい新幹線大爆破あったじゃん。
うん。
この前あの草薙君がやってたやつ。
はいはいはい。
あれ見てさ、話はさ全然さ、何ていうの、なんか動機、事件の動機とか全然なんか、えーみたいな、それは全然別に面白いとは思わなかったんだけど、
ただ映像美がすごい良かったから、それだけで満足した。
確かにそういうのはあるね。
なんかその、罪人たちっていう映画は最近あったんですけど、それはかなり変わった映画で何にも言えないんですけど、
でも音楽が、主人公が黒人の人たちなんですけど、ブルース歌ってて、その音楽と映像っていうのはかなり強いから、
なんかその物語を見てるけど、別にそれが良いから100%良いってものでもないし、
F1は同じ味だけど、ライマックスで見るとめちゃめちゃ気持ちいいです。
なるほど、まあそういうのもあるよね、確かに。
なんか叫び出しちゃうくなっちゃうぐらい、ピットの中からの映像、走ってる映像とかがあって、
もう気持ちいいってなっちゃいました。
あー気持ちいいってなっちゃって、もうそれは、だから物語とは全然違うところですよね。
あーそうね、それは確かに物語、脚本、シナリオだけじゃないからね。
ありがとう、面白かった。
なるほど、大きな声で言えないが上手すら見てないんで、ちょっと見てみます。
でもちょっとね、私もまだまだ勉強中なんで、全然違うこと言ってたらあれなんですけど、
そういう感じでちょっとずつ研究しながら見てる感じです。
面白い、ちょっとなんか見るときに意識してみようかなと思いました。
はい、ありがとうございます。
はい、じゃあちょっとよかちに、そんなシナリオ的映画の見方を聞いた回でした。
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それではまた次回。