なんてことない一日が豊かだった話
今日はライトな話を書いてみたい。
普段は一つのテーマを掘り下げることが多いのだが、たまには肩の力を抜いた話もあってよいのではないかと思った。
学びや示唆を求める方もいるだろう。
しかし読者が「いい時間だった」と思ってくだされば、それもまた価値だ。
今日はそんな一日だった。
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朝市の熱気
少し前に友人から誘いがあった。
井口漁港のワカメオーナーになっているので、刈り取りに行かないかという。
面白そうなので快諾した。
その前に、ちょうど開催されていたひろしま朝市へ立ち寄った。
1,000回記念開催ということもあり、想像以上の人出だった。
小雨が降っていたが、傘など差せる状況ではない。
人の熱気が勝っていた。
僕が買ったのは二つだけ。
ひとつは広島菜の古漬け。
もうひとつは「とんがり帽子」という品種のキャベツだ。
三角錐のような形をした、小ぶりのキャベツだがスーパーにはほぼ並ばない。
産直市でしか出会えない品種だ。
15年くらい前に知り、見かけるとつい手に取ってしまう。
大量に買うのではなく、必要なものを少しというのが心地よい。
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3,000円で6キロのワカメ
朝市の後、井口漁港へ向かった。
ロープに植え付けられたワカメを、根元付近から切り落としていく。
バサバサと落ちるそれをトロ箱で受け取り、重さを量る。
刈った株が6キロ未満なら追加してくれる。
オーナーになるための料金は3000円だ。
今日は5人で行ったが、それでも分けきれない量だった。
1人1キロ以上になる。
正直、ワカメばかりそんなに食べられるものではない。
ワカメは食物繊維が豊富である。
大量に食べればお腹も緩くなるし、ヨウ素の過剰摂取も気になる。
だから少量を日常的に摂るのが良い。
つまり、味噌汁にワカメはとても理にかなっているのだ。
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茶色から鮮緑へ
獲れたてのワカメは茶色い。
それを洗い、さっと茹でると、一瞬で鮮やかな緑へ変わる。
あの変化は何度見ても面白い。
持ち帰った分は、洗ってから葉と茎に分けた。
葉はさっと茹でて水気を切り、ジップロックに入れて冷凍。
これで長く楽しめる。
今日はおいしくて、食べ過ぎた。
茎は佃煮にする予定だ。
こうした「処理の時間」も含めて体験である。
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スポーツ仲間の気楽さ
今日一緒にいたのは、10年以上付き合いのあるスポーツ仲間たちだ。
キツいレースを共に走り、リレーマラソンをやり、汗を流してきた連中である。
そういう関係は妙に楽だ。
最近はなぜか周囲から気を遣われることが増えた。
「気難しい人カテゴリー」に入っているのかもしれない。
だがスポーツ仲間は違う。
普通に誘ってくれ、普通に笑う。
それが嬉しい。
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お裾分けの循環
ワカメを分け合い、僕は家にあった和牛の切り落としをお返しに渡した。
こういう循環が好きだ。
超有名店で、トリュフやフォアグラ、ウニが乗った牛肉を食べる。
有名生産者のワインを開ける。
それも悪くないが、僕はあまりワクワクしない。
それよりも、地元の海でワカメを刈り、洗い、分け、笑いながら持ち帰る。
そういう営みのほうが、よほど豊かに感じる。
地に足がついている感覚。
暮らしがきちんと回っている実感。
それが僕にとっての贅沢だ。
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学びはないが、悪くない
今日は何かの学びがある話ではない。
しかし、こういう日があること自体が価値なのだと思う。
昔からの友人とくだらない話で笑い、またなと言って別れる。
家に帰って海の匂いのするワカメを処理する。
なんてことないが、健全だ。
今日はいい一日だった。
たまには、こんな話もいいのではないだろうか。
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今日はライトな話を書いてみたい。
普段は一つのテーマを掘り下げることが多いのだが、たまには肩の力を抜いた話もあってよいのではないかと思った。
学びや示唆を求める方もいるだろう。
しかし読者が「いい時間だった」と思ってくだされば、それもまた価値だ。
今日はそんな一日だった。
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朝市の熱気
少し前に友人から誘いがあった。
井口漁港のワカメオーナーになっているので、刈り取りに行かないかという。
面白そうなので快諾した。
その前に、ちょうど開催されていたひろしま朝市へ立ち寄った。
1,000回記念開催ということもあり、想像以上の人出だった。
小雨が降っていたが、傘など差せる状況ではない。
人の熱気が勝っていた。
僕が買ったのは二つだけ。
ひとつは広島菜の古漬け。
もうひとつは「とんがり帽子」という品種のキャベツだ。
三角錐のような形をした、小ぶりのキャベツだがスーパーにはほぼ並ばない。
産直市でしか出会えない品種だ。
15年くらい前に知り、見かけるとつい手に取ってしまう。
大量に買うのではなく、必要なものを少しというのが心地よい。
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3,000円で6キロのワカメ
朝市の後、井口漁港へ向かった。
ロープに植え付けられたワカメを、根元付近から切り落としていく。
バサバサと落ちるそれをトロ箱で受け取り、重さを量る。
刈った株が6キロ未満なら追加してくれる。
オーナーになるための料金は3000円だ。
今日は5人で行ったが、それでも分けきれない量だった。
1人1キロ以上になる。
正直、ワカメばかりそんなに食べられるものではない。
ワカメは食物繊維が豊富である。
大量に食べればお腹も緩くなるし、ヨウ素の過剰摂取も気になる。
だから少量を日常的に摂るのが良い。
つまり、味噌汁にワカメはとても理にかなっているのだ。
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茶色から鮮緑へ
獲れたてのワカメは茶色い。
それを洗い、さっと茹でると、一瞬で鮮やかな緑へ変わる。
あの変化は何度見ても面白い。
持ち帰った分は、洗ってから葉と茎に分けた。
葉はさっと茹でて水気を切り、ジップロックに入れて冷凍。
これで長く楽しめる。
今日はおいしくて、食べ過ぎた。
茎は佃煮にする予定だ。
こうした「処理の時間」も含めて体験である。
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スポーツ仲間の気楽さ
今日一緒にいたのは、10年以上付き合いのあるスポーツ仲間たちだ。
キツいレースを共に走り、リレーマラソンをやり、汗を流してきた連中である。
そういう関係は妙に楽だ。
最近はなぜか周囲から気を遣われることが増えた。
「気難しい人カテゴリー」に入っているのかもしれない。
だがスポーツ仲間は違う。
普通に誘ってくれ、普通に笑う。
それが嬉しい。
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お裾分けの循環
ワカメを分け合い、僕は家にあった和牛の切り落としをお返しに渡した。
こういう循環が好きだ。
超有名店で、トリュフやフォアグラ、ウニが乗った牛肉を食べる。
有名生産者のワインを開ける。
それも悪くないが、僕はあまりワクワクしない。
それよりも、地元の海でワカメを刈り、洗い、分け、笑いながら持ち帰る。
そういう営みのほうが、よほど豊かに感じる。
地に足がついている感覚。
暮らしがきちんと回っている実感。
それが僕にとっての贅沢だ。
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学びはないが、悪くない
今日は何かの学びがある話ではない。
しかし、こういう日があること自体が価値なのだと思う。
昔からの友人とくだらない話で笑い、またなと言って別れる。
家に帰って海の匂いのするワカメを処理する。
なんてことないが、健全だ。
今日はいい一日だった。
たまには、こんな話もいいのではないだろうか。
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