私結構フリーランスって補活不利だしさ、フリーランス仕事休み中は収入ないから早く子供預けないとみたいな焦りがある一方でふっと冷静になった時に、あれ、私そこまでして子供と離れたいみたいな感じの母親じゃんみたいなことを、今からちょっと自己敬意に陥りかけてるんですよ。
かといって、お金のことって私が個人的に、本当今日私の悩み相談なんだけど、お金に余裕がないと私って本当メンタルがすごい落ち込むから、絶対復帰はしないといけないから、どっかで折り合いをつけないといけないけど、もう気持ちが板挟みみたいな感じになってるんですけど、土屋さんってそういう風に悩んだことってありました?
ありますよ。働いてて、保育園とか幼稚園とかに預けながら仕事してる方は、本当これいろんなところで言ってると思うんですけど、一度は絶対何のために仕事してるんだろうとか、思ってジレンマとかメンタルの揺れて、経験してると思いますけどね。
そうですよね。さっきもおっしゃったと思うんですけど、もちろん会社員の方とかもそうだと思うんだけど、フリーライターとかって仕事に対する向き合い方、育児に対する気持ちの向き方がバラバラすぎて、ロールモデルがないんですよ。
ライターの仕事が自分の生き甲斐だからって言って、すっごい早く復帰する人とかもいれば、子供との時間が楽しいから1年以上休み取っちゃおうかなみたいな人も周りにいて、分かんなーってなってて。
生まれてみないと分かんないのかもしれないけど、そういう意味でも心もとないっていうか、会社とかだったらある程度、だいたいあの先輩も1年ぐらいだったよとかさ、ロールモデルが見えやすいからあれなんですけど、土屋さんって結構早めでしたよね、的には。
そうですね、4人いるから4パターンあって、1人目の時は仕事辞めて1年間専業主婦をしていたので、またずっと全然違っていって、2人目の時には生まれた頃にはそんなにバリバリは仕事してなかったけど、ちょこっとはやっていたので、2ヶ月か3ヶ月ぐらいしてから少しずつ仕事復帰みたいな形でやり始めて、ぬるぬるっとスタートして。
3人目、4人目に関してはもう完全にバリバリ働いているっていうような状況だったので、割合すぐに。3人目の時は3週間ぐらいで復帰。
早いっすよね、多分それね。
早いかなと思います。4人目に関してはもう何なら退院したその日から復帰みたいな。
早すぎる。
海外のノリですね。
アメリカンみたいなね。
でも全くそれは、私は全くオススメはしなくて、たまたまその時のタイミングが、そこで戻らないとっていうタイミングだったっていうのと、仕事をしていることで息抜きになるっていうのがあったり、ちょうど4番目の時はコロナも相まって、家にみんながいるっていう状態だったり、逃げ場が欲しかったっていうのもあったりしたので。
本当にそれも、その時その瞬間、そうだっただけっていう状況なんですよ。だから悩むのすごいわかります。会社員の方だったら、育休があるから、とりあえず育休期間中は休めるのかなとか、休もうかなとか、穴が開いちゃうから戻らなきゃとか。
いろんな、自分の考えだけじゃない部分で決めるところがあるけど、フリーランスって自分がどうするかを常に突きつけられているような感じだから。偉そうに語ってるけど、私だって流されてその時に復帰したりしてるから、なんかもう全然不安だよね。すごくわかる。不安。
なるほどね。じゃあ土屋さんもきっとそのね、今お子さん4人いらっしゃいますけど、その時々で違うバランスのこの葛藤、悩みがあったのかなというふうに聞いてておりまして、ある意味土屋さんでもそうなってますよと。斎藤さんも本当に不安になるのはこれはもうある種当然というか、そういうものなんですよね。
斎藤さんがメンタル雑魚って言ってましたけど、メンタル雑魚だからになってるわけではなくと。
向井 誰でも。まずそれを私だけじゃないっていうのは思ってた方がいいかも。
向井 確かにそれがスタートかもしんないですね。なんか私こんなことで悩んでってことでまた自己嫌悪になるから。
よかった。今日で止められたかもしれない。ちょっとはね。
向井 確かに確かに。もう悩むんだって。みんな悩むからそこはあれでっていう。そこからじゃあ折り合いをつけていくっていうわけですか。土屋さんケースバイケースというか4人それぞれかもしんないですけど、どんな感じでした?
向井 私はそもそも子供を最初幼稚園から入れたいっていうふうに一番最初は思っていて。結構自分の中のそういう教育館じゃないですけど。
向井 持ってやっていたので一番上は3歳まで特に保育園に一時保育だけ時々利用してって形でやっていたんですけど、だんだん子供が増えていくに応じて必要になるお金も増えてくるっていうところで。
お金がない収入がないことの方がだんだん怖いっていうバランスになっていって。今はお金がないイコール収入がない。それが一番怖くてストレスなんです私にとっては。
なのでここは割り切れしかないと思ってやってこれるようになったので13年半かけて。昔ほど仕事と育児ってこのどっち労率とかそのどっちとかっていうところで悩んだりとか、子供に本当申し訳ないどうしようしくしくみたいなことは減ってきてます。
大平 割り切りというか自分の中で今何が一番やっぱりストレスかとかこうした方が自分も気持ちよく生活できるとか仕事できるかそういうのをちょっと見極めていったみたいな感じ。
岡田 自分はどうしたい。フリーランスなので常に自分はどうしたいかとか戦いじゃないですか。多分これ育児してるしてない関係なく自分はこの案件を受けるのか受けないのかっていうところで毎回皆さん器用に立たされてると思うんですけど。
大平 育児が入ってくるとよりそれを生活面でも自分はどうしたいのかっていうのを考えていかなきゃいけないし、仕事が含まれば仕事と育児とどういうバランスで自分がやるのが自分が心地いいのかどうしていきたいのかっていうのを多分考えていく過程の中で自己嫌悪もあるしずっとジレンマも抱えてたりっていうことがあるけど、
何か決めてしまうとその決めたことが自分の中で保ってられるうちは少し気持ちよく回転していく。またイレギュラーが起こって、はーって自己嫌悪になって、でも待ってよ私はどうしてここで今自己嫌悪になってるんだろうって考え、私は結構そうやって考えて分析するタッチなので毎度毎度分析して、これが私嫌なんだとかここがあるからこう思ったんだっていうところで気づきがどんどん増えていくと、
じゃあこの時こういう選択を取った方が私は楽でいられる。その方が子供にも優しくいられるなっていう風にして折り合いつけていった形ですかね。
【森】なるほど、でも今のはすごい勇気づけられたっていうか、フリーランスって私自身もそうですけど、ちょっとでもストレスが溜まると、なんで今こうやって私は嫌なんだっけ、仕事嫌なんだっけって分析してきたから、それの要素が一個増える。一個はすごく大きいんだけど、育児って要素が一個大きいんだけど、これまでの割と応用の応用の応用ぐらいでいけるのかもってちょっと勇気づけられたところはありました。
あれですね、どうやって折り合いつけたかという質問だと思うんですけど、多分その瞬間はきっぱり折り合いつけられたかというと、その瞬間はそんなに本人としても分かってなくて、後々振り返ったらこうしてたなみたいな感じで、やっぱりその瞬間その瞬間はきっぱり割り切れてるわけではないんだろうなっていう気がしましたね。本当は手探りなわけですからね。
うーん。
でもずっと手探りかも。
なるほどね。
あとは信じ込むしかない。私はこうするんだ。
そうだね、私がこれを選択したんだからこれで一回やってみるんだみたいな感じですよね、きっとね。
で、それをつくめていくと、それがまた負担になってくる時がくるんですよ。自分が選択したのに、全文が選択したんだから弱音なんか吐いちゃいけないとかって今度落ちていくんですけど、いいんだよ、弱音は吐こう。前か前々回とかにも言ったと思った。弱音は吐いていいんだよ。
そうっすねー。
っていうのでバランスをとっていく。
あー、なるほど。めっちゃいい話ですよね。
もう泣いちゃってますよたぶん。
ここに泣いてるわ。もう涙声かもしれない。ありがとうございます。
でね、ちょっとこれも結局試行錯誤っていう2つ目の、どっちかって言うと仕事寄りのってことで、これもきっと割り切りとかの話になるかもしれないですけど、仕事面でもですね、
例えばさ、私ってそれなりにフリーライターって10年くらいやってきてるんで、私はこれくらいできるライターなんだ、みたいな自負みたいな無駄な自負みたいなのがあるわけですよ。
でもそれこそ復帰して両立をしようとしてやるけど、それこそ体力が落ちてたりとか、勘が鈍ってたりとか、それこそイレギュラー対応があったりとかして、あれ私全然働けないじゃんみたいな。
それこそ育児も仕事も中途半端で、ダメじゃねえ私って、そっちもありそうな気がするんですよね。そういった土屋さんありました?
ありますよ。
こっちもあります。
結局全部中途半端になっちゃったっていうのは、毎日の中でもある。
毎日?
毎日毎日落ち込んでるわけで、落ち込んでる暇もなくなってくるから、そんなにそんなにだけど、でもやっぱり悩むことはあるし、いまだにどっちも中途半端になっちゃってどうしようって思うことももちろんあるんだけど、
なんだろうな、私3000人フリーランスでやってたとか、子供がいない状態でやっていたことがないの。これが私のスタイルって形でできちゃってるから、そこは共感というか、そこはうまくマッチしないかもしれないんだけど、
できるアドバイスだとしたら、3000と同じって考えないで、ここから新しい自分の働き方のスタイル、収入もどうしていくかっていうところも、新しく考えないといけないっていうふうに無理やりにでも思っていたほうが、
特に最初の数年、絶対いっちゃうよね、こんなに稼げない私。
【森】もうそれすごく、でもちょっと救いになりました。なんか私ってこう、何かと比較して結局自己形容に陥るわけじゃないですか。それが他人だったり、他のライター仲間だったりとか、3000の自分だったりとかするから、
それはやっぱり比べずに、じゃあ私の新しいスタイル作っていこうっていう、その前向き感がいいなと思いました。それも割り切りみたいな感じですよね、多分ね。
どうしてもね、去年の収入ってなんかいろんな場面で出てくるじゃない?提出しなきゃいけない書類とか眺めては、去年はこんなに私稼いだのに、今年今のところゼロじゃんとかってなってきたりするけど、もうそこはもうしょうがないんだよね、フリーランス、育休手当も入らないし。
だからやっぱり少しでもお金が入ってるって状態の方が、自分が稼いでいくっていうのが一番の。
もうあとは本当に効率を重視して、どんだけ効率化して、前と同じ量を前よりも少ない時間でやる方法はないかっていうのは、私もずっと響かん。
えー、なんかちなみに土屋さんが実際これ効率化できたとかってあったりします?
なんだろう、カレンダーは集約したし。
集約っていうのはどういう、プライベートと?
プライベートと仕事と、自分の中で一覧にできるように、子どもの予定と全部全部一つにまとめ、前は仕事はGoogleカレンダーを使って、それ以外の予定は手帳を使うように。
もう追いつかなくなってきて、飛ばしちゃう予定が出てくるようになった。
ちょっとでもそういう、ちょっとのことなんだけど、こっち見てあっち見てってしたいんですけどね。
仕事面でもいかに効率的に、私がいつもよく使って、適当に言いますけど、あって言ったら、ありがとうございますって。
そういう小さな効率を積み重ねていって、少しでも時間を短くできるように、自分じゃなくてもいい作業を人に振るように。
なるほど。
自分じゃなくてもできる仕事とか、自分じゃなくてもできるような形にしておこうっていうのはすっごい意識してるかも。
何かあった時に振れるとか。
大事ですね。
私が普段ライティングの今の仕事で、働き方改革とか業務効率化とか、独人化しないとか、そういうことを取材はしてきたけど、これから自分ごとになるんだっていうのをすごく感じましたね。
いいですね。
メンタルだけじゃなくて、環境作り面でもすごい参考になりました。前向きな気持ちになりました。
素敵ですね。
今日は女子会に飛び込んでしまったおかげな気分で聞いてましたけど。
改めてお二人の話聞いてて思ったんですけど、僕が編集者として、フリーのライターさんと接する機会をこれまで何度もあったわけですけど、
これまで出産を経験されてる方とかもいっぱいいたわけですよ。
その人たち皆さんこういう葛藤を実は抱えていたんだなってところを改めて知りまして、
当時というか僕たちの独身時代とか、そんなこと一切考えてなかったんですよ。
これ大事ですね。こういうことが全国的に起きてると。
だから特にメンタルKOしなきゃとかそういうことじゃないんですけど、そういうものだと知った上で接するってすごい大事ですね。