これからの時代を健康的に、そして前向きに生きるためのヒントと問いをお届けする音声コンテンツ番組『ワーク・ライフ・ラン』。この番組では、これからの働き方(ワーク)、社会生活の変化(ライフ)、ランニングを通しての心身の健康(ラン)をテーマに話します。
第4回は、「幸せ」「幸福感」とは何か?と「2012年に出版されたワークシフトから過去・現在・未来の働き方を考えるシーズン」の4回目です。
- オープニング/先進国で繁栄から締めだされる人々
- グローバルな競争社会と繁栄と衰退の歴史
- 現状維持バイアス、心理的ホメオスタシスから抜け出すためには
- 「幸せ」「幸福感」とは何か
- 勝者総取りの社会/突然ですがクイズです。
- 求めるものの世代による違い/エンディング
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『ワーク・ライフ・ラン rooom』は、リスナーや共通の価値観を持つ仲間が集まり、これからの時代を「健康的に、そして前向きに生きるためのヒントや問い」を共に語り合い、深めていくためのコミュニティです。
ただコンテンツを受け取るだけでなく、1人では挫けそうな仕事、日々の習慣、トレーニングの中で、自ら一歩を踏み出し、お互いの挑戦を温かく応援し合える、そんな「行動を可能にしていく仲間」が集う場所として、この部屋があります。
この番組を持続的に配信していくためにも、共に歩むメンバーとして、ぜひご参加いただけたら嬉しいです。
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https://rooom.listen.style/p/workliferun
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パーソナリティ
宮﨑晃(Miyazaki Akira)
感想
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ワーク・ライフ・ラン。この番組では、テクノロジーの進化が、私たちの働き方や生活にどのような影響を与えるかを考えたり、
ランニングを通して得られる心と体の健康を共有していき、リスナーの皆さんが健康的なライフスタイルを築き、前向きに生きるためのヒントや問いをお届けします。
こんにちは。パーソナリティを進めます株式会社アクテナブルの宮崎晃也です。
ワーク・ライフ・ラン第4回スタートです。
今回もリンダ・グラットンさんの著書、ワークシフト、サブタイトルが孤独と貧困から自由になる働き方の未来図2025の本の中から、
ネガティブなストーリーの最後、繁栄から占め出される未来について紹介と考察をしていきたいと思います。
今回は登場人物の働き方よりも、置かれている状況・設定の話が中心です。
1人目はアメリカオハイロ州に住む28歳のブリアナ。
オンラインゲームの愛好家で、ゲームの中のギルド、仲間グループのことですが、そこでの地位向上を目指して1日4時間はプレイをしています。
実家暮らしで、週5日午後にハンバーガーショップでアルバイトをしています。
就職活動も行っていますが、あまりうまくいっていない状況です。
父親も職探しをしていまして、勤めていた自動車工場が10年前に閉鎖されて、その後は金物屋で長時間労働をして整形を立てていますが、これまでの専門技能を活かせていません。
祖父は68歳で、働く意欲はありますが、ブリアナのお父さん同様に気に入る仕事が見つからない。
積み立てていた個人年金は世界規模のインフルで芽吹きし、金融スキャンダルの煽りで運用図をもこむってしまった状況です。
続けて2人目も紹介します。
ベルギー南部のリエージュに住んでいるアンドレ。
アンドレの父親と祖父は地元の製鉄所で働いていて、良い生活を送っていましたが、10年前に生産拠点がアジアに移り製鉄所が閉鎖されました。
また父親が勤めていた会社が企業年金の支払いの負担が増え、経営旗のセトギアまで追い込まれた状況です。
アンドレもブリアナ同様で短期のアルバイトで生活を送っています。
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ブリアナとアンドレは先進国の住民ですが、急速にグローバル化する人材市場から取り残されているような状況です。
ただ、グローバルな視点で繁栄から取り残されている人たちは昔からいました。
例えば、1930年にインドの農村で生まれた人や、エジプトの極貧家庭で生まれた人は、いかに賢くやる気があったとしても、学校に通って学業に専念することは夢のまた夢だった。
サハラ以南のアフリカに生まれた人も同様であった。
それが2025年には状況が変わり、農村部にいてもコンピューターからクラウドにアクセスして、インターネット上の情報の宝の山を利用できるようになる。
その結果、前回紹介したローハンのように膨大な情報と知識が手に入る環境をうまく活用して、貧しい村を出て大都会で医者として活躍する人も現れる。
ローハンやブリアナの時代には、どこで生まれたかではなく、才能とやる気と人脈が経済的運命の決定要因になると本では書かれています。
ここからは私の考えですが、これを初めて読んだ2012年当時、そうか、これからの時代は先進国に生まれたことで将来が保証されているわけではないのだ。
時代はグローバルな競争社会に入っている。
そこを意識しながら日々働かないといけない、と思ったことを今回の台本を考えている時に思い出しました。
それまでは、受験や就職活動で同じ日本人同士での競争は経験していましたし、
企業に勤めてからも日本社会での競争は意識していましたが、グローバル視点での競争を意識した一つのきっかけになったのかもしれません。
あと、人類の歴史をたどれば、民族・国家・集団の繁栄と衰退は繰り返されているので、
今繁栄を勝ち取っている国や地域もいずれは衰退し、そのカウンターが現れることは間違いないと思います。
企業もそうですよね。永遠に繁栄し続けられる存在はいないわけです。
なので、繁栄と衰退の歴史から自分が今置かれている状況がどの位置にいるのか、
どのトレンドにいるのかを考えて将来を想像することは大切だと思います。
本の中では、2025年は生まれた地域によらず、強い意欲ややる気がある人にチャンスがあると言っていますが、
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その意欲とやる気の源泉は、自分の置かれている境遇や環境に深く関わってくると思います。
先進国で生まれ、生まれた時から良い暮らしをしていた場合、それが当たり前だと認識していれば、
さらなるジャンプアップへの意欲がなかなか湧かず、知らぬ間に自分の置かれている環境が悪くなっているのですが、
現状維持バイアスで、環境変化のためにやる気・意欲を高めることができない状況もあるのかもしれません。
現状維持バイアスは、心理的ホメオスタシスとも言われたりします。
心理的ホメオスタシスは、個人が精神的な安定や心理的な安定を求めて、
習慣や環境の現状維持を図る心理的な動機のことです。
アンドルはまだ就職活動をしている分、環境を変えた意欲があると思いますが、
怖いのが、環境が悪くても現状維持バイアスが働いてしまう状況ですよね。
また、安定化において危機感を持ち続けるのは、人間かなり難しいと思っています。相当意識しないといけない。
だとすると、コンフォータブルゾーンに入ったら、そこから意識的に抜け出す習慣を作ることが一つの打開策でしょうか。
コンフォータブルゾーンから出るのには、新しいことに挑戦するのが良いと思います。
それは仕事に限らなくても良いと思います。
趣味でも運動でも良いので、今までのステージから一歩上の高みを目指す。
そうすることで意欲ややる気を高める訓練にもなり、最終的にはキャリアにもつながるのではないでしょうか。
本に戻りますが、繁栄から占め出される未来は、ごく一握りの成功者が膨大な富を独占する、勝者総取りの社会であるとも言っています。
勝者総取りの社会は人々の格差が拡大した社会ですが、それが人々の生活にどのように影響するのでしょうか。
人々の健康と幸福感を大きく左右するのが所得金額の絶対値ではなく、他の人との所得格差だと本では言っています。
特に先進国など物質主義的傾向が強い世界では、所有物がその人の成功の度合いを判断する物差しになると書かれていました。
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私の考えですが、所得格差と健康の関係で言えば、所得格差によって社会の中で取り残される恐れ、不安、焦りといった感情がストレスにつながって健康に与えるのではと思っています。
ただ、幸福感について言えば、所得を他の人よりも相対的に多く所有していること自体が、これは言葉の使い方の問題ですが幸せではないと思います。
幸せというよりも不安の裏返しで安心している状態、恐れや焦りが取り払われた状態だと思います。
その結果、ストレスが軽減されて健康面でポジティブな影響を与えることはあるでしょう。
幸福感幸せとは何かについて考えてみましたが、困難、挑戦、成長が幸福感につながるということを先日ちょうどある方から伺いました。
その方も幸福感についてたくさんの書籍を読んで研究されていらっしゃいます。
私もとても同意します。
私が読んだ本で、ミハイ・チクセント・ミハイというアメリカの心理学者の本で、不老体験・喜びの減少学という本がありまして、私の人生に影響を与えている本なのですが、
その本では不老状態という概念があって、新たなことに挑戦している状態が不安と退屈のちょうど間にある状態、挑戦が不安すぎず退屈すぎない状態のことを不老と言っています。
その状態にいることが楽しさにつながり、後から振り返った時の幸せであると思っています。
この不老体験という本についても、どこかでテーマとして話せたらなと思っています。
それで、幸せというものが何なのか。
今の私の中の理解、意味付けで言えば、幸せというものは、現時点、現在進行形で感じる感覚や感情ではなくて、後から振り返った時に意味付けられる感情なのだと思います。
つまり、困難や大変さがあったとしても、そこに成長や不老状態が発生していれば、それが後から振り返った時に幸せな時間だったと思い返される。
なので、幸せとは掴みに、捕まえに行くものではなくて、後付けで自分の人生を意味付けるものだと思っています。
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皆さんはどのように考えるでしょうか。
現在、ごく一握りの成功者が膨大な富を独占する、勝者総取りの社会になっているかについては、基本同意でアグリーです。
上位1%の人が、所得全体の20%近くを稼いでいるという研究結果であったり、
ガーファブの時価総額が日本株全体の時価総額を超えたり、個人単位でも企業単位でも富や資本の偏りが発生していますよね。
そこで、突然ですがクイズです。
ファクトフルネスという本が2019年に出版され、日本でもベストセラーになりましたが、そこで出題されているクイズを3つ紹介します。
第1問。
続けて2問目もいきます。
初等教育を修了するのは何割でしょうか。
低所得国に暮らす女子で、初等教育を修了するのは何割でしょうか。
じゃあ答え合わせをしたいと思います。
①の正解はCの半分になったです。
②の正解はBの中所得国。
人類の75%が中所得国で暮らしているそうです。
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低所得国に住んでいる人は9%。
③の正解はCの60%。
低所得国の60%の女子は小学校を卒業するということです。
皆さん何問正解しましたか。
全問正解の人はすごいですね。おめでとうございます。
なんでこのクイズを出したかですが、
勝者総取りの結果として、
貧しい人の絶対値が増えたかといえば、
そうではないということを言いたかったわけです。
社会は誰かがパイを独り占めして、
その分他の人がパイを食べれずにお腹を空かしている状態とは少し異なると思います。
限られたパイを分け合う状況ではない。
また、教育格差もどうでしょう。
このクイズの答えは、
皆様が想像していたよりも教育格差が少なかったのではないでしょうか。
世界の所得格差が進んでいるとしても、
貧困や生まれた環境による機械の不公平は改善しているのだと思います。
このように、世界はマクロでは良くなっているが、
物質主義的傾向が強い世界では、
勝者との相対的な所得格差が幸福感や健康に影響するということをワークシフトでは言っています。
先ほど申し上げました通り、
それは幸福感というか安心感なのかなと私は思っています。
で、格差が広がると人々の不安が強まっていると。
先進国では30年以上人々の感じる不安感が増大し続けている。
社会で格差が大きいほど社会に漂う不安感が増すと書かれています。
これってパラドックスな結果だと思いました。
国や地域は安定を求めて経済の拡大を進めますが、
経済の拡大によって格差が広がり、その結果人々の不安が増す。
非常にパラドックスだと思います。
さてエンディングですが、
先進国の全ての世代が物質主義的傾向が強いかといえば、
それは世代により違うと思います。
ベビーブーム世代やX世代と言われる世代は物質主義的傾向が強く、
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ミレニアム世代やZ世代は意義や精神性を求める傾向が強いということが言われてたりします。
このあたり個人差も当然あり異論もあると思いますが、
育ってきた時代の背景が世代の価値観をある種規定しているところはあると思います。
ブリアナは2025年には28歳の設定で、ミレニアム世代やZ世代の狭間ぐらいだと思いますが、
意義や精神性を求める傾向が強い世代で、
所有物で劣等感や優越感を獲得するかといえば、実際はそうではないのかもしれません。
人生の意義や大切にしている価値観、精神性を見つけることにより、
所得による劣等感がなくなるというストーリーも今ではあるのかもしれないと思います。
また、個人の考えや価値観が幸福感を規定するわけですが、
自分がどんな考えや価値観を持っているのかというのをやはりメタ認知して言語化することが大切だと
今回の回を振り返って思いました。
先ほどお話しした幸せというものが何か、
私にとってはそれは自分の人生を後から振り返った時に感じるもので、
今の時点では苦しいものであったり、挑戦をしていたりしていても、
それが後付けであの時の幸せだったなと思えれば、
それは一つ良い人生なのかなと思っています。
ワークシフトの本では自分の価値観のメタ認知の方法を伝えているわけではなくて、
今後紹介するものは今まで紹介したネガティブなストーリーにならないように、
私たちは何を選択し何の心を見るか、行動していくかをこの後紹介していこうと思っています。
はい、計4回にわたってネガティブなストーリーとその考察をお伝えしてきましたが、
今後は主体的に築く未来や起こすべき行動について話していこうと思います。
次回にその話をするかはちょっと未定で、
ワークシフトとは関係のないランニングの話の回も挟むかもしれません。
この番組のタイトルもワーク・ライフ・ランなので、
ランニングの話もしていけたらなと思っています。
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このポッドキャストの感想やお便りをいただけたらとっても励みになりますので、
Googleホームに感想やお便りをお待ちしています。
また、本日の配信でしゃべった内容は私のノートにも掲載したいと思います。
気に入っていただけましたら、ポッドキャストのフォローもお願いいたします。
それでは良い一日をお過ごしください。また次回お会いしましょう。
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