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#33 経営と健康/健康経営優良法人認定制度とスポーツエールカンパニー制度とは何か
2025-04-07 15:12

#33 経営と健康/健康経営優良法人認定制度とスポーツエールカンパニー制度とは何か

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今回は、経営における健康の重要性と健康経営優良法人認定制度とスポーツエールカンパニー制度とは何かについてお話しします。


日本の少子化・生産年齢人口の減少が背景/社会の安定のために人々の健康維持と現役で働く期間の拡大が求められている/健康経営優良法人認定制度とスポーツエールカンパニー制度は監督官庁が異なる/健康経営優良法人認定制度では、健康を経営における「人的資本」や「生産性向上」として捉える/スポーツエールカンパニー制度は国民の健康的なライフスタイルの定着を目指す/どちらも認定されることで企業の社会的価値が高まるとされている/制度を知らずにスポーツエール的な事を会社に提案していたこともあった(個人的な昔話)


『ワーク・ライフ・ラン』

これからの時代を健康的に、そして前向きに生きるためのヒントと問いをお届けする番組です。

過去・現在・未来の働き方(ワーク)、社会生活の変化(ライフ)、ランニングを通しての心身の健康(ラン)をテーマに話しています。


パーソナリティ

宮﨑晃(Miyazaki Akira)

⁠⁠株式会社actenable⁠⁠


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ワーク・ライフ・ランこんにちは、株式会社アクテナブルの宮崎アキラです。 今回は、経営と健康について話をしたいと思います。
まず、私自身の健康ですが、 以前の回でお話しした足の肉離れの怪我も少しずつ回復してきていまして、
最近はランニングの頻度と距離が徐々に増えてきて、ホッとしています。 改めて走れない期間を経験すると、今まで健康的に体を動かせていたことのありがたさを感じます。
私の場合、ランニングをすることで適切なホルモンバランスがとれていたり、 メンタルのコントロールにもつながっていたので、ランニングが再開できてとてもうれしいです。
ちょうど今は桜の季節なので、あまりスピードは出さないでゆっくり周りの景色を見ながら走って、 立ち止まっては桜の写真を撮ったりするのも癒される感じです。
さて、今回は経営と健康がテーマなのですが、 昨今では経営において働く人たちの健康に関心を持つことが重要視されています。
それはなぜか。 これは日本の環境変化が大きく関わっていまして、日本は今後少子化により生産年齢人口が減ることが確実だからです。
この生産年齢人口というのは、15歳から64歳を対象としていまして、 日本では2020年時点で生産年齢人口は約7500万人、それが2050年には約5200万人に減少することが試算されています。
この2050年の5200万人という数字は、その時の人口全体の51%の割合ということで、日本の人口の約半分の人たちで65歳以上の方と14歳以下の人たちを支えていく形になります。
そうすると、人手不足や社会保障費の負担がより深刻な問題になってくるということです。
そこで、自立して健康的に生活できる年齢を64歳と定義せずに75歳まで伸ばして、15歳から75歳までを生産年齢人口とした場合は、2050年時点では人口全体の約66%に当たるということです。
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なので、社会の安定維持のためにも、人々の長期的な健康の維持と現役で働く期間の拡大が社会構造上としても求められているというわけです。
私も2050年には65歳以上に含まれているわけですが、その時自分が下の世代に本部に抱っこの状態だと申し訳ないので、2050年も現役で働けられたらと思っています。
今はIRの観点でも、人的資本経営が重要視されていて、健康経営の取り組みをコーポレートサイトや統合報告書などで情報発信している企業も多くあります。
そんな中で、国が健康に関わる制度として推進しているものの中に、健康経営有料法人認定制度とスポーツエールカンパニー制度というものがあります。
これ以外にも、国が健康に関わる制度として推進しているものはいくつかあると思いますが、今回はこの2つに注目して、それぞれどんな制度なのかをざっくりと説明したいと思います。
まず、健康経営有料法人認定制度ですが、これは経済産業省が主管して推進しています。
健康と聞くと厚生労働省の管轄なのかと思ったりもするのですが、先ほど申し上げた通り、健康を企業経営の一部として捉えて、人的資本や生産性向上の観点で推進するためです。
経済産業省は2014年から、上場企業に対して健康経営銘柄の選定を行っていまして、そこから2016年には健康経営有料法人認定制度という制度が創設されました。
2025年時点では、大規模法人部門で3400法人、中小規模法人部門では19796法人が認定されているそうです。
企業が従業員の健康を意識する流れは今後もさらに広がっていくと思いますし、それ自体はとても良いことだと思います。
昔は24時間働けますかというCMがあったりして、健康よりも猛烈に働くことが周りから評価される社会的な風潮もありましたが、高度経済成長時代から低成長時代になってからはその価値観も変わってきていますよね。
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本当に世の中の価値観というのは社会的な環境に規定されていると改めて思います。
それで健康経営の取り組みには大きく4つの観点が挙げられています。
一つが経営理念・方針、もう一つが組織体制、もう一つが制度・施策の実行、最後に評価と改善です。
経営理念・方針は、これはつまり従業員によるボトムアップでの草の根活動というよりも、経営トップが理念と方針を出してトップダウンで行う取り組みということになります。
組織体制は外部の専門家や健康保険組合との連携体制を構築するということになります。
制度・施策の実行と評価・改善は、これはちゃんと具体的な施策に落とし込んでPDCAを回すということです。
これら4つの観点をちゃんと運用することが健康経営・有料方針に認定されるための条件でもあります。
具体的な施策として、私の周りでも会社でウォーキングイベントを開催しているという声もよく聞きます。
これも、ただイベントを行うだけではなくて、参加者に対してインセンティブを設計することが重要だと思います。
例えば、何かに還元できるポイントを付与するとか、チームで取り組んで順位をつけたりして進行を深めるとか。
個人的にもウォーキングは一番手軽で始めやすいと思います。
色々な方の話を聞くと、会社のウォーキングイベントをきっかけでランニングを始めた、再開したという方もいらっしゃいますし、
私も思い返せば、社会人になってからはランニングを始める前に健康に気をつけなければなと思っていた時期はウォーキングをやっていましたね。
次に、スポーツエールカンパニー制度ですが、これは文部科学省の外局のスポーツ庁が主管している制度です。
こちらは経済や経営の文脈よりも、国民の健康的なライフスタイルを定着させるために行われている取り組みです。
1日の大半を過ごす職場において、スポーツに親しむきっかけづくりを進めていくのが重要だという意義で始まった制度になります。
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2017年から始まった制度で、2025年には1491社が認定されているそうです。
認定の要件はいくつかあるのですが、こちらも経営者の理解のもと、会社全体で取り組んでいる実績が必要になります。
具体的な取り組み例としては、
例えば、就業中の体操ストレッチの時間の設定であったり、
階段の利用の推進や徒歩通勤・自転車通勤の推奨、
スタンディングミーティング・スタンディングワークの実施、
昼休みのエクササイズ、
業務終了後や休日のスポーツイベントへの参加、
企業運動会の開催などがあります。
認定要件を満たすことで、従業員が健康的になる点や、
スポーツに親しめる環境づくりを進める企業として、
企業の社会的評価の向上も期待されているというところです。
個人的には、スポーツエール企業になるのはとても良いことだと思いました。
バーチャルでもリアルでも、会社の仲間の方と一緒に運動すると、
一緒に食事会をするのと同じくらいお互いの距離が縮まったり、
親近感が増すと思います。
多分、運動中などは余計なことをあれこれ考えている余裕もないので、
それで素直な心でお互いコミュニケーションを取れるのが良いのだと思います。
どちらの制度も従業員の健康促進に関するものですが、
目的であったり、主観している環境、また評価の観点は異なりました。
あと、今回のこぼれ話ですが、私が以前勤めていた会社は港区にあったのですが、
ちょうど勤めていた時期に、港シティハーフマラソンという、
港区の中を走るハーフマラソン大会が始まりまして、
会社の目の前の道路がなんとコースになりました。
自分が働いている会社の目の前の道をマラソンランナーが走るのって、
とても貴重な経験だと思ったので、
ちょうど私もランニングを始めて、ユールな大会に出始めていた時期でもあって、
これはせっかくだから、会社として何か関わりが持てないのかなと思っていました。
そこでちょうどその大会のサポーター企業や協賛企業を募集していましたので、
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せっかくなので会社が協賛してもらえないかなと思って、
企画書を作って経営の方に提案をしてみました。
そしたら運良く企画が通りまして、わずかですけども協賛していただけることになりました。
その後は私が会社側の窓口になって、主催者側の事務局と連絡を取って、
いろいろな手続きを進めて、私自身や会社からも何名か参加できるようになったりして、
会社の目の前を走って、いろいろな人に応援してもらえたらすごく楽しい機会になるだろうなと思って楽しみにしていたんですけども、
ちょうどコロナ禍でして、コロナの影響で開催の2ヶ月くらい前に中止の決定がされてしまいました。
すごく残念だったのですが、でもこういうきっかけができたので、次の年は協賛できるようにと思ったんですね。
ただその後、私の方が会社の方を退職して独立してしまったので、
その後は一緒にランニングをしていた会社の方にこの企画の方を託すというか、お願いして引き継いでいただいて、
翌年は無事協賛して参加できたということで、企画した身としては良かったかなと思います。
当時は私も応援に来ましたね、というようなちょっと余談エピソードになります。
人生100年時代と言われていますが、2050年の平均寿命は男性が83.5歳、女性は90.3歳になると予想されているそうです。
そう考えると、健康寿命ということで働ける期間もより長くしないと、逆に長生きリスクみたいなものも増えてしまいますし、
あとは、例えば60歳になってから新しいことに取り組むのも全然遅くないのかなと思います。
なので、平均寿命に対する健康寿命の割合が多ければ、ポジティブに色々な人生経験ができるのかなと思いました。
今回もご視聴ありがとうございました。
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それでは良い一日をお過ごしください。また次回お会いしましょう。
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