【バード永田の20世紀映画古典こてん!】
✨🎬 第6回:【20世紀映画古典こてん】『フォーリング・ダウン』(1993)― 歪んだ正義感と自己愛の暴走:思い通りにいかない世界でどう生きるか
今回の「20世紀映画古典こてん」は、1993年に公開されたアメリカ映画の名作『フォーリング・ダウン』(ジョエル・シューマカー監督/マイケル・ダグラス主演)を特集します。
猛暑のロサンゼルス。渋滞に巻き込まれた一人の男(フォスター)が車を捨て、日常の不満や不条理に対して暴力的な爆発を重ねていく――。
公開当時も大きな話題を呼んだ本作ですが、実は21世紀の「インターネット・SNS社会」を生きる私たちにとっても、極めて示唆に富んだテーマを投げかけています。
🎙️ 本夜のトークハイライト
フォスターとプレンダーガスト刑事の対比
思い通りにいかない現実への苛立ちから周囲を破壊していく主人公フォスターと、同じように理不尽な状況を抱えながらも耐え、踏みとどまるプレンダーガスト刑事(ロバート・デュヴァル)。対極にある二人の姿から見えてくる「人間の強さと脆さ」とは。
ネット社会における「歪んだ正義感」の正体
「自分は正しい」「被害者は自分だ」という自己愛の暴走。現代のインターネットやSNSで見られる誹謗中傷や匿名攻撃の多くもまた、個人が抱えた「思い通りにいかない鬱屈」の不毛なはけ口なのかもしれません。
自分の「醜さ」を冷静に見つめる鏡
人は誰しも、心の中にフォスターのような感情の芽を秘めています。だからこそ、怒りや嫉妬に飲まれそうな自分を冷静に客観視し、制御する強さが必要です。
自分自身を愛するがゆえに過ちを犯してしまう人間の悲しさを直視し、「いつも優しい自分でいること」が自分と他者をいかに救うのか。
人間科学的な視点から、このカルト的名作の深層を解き明かします。
🎬 今回取り上げた作品
『フォーリング・ダウン』(Falling Down / 1993年アメリカ)
監督:ジョエル・シューマカー
主演:マイケル・ダグラス、ロバート・デュヴァル
🐧 パーソナリティ:永田喜嗣(バード)
作家、詩人、大学講師。博士(人間科学)。
専門は歴史社会学、ドイツ文学。著書に映画研究『戦争映画を解読せよ!』、小説『幽霊と自転車』、詩集『徒然幻灯記』など多数。
自称「キング・オブ・発達障害」、周囲からは「いい加減だけど憎めない人」と親しまれている。
✉️ 番組へのお便り・ご感想はこちら
https://stand.fm/channels/5f87f95a37dc4cc7e10f55ac/letter
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#スタエフカルチャーフェスタ2026
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今回の「20世紀映画古典こてん」は、1993年に公開されたアメリカ映画の名作『フォーリング・ダウン』(ジョエル・シューマカー監督/マイケル・ダグラス主演)を特集します。
猛暑のロサンゼルス。渋滞に巻き込まれた一人の男(フォスター)が車を捨て、日常の不満や不条理に対して暴力的な爆発を重ねていく――。
公開当時も大きな話題を呼んだ本作ですが、実は21世紀の「インターネット・SNS社会」を生きる私たちにとっても、極めて示唆に富んだテーマを投げかけています。
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フォスターとプレンダーガスト刑事の対比
思い通りにいかない現実への苛立ちから周囲を破壊していく主人公フォスターと、同じように理不尽な状況を抱えながらも耐え、踏みとどまるプレンダーガスト刑事(ロバート・デュヴァル)。対極にある二人の姿から見えてくる「人間の強さと脆さ」とは。
ネット社会における「歪んだ正義感」の正体
「自分は正しい」「被害者は自分だ」という自己愛の暴走。現代のインターネットやSNSで見られる誹謗中傷や匿名攻撃の多くもまた、個人が抱えた「思い通りにいかない鬱屈」の不毛なはけ口なのかもしれません。
自分の「醜さ」を冷静に見つめる鏡
人は誰しも、心の中にフォスターのような感情の芽を秘めています。だからこそ、怒りや嫉妬に飲まれそうな自分を冷静に客観視し、制御する強さが必要です。
自分自身を愛するがゆえに過ちを犯してしまう人間の悲しさを直視し、「いつも優しい自分でいること」が自分と他者をいかに救うのか。
人間科学的な視点から、このカルト的名作の深層を解き明かします。
🎬 今回取り上げた作品
『フォーリング・ダウン』(Falling Down / 1993年アメリカ)
監督:ジョエル・シューマカー
主演:マイケル・ダグラス、ロバート・デュヴァル
🐧 パーソナリティ:永田喜嗣(バード)
作家、詩人、大学講師。博士(人間科学)。
専門は歴史社会学、ドイツ文学。著書に映画研究『戦争映画を解読せよ!』、小説『幽霊と自転車』、詩集『徒然幻灯記』など多数。
自称「キング・オブ・発達障害」、周囲からは「いい加減だけど憎めない人」と親しまれている。
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