「“体にいいもの”はなぜマズいのか」明治の開発者と考えた
2026-09-08 30:17

「“体にいいもの”はなぜマズいのか」明治の開発者と考えた

「体にいいもの」は、なぜ苦かったり飲みにくかったりするものがあるのでしょうか。前編に続いて、株式会社明治で飲料の研究・開発を続けてきた土師智寿さんと、「おいしい」と「健康」は両立するのかを考えました。体にいい成分ほど味が落ちるのはなぜか、それを飲めるようにするために現場が何をしているのか。そして最後は、土師さんが「おいしいとは、〇〇なり」と一言で言い切ります。この番組は、ウェルネスの「答えのない問い」を毎回ひとつ取り上げて、専門家と一緒に考えながら、最後は「〇〇とは〇〇なり」という一言に落とし込んでいく番組です。▼この回で出てくる話・人間とゴリラは、体の構造がほとんど同じ。それでも決定的に分かれるものは何か・りんごの皮は剥く派か、皮ごと派か。栄養で本当に差は出るのか・植物が「おいしくならないように」進化してきた部分があるとしたら、それはなぜか・栄養素は三大→五大→六大と増えてきた。6番目に加わったものは何か・健康ドリンクに「ピーチ味」「パイン味」が多いのは、技術上の理由があった・成分を精製して純度を上げるほど、なぜ味は落ちていくのか・高級ワインの香りは、今の分析技術でも完全には再現できていない。何が足りないのか・猫は甘みを感じない。それは体のどんな構造によるものか▼目次00:00 オープニング00:20 番組紹介とゲスト紹介00:56 美味しさと健康のジレンマ04:05 過剰摂取と適切な栄養バランス07:12 体に良いものが美味しくない理由10:24 栄養素の定義と種類14:32 健康成分を美味しくする加工技術19:29 複雑さと美味しさの関係22:09 人間特有の味覚と美食への欲求23:02 美味しさの訓練と味覚の個人差27:33 「おいしいとは」の総括▼出演ゲスト:土師 智寿(株式会社明治 イノベーション事業戦略部) 2007年に株式会社明治へ入社。研究所で飲料の研究開発に従事し、その後、本社で商品開発を担当。ホスト:木下 寛大(株式会社Wellnize 代表取締役CEO)▼前編明治の飲料開発者に「おいしいって何ですか?」と聞いてみた   • 明治の飲料開発者に「おいしいって何ですか?」と聞いてみた【前編】  ▼WellnizeについてWellnizeは、明治と共に立ち上げた、ヘルスケア領域の会社です。『LifeをもっとWellに』というミッションのもと、自分の腸内環境のタイプがわかる腸内フローラ検査サービス『インナーガーデン』を提供しています。一緒にこの領域を盛り上げてくれる仲間も探しています。公式サイト:https://wellnize.life/topインナーガーデン:https://floracheck.meiji.co.jp/採用情報:https://wellnize.life/recruit

#おいしいって何だろう #栄養素 #食品開発

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サマリー

このエピソードでは、株式会社明治で飲料の研究開発に携わる土師智寿氏をゲストに迎え、「体にいいもの」はなぜ美味しくないのか、そして「美味しさ」と「健康」の両立について深掘りします。一般的に、エネルギー源となる炭水化物、脂質、タンパク質は生命維持に不可欠なため美味しく感じられるように体ができている一方、過剰摂取は健康を害する可能性があります。二次的な健康、例えば代謝向上や病気予防に繋がる成分は、昔は「医者いらず」と言われるように苦味などがあり、必ずしも美味しくないものが多かったとされます。しかし、現代の技術では、これらの成分を美味しく加工したり、味をマスキングしたりすることが可能になっています。 植物が自身を守るために苦味や渋みを持つ成分を生成する一方で、人間が農耕を通じて美味しい果実などを選択的に育ててきた歴史が、味覚の形成に影響を与えていることも指摘されます。栄養素の定義も時代と共に変化し、かつては重要視されていなかった食物繊維が六大栄養素に加えられるなど、科学の進歩と共にその理解は深まっています。高級ワインの香りや一流シェフの料理のように、現在の分析技術でも完全には再現できない複雑な美味しさの要素が存在し、科学的な追求だけでは到達できない領域があることが示唆されます。最終的に、土師氏は「美味しさとは、終わりのない旅、人生の娯楽である」と結論づけ、美味しさを追求する営みの奥深さを語ります。

美味しさと健康のジレンマと栄養バランス
人間の体は結構頑丈にできているので、 美味しいものは後で取っておく人とかいるじゃないですか。
動物界ではあんまり見られなくて、 これでね、先天的な要素はあるんですよ。
人間とゴリラってほとんど一緒なんですね、体の作り。もう99.9%一緒。
人間は成人病になるけど、ゴリラって絶対ならない。 じゃあ、この違いは何だって言うと。
こんにちは、株式会社Wellnize CEOの木下寛太です。
この番組は、ウェルネスの答えのない問いを毎回一つ取り上げて、 専門家と一緒に考えながら、
最後は〇〇は〇〇になるという一言に落とし込んでいく番組です。
今回は前回に引き続き美味しいをテーマに、 明治のハリさんにお越しいただいています。
よろしくお願いします。
よろしくお願いします。
前回、美味しさって何なのかみたいな、 数値で測れるものなのか、
普遍的な美味しさがあるのかみたいな話をしながら、
最後その美味しさと健康みたいなテーマで、 次回話したいですねという形で着地をしたんですけども、
ちょっと早速、この美味しさと健康みたいな話を、 もう少し深掘っていきたいんですけど、
一つ分かりやすい話として、 例えば糖分取りすぎるみたいな話って、
美味しいんだけど健康を損なうよね、 みたいなのってあると思うんですけど、
美味しいっていうものとか、 美味しいを摂取し続けることっていうのが、
必ずしも体に良くないっていうことがあると思うんですけど、
そこって恥さんとしてはどういうふうに考えてるんですか?
今やっぱり時代が結構法食なので、 そこは加味しないといけないなと思いながらも、
健康って大きく2種類あって、
一つは一時機能で、生きるための必要な健康。
どういうことかというとエネルギーとか、 体を作るためのタンパク質。
これはやっぱり美味しい。 体を取らないといけないので。
なので基本的に美味しいものは結構エネルギーがリッチで、
タンパク質だとか油。
この3つが3大栄養素って言われてるんで、 やっぱりこれは美味しい。取らなきゃと。
一方で取りすぎると良くないっていうのなので、
必ずしも糖がダメだっていうことはなくて、 やっぱり取りすぎることが良くなくて、
現代社会に行くとどうしても色々なものが食べ物があるので、
多くの人が取りすぎてるというのが一つ目の健康。
今は健康の考え方がシフトしてて、
よく二次機能とかって言われてるんですけど、 要はそこから先ですね。
例えば代謝が良くなるとか、 病気にかかりにくくなるとか。
もう一つ上の、ここをやっぱり多くの人が健康だというふうに認識してると思ってます。
ここと美味しさは結構難しくて、
昔は要はまずいものが青汁じゃないんですけど。
ようやく口に苦しみたいなイメージありますよね。
ありますよね。
やっぱり物を作ってと思うのは、 味はそんなに美味しくないなって思いますね。
なのでやっぱり昔は健康なものが美味しくなかったっていうのは意外と合ってると。
一方で最近美味しいんじゃないかっていうのはやっぱり技術ですね。
ちょっと1個目の話からもう少し深掘りしたいんですけど、
体のエネルギーだったりとかタンパク質だったりみたいなものが、
そもそも人間の生命維持に必要だから美味しく感じるように人体の構造ができてるよねというときに、
美味しいものを作るって過剰摂取を誘発するみたいな言い方もしようと思えばできるじゃないですか。
そうですね。
そこってとはいえ美味しくないと結局売れないわけだから、
どういうふうにそのジレンマに対して考えてるとか捉えてるんだろうっていうのが興味があるんですけど。
なるほど。なかなかあんまり考えたことなかったですね。
でもやっぱり食べ過ぎは良くないっていうのは間違いなくて、
もうこれはデータで出てて、意識したいのはやっぱり昔で言うハラハチ文明。
あれは実はあってて、どちらかというとちょっと足りないぐらいが良いっていうのはよく言われてるんですね。
最近よく言われてる極端に取らない、特に炭水化物を取らないみたいな、
これが逆に良いのかと、取っちゃダメなんだけど取らなきゃ良いのかっていう話をやると、
これはやっぱり間違ってて。
短期的には今放食なので一時的に抜くっていうのは結構プラスの面もあるんです。
やっぱり多いので一回リセットするっていう意味ではないんですけど、
良いんですが長く続けると良くないっていうのはもう科学的に証明されてて、
なのでやっぱり過度に取らないっていうのは良くないのは間違いない。
一方でじゃあ取りすぎて良いのかっていうと、これもやっぱり良くないので、
ここはあれですね、メーカーとしては適度な。
適切に取るっていう時に、例えば低糖質みたいなものって、
量としては満足いくだけ飲み食いするんだけど、
体にそんなに蓄積されないようにするみたいなのも一つのアプローチなのかなとは思ったりするんですけど、
一方で結局美味しくなくなりやすいじゃないですか。
美味しさと結構バランスが難しいところなんだろうなとは、
素人目には思ってたりするんですけど、難しい。
美味しさとのバランス、あんまりちゃんと考えたことはなかったんですが、
基本やっぱり美味しさが大事なのと、
あとさっき言ってた取らなきゃいいのかっていうのが考え方として面白いと思ってて、
もう一方で人間の体って繁殖大事だと。
繁殖をバランスよく取りましょうって言いながら、
人間の体結構頑丈にできてるので、意外と1週間ぐらいで長尻が合ってれば、
なんで1日ぐらい暴飲暴食して、
例えばやりすぎたと取っちゃったからといって、
急に体悪くなったりしないんですね。
なんで僕にチートデーとか、
結構スポーツ選手のちゃんとした人とかもやったりしてるんですけど、
それやったら本当に一気にダメになるかっていうと、そういうのでもないので、
やっぱり過度な抑制だとかじゃなくて、
やっぱり美味しさって場の雰囲気だとかそういうのもあるので、
やっぱりハメを省く日っていうのは、あっても個人的には良いのかなと。
一方でそれが常態化したり、
深夜まで食べたりっていうのが続くのはやっぱり健康に良くないので、
やっぱりその辺りをうまくバランスとっていくっていうのが良いのかなっていう。
2次的な健康みたいなものにもつながる話なのかなと思うんですけど、
そこの過剰な摂取を抑制するとか、
プラスアルファでウェルビーングみたいな意味での健康の機能を追加していくみたいな話と、
さっきの美味しいが意外と両立は難しいみたいな話がさっきあったと思うんですけど、
そこってどのぐらい難しいのかみたいなのありますか?
体に良いものが美味しくない理由と植物の生存戦略
何となくわかるんですよ。
機能的に良いものを入れようとすると、
さっきの両役口苦しであんま美味しくなくなりそうみたいなこととか、
いわゆる健康食品であんま美味しいと思ったことは僕もなかったりするんですけど、
なんでそういうことになるんですか?
結構わかりやすいのが、
例えば白米と玄米どっちが好きですかとか、
あとリンゴは皮を剥いて食べますか、皮切って食べますかとかに、
やっぱり身のジューシーさってあるってあれは結構美味しいんですけど、
実は皮のところが栄養があったりで、
あそこのポリフェノルとか色の成分とかって、
要は今までの栄養素には入ってないんですけど、
すごく体にいいっていう。
ちょっとこれまた抜談なんですけど、
人間とゴリラってほとんど一緒なんですね。
体の作りも99.9%一緒。
なんだけど、人間は成人病になるけどゴリラって絶対ならない。
じゃあこの違いはなんだっていうと、食べ物なんですね。
人間とゴリラの食べ物何が違うかっていうと、
やつら何でも食うんですよ。
で、身とかそのまま食べて、
要は化学でまだ全部栄養素に入ってない、
そういったものが実は体にいいっていうのは間違いないって言われてて、
一方で人間はより豊かで美味しくなるために、
要は畑を作って、お米作って、
これ結構効いてますね健康におそらく。
で、家畜を作ってっていうときに、
実は獲ってる種類っていうのが結構減ってきてると思ってて、
そういうのはすごく健康に。
で、やっぱり美味しくないのがなぜ体にいいかっていうと、
要は植物とかは食べられたくないので、
美味しくなくならないように外側に。
そう、だけど一生懸命フォイツ作ってるのは実は体には非常に良かったりするので、
結構食べられないための生存本能と、
それを食べてっていうときに、
ただそれは決して美味しく、
要は体にいいものなんだけど食べられたら困る。
それが美味しかったら逆に植物は食べられちゃうので、
いいんだけど食べられたくないので、みたいなのがおそらく起こってるっていう。
確かに人間が農耕を始めてからどんどん選別をして、
人間にとって美味しいものが残るように何千年と積み重ねてきて、
美味しいものが、例えば果実が美味しいとかってなってるけど、
植物からすると美味しくない方がいいんですもんね。
そうなんです、食べられたくないよね。
で、外側を美味しく守ったり。
じゃあどこが美味しくないかっていうと、大事なとこが美味しくない方がいいですよね。
そうですね、外側の皮とか。
植物にとって、自分が増殖しやすい特性により重要なものほど美味しくない方が。
美味しくないというか守るためのもので、
中身のやつも別に美味しくないというか、
体に悪いわけじゃなくて、あれが要はエネルギー源で、
要はあれが種になったり、果実のエネルギーになったりするので、
そこはやっぱりジューシーで、それはそれで美味しいんですけど、
やっぱりああいう糖とかああいう。
で、それを守る外側っていうのはやっぱりちょっとゴツゴツしてたり、
食感が悪かったり、あとは味もやっぱり苦い。
だけど、果実はいいっていう。
栄養素の定義と進化、そして味覚の複雑性
さっきの栄養素に入ってないのがちょっと僕気になったんですけど、
そもそも栄養素に入る入らないっていうもんなんだみたいなのが。
そうですね。
栄養素って何なんですか?
栄養素っていうのは一応科学で言うと、
よく3大栄養素だとか5大栄養素だとか6大栄養素って言われてて、
3大栄養素さっき言いましたね。
エネルギー、炭水化物、脂質、タンパク質、体を作る抗性成分。
で、これだけじゃ体うまくいかなくて、
体を調整する成分として微量栄養素って言って、
ビタミン、ミネラルですね。
で、これはないとたちまち困るものじゃないんですけど、
やっぱないと体がうまく、皮膚がうまく、要は細胞が分裂しないとか、
そういうのにやってて5大栄養素って言われてる。
で、今までは栄養に入ってなかったんですけど、
食物繊維ですね。
で、今まで人間は食物繊維を使うことができなかったので、
便通改善のかさ増しぐらいにはなるけど、
あんまり人間に意味ないってのがすごい昔に言って栄養に入ってなかったんですけど、
実は腸内細菌が食べて体にすごく影響があって、
これは大事だってことで、
今6個目の栄養として今考えられてて、6大栄養素。
で、人によっては7番目の栄養にさっき言ってた、
やっぱり色。
食物のピーマンの緑だとか。
あの色の成分がすごく体にいいってので、
それを栄養に入れたり、
ここになってくると栄養っていうのは機能に近いんですけど、
どこまで入れるかっていうのなんですけど、
大体は基本5大栄養素って言われてて、
ここに入らない成分っていっぱいあるんですね。
どれにも入らないぞと。
ただやっぱり人間には間違いなく影響してるぞっていうのが、
ただここのやつはすごくもうメカニズムというか、
体の代謝だとかそういうのに直に関わってくるんで、
非常に学問としても進められてて、
栄養っていうちゃんとした。
その口から取って排出されるまでに、
何かその体の中で吸収されて利用されるものは、
一般的に全部栄養素と言っていいんですか?
そうですね。
基本的に異化と同化っていうと、
要は外から取ったものって自分じゃないもの。
要はお肉食べますと。
これ牛のやつなので。
なので牛の細胞を食べても人間使えないので、
一回バラバラにしますと体の中で。
再合成して人間が使える形にして、
体に吸収されるっていう。
それを手助けするようなのも含めて、
今のところ5大栄養素で栄養っていう感じですね。
なんで体でやってることは異化と同化って言って、
一回バラバラにして再構築するっていう。
さっきの色みたいな色の成分とかが
栄養素に入る入らないっていう話って、
それを体の中で分解して再構築して利用しているというのが、
体の身体機能を維持する上で結構重要なんじゃないかという風に
言われてきてるっていう意味がありますか?
そことはまた違う働きで、
例えば体の糖化とかって聞いたことあります?
糖を摂りすぎると、
要はタンパク質って体の中で再構成して、
筋肉だとかもっと言うと、
うちの人間が生きていく上で酵素を保護。
なんで人間が常温でこんなにエネルギーたくさん作れるかというと、
体の中でいろんな反応が起こってて、
基本的にはタンパク質なんですけど、
年齢とともに形が若干変わったりして、
すると効果が悪くなったりするときに、
一つがそこに糖とかがくっついて、
本来であればこういった形がしてるものが、
これは何ですかね?タンパク質の?
タンパク質の。
それが糖がつくと、糖化として機能が落ちたりして、
結構そういうところに働いて、そういうのを抑制したりだとか、
本当に単純なそういったエネルギーになるとか、
筋肉になるだけじゃない、
体の中多分もうすごい、私も全部説明できないぐらい
いろんな反応があるんですけど、
やっぱりそういったところの反応に
どうも影響してるぞっていう。
面白い。栄養素って増えるんですね。
概念ですからね。
どこまで。
なるほどな。
あとおいしさの話に戻すと、
おいしさと結局健康みたいなものっていうのが、
ある種、さっきの体にいい成分っておいしくないみたいなものが、
うまくバランスを取りながらおいしい食品と成立させる
みたいなことだと思うんですけど、
一方で成分だけ取り出して、
おいしく化学的に加工するみたいなことも
技術的には結構やられているのかなと思うんですけど、
いわゆる添加物みたいなものって
そういう考え方でいいんですか?
そうですね。2つ結構おいしくない成分を取るときにあって、
1つはコーティングっていって、
味しないように周りに、物理的に味をしなくしたり。
子供が薬飲むの嫌だから、
ちょっとゼリーでコーティングしたりするのを
ミクロな感じで。
ミクロな感じで味がっていうのと、
もう1個は味をかぶせるっていうのがあって、
その味って、要はあれなんですね。
やっぱり人間不快なんですけど、
とあるやつには結構入ってたりして、
例えばよくあるのが健康ドリンクの美容ドリンクとかって、
ピーチとかパインが多いんですけど、
コラーゲンとかってけっこう魚、
獣臭みたいなのがするんですけど、
その匂いの一部はピーチとかにも入ってて、
匂いをかぶせやすいんですね。
よくマスキングって言われてて、
なので、要は味のときにそこの嫌な匂いの上に
おいしい匂いでうまくかぶせれるのがあって、
面白い。
っていう風な感じで、
今そういったのがすごく進んできてるので、
もともと味をしなくなったり、
出てきてる味が今分析したときに、
どういう味だと上にかぶせて、
隠せるかみたいなので、
今はけっこうおいしく飲める、食べれる。
ノイズキャンセリングとかって、
逆位相でぶつけて相殺するみたいな感じがあったじゃないですか。
味の場合はむしろ同じやつをかぶせて、
別の味でかぶせるみたいですね。
同じ位相の。
位相のもので上に乗せていくって感じ。
なるほど。
そういう形でおいしく加工するっていうことですよね。
そうですね。
飲みやすい味見たり、
フォースでおいしくしていくっていう。
逆に成分だけをおいしくなさを取り除いて
取り出すみたいなこともあったりするんですか。
それは結構やっぱり成分の構造があって、
単一成分にするほど、
味は基本的においしくないというか、
味に出やすくなって。
単一成分だとか、
効果が高いものほど小さいんですね。
分子量が。
大きいとさっき言った通り人間は使えないので、
一回体の中でブツブツ切ったりするときに、
やっぱりシャープに聞かせるほど、
分子量としては小さくなって、
単一成分だと味に出やすくなるっていうのがあるので、
ここはですね、
結構やっぱりおいしさとの逆というか。
なので、意外と一部のものはおいしくないですね。
小さいほうがおいしくないって、
どういうメカニズムで起きるんですか?
おいしくないってわけじゃないんですけど、
味に出やすくて。
なので、タンパク質って
アミノ酸が連なったものなんですけど、
一部はやっぱりアミノ酸のほうが吸収が早いと。
なぜならもう最初からちっちゃいから。
アミノ酸って結構味に出て。
特に一部は。
どんな味なんですか?
やっぱり俗に言うと苦いとか、
修練味というか、
っていうのがあって。
なので、基本的にやっぱり
そういう体に効く成分で、
特にダイレクトに効かそうとすると、
その成分そのものを取らせたくなるので。
そうすると、
そういう効く成分って意外と分子量ちっちゃいので、
人間が味として感じやすい。
大きいものほど味感じにくいので。
さっきの前回の複雑さとおいしさみたいな話
ちょっとしたと思うんですけど、
それも似たような話なんですけど、
分子量が小さくて、
単純になればなるほど、
純化して感じやすくなるけど、
分子量が大きかったりしたら複雑なものでしたが、
割とうまく中和して感じるみたいなことが
あったりするんですか?
それはあると思ってて。
ちっちゃいほうが良くて、
大きいと駄目なのかというと、
そんなことはなくて、
やっぱり大きいのは大きいなりのおいしさ。
味に出にくいんだけど何とも言えない。
支えてる例は油ですね。
油って実は意外と油、
家で舐めてもらうと分かるんですけど、
味するようでしないようでよく分かんないですけど、
野菜炒めに入れるとおいしいんですよって時に、
やっぱり別のものと合わさったりしたり、
あと炒めてる過程で出てくる油とかタンパクがあると、
料理をしていくとやっぱり反応が起こるんですね。
これがやっぱり複雑さにつながってる時に、
ああいった大きいものが入ってきたりすると、
やっぱり料理をする過程での変化っていうのに
より複雑さが増すので、
やっぱりおいしさっていうのが増してくる。
なんか面白いなって思うのが、
どんどん科学的に突き詰めれば、
どんどん純粋においしいものができそうだなっていう、
素人的にはイメージがあったんですけど、
やればやるほど、
むしろ手で作っていくとか、
ちゃんと調理したりとか、
素材そのものみたいな、
もともとある複雑性とか、
人間が自然に使っている時の複雑性みたいなものの方が、
逆においしいっていうものが作りやすかったりするみたいなのが、
今ちょっと話してて、
結構直感と違って面白いなって思いました。
科学では再現できない美味しさと人間の特殊性
そういう意味でおいしいのは科学的には作れないですね。
やっぱりよく飲み物とか見れば、
後ろに香料って書いてあって、
あれ本当に最近のやつよくできてるんですけど、
やっぱり本当においしい、
例えばワインの超高級な香りを再現できるかというと、
やっぱりできないんですね。
特徴的な成分は分析でわかるんですけど、
味の複雑さって今の分析技術でも、
実はわからない領域があって、
いろんな分子をやっていくと、
大体やり方いくつかあるんですけど、
大きさで分けていくってベタな方法が、
大きさごとにピークが出てくるんですけど、
ここにちょっとだけ出たりするんですよ。
必ずしもピークが大きいほどおいしいかとか、
味に影響するかというとそういうわけじゃなくて、
っていう時に分析で出てこなかったり、
このわずかなやつがおそらくすごく影響してるんだろうってので、
実は本当においしいものっていうのは、
工業的には再現できてるかっていうと、
まだあと一歩足りないのかなっていうのが私の。
なのでやっぱり高級ワインだとか、
一流シェフが作った料理で出てくる何とも言えない味みたいな、
あの辺の改善、完璧な再現っていうのは、
そもそも科学的にも。
例えば音楽とかもCDとかって、
人間の耳に聞こえない音域カットしたりするじゃないですか、
そうすると意外と生音と違うよねっていうのは出たりとか、
あと視覚情報もどんなにディスプレイがきれいになっても、
アナログの印刷というかアナログのものに、
改造というか当てないみたいなこととかあったりするじゃないですか。
そういうのと味も同じように、
科学的に分解して突き詰めれば、
何でも作れるわけじゃないんだなみたいなのが、
すごい面白いなって思います。
わかんないですね、そう。あまり複雑すぎて。
人間すごいですね。
人間すごい。
生物がすごいですね。
そうなんですよ。
でもなんか人間ってやっぱり頭良くて、
ほとんど自然界では見られないんですけど、
美味しいものは後で取っておく人とかいるじゃないですか。
ああいうのって動物界ではあんまり見られなくて、
どっちかというと美味しいものから食べるぐらいで、
何が起こるかわからないですし。
なのでやっぱり人間ってやっぱり進化の過程で、
やっぱりすごい頭が発展したというか、
やっぱりそういうのがすごく美味しさに。
なので多分他の動物が感じている美味しさとは、
結構次元は違うんじゃないかと思いますね。
そこは情緒的な面と、
あと面白いのは科学的にも違うというか、
例えば猫って甘み感じないんですよ。
そうなんですか。
工房の問題です。
猫って甘みを感じる需要帯がないので、
そういった生物の差もあるんですけど、
やっぱり人間って特殊なんだと思います。
なんかさっきの美味しさみたいなものっていうのが、
さっきの科学的に突き詰めると、
その味が出過ぎちゃって、
美味しくなりにくいみたいな話っていうのと、
もうちょっと前に話してた、
美味しさってそもそも結構訓練の要素もあるよねっていう話っていうのは、
接続するとちょっと面白いような気がしていて、
体にいいけど直感的にまずいものを、
美味しいということでみんなが頑張って学習すれば、
美味しくなったりするじゃないですか。
これはね、やっぱり一定、
私はこれもわかんないです。
もうちゃんと見たことないんですけど、
程度はあると思ってて、
なので、要は多くの人が美味しいと言ってるけど、
やっぱり人によって美味しくないっていう人もいると思ってて、
やっぱりそういう人は取り続けると美味しくなると思ってるんですけど、
やっぱり美味しくないものは美味しくないと思うので、
一方で不思議な現象として、
やっぱり草屋じゃないんですけど、
一部すごくこのドリアとか、
ああいうのはもうよくわからないですね。
でも一部現実問題いるので、
やっぱり何かあるのかもしれないっていうのは。
味覚の変化と美味しさの総括
パクチーは美味しいのかみたいな話をしたらと思っていて、
あれって僕別に好きでも嫌いでもないんですけど、
好きな人めちゃくちゃ好きで、
嫌いな人も全く食べれないじゃないですか。
あれって割と何て言うんですか、
先天的に食べれる人食べれない人に分かれるものなのか、
割と訓練とか文化の中で、
美味しいということになってきたから美味しいって思ってるのかみたいなのって、
結構どっちなんだろうって思うことあるんですか。
それは面白いんですけど、
これ先天的な要素はあるんですよ。
人によって味覚、未来の発言状況が違うので、
物理的に本当に感じてる味は人によって違う。
特に苦味とかは人によって感じ方が結構違ってて、
どうしても食べれないみたいなのは一部ありますというのと、
一方で訓練だとか慣れで、
やっぱり美味しく感じてくるっていうこともあったり、
あとは人間の成長によって味の感じ方ってすごい変わるっていう風に言われてて、
実際にこれが良いのか悪いのかわかんないんですけど、
味覚の成長というか一部で大化というか、
やっぱり味の感じ方って年を取ると変わってきて、
一般的に弱くなったりもして、
今まで苦くて食べれなかったけど、
良くも悪くも感じ方が変わって、
衰えというのがあれなんですけど、
実は適度に癖があって美味しいじゃないんですけど。
最近辛いもの苦手だったのが食べれるようになってきたんですよ。
味覚の衰えの感じ方。
衰えてますね。
でも味って感じ方変化して、
やっぱり良くないのは味が衰えて、
単純に濃くないと味を満腹できなくなるっていう、
これはあんまり健康に良い状況ではなくて、
やっぱり塩分とか取りすぎるともう全然良くないので、
やっぱりそういったのは美味しさとは話がずれるんですけど、
濃い味はこれも慣れてくるので、
濃い味を食べ続けると良くも悪くもそれに適応して、
濃くないと満腹できなくなっちゃうので、
その辺りは薄い味を食べるとは言わないんだけど、
特定の濃い味を食べ続けるっていうのは、
ひょっとすると体には良くないのかも。
なるほどな。
最近味覚が衰えている一方で、
素材の味みたいなものにも興味を持てるようになってきて、
さっきの五大味覚みたいな、
甘い、しょっぱい、酸っぱい、
苦い。
甘味、旨味、塩味、酸味、しょっぱい。
みたいなもの以外に、
さっきの複雑な味、素材の味、人参の味とかカボチャの味とか、
人参の味としか言いようのない味の成分ってあるじゃないですか。
そういうものを感じるということに最近、
個人的にやっと意味が分かってきたみたいなことがあって、
そういう解像度が上がるというか、
そもそも味というものがそこにあるっていう、
五大味覚に分類されないものを味として知覚するみたいなことが、
割と、もちろん感じてはいたけど、
自覚的にとか知覚的に感じるってまた結構ステップあるんだなと、
最近ちょうど思ってたんですよ。
それはありますね。
じゃあちょっと、
ひとしきりいっぱいおいしいについてしゃべったところで、
この番組ですね、最後においしいとはって一言にまとめたいんですよね。
どうまとめようかっていう。
何でしょうね。
だからやっぱり今回はじさんとお話しして、
僕的にすごい学びがあったなって思うのが、
やっぱり普遍的なおいしさというものがあるようでないし、
それを科学的に突き詰めてもそこには到達しなくて、
結局いろんな複雑な組み合わせでの、
ある種の何かしらのおいしさみたいなものっていうのを決めなきゃいけないとか、
決めてそれを作っていくみたいなことが、
終わらない営みなんだなみたいなのは、
すごく今回の話を通して感じたことなんですけど、
今日の前後編を踏まえて、
はじさん的においしさとはって言われたら、
なんて答えますか?
今かぶっちゃったんですけど、
終わりのない旅じゃないかな。
そういうゴールはきっとないんだろうなっていう。
何歳になってもやっぱりいろんな経験がしたいじゃないんですけど、
何歳になってもおいしいものを食べたら間違いなく幸せになれるので、
やっぱり終わりのない旅というか、
人生の娯楽みたいな感じなんじゃないですかね。
結構きれいにしまったんじゃないですか?
じゃあおいしいとは、終わりなき旅、ミステリーですね。
そうですね。
あと一番いいのはおいしいのを食べるとみんな笑顔になるので、
すごく人生においても大事な要素なんだろうなと思います。
そんなおいしいを作り続ける明治のはじさんに、
今日はおいしいについてたくさん語っていただきました。
ありがとうございました。
最後に少しだけ私たちの会社のことを紹介させてください。
株式会社ウェルナイズは株式会社明治とベンチャー2社で立ち上げた
ヘルスケア領域の会社です。
町内代別、パーソナルケア、インナーガーデンをはじめとする
さまざまなヘルスケアのサービスを提供しています。
この番組ではヘルスケアに関わる分かっているようで、
実はよく分かっていないようなテーマを深掘りして
理解を深めていくということをコンセプトにしています。
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私たちの会社のことも見てみてください。
それではありがとうございました。
30:17

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