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おはようございます、2023年6月21日水曜日、ササキルです。
私だいたいいつも夜にポッドキャストを撮るんで、朝に撮るってことはほとんどないんですけども、やってみて気づくのは、朝ってすごいノイズが多いですね。
家庭内の生活ノイズもそうなんですけど、お家の外歩いてる学生さんの声とか、ゴミ出しの音とか、こんなに朝と夜で時間違うんだなっていうのを収録時間変えてみて気づきました。
だからなんだってことはないんですけども、最近私がフィールドレコーディングっていう生活音だったり、普段行くような場所を撮るのをハマっていろいろやってるんで、なんかこんなこと一つでもちょっとね気づきがあって面白かったです。
なので今日、ノイズ残したまま編集しようかなと思ってるんですけど、例えばね、今車のエンジン音鳴りました。
朝だなって感じです。
もうそれはいいか。というわけで、今週もやっていきたいと思います。
プロダクトマネージャーの視点
はい、最初にご紹介する記事はですね、これは私の元同僚なんですけども、曽根原春樹さんという、これはシリコンバレーでプロダクトマネージャーやられてる方で、本なんかも書かれてるんですけども、その方がノートにですね、使う言葉が変わると視点も変わるっていう記事を書いてくださってます。
これは日本とアメリカでよく勧誘区のように使われるプロダクトマネジメントとかビジネスの現場の言葉の間違いを抜き出して、言葉の使い方一つで全然発想って変わるよみたいな例を4つぐらい挙げてくださってるんですけど、すごい面白くてですね、気に入りましてご紹介したいなと思いました。
そのうちの一つ、例4で挙がってるやつなんですけども、再現性かThink outside of the boxって書いてるんですけども、この再現性ってよく仕事の現場でも言いますよね、これは再現性あんのかどうなのかみたいなこと、それが大事な場面もあるとは思うんだけれども、
プロダクトマネジャーにとって、プロダクトの成功に再現性を求めるのは、ある種の思考停止状態に陥っていると言っていいというふうに言うわけですよね。そもそも成功なんて同じようにいかないですよね、状況も違う、マーケットも違う、その中で再現性を求めるっていうのはちょっとおかしいんじゃないかと。
むしろその場に合わせた、たった一回きりの病院に合わせた特定条件を深掘りして探し出して、それで成功しなきゃいけないんじゃないの、みたいな、その時に再現性って言葉を使うんじゃなくて、ここだとThink inside of the boxって書いてあるんですけども、その箱の中で考えちゃダメだと、その箱の外、枠の外の考え方をしようよ、みたいな。
それがThink outside of the boxっていうふうにここで紹介してくれてるんですけども、新しい領域に踏み込んで、再現性とか関係ないじゃん、みたいな、そういうの考え方大事だよね、みたいなことが書いてあるんですが、面白いですよね。
私、別でやってるポッドキャスト、メディアヌップではですね、まやまやビジネス用語とか、おっさんビジネス用語みたいなものを取り上げて、そこにある背景の考え方なんかをおしゃべりしてるんですけども、まさにこういう言葉一つに手綱が詰まってて、めちゃくちゃ面白いなと思いました。
2つ目です。これはどれ紹介しようかなと悩んだんですけども、ロイターの今年のレポート。これはですね、記事っていうよりかは1年分の長大なレポートなんですけれども、ロイターが毎年発表しているレポートがあるんですね。
これはロイター通信社ですけども、その通信社がニュースを卸している、つまり支社があるエリア、世界数十カ国のニュースの商品のトレンドを毎年毎年分析して送ってくれているレポートなんです。
ニュースとかジャーナリズムの観点だけじゃなくて、当然ながらネットメディアとかSNSとか動画メディアとか、そういうところをですね、全部カバーしてくれているので非常に有用なレポートなんですけども、
大きなトレンドってそうそう変わらないんですよね。例えばスマホが出ましたとかなんとかっていうのはもうメガトレンドなんで、毎年毎年コロコロ変わるところあんまないんですよ。
なので3年5年続いているトレンドが今年どうかなみたいな風に見ていって、そのわずかな差分の中から今後さらにこうなるんじゃないかとか、下げ止まったなとか判断するとかっていうやつなんで、
なかなか苦労と好みなレポートなんですね。毎年読んでないと差分を読み取れないっていうやつなんです。ただ私毎年読むの好きで読んでるんで今年もチェックしたんですけども、
その中でね特に面白いなと思ったところ、私が日々関心持っているところなんですけども、そこちょっと抜き出してきました。
例えばですね、年齢や国を問わずほとんどの人々にとって重要な目的は、
フィードをより楽しく、より興味深いものにすることではなく、むしろフィードをより信頼性が高く、読性が低く、より多様な意見を持つものにすることですというふうに書いてあるんですね。
これなんかYouTubeとかTikTokのレコメンデーションなんかを想定して書いてるようなことだと思うんですけども、一般のユーザーってなんかそういう熱中するアテンションを奪うものにハマって喜んでるかと思いきや、
実はどの年代でもどの場所でも、信頼性が高く読性が低いものにしたいというふうな意見を持ってるんだよっていうことなんですよね。そういうふうに言ってる。
ところが、プラットフォーム、ソーシャルメディア企業っていうのは、その辺のユーザーの意向には関心を持たずに、エンゲージメント最適化を続けていると。
つまり、すごく悪い言い方で言うと、中毒させているみたいなことを言っていると。これは言われればそうだなと思いますよね。実感にもあるし。
それとはまた別の暖楽のところのレポートで、これ関連あるんだろうなと思ったのが、その結果として未だにメディアの過線、独占みたいなものって傾向はあるんだけども、
消費者っていうのはだんだんとプライベートなメッセージネットワークを使うようになっていると。そこでニュースを交換したり、いろんな情報を交換したりしていると。
そうなるとほとんど観測できませんよね。それを観測する方法もあって、例えばLINEとかTelegramで交換されているニュースの量なんかもレポートの中に出てくるんですけども、
そういったところにプライベートなネットワークの中にパブリッシャーとかコンテンツとかそういうものってどういうふうにナビゲートしていく必要があるのかどうかみたいなのを問いかけているんですけども、
これ私がなんで関心を持っているかというと、ユーザーっていうのはやっぱりそういう独占の高いプラットフォームから離れて、自分のプライベートなところに引っ込んで、仲のいい人とのおしゃべりを楽しんでいると。
でもそれはなかなか観測できなくて、観測できないからそこに対応しようともしないと。
そういうのはダークフォレストとか言ったりしますけども、メディアから見たらダークフォレスト、見えないところって感じなんですけど、
レポートの見方とチャンス
遊んでる方からするとそれ結構幅広い広大な空間で、そこに対して面白いサービスできるんじゃないかなとかっていうのはちょっと思いました。
まとめとしてはロイターのレポートってニュースとか報道とかそういう観点から、それがいかにデジタルで環境が変わっているかっていうのを現実を見るためのレポートなんで、
大筋で言うとだんだん関心を持たれなくなっているよねとか、あんまり読まれなくなっているよねみたいなトーンが支配しているんですけども、
目凝らしてみると、ユーザーってここに熱狂しているんだなとか、面白そうだなと思っているんだなと発見できるんで、これ見方によってはここチャンスあるなと思ったりするんですね。
ちょっとそういうご紹介というか、これあれですね、朝一発目から聞く話じゃないんじゃないかと途中から思いましたが、しゃべり始めちゃったんでもう撮りました。
もっと軽い楽しい話をしたいなと思うことがあるんですけど、でもあれだな、水曜回帰ファイルは別になんでもいいんだな、こんなんでもいいんだな。暗くて、時に深刻でもいいのかもしれない。
最後3つ目です。これもまたごく個人的な関心なんですけども、昨日一昨日あたりでですね、ポケかポケモンカードの暴落が起こるみたいなことが一部で話題になりました。
ほとんどの人にとっては関係ないと思いますし、私自身も特に関係ないんですけども、特に最近はですね、トレーディングカードゲームの専門店に強盗が入ったとか、偽物がメルカリで流通しているとか、そういうことを話題になることもあったので、
そういうのを見聞きして、変なことが起こっているなと思っていた人もいると思うんですけども、それを解説したツイッターなんかがあるんですけども、この場でそれを全部説明するのは難しいんですけども、PSA鑑定というものがあるんですね。
ちょっとそれだけ説明したいと思うんですけど、PSA鑑定というのは紙のトレーディングカードゲームの状態とか希少性とか、あるいは心眼、本物かどうかみたいなものを鑑定してくれるサービスというか団体、サービスですね、事業者があるんですけど、そこに自分のカードを送ると鑑定してくれて、最後は鑑定した状態が変わらないようにケースに入れて送り返してくれる。
それは鑑定料を取っているので、鑑定料ビジネスなんですけども、それは昔からベースボールカードとかアメリカで流行っていたというか、ずっとそういうカルチャーがあるので、そういうものの鑑定として有名なものだったんですけども、
それが子供向け、若年層向けのトレーディングカードとか、それがマジックザギャザリングとかポケカとかにも使われるようになっているんですけども、それの鑑定された非常に貴重なカードがどんどん高騰しているということが最近起こっていたことなんですけど、
鑑定済みにするとケースに入れないと戻ってくるので、遊べなくなるんですよね。単に保管した飾りもしないから、あまりにも怖かったら外に出しておかないで、金庫に入れておく、そういう金の延べ棒みたいになっちゃうんですね。つまり遊ばない人たちの陶器の対象とかになっちゃうんですよね。
で、それが最近ポケカだと過剰になってて、その過剰さが何によって生まれたかみたいな解説してるやつがあるんですけど、まあいいかも、しゃべり始めて別にこれしゃべりたくないなと思いましたね。しゃべりたくないなっていうか。
トレーディングカードゲームの鑑定
僕別にトレーニングカードのそういうとこは好きじゃないんですよね。好きじゃないんだけど、でも自分の遊んでるものをコレクターとして欲しがっている人がいる。それが半々いるっていうね、このバランスの良さが面白いんですよ。
まあでもバランスってどっかのスペクトラムのどっかなんですけど、それで揺れ動いて変な騒ぎになっちゃったりとかあるんですけども、まあいいか。ちょっとそんなことがありました。
はい、というわけで水曜回帰ファイルいかがだったでしょうか。水曜回帰ファイルではですね、ご紹介したニュース、あるいは紹介しきれなかったニュースを週刊メディアヌップっていうニュースレターの方でご紹介をしています。
またですね、この番組では皆さんのご意見、ご感想、ふつおたもお待ちしております。ぜひですね、概要欄からお送りいただければと思います。それでは良い1日を。