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2023-09-27 22:35

ささきるの水曜回帰φ瑠スペシャル [2023.09.27]

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サマリー

2023年9月27日の水曜回帰ファイルスペシャルでは、公正取引委員会が発表したニュースコンテンツ配信分野の実態調査報告書が取り上げられます。この調査は、ニュースプラットフォームとメディア事業者の関係性や記事の使用料についての問題を明らかにしています。日本のメディアとプラットフォームの関係について、ノルウェーや韓国の事例を挙げながら話し合い、新しいバランスを見つける必要があると述べられています。10月1日にLINEとYahoo!が統合されることで、より良いビジネスモデルやサービスモデルを考える機会が生まれると予想されています。

公正取引委員会の調査報告書
少し気になりすぎですが全く気にならない Disney。
おはようございます。2023也9月27日、水曜日、佐々木です。
水曜回帰ファイルを始めていきたいと思います。
今回は珍しく…珍しい……珍しいね。真面目に喋ろうと思いまして、
今回は水曜回帰ファイルスペシャルと名言って
時間を気にせずに喋ってみたいと思います
そこで取り上げるのはですね
これは公正取引委員会から
9月21日に発表のあった
ニュースコンテンツ配信分野に関する
実態調査報告書についてというレポートですね
これ簡単に言うと何かというと
ニュースプラットフォーム
例えばヤフーとかLINEニュースとかスマートニュースですね
あとは検索のプラットフォーム
検索事業者グーグルとかそういうやつですね
それに対してメディア事業者
これ何かというと朝日新聞とか日経新聞とか
これを用いて記事を早速上げてましたけれども
ヤフーはメディアに対して優越的地位にある可能性
高取引な調査とかそういう見出しで記事になってます
これについて取り上げたいと思います
まずはじめに何でこの問題が重要なのか
っていうことからなんですけれども
これは公正取引委員会のレポートの中に
ズバリ記載あるんですけれども
民主主義的な社会世界
そういう情報空間において
自分たちがメディアから接種する情報って
非常に重要ですよね
人間一人一人が世の中にある出来事っていうのを
ちゃんと主査選択して調べてやる
なんてことは到底できないわけですから
メディアっていうのは
世の中にある情報っていうのを
縮減するって言ったりするんですけど
適切に減らして
主査選択して届けてくれるっていう
大事な機能や役割があるわけですよね
その機能とか役割っていうのが
特定のプラットフォーム
あるいは何かの一社
人でも企業でもいいんですけども
そういう一社特定のところ
独占化戦が進んだところの影響を強く受けて
何か情報の配信とか
情報の縮減編集なんかをやってるとしたら
その私たちの情報を通じて理解する
その世界像とか情報空間を歪むわけですよね
だからそういうことはない方がいいわけですし
かつそれが一社の独占を受けないっていうのは
もちろんだから
ちゃんとビジネスとして成立可能で成立していて
その正しい情報正確な情報
そしてより楽しくっていうことも
大事だと思うんですけども
そういうものを作るのに十分な費用というか
労力っていうのを割く余裕がある
割けるっていうのは
自分たちの情報空間を豊かにすることですよね
なので自分たちにとってもというか
一生活者というか一ユーザーにとっても
すごい大事なことなわけですけども
それが優越的地位にあたる可能性といって
ちょっと歪められてるんじゃないかっていうことを
ニュースプラットフォームとメディア事業者の関係性
改めて調査して報告書にしたと
なのでこの問題を見て
なんか自分に関係ないなと思う方も
いらっしゃるかもしれないんですけど
結局ミディアの情報って
日々自分たちが摂取しているので
ほとんどの人に関係あるような
重要な出来事と言っていいんじゃないかな
と思っています
2つ目でこの問題っていうのが
日本固有なものじゃなくて
かつ今急に起こったことじゃなくて
伝統ある
伝統あると言っていいと思うんですけど
伝統ある問題なんですね
もちろん20年ぐらい前から
そのヤフーの取引条件
ヤフーニュースかな
その取引条件みたいなものは
よくメディア業界で話題になったんですけども
ここ最近の事例で言うと
オーストラリアそしてカナダの事例っていうのは
非常に有名です
これはオーストラリアの政府及び
メディアの集まった団体が
GoogleとFacebookの2社に対して
記事使用料の支払いを求める
その法案を
法案を通る前かな
その法案を検討し始めた時に
そこで綱引きがありまして
特にFacebookの方が結構過激な対応をするんですけども
オーストラリアではメディアのニュースっていうのを
自分たちSNSのフィードの中に出さないよ
みたいなことを言ったりすると
Googleの方は怪獣策をとって
政府の方じゃなくて
各メディアの方に報道支援をするための
そういう資金を提供するプログラムを作って
記事使用料という形ではなくて
別な形で大人しくなってもらうみたいな
その対策をとると
それがオーストラリアに始まって
カナダ
カナダでは実際に法制化されたという形ですけれども
そこでも当然ながら
FacebookとかGoogleとかの
その綱引きがあったりするんですけども
あったりして
これ現在進行形なんですが
これとほとんど起こっていることは同じです
日本だとYahooとかLINEニュースとかっていうのが
大きなシェアを持っているわけですけれども
そこに載せられている記事の掲載料とか
使用料ですね
それに関してメディア側が不満を感じていると
メディア側というのは一個一個は小さい
に対してプラットフォーム側というのは
大きい支配力を持っているところですから
うまく交渉のバランス
パワーが働かないみたいなところが
長年話題になっていると
それに対して
公正取引委員会が今回こういった調査を発表することで
いろんな議論を巻き起こしたり
そのメディア側が一つになって
交渉提案したりしやすいような
きっかけを作ってくれたとか
そういうきっかけになりつつあるというのは
今だと思います
記事の使用料とリストページの問題
なので日本だけの状況じゃなくて
インターネットメディアというのが
この20年あるいは96年から数えたら
27年ぐらい
ずっとある問題の最新型というか
古い問題だから最新型じゃないですね
今改めて問題になっているという状況です
3つ目なんですけども
この問題のポイントは何かというと
記事の使用料
掲載料みたいなものが不透明である
あるいは交渉のバランスが悪い
ということを言われてると思うんですけども
ここから先が人によって
理解の深さに差があるところなんですけど
あのまず関係性解除すると
私は以前LINE株式会社に勤めていて
次にスマートニュースに勤めていたっていう
経験があるので
ある程度その事業内容なんかを
深く知る立場にありました
ただ今日はお話しするのは
そのインサイダーでなければ
手に入らない情報を使おうとは
全く思っていません
それは当然ながら
外に行ってはいけないことなんですけども
外から見て分かることだけを使って
この状況というのを説明したいと思います
で私の友人なんかもよく
FacebookとかXなんかを見ていると
そのメディア側の人たちがですね
この記事掲載料が少ないんじゃないかとか
その算出根拠が不透明なんじゃないか
みたいなことをよく言われてるんですけれども
それ実はこの問題において
大事なポイントじゃないんですね
むしろそこを議論してしまうと
何とかそれが大事なことだって
勘違いしちゃうと思って
むしろ有害ですらあると思ってて
じゃあこのポイントは何かっていうとですね
記事のパフォーマンス自体は
もう今や広告のテクノロジーが
すごく進んでるんで
すごい透明です
1記事1記事1PV1PVパフォーマンスってのは
測れるんで
それができないなんてことはないんですね
できるんですね
だからあとはそれをどれぐらい
いい両立で
プラットフォーム側が戻してくれるかって
その交渉のポイントに過ぎないんですけども
ただその記事の使用量を
どんだけ上げていったとしても
おそらく満足の金額にならないというか
あれこんなもんなのってなると思うんですよ
じゃあ何がこのそごを生み出してるかというとですね
これを説明するのに
リストページっていう言葉を仮に作って
説明したいと思うんですけども
この記事の使用量とか
掲載量っていったときに主眼になってるのって
書いた記事に載っている広告とか
書いた記事が生み出すPVとか
呼び込むユーザー数みたいなところ
それの価値の話をしてると思うんですけども
実はプラットフォーム側
これはニュースプラットフォームも
検索プラットフォームも一緒ですけども
そのニュースプラットフォーム側
利益を生み出してるのは記事ページじゃないんですね
記事ページじゃないんですよ
例えばヤフーで言えば
ヤフーのトップページとか
LINEで言えばLINEニュースそのものってよりかは
LINEの友達リストの一番上に載ってる広告とか
ありますねああいうところ
あとスマートニュースで言えば
ファーストビューに載ってる広告
Googleで言えば検索結果ページに載ってる
検索連動広告
Facebookで言えばニュースフィードに載ってる広告
つまり記事とかコンテンツ一つ一つが
生み出す広告売り上げとかPVではなくて
それらが集約されたトップページというか
まあ最新のサービスだとね
FacebookとかGoogleとかだと
トップページって考え方もないと思うんですけども
そのコンテンツが集まって
その集合として価値を出してるとか
それちょっと仮にリストページって言いたいと思うんですけど
ニュースだろうが検索だろうが
その記事が集まっているリストページ
ここが利益を生み出してるわけですよね
問題はここからで
このリストページが生み出す収益については
メディアに還元されていないっていうことなんですね
この問題にも伝統がありまして
記事の見出し
記事の見出しに著作権はあるかみたいな問題があって
これは読売新聞だったと思うんだけど
いろんな裁判というかがあって
記事の見出しに著作権を認められないってことが
反例になったんですね
創作性がない
まあいろいろありますけども
その反例が出たこともあるし
あとはそのリストページに載る見出しとかね
あるいはサムネイルとして
写真にちょっと載ることもありますけども
それっていうのは記事に読者を呼び込むための案内ですよね
それすらなかった記事見に来ないわけだから
そういうものを無料で広くいろんなところに出すことで
読者を獲得できるんだと実態もあると
なのでその記事の見出し自体は
著作権というかその使用料を払う対象にならないんだ
というような反例と
あとは実際にそれを出すことによって
記事に読者が来るという事実を持って
そこに関しては料金が発生しないような
ビジネスモデルでこれまで来てるわけですね
これイメージとしては今読売とか
ヤフーニュースのイメージで喋ってるんですけども
その時は昔はトップページから人がだんだん
下のコンテンツページまでだんだん移動していくみたいな
ビジネスモデルでサービスとか広告とかできてるので
それでもなんとなく納得感はあったと思うんですけども
最近のサービス
そのTwitterが最初にタイムラインというのを発明して
それをFacebookが取り入れてニュースフィードを提供して
だんだんとGoogleなんかも全部検索の1ページ目で
全てのコンテンツを表示するようなやり方になってきて
最近はTikTokでもなんでももうアルゴリズムで
トップページにもうトップページって言わないですよね
ユーザーが最初にアクセスしたページで
全てのコンテンツにアクセスさせるという
やり方をやるようになった時に
メディアとプラットフォームの関係
そのリストページ
仮にリストページと呼ぶもの
そこが生み出す収益っていうのが
全体のバランスの中で
すごく大きいものを占めるようになっていたんですよね
昔はそうじゃなかったのが
どんどん簡易的化して
簡易的って言ったらユーザーにとってはいいこと
だと思うんで
そのバランスがどんどんトップページの
リストページが生み出す利益が
どんどん大きくなっていくわけですよね
にも関わらずレベニューシェアっていうか
利益を還元する対象っていうのは
記事ページだけっていう
昔のやり方が変わっていないので
プラットフォームは成長する
成長するとリストページからの売上が上がる
ところがそこにコンテンツ記事を提供しているメディアの
シェアされる売上は増えないことはないです
増えるんだけれども
プラットフォーム側が手にする
あるいは成長するほどには手に入れられないでいる
っていうような構造になるんですね
ちょっと長々喋っちゃったんですけど
最初のあれに戻ると
記事の使用量が適正かどうか
それが測れるかどうか
その両立がメディアの品質に
非して妥当かどうかみたいな議論に入り込んでいくと
リストページが生み出す利益とか
価値に関する議論に話が行かないんですね
むしろ昔ながらの記事ページの価値とか
パフォーマンスの話だけになっちゃうんですけど
むしろこのメガプラットフォームとかとの
パワーバランスのギャップっていうか
それを生み出しているのは
リストページが生み出す価値について
うまくビジネスモデルが作れていないっていうことに
起因しているわけですね
ノルウェーの事例
なのでこれをクリアにするとか
話し合うというか
新しい方法を見つけるってことをしなきゃいけない
ここが問題になってるっていうことです
ちょっと大体言いたいこと言い終わったんですけども
そうはい
もうここが一番大事なポイントかなと思います
じゃあですね
まあ主に日本の話とか
他の国の事例で言うと
オーストラリアとかカナダとかの事例を話したんですけども
他にどういうものがあるかというと
ちょっと変わったものを
二つ紹介したいと思います
一つがノルウェー
もう一つが韓国です
ノルウェーはですね
これはロイターのデジタルニュースレポート
なんかを見ると一目瞭然で
毎年毎年すごい数字が書いてあるんですけども
オンラインのニュースの有料行動
サブスクリプションをしている人の数が
39%なんですね
これものすごい高い数なんですけど
どれぐらい高いかというと
大体の国は20%前後です
その中で日本とイギリスが一番低くて9%
9%のユーザーしか有料行動してないってことなんですけども
ノルウェーはなんと39%の読者がお金を払っていると
これなんでそうなるかっていうと
ロイターのレポートを読むと
政府がそういうニュースメディアに関する方針を持って
海外のメガプラットフォームに
ニュース産業っていうのは
けちょんけちょんにやられないようにサポートしていると
簡単に言うと僕も理解してないんですけど
そんな風にして守られているので
こんなような高い高読率
それによってメディアビジネスが
日本とはまた違う形で成立しているってことがあるわけです
韓国の事例
もう一つが韓国で
これはまたノルウェーとは全く違う理由で出してるんですけども
状況としては日本に結構似ています
日本がフージャパンがかなりのシェアを占めているのと同じように
韓国ではネイバーでついでダウムっていう
大きなポータルサイトが力を持っています
ただここから先が日本と違うんですけれども
どうやらかなりメディアへの支払いがいいらしいんですね
良すぎてネイバーとかダウムとかのニュース事業は
単独ではもう利益出ないぐらい
それぐらい戻しているらしいんです
ただどちらのサービスもポータルサイトとして
たくさんのお客さんに来てもらって
いろんなところでいろんなサービス
広告とか課金を含むようなビジネスをしているので
ニュースのところに関しては
単独で利益出さなくてもいいと思っているのかもしれないんですけど
とにかく支払いがいいらしいんですね
その結果としてニュースメディア側は
その記事だけをポツポツケチケチ出すというよりかは
新聞紙面とかいろんな自分たちの本来持っているメディアに
冊子とか新聞とかプリントメディアがいっぱいあると思うんですけど
それにほぼ近しい状態のコンテンツとか紙面を
ネイバーとかに提供しているんですね
普通そうじゃないんですよ
やっぱり完全版を見るには日経新聞の紙買わなきゃいけないとか
日経新聞のアプリで今日の一面を把握しなきゃいけないとか
やっぱり自分たちのシロにサインを誘導する
そこに全コンテンツがありますよってやるのが普通なんですけども
韓国のメディアの場合はネイバーに対してほぼ全部
ネイバーで全部見れる状態で提供しているんですね
そこに人を集めてそこで売上を上げた方が
自社のアプリとか自社のサービスに人を集めるように
マーケティングするように効率が良いと思っているところもあるのかもしれません
ただそこまでは直接インタビューしたわけじゃないので
外から見て分かる状況だけで察するやつなんですけども
そういうことが起こっているんですね
まとめると日本と同じかそれ以上にポータルサイトの力が強いんだけれども
ポータルサイトはメディアを優遇してちゃんと良い支払いをしているので
コンテンツもより良くなっていってユーザー体験も良くなっている
ということが起こっているようです
代わりに何が起こっているかというと
どんなメディアでも載せるわけではないと
かなり審査が厳しくて記事のコンテンツの水準も高いものを求められるようですし
信仰のメディアがそこに割って入るというのはなかなか難しいらしいんですけども
そこがちょっと違うところですよね
ただ世の中にはそういうバランスのビジネスモデルとかサービスモデルとか
国におけるメディアとプラットフォームの関係って存在するということですね
ちょっと今2つだけ例を出したんですが
おそらくもっともっと上げればユニークなバランスを生み出しているところであると思います
というわけでこの件についての最後まとめなんですけども
この後ですね10月1日にLINE Yahoo!という
Yahoo!JapanとLINEが統合された新しい会社が誕生するんですけども
そうなると今以上にYahoo!ニュースとLINEニュースと
別々のサービスではあるものを運営しているのは同じ会社ということなので
会社単位で見たときにはより得点加点が進むような状況が見えると思うんですけども
これは逆にいい機会というふうにも見えるというか
もっとも視野を占めているところがリーディングカンパニーとして
メディアとプラットフォームと読者との関係のあり方をより良く改善するための
ビジネスモデルとかサービスモデルを話し合う、考案する
そういうのを生み出していく、バランスを探していくということをやるのに
相応しい状況が出現すると思うので
出現すると思うんですね
まずね、それが実行力を持っていると思うんですよ
さっきのノルウェーとか韓国ノルウェーを出しましたが
国の方針とかプラットフォームの方針で
違う状況が生まれるわけですよね
今この日本の状況だけが、あるいはオーストラリアとかカナダみたいな
対グーグル対フェイスブックそこは同じような状況になってますけども
それだけが唯一の道じゃないので
国とかプラットフォームとかメディアとか読者がちゃんと関心を持って
やれば新しいバランスとか発見し得ると思うので
それをやる力を持った立場にある会社および人々はですね
ぜひこれに取り組んでいただけたら
私今一読者ですけども
一読者としていい情報空間の中に住んでいたいので
そういうものを期待したいなと思ってます
期待したいと思ってますというか
何か顔を噛んじゃうんですけど
期待してます、頑張ってください
というわけで今回の水曜かきファイルでは
一つのニュースについて話しました
本当はもっと紹介したいニュースもあって
エピックがアップルに文句を言ってる
再び文句を言ってるというか
大事な抗議だと思うんですけどね
そういうものがあったり
いくつかの興味深いニュースがあるんですが
それはそのリンク紙は
概要欄のニュースレターの方に記載したいと思います
というわけで本日これまでです
それでは良い一日を
22:35

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