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2026-03-06 06:55

#45.好きな作品のニュースにショックを受けたときの心の整理

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好きな作品に関するショッキングなニュースを見たとき、

驚き・怒り・裏切られたような気持ち・作品をどう見ればいいかわからないモヤモヤ、、

そんな感情が出てくることがあります。


今回は少し真面目な回として、「こうしたニュースに触れたとき、人の心にはどんなことが起きやすいのか」、そして「どう気持ちと向き合えばいいのか」を、心理の視点からお話ししています。

リスナーの方の気持ちが少しでも和らぐようなお話になれていたらと思います。


BGM:あざらしさま

https://emishoji.com/%e8%91%97%e4%bd%9c%e6%a8%a9%e3%83%95%e3%83%aa%e3%83%bcbgm%e8%b2%a9%e5%a3%b2%e4%b8%ad/

イラスト:白田まもるさま

https://lit.link/mamoru_469

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サマリー

このエピソードでは、好きな作品に関する衝撃的なニュースに触れた際の心理的な反応と、その感情との向き合い方について解説しています。人は信頼していたものに関する情報が覆されると強い感情を抱きやすく、怒りが集団で増幅されることもあります。しかし、被害者の回復や再発防止の視点も重要であり、作品との向き合い方は人それぞれで良いと述べ、自身の心地よい距離感を見つけることの大切さを伝えています。

はじめに:番組の趣旨と今回のテーマ
わたるんのカウンセラジオ
みなさん、今週も1週間お疲れ様でした。 公認心理師・臨床心理師のわたるんと申します。
このポッドキャスト番組カウンセラジオでは、病院勤務の元気カウンセラーが日々のちょっとしたお困り事をお聞きして解決策を考えたり、
明日から使える誰かに話せるような心理学カウンセリングの豆知識をゆるっとお伝えしたりしています。
今回はいつもの心理小ネタではなくて、少しだけ真面目なお話をしようと思います。
この番組で以前お勧めした作品について、最近いろいろな情報が広がっていて、少し戸惑われた方もいらっしゃるかなと思っています。
詳細は二次被害防止の観点から省きますが、今回は犯罪、特に性犯罪にまつわる事件について、私たちがどう向き合うかを考えてみたいと思います。
性犯罪は被害者の方に大きな心理的ダメージを残す深刻な暴力です。 もしこの話題が辛いと思われる方は、この回は無理に聞かなくても大丈夫です。
また、被害者の方の回復と同時に、加害者の方が再発を防いで、社会の中で責任を持って生きていくことも、社会全体にとって大事なテーマになります。
その上で今日は、今お話しした件に限らず、好きな作品のニュースにショックを受けた時、どう自分の気持ちと向き合えばいいのかということを、市民の視点から少しだけ話してみようと思います。
衝撃的なニュースに対する自然な心理的反応
リスナーの皆さんの心の整理に役立てられれば嬉しいです。 まず、自分のよく知っているものについてショッキングなニュースが出た時、人の心にはいくつかの反応が起きやすいです。
驚きや怒り、裏切られた感じ、その作品をどう見ればいいかわからない、 こういう感情、考えが出てくることがあります。
これはどれもとても自然な反応です。 人は信頼していたものや行為を持っていたものに関する情報が大きく変わると、強い感情が生まれやすいと言われています。
言ってしまえば心の中のイメージが崩れる体験になるんですね。 そして、こういう時にもう一つ起きやすいのが、怒りが社会全体に広がるという現象です。
同じ思いを持った人が共鳴するように、どんどん怒りの声が大きくなっていきます。 SNSとかでは特にそうですよね。
そして、そういう強い感情が共有されると、人はだんだんと正しさを強く感じやすくなります。
これは心理学でもよく知られている現象で、集団の中で感情が増幅されることがあるんですね。 以前にお話しした集団極性化ってやつです。
ただ、その一方で心理や犯罪研究の分野では、強いバッシングが広がる状況には、いくつか難しい側面もあると言われています。
社会的な反応の難しい側面:被害者回復と再発防止
一つは被害者の方の回復との関係です。 社会の中で怒りや議論が長く続くと、出来事そのものが何度も可視化されるということになります。
その結果、被害に関する話題に触れる機会が増えてしまうことになります。
もちろん、理解の感情そのものは自然なものなんですが、必ずしもそれが被害者の方の回復に直接つながるとは限らないという指摘もあります。
二つ目は、社会として再発をどう防ぐのかという視点です。 犯罪には当然責任が生じますし、責任を取ることはとても大切です。
ただ、研究の中では、人が社会から完全に排除されてしまうと、孤立が深まって、結果として問題行動のリスクが高まることがあるということも言われています。
つまり、責任を取るということと、社会から永久に排除するということは必ずしも同じではないということですね。
作品や作者との向き合い方と個人の感情
そして三つ目、今回のような出来事で多くの人が悩むのが、作品、作者、そのコンテンツとどう向き合うかという問題だと思います。
これについては本当に人それぞれ感じ方が違ってきます。 もう作品を楽しめないと感じる方もいらっしゃるでしょうし、作品自体の価値は別だと考える人もいらっしゃると思います。
どちらの感覚も心理的にはとても自然なものかと思います。
なので、無理にどちらの考え方に合わせる必要はないと思います。 もし、もやもやした気持ちがあるとしたら、それは変な感情ではなくて、むしろとても普通の反応と捉えていただければと思います。
心理の世界ではよく言われることですが、社会の問題に向き合うときには、被害者がまず支援されること、そして加害者が責任を取り再発を防ぐこと、それで社会が冷静に問題を理解すること、この三つが同時に必要だと言われています。
今回の出来事についても、その三つを考えるきっかけにはなるかもしれませんが、簡単に答えが出る話でもないと思います。
ただ、強い怒りや不安を感じたときほど、少し距離をとって自分の気持ちを落ち着いて見てみることも大事だったりします。
なので、今このお話をお聞きになっている皆さんが、今回の出来事や以前に好きなものにまつわるショッキングなニュースで気持ちが入れたことがあったら、そう感じるのは自然なんだなぁと少しでも思ってもらえたら嬉しいです。
また、その作品をお勧めしたことやその話題に触れたこと自体であいまる必要はないとも考えています。
そしてその上で、何が正しいか正しくないかよりも、ご自身にとってそれとどういった距離感で付き合っていくのが一番心地いいのかというのを考えてもらえたらもっと嬉しいなと思います。
まとめと今後の展望
ということで、今日はいつもより少し真面目な回でした。
また次回からいつものゆるい心理の話に戻ろうかなと思っています。
この番組が少しでも気持ちの整理に役立ったら、フォローや評価をしていただけると励みになります。
それでは今回はここまで。おやすみなさい。
ここまで聞いてくださってありがとうございました。また次回をお楽しみに。
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