1. ワクワクラジオ【10分ラジオ】
  2. 第269話:「この世界は好都合..
2025-10-11 10:00

第269話:「この世界は好都合に未完成」

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- 上手くいかないレコーディング
- サカナクション「怪獣」に学ぶ
- 細かい音の積み重ねは職人技
- 「聴く」こと「創る」こと
- 1人に振り向いてもらう難しさ
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▶ ENDINGおたより
- WRネーム:焙じ茶プリン さん
「札幌メイトの弟のおすすめで」
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サマリー

このエピソードでは、ギターの録音プロセスやサカナクションの「怪獣」という曲の制作過程が深く掘り下げられています。特に、楽曲に隠された細かな音の要素や、それらが曲の印象に与える影響について見解が示されています。

ギター録音の挑戦
こんばんは、ワクワクラジオ【10分ラジオ】の森口です。
三田村です。
第269回目の配信です。
最近また僕、ギターを録音したりしているわけですけど、
で、そうだと思って、一回アンプの出音をマイクで録ってみようと思って、
はいはい。
だから、全然思った音にならないんですよね。
そりゃあね。
マイクで録っても、ダイナミックマイクで録っても、なんか尖った音になっちゃってですね。
はい。
で、なんかそこでちょっと沼ってしまったというか、マイクを買いました。
うわー。
サカナクションの楽曲分析
もうこのポッドキャストより力が入ってるっていうね、これすごいね。
で、そうやってね、録音して、なんかこれマイク買った方がいいんかなとかってやってた時に、
たまたまYouTubeでおすすめに出てきた動画があって、
サカナクションの怪獣っていう歌あるでしょ、最近って言ったね。
聴いたことある人多いと思うんですよね。
多いですよね。
こんだけヒットしていれば。
で、あれをサカナクションの山口一郎さんと、
そのサカナクションのサウンドエンジニアを担当されている浦本さんっていう人が、
2人で画面プロツールス出して、
わー、面白そう。
そう。それを2人でひたすら怪獣っていう曲はどうやってできてるんだっていうのを、
全解剖していくっていう番組があって、
楽しそう。
ドラムとベースだけを再生するとか、
かけてるエフェクトとかをいちいち全部説明してくれるんですよ。
贅沢ですね。そんなことなかなかしないですよ。
手の裏を明かすような。
いや、そうやんか。
で、面白いなと思ったのが、
あれ鐘の音鳴ってるって知ってた?
あー、あのサビの裏拍でカーンカーンって鳴ってるやつですよね。
そう。デーハーになってるんですよ。
けどそんなに喧嘩してる感覚もないんですけどね。
ちゃんと混ざり合ってるけど、
あれなんで入ってるかっていうのを説明してくれてて。
へー、あ、そうですか。
要はなくても成り立つんじゃないみたいな。
それはそうかもしれない。
あれね、時代感を出すために入れてるんですって。
へー。
その中性っぽさ。
曲の性格として持たせたいから入れてるんですって。
まるでその部屋のコーディネートするみたいな話やん、それって。
そうだね。センスですね。
音楽的にメロディーがあるとかそういう担当があるんじゃなくて、
この鐘の音は時代感を出すために入れてますっていうのがあったりとか。
俺もそれ分解されて初めて気づいたけど、ベースの音が曲中でなんかな、一小節だけフランジャーかかってたりする。
すごいよな、そうなんだよ。
そうなんだよ。
誰が気づくねんみたいな、縦膜の隅というか、細かいことの積み重ねで音楽って一曲成り立ってて。
そうなんだよな。
僕もリスナーという立場から聴いている音楽っていうのは、きっと気づいてない成分っていうのはめちゃくちゃ入ってて。
そうよな、あれ。
いわゆる職人技っていうやつですよね。
そういうことなんだろうな。
やっぱり自分でやってみると、これできないんだってなるんだよね。
そんなポッドでではできません。
そこまで耳を澄まして聴いてくれるっていうのは、作家妙人に尽きるというか、やっぱり気づいてくれたっていうすごい嬉しさもあるんですよ、実際。
でも確かにさっきのカネの音とかも、もりふさんはああなってるねっていう感じだったじゃないですか。
でもそのYouTubeのコメント欄見たら、やっぱり説明されて初めて気づいたっていう人多かったんですよ。
多いでしょうね。でもあれが案内で結構曲の世界観変わるかもしれないですよね、あの成分が。
だからありなしで再生してくれんのよ。で山口さんは全然違うねみたいなこと言うんだけど、俺はぶっちゃけあんまりわからない。
そんなもんですよ、本当に。そんなもんだと思います。
山口さんも途中で言ってましたけど、これはもう聴く人も耳の訓練ですみたいな。
そうだね。
これに気づけるかなみたいな。
音楽とリスナーの関係
そうだね。
やっぱプロでやってる人だな、俺がっていうのが。そういうのを見てて思ったのはね、なんか聴く方もきちんと聞かないと失礼だなっていうのはちょっと思ったね。
私もったいないなっていう感じはしたね。
そうだね。
全く印象変わる可能性あるやん。
ありますね、十分に。いろいろ手軽になってきてるんです、そういうのがっていう話をこれまでも枠田寺でも何回かしたけど、本当にやっぱりそれはそうで。
スマホで聞くとかそういうことになってるもんだから、ついこんな音鳴らしたってしょうがないよねとか、ここまでこだわってもどうなんだろうっていうモチベーション的にはすごい。
保つのはやっぱりしんどい時もあるんですよ。
特にやっぱり消費されていく音楽、BGM的なものに対しては、なんていうか、形として耳に入れば違和感なく入ればそれでこの仕事は成立するんだっていう側面も実際最近だとある。
ただ本当にそのアーティスト目線ってなるとやっぱり聞かれようが聞かれまいが、作品として世に出す限りは全部を尽くして出すみたいな、やっぱりプライドってあってやっぱりいくら技術が発達したとしても、
打ち込みで一個一個音を習えればなるんだけども、いやそうじゃなくてここはやっぱり人が弾いてる感じを出した方がグルービーなんだとか、そういうふうに考えるので頑張っちゃうよね。
まさにそういうとこだと思うな。さかなクションの怪獣でもギターのアルペジオ、全く同じアルペジオを2回録って重ねてるんだって。で、そうすると全く同じテンポで同じフレーズを弾いてるけど人間が弾いてるから微妙に揺れると。
で、その揺れが大事なんですみたいな。なぜ揺れると良いのかっていうのは多分人じゃないとわかんないと思うんだよな。
そうかもね。
そう、ちゃんと仕事なんやなと思ったね。
そうですよ。
なんかやっぱもう失礼な話、若干趣味の延長で楽しそうですねみたいなのは素人考えだとあるんですよね、音楽制作って。あそこまで追い詰められてるとは思わないよね、なかなか。
そうですね。
いやーだからやっぱiPhoneのスピーカーでは鐘の音は聞こえないと思うんですよ。
まあそれはそうかもね。だからその曲をイヤホンなりでもいいですよ、本当に耳にギュッと入れて2,3分だけでもギュッとこう聞いてくださるっていう姿を見るとなんかもうジンとしますもんね。本当に。
ジンとする?
ジンとする。あーもうこんなにこうその2,3分だけは誰か作家さんが作ったものと一対一になってくれてるんだと思うと、もうなんてありがたいんだろうっていうふうに思うよね。
いやーあれは知った方がいいよねみんなね。
まあいかんせんでもエンタメっていうのはそんなもんなんでしょう。映像もそうでしょう。
多分ね、映像もデザインも多分同じような。
そうですよ。ポッドキャストをやっててもすごく思うけど、一人の人にああいいねって言ってもらうことの難しさよりその100人がいやこれあんまり好きじゃないって言われる方が簡単で、
まあそうね。
なんかその一人の人に振り向いてもらうようにすごい頑張ってるんだなっていうのは、どのメディアを見ててもそう思います僕は。
さあこの回もおよそ1時間半喋りましたけど、どんなふうに歓声込めて出されることでしょうか。
はい今週のわくわくラジオそろそろお別れの時間が近づいてまいりました。
わくラジネームホージチャプリンさんからお便りをいただきました。ありがとうございます。
こんにちは第256話ではお便りを取り上げてくださりありがとうございました。
札幌メイトである弟から紹介され聞き始めハマっているわくわくラジオ。
早朝はわくラジ聞きつつ湖岸畑の草弾き。週末はわくラジ聞きつつお寺の草弾き。いつの日かわくラジがレイクサイドFMで放送されることを楽しみにしておりますということです。ありがとうございます。
確かホージチャプリンさんはシガメイトさんですね。
そうですね個性のメイトさんだったかなと思います。
そうでしたね。常々思ってたんですけどこのなんとかメイトさんってすごい良くないですか。
確かにね。そうなんかちょっと不思議な気持ちになりますよね。
そんな場所にもわくわくラジメイトさんっていらっしゃるんですねっていうのがすごい想像できてすごいなんか嬉しくなっちゃうんですよね。
自分が行ったことのない土地で自分の声が再生されてるんだと思うと。
そういうことですよ。先に弟さんが聞いてくださってたということですよね。
ね。札幌で。
なんかご兄弟でメイトさんだなんて嬉しいですね。
ありがとうございます本当に。
いつの日かレイクサイドFMでお会いできる日が来たらいいななんて思います。
目指しております。
はい。今後ともどうぞよろしくお願い致します。
はい。よろしくお願いします。
お便りありがとうございました。
ありがとうございます。
それでは次回ですけども10月の18日土曜日また21時にお目にかかりたいと思います。
それではワクワクラジオ本日も最後までお付き合いありがとうございました。お相手は森口と
三田村でした。
10:00

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