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UNDERGROUND
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夏休みの宿題の実情
いやー、まあ、夏休みの宿題な。うちは、うちはですけど、まあ初めてなので、ひとまずちょっと親のアクティビティみたいなところも考えつつ、やってるっていうのがちょっと実情ですかね。
なるほどね。
まあね、夏休みの宿題なんて楽しめばいいんじゃないかなって思うから。
まあ、楽しんだ方がいいよね。
そうですよ。
え、でも、タブレットのやつ見てみたいな。
結構楽しかったよ。
ええな。
ブーとか。
音もすんの?
確か。
すごいな。
ねえ、こんなどいなかでもそんな風にしてくれるんだなって思ったもんね。
宿題用の機械があるんでしょ?
はい。
それすごいよね。
ねえ、一人一台ずつね、しかも。
そうか、ほんま、時代やな。
時代よ。
それはほんま時代やな。
うん。
びっくりした。
そのうち、通知簿もさ、iPadに送ります、PDFみたいな風になるんじゃね?って思うもんね。
もう、子供と同時に親が受け取るみたいな。
そう。
もう、スマホで見てくださいみたいな。
まあ、どんどん便利に振っていくんやったらそうなってくるでしょうね。
SDGsですから。
SDGsなんかな、それって。
紙が。
あ、そっか。
ペーパーです。
確かに確かに。
え、通信簿ってもう来るの?
来ました、来ました。
それ、教科別に、丸三角とかか、小学校やら。
えっとね、いや、もう少しとできるみたいな2段階評価だったんですよ、今回、確かに。
2段階なんや。
そう、もうどっちか、もう、うむ、みたいな。
うむ。
可否、みたいな。
可否、みたいな。
宿題の評価とリアルな感じ
こわ。
頑張りましょねーと、できてるよーのどっちかかな。
あー、でもまあ、だいたいできてるねんっていう感じ。
そうそうそう、だいたいできてるねん、今なってた。
でもドキドキしたね。
なんかさ、俺らんときは、ちょっと分厚めの紙じゃなかった?ちょっとしっかりした。
厚紙やったよ。
2つ折りにしてやって。
そうそうそうそう。
もうね、A4の紙。
コピー用紙的な。
もう絶対これXLやん、みたいな感じ。
あー、そうなんや。
へー。
なんかね、自分の記憶では、先生のコメントのところも、手書きで先生がメッセージみたいなの書いてくれてて、こういうことがすごいですね、でもここはもうちょっとだよ、みたいなことを多分書いてくれて、それを読むのが僕楽しみだったの、ちょっと記憶はあるんですけど。
そうね。
もうね、それも売ってる字?まあまあまあ、それ時代なんでしょうけど。
じゃあ、その生徒の数分ワードファイルありますみたいな。
あると思う。
まあ、その方が管理できますもんね。
いや、そうですよ。まあ、そりゃあそうですと思ったけどね、あー、そういうことねってなったよ。
だってその、Chromebookで宿題やらすのに。
そうですよ。
いやー、でもあの先生の手書きのメッセージは僕は好きだったな。
小学校ぐらいまでは手書き残してくれてもいいよね。
ね、そう。
大変なんかな。
そうなんですよ、なんかもうスタバみたいになっちゃったよね。
スタバみたい?
スタバも昔はちゃんと手でカップにさ、注文聞いたら書いてくれてたのにさ、
もう最近ラベルだけしか貼ってくれない。
それ味気ないと感じてらっしゃる?
もう寂しくて寂しくてしょうがない。
あー、やっぱ失うものもあるんだな。
何でもかんでもそういう風にしちゃダメですね。
なんとかかんとかフラペチーノって手で書いてたってこと?
そうそうそう。
あー、それは確かにちょっと。
もう味気ないブブーってなってます。
ブブーってなってね。
ダメですってなって。
本当の意味で評価ついていくのって多分もっと大きくなってからなんだろうからね。
でもそれによったらもう中学校上がってからとかじゃない?
いやもうあんなもん怖いよ。
もう中学校の通知板ってボロボロだったもんな。
俺も。
ねえ。
持って帰ってどうこれ親に開こうかと。
いや、ほんま。だからそれぐらいからやっぱり突きつけてくる感じはあるんちゃう?
え、モレルスさんはさ、小学校は流石にあれやけど、中学校、高校とかで夏休みの課題、宿題ってちゃんと終わらせるタイプやったの?
中学校はやってたんじゃない?
じゃあその9月1日に缶パケで持って行って提出するタイプ?
高校は?
高校はポロポロ。
それはさ、間に合ってないってこと?
やってねえ。
やって、でもそれ9月1日以降どうすんの?
補修とか。
あー。
あ、もうやってませんってことを言うんだ。
言ったね。
男らしいね。
数学かな、数学だわ。もうね、無理ってなって。
あー、受け付けんと。
受け付けません。もうできません。てかもうわかりません。
なるほどなー。
一人では限界ですった気がする。
授業聞いてへんの?
聞いててもわかんないもん、あの人、宇宙語喋ってるもんね。
夏休みの宿題提出の度胸
まあね、数学はね、確かにね。
しめりも入ってこないもん。
ダメだ、ダメだよ、ダメだよ、これ、あの、悠也くん、こんなことしたらダメなんだけど。
ちょいちょい悠也くんを出してくるんだけど。
やってませんって言ったもんな。
絶対ダメなんだけど。
でも、僕そのおかげで、ちょっと数学先生と仲良くなってたのよ。
補修で?
森口はもうダメだなー、よしよし、みたいな感じに先生もなっていくんだよね。
わかるまで教えたら、みたいなこと?
そうそうそうそう、もうダメなこと可愛いって言うじゃん。
わかるまで教えてもらったの?
結構コン詰めてやってくれたけど、無理でした。
まあ、あれはなんか、そこだけ教えてもらったら全部わかるってもんでもないもんね。
その先生が言ってるときは、はいはいはいはいってわかるんだよ、なぜか。
せやねんな。
ほんで、それを家に持って帰った瞬間にわからなくなる。
教えてもらった問題と教科書に書いてある例題はちゃうねんもん。
そうやね。
そのカッコの位置とかが。
せやねん。
もうわからへんよね。
わからへんよね。
何ミリでもカッコつけたらわからへんもん。
この二人は高校の数一でくじけたタイプだね。
でもそれ、夏休みの宿題、そうか。
奥さんと喋っててさ、夏休みの宿題ってどうしてた?って言ったら、奥さんも一切やってないねって。
え、そうなの?お前どうすんの?って言うて、9月1日。
忘れましたって言うらしいねん。
え、お前それ次の日どうすんの?って。
あ、また忘れましたって言って。
向こうが諦めるの待つらしい。
え、強っ。
強っ。
強すぎへん。
奥さんの度胸の本質を見た気がした、そこに。
それでも諦めてくれるんですね。
なんかフェードアウトするらしいね。
だってさ、高校はさ、落題っていうものがあるじゃないですか。
ま、流年ね。
そうそうそう、流年か。
ありますね。
それが怖かったから、リカバリは必死でしたけどな。
いやー、森さんもさ、後でやるにしろ、うちの奥さんもやらへんって言うので、
俺、提出物をやらへんっていう度胸が信じられへんのよ。
すごいなと思うわけ。
それが悪いとか言うつもりは全然なくて。
なんかその状態で、よく8月31日寝れるよなっていう。
もうだって開き直しかなかったもんね。
それがだからさ、俺ないわけよ。
もう泣きながらやってたもんな。
でも8月最終週まではやれへんの。
なんかなんとかなるやろうと思って。
そうね。
新学校だったっていうのもあるのかな、なんかわかんないけど、
たまに授業みたいなのがあったんですよ、夏休み中でも。
えー、そんなあったかな。
そうあって、その時に先生に会うじゃないですか。
ちょいちょい匂わしとくのよ。
あー。
もうわかんないっつって。
考えてわからんとこはもう開けてるからみたいな感じで。
どのお立場で喋ってんねん。
考えてわからんとこは開けてるからって。
だって答えもらってなかったよ、確か。
提出した後にもらってたんかな?
かな。
そんな気はする。
で、8月終わって9月頭に、やっぱり先生無理でした、みたいな感じでしたね。
奥さんと森口さんが俺の中で一緒やなって今思ったのは、
土壇場で木も座るんだよね。
そうかも。
もうしゃーないやん。
そうそうそう、もう無理です。
だってもうどうしようもないねんからしゃーないやんみたいな。
いや、ほんまやで。
だってそこでさ、悲観的になったとて、泣いたとて、終わらんもんって。
そうやけどさ。
それでもさ、森口さんの息子ちゃんが高校生になってさ、
数学の宿題一切手つけずにさ、
だって俺わからへんねんもんって言ったらどうすんの?
あーわからんよなーって言うともう。
高校生でしょ?
高校生でしょ?
もう自分で決めろよって思うよね。
あーなるほど、そういうタイプか。
逆にさ、もうできてたらすげーなっていう。
なるほどね。
そしたらいいんじゃないですか?矛盾がないから。
