自分の本心を知る方法
WAKA no OTO。このラジオは、子供の頃から生き方についてずっと探究してきたWAKANAが、皆さんのご相談に対してメッセージを伝えする番組です。
皆さんにとっての、調和と安心につながる道の一つになりますように。
今日は、中里さんから質問が来ています。ありがとうございます。
では、質問の背景を読んでみたいと思います。
私は現在、一般的には安定した良い職場と言われるところで働いていて、それなりに職場では評価されています。
ですが、これまでに自分の希望に沿わない部署移動や転勤など大変なことも多かったです。
今の仕事をいつ辞めてもいいと思いながら、20年以上働いてきました。
時間と場所にとらわれないライフトラベラーに憧れて、色々勉強していますが、具体的にライフトラベラーになるためにはどうしていいのかが分かりません。
また、本当は今の仕事を辞めたくないのか、辞めたいのか、自分の本心も分からない時があります。
そういう時にどうしたら自分の本心を知れるか教えていただきたいです。よろしくお願いします。
質問は、「自分の本心を知る方法はどうしたらいいですか?」ということでした。
では、この自分の本心を知るためにどうしたらいいかということについてお話しさせていただきたいと思います。
これはですね、自分の方を向く時間を増やすことです。
自分の方を向く時間を増やすということ。
これどういうことかということなんですけれども、意外と私たちというのは、自分で生きてもちろんいるんですけれども、
意識であったり、思考であったり、この目ですね、視点、そういったものは自分の方を向いてないことが多いと気づくと思います。
周りの人たち、どうしてるかなっていう周りの人に目が行ったり、どう思われているかっていうところに目が行ったり、
あとは、時間に追われたりして忙しいときは、スケジュールややるべきこと、そういったことに目がね、意識が行っていたり、将来やもしくは過去のことを思い悩むというのも、それも外側に向いている時間になります。
と考えると、意外と自分の方を向く時間というのは、とても少なかったりするんですよね。
私たちは、とても器用というかなところがありますので、例えば洗い物をしながら他の仕事のことを考えることもできるし、お風呂で自分をいたわる時間でさえも、何か違うことを考えていたりとかするということができてしまうので、
なおさら、これだけやっぱりやることが多かったり、いろんな情報や人々、忙しさの中で生きていると、本当に自分の方を向く時間というのがほとんど一日のうちになかったりするんですね。
この自分の方を向く時間とはどういう時間かというと、今何を感じて願っているのかということを知ろうとすること。今どんなところを見たいのか、どんなことを見たいのか。今どんな関わりをしたいのかということを知ること。
そして今何を私は大切にしたいのかということを気づくこと。今どんなことを感じているんだろう。こういった時間が自分の方を向く時間なんですね。
この本心というのは本当の自分の心になりますので、思考が考えること、もしくは何か出来事が起こったときに動いていくのが感情になっていくんですけれども、感情が考えること、体が感じること。
全てそこにもちろん自分の心というかね、そういったものが宿っているとは思うんだけれども、この本心になりますと、これは本当に自分の中にある、お腹のあたりにあるというふうに私は感じているんですけれども、お腹のあたりにある声であると思います。
この声に気づいていくためには、しっかりと自分の方に耳を寄せないと聞こえないんですね。思考の声や感情の声は、とても体の声もそうかもしれない。痛いとか苦しいとかね、そういった声ってとっても大きいから体感としても感じやすいし、
あまり意識的に耳を向けなくても聞こえてくる声という感じがしています。けれど、この自分の本心というところに関しては、両耳、自分の両耳ですね、そういった耳を澄ませて、しっかり耳を自分の方に向けていかないと聞こえないんですね。
ですので、この先ほど言った、今自分は何を感じて願っているのか、望んでいるのか、私はどんなところを見たいのか、感じたいのか、どんな関わりをしたいのか、ここで何を体験したいのか、どんなことを大切にしたいのか、そういったことを問いかけたり、聞いてみたり、感じてみたりする、
自分の方を向く時間というものを1日の間にスケジュールに入れてみるといいかもしれません。まずはね。
なので、自分ができる範囲で構わないので、できれば、そうですね、人生が、自分の日常とか現実が作られる、1日の現実が作られるのは、朝起きた時の自分の状態から始まっていくので、朝起きて、すぐ、ちょっと自分時間を作ってみる。
お茶を、ハーブティーをいっぱい入れる、そしていっぱい飲むぐらいの3分くらいの時間は、なんか紙とペンを持って、今自分が何を感じて願っているんだろうな、今日はどんな日になったら私はすごく嬉しいだろうか、この人たちにどんな光をね、見つけたら、この人たちのことをもっと愛しく感じるだろうか、そういったことに思いを馳せてみる。
自分の方を向く時間というのを、朝とってみると、とても分かりやすく、その日1日の体感が変わってくるかな、現実が変わってくるかなというふうに思います。
そういうふうにやって、自分の方を向く時間を増やしていくことによって、自分というのは、こうやって日常生活を営んでいる自分ですね、そういった自分と、あとはお腹の中にいる本心を伝えてくれる自分とのパイプというものが、どんどんクリアに太くなっていくので、コミュニケーション、声の通りが良くなっていきますから、
一生懸命聞こう、聞こうってしなくても、なんとなくこうした方がいいな、私これを望んでいるな、ここに行こう、これをやろう、みたいな感じで、本心というものがもっと自然に聞こえてくるようになります。
ですから、この質問に対する答えは、自分の方を向く時間を増やしてみましょうということですね。
時間と場所にとらわれない生き方
この質問の背景の中にあった仕事をね、今ある仕事をどうしていいんだろう、どうしていいかなっていうふうにあったと思うんですね。
それは、時間と場所にとらわれない生き方をもっとしていきたいということで、そういうふうに思われているというふうに私は受け取ったんですけれども、これはどういう、時間と場所にとらわれない生き方というのはどういうことなのかということを、ちょっとだけここでお話しさせていただくと、
時間と場所にとらわれない生き方というのは、自分主体な生き方であると言えます。自発的な生き方です。もちろん、やるべきことというかね、やらなきゃいけないこととか、家族がいれば家族のお世話であったりとか、お仕事、学校、いろいろあると思うんですけれども、
それを、周りの環境とか、そういった周りの関わっている仕事仲間や友達や家族、他者ですね、もしくは、あとは忙しい時間、そういった24時間しか私にはないっていうね、こういった時間に自分を預けない生き方とも言えます。
この自分を預けない生き方というのは、自発的な生き方を指しています。自発的な生き方というのは、じゃあもうちょっと言うと、どういう生き方なのかということを伝えていくと、自分の意識や意図を使っていく生き方になります。
これが今いる場所でできるようになったときに、私たちは本当に時間と場所にとらわれない生き方ということをやれるようになっていくんですね。
私たち夫婦は、この時間と場所にとらわれない生き方というものを探求したり、体現したり、実践したりして、10年以上になるんですけれども、いくらね、いろんな国や町にどんどん移動したりとか、いろんなところで暮らしても、
この自分主体でなければ、もしくは自発的でなければ、そこに自分が本当にこうしたいからやるということがなければ、自分がなければ、いくら場所と時間が自由に外から見えても、自分自身の感覚は変わらないということを体験したんですね。
だから、本当に自分が好きな場所にいて、一般的というのはあまり言葉として難しいから使わないんですけれども、ちょっとわかりやすいので使わせていただくと、一般的な社会で会社とかで働く方々に比べると、とても自由に見えるような時間の過ごし方をしていたとしても、
なんかいつも時間に追われたりとか、やることに追われていたりとか、気持ち的にプレッシャーを感じていたりして、なんか体を壊しちゃったりとか、そういったことが起こってきたんですね。
だから、たぶん実際に働く場所を変えたりとか、働き方を変えたりとか、生きる場所を変えたりしたとしても、一時的には変わることはあると思うんですけれども、自分の意識が、自分主体、自分の意識、意図がそこに使われていないと、
結局は、いつまでも私たちは時間と場所にとらわれた、物質的なものにとらわれた生き方になってしまうんだなということがわかったんです。
ですので、中梨さんも、まずは仕事を辞めるか、辞めないか、わからない時っていうのは、わからないというのが答えなので、何かそこで無理やり変えていくというよりは、
今いる場所で、自分主体で、自分の意識や意図を使って生きていくということをやってみてほしいなというふうに思います。
実践の重要性
これはとても面白いことなので、これも本当にお楽しみとして、ゲーム感覚であんまり真剣になりすぎずにやってみてほしいんだけれども、
例えばね、会社っていうのは、確かに部署移動とか転勤とか、自分ではコントロールできないような要因がたくさんあると思うんですけれども、
それでもですね、そこに自分の意識、意図を使ってみたらどうなっていくかっていうのを試してみてほしいんですね。
私はこの会社、この1日ね、今日1日、どんなここの場所で体感、感覚を得られたら嬉しいだろうかと思って働いてみる。
それをね、ちゃんと自分に問いかけて、自分を向く時間を作ってから働いてみると、どんなことが起こってきたり、自分の中の変化があるか。
それを本当にやっていくと、私自身も何度もこれは実体験していることなんですけれども、
面白いくらいに変わらないと思ってた現実がどんどん変わっていって、コントロールできないと思っていたことも、
なぜか自分にとって本当に最善な形になるということを体験したので、ぜひぜひ楽しみながら試してみてください。
ということで、今日のメッセージ。
自分の本心を知るために自分の方向く時間を増やすこと。
そして今いる場所で、時間と場にとらわれない自分主体な生き方をしてみること。
ということで、今日は終わりにしたいと思います。ありがとうございます。
今日のメッセージはいかがでしたか?
皆さんの相談もお待ちしています。
今日も皆さんにとって最善の素晴らしい一日になりますように。
和歌の音。