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おはようございます。今日もコーヒー飲んでますか?
コーヒー沼で泥遊び、ひまらやキャスターのしょーへいです。
こんにちは、こんばんはの時間に聞いてくれているあなたも、いかがお過ごしでしょうか?
この番組は、コーヒーは楽しい、そして時には人生の役に立つというテーマのもとをお送りする
毎日10分から15分くらいのコーヒー雑談バラエティーラジオとなっております。
皆さんの今日のコーヒーがいつもよりちょっと美味しく感じてもらえたら嬉しいです。
本日は7月の9日、金曜日となっております。皆さんいかがお過ごしでしょうか?
金曜日ですね、週の終わりでございます。1週間お疲れ様でございました。
あと1日、パリッと惰性で頑張っていきましょう。
パリッとなのか、惰性なのか、どっちなのかって話なんですけれども
今日のオープニングトークはですね、ちょっと懺悔があります。
もうね、すごく心が痛いことがありまして、コーヒー豆を買いすぎた。
家にあるコーヒーをいろいろ整理したりだとか、最近はグラインダーを買ったんです。
手引きの、手引きのミルってやつですね。いわゆるタイムモアさんってところが出している
C2っていう結構いい感じの手引きのグラインダーを買ったんですよ。
もうそれがあるおかげでね、もうオフィスでのコーヒーライフがはかどるはかどる。
その場で豆引いてさ、スケールも持って行ってるし、ケトルも持って行ってるし、
なんかそれぞれ新調したんでね、お古を全部会社に持って行ったんですよ。
でもうね、美味しいコーヒーが飲めるって思って飲んだんですけどもね、
うーん、なんかいまいち美味しくない。なんだろうこの味。
うーん、なんだろうこの味はって。
もうなんか疑問符を打つような、なんだこの、言ったらまずいコーヒーは何なんだって思ったんだけども、
あの僕がもうコーヒー豆を管理しきれなくなってて、
1ヶ月半とか2ヶ月近く経ってしまっている、
焙煎日から2ヶ月近く経ってしまっているコーヒー豆っていうのが、
僕のコーヒーコレクションの中にありまして、
これはね、僕が悪いよね、完全に。
大体コーヒーっていうのは1ヶ月以内、3週間くらいかな、朝入りだったら2,3週間で飲むのがベストって言われて、
まあもちろん物によっては、長く置いても美味しい物はあるんですけれども、
だんだんフレーバーが抜けてくし、味も変質していきます。
管理の状態が悪ければ酸化して美味しくなくなったりっていうのもあるんですけど、
まあ酸化まではしてなかったにしても、もう明らかに味が抜けている。
うーん、なんかね、うーん、メンマみたいな味。
何このメンマみたいな味のコーヒー。
いや、メンマがまずいって言ってるわけじゃないんだけど、
期待したコーヒーの味じゃないみたいなことが起こったりとかしてね、
これは良くないな。
で、思ったんだけど、
そんなにたくさん豆を買うのも別にいいんだけれども、
1つ1つのコーヒーのいろんな入れ方を楽しむっていう感じで、
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まあ1種類ずつのコーヒーを楽しむっていうのもそうだし、
あとはたくさん買ったのであればシェアすることだよね。
全然そんなさ、お金がもったいないとかじゃないんだから、
僕はそこのコーヒーが飲みたくて買ったんだけれども、
この美味しさをぜひ他の人にも知ってほしいみたいな感じで、
どんどん配ったりすればいいと思うんですよ。
だからね、クラブハウスが流行ってた時は、
コーヒー豆ポストって言って、
友達にいっぱい豆あげたりとかさ、
いろんなことしてたけど、
それに限らず、自分の言ったコーヒー屋さんだったりとか、
あとは誰かに振る舞う、
まあ最近コロナでさ、振る舞うっていうことがなかなかできなかったりとかもするんだけれども、
お客さんだったりとか家族だったりとかに余分に入れてあげるとかね、
そういうことをして、
うまいことコーヒー豆の消費をしていかなきゃいけないなと、
反省の念を込めて、
オープニングトークを長めに撮らせていただきました。
ちょっとたくさんしゃべりすぎてしまいましたけれども、
今日は社会派の話をしていきたいと思います。
毎週金曜日は豆知識の話。
井戸端会議や飲み会で使えるコーヒーの豆知識ということでね、
緊急事態宣言がまた東京で発令されるみたいですけれども、
ちょっとお話にね、
一つ花を咲かせてもらえるかなみたいな感じで、
そういう豆知識をね、
面白い話から、
今日みたいな社会派の話まで毎週金曜日はしてますので、
よければ昔の話もハッシュタグコーヒー豆知識で検索していただくと出てくるかなと思いますので、
参考にしてみてください。
今日は何の話をするかというと、
コーヒーの減価の3%理論っていうね、
難しそうみたいな話だと思うんですけど、
ちょっと聞いてほしいことがある。
コーヒーの減価は安いのか高いのかみたいなね、
そしてそれは持続性があるのかとかね、
エコなのかみたいなそんな感じの話でございます。
ちょっとだから社会派の話。
難しく感じるかもしれないけど、
これは結構面白い話だと思うので、
ぜひぜひ最後まで聞いてみてください。
ということで本編やってまいります。
この放送は歴史とか世界遺産とかを語るラジオ、
友沢さんの提供でお送りします。
コーヒーの3%理論と呼ばれるものがあるそうです。
この3%理論という言葉がある意味豆知識かなと思って、
今日は取り上げさせてもらうんですけれども、
コーヒーがね、
その消費者がそれを望むか望まざるか関わらず、
安いコーヒーがね、
多すぎるんですよ、日本は特に。
100円でコンビニであんなにおいしいコーヒーが飲める、
ですし、
他の喫茶店に行っても、
安いところは200円とか300円とか、
あとセットでついてくるコーヒーとかね、
いろいろありますよね。
このコーヒーの原価どうなってんの?
それは消費者としては、
セットについてくる、
ただでもらえるコーヒー、
普通に定食食べて、
帰りにコーヒーも飲んでいいの。
大人屋さんとかがそんな感じですよね、確かね。
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コーヒーは、
あれはセットじゃないか、
セットじゃなくて、
ドリンクバーになってたけれども、
持って帰ってもいいよとかね。
ドリンクバーのコーヒーとかマジでどうなってんのって話だよね。
あんなに、だってさ、
めちゃくちゃ飲む人いるじゃん。
最近はコロナでそんなことないのかもしれないんだけれども、
例えば勉強でね、
サイゼリアとかいうファミレスに行って、
徹夜でコーヒーをひたすら飲み続けながら、
勉強をしたりとか仕事をしたりとか、
そういう風にも使えるわけなんですけれども、
原価大丈夫なの?
だいたい、
いわゆるサワー系の飲み物、
炭酸系の飲み物でも、
原価10%から20%。
これはあれですね、
アルコールになりますね。
あとはビールで30%、
ワインも25%から40%ぐらい、
というように言われています。
だからお料理屋さんとかだと、
こういった飲み物の部分で、
うまいことを稼いでいかなきゃいけないよって。
お料理がだいたい30%から40%ぐらい、
もしくは客寄せのためにもっと高い原価で、
50%ぐらいの原価で、
お店を回しているところもあります。
ここにスタッフの雇用のお金がかかってきますね。
いわゆるレーバーコストって言われるものですけれども、
ここらへんがまた30%ぐらい乗っかってきたりだとか、
あとは家賃がかかって、
消費費用が雑費がかかってみたいな感じで、
だいたい飲食店の儲けっていうのは、
5%ぐらいになるんですかね、
みたいなのが多いかなと思いますけれども、
コーヒーはお金かけてますか?
コーヒーってこだわってるお店って少なくないですか?
実はコーヒー1杯の原価率っていうのは、
3%以下になっているっていう、
日本の飲食業界の常識みたいなものがあるそうです。
これはコーヒーハンター川島明さんの、
コーヒーで読み解くSDGsっていう本の中にある、
コラムに書かれている言葉なんですけれども、
3%ってやばくないですか?
3%ですか?って言って。
この3%っていう計算どんな風になっているかと言いますと、
これはあくまでも業務用で売られている、
安いコーヒーだと思ってくださいね。
これが1キロあたり1000円しないぐらいです。
コーヒー1杯につき10g、
160ccとか出すのに、
10gのコーヒー豆を使いますと。
1杯あたりのコストが約10円になりますよね。
そうするとコーヒーの値段を仮に、
330円で計算した場合、
330円でコーヒーを売っていた場合、
コーヒー豆のコストがちょうど3%に当たります。
これもちろんコーヒーの値段がもっと高ければ、
それは販売価格ですね。
販売価格が400円500円であれば、
もうちょっといいコーヒーを使うこともできるかもしれませんけど、
でもやっぱり3%ぐらいの減価っていうのは、
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わりかしよくある話なのかなっていう風に思えてきちゃいますよね。
実際のところ本当に1000円しないんですよ、1キロあたり。
これは僕も飲食業やってるからあんまり大きい声で言えないんだけれども、
美味しくないコーヒーとは言わないけど、質の低いコーヒーですよね。
いわゆるコモディティって言われるようなコーヒーって、
本当に安く、そしてめちゃくちゃ深い品にして味をごまかしている。
さらに言えば薄めに出してミルクとか、
あと砂糖とかたくさん入れてしまえば何とでもなるみたいな感じで、
これはペットボトル飲料とか缶飲料でも同じことが言えるんですけれども、
減価をめちゃくちゃ下げることができるんですね。
下げようと思えば何本でも下げることができるわけですよ。
でもそれ下げていいことあるのって言ったら、
それはとにかく安く仕入れることができればレストランも儲かりますし、
ただ同然でコーヒーをもらうことができればお客さんも喜びますけど、
果たしてそれって社会的にどうなの?
それでコーヒー業界が良くなっていくの?って。
そういう形でコーヒー豆を作って販売している農家さんっていうのは、
どうやって暮らしているの?
実は農家さんは割かしこれ儲かっているパターンもあったりとかします。
仮に生産者の取り分が、これだから減価が3%でそこからいろいろ点引されて1%になったとしても、
これは今紹介している本の中に書かれているんですけれども、
仮に生産者の取り分が1%だったとしても、
生産数がめちゃくちゃ多ければ、
例えばとあるコーヒー生産者が年間1万トンのコーヒー生豆を生産しているとします。
1杯分12.5グラム。
焙煎するとめべりしますからね。
それぐらい生豆でいうとそのぐらいだったとして、
1杯あたりの売り値が3円ぐらい。
売り値というか取り分ですね。
コーヒー生産者の取り分が3円ぐらいになったとして、
年間1万トンのコーヒーを生産していますから、
収入すると約24万円ほどになるそうです。
これがもし2トンになれば48万円。
この1トンとか2トンの話って、そんなに大きな話じゃないんですね。
一部のコーヒー生産者さん、大きいところのコーヒー生産者さんは普通に生産している量なんです。
だってブラジルだけで350万トンとか毎年生産しているわけですから、
これが約世界の3分の1ぐらいだったとしたら、
350万トンかける3ぐらい。
だから何トンだ?
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だから1000万トン以上ですよね。
たくさん農家さんがある中で大きな農家さんであれば、
1トン2トンって結構普通の話なんですね。
それは24万とか48万という言葉を聞いて、
円に直すとそんなに大したお金じゃないように感じるかもしれないですけれども、
コーヒー生産国の貧困な国の1人当たりの賃金が約2ドルとか、
1日2ドルとかに設定されている。
だからそうすると年収7万円ぐらいになるらしいですね。
に対して、このコーヒーを生産して収入が24万円とかになったら、
3倍ぐらいは稼いでいるってことですよね。
貧困線が1日2ドルになっているので、
これよりも低い人たちがたくさんいる国っていうのがあって、
僕も実際ドミニカ共和国に行ってたので、
本当にめちゃくちゃ貧乏なんです。
1ドル以下です。
そういう人たちが稼いでいる金額っていうのは。
なんだけれども、
じゃあこの24万円とか48万円という額が、
貧困なのか妥当な収入なのかとか言われると、
国によっても違うし、生活レベルによっても違うし、
じゃあそこにかけたお金によっても変わってきますよねっていうことだから、
これに関しては、
生産者に関しては分かんない。
いいことなのか悪いことなのかっていうところはなかなか難しいんだけれども、
悪い質のコーヒーを作ってもこの値段で売れてしまうのであれば、
一生コーヒーの値段って上がらないですよね。
いいコーヒーを適正な値段で買ってこそ、
やっと初めてコーヒーの金額が上がっていって、
コーヒーの価値っていうものが上がっていきます。
これを上げていくのは生産者さんたちの努力ももちろんありますけれども、
買い手側、需要が満たされない限りは、
需要がレベルが上がっていかない限りは、
安いコーヒーをとにかく安く叩き売るっていう、
日本の悪しき習慣っていうものがなくならないわけだから、
この3%理論っていうものをぶっ壊さないといけないわけです。
3%理論をぶっ壊すには、皆さんがコーヒーの消費者が、
美味しいコーヒーとは何か、もしくはサスティナブルなコーヒーとか、
オーガニックなコーヒーでもいいです。
価値のあるコーヒーとは何かっていうことを知って、
それに対してお金を落とすっていうことなんですね。
例えばフェアトレードのオーガニックコーヒーとかだったりすると、
10グラムあたり50円ぐらいで売られているので、
じゃあこれが1杯同じ330円で売られていたとしても、
15%ぐらいになりますよねって。
さっきまで1%とか3%っていう話からしてみれば、
かなり高い金額での取引になるわけです。
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こういうことを繰り返していくことによって、
美味しいコーヒー、そしてサスティナブルなコーヒーっていうものが、
どんどんと世界に広がっていくわけですから、
私たちは消費者としてのリテラシーを高めていく、
上でこの3%理論を叩き壊すために、
なんとかうまいことお金を使っていきたいなと思いますね。
コンビニコーヒーさんの原価、実際のところいくらなんでしょうか。
生豆をコーヒー、
大体あれ、
企業の名前出すのやめようか。
危ない危ない、企業の名前出しそうになっちゃった。
大体生豆を輸入して焙煎して、
それがコンビニさんに卸されるわけですね。
ここの卸し値がいくらかって話なんです。
卸し値がいくらかで、それをコンビニで100円で売って
儲けが出てるわけですから。
儲けが出る分の原価っていうのが、実際のところいくらなのか、
じゃあそのコーヒーはどこで買われて、
いくらで取引されているのかっていうところは、
僕たちには分からないところですけれども、
今コンビニコーヒーさんめちゃめちゃ頑張ってます。
そうやってコンビニだけじゃなくて、
他のコーヒー屋さんもおいしいコーヒーっていうものを、
本当の意味でのおいしいコーヒー、
そして優しいコーヒーみたいなものを追求することができれば、
きっと世の中のコーヒー事情っていうのはもっと良くなるんじゃないかなと、
そんな話でございました。
ちょっと難しい話になってしまいましたけれども、
今日の話が面白かったよと思っていただけた方は、
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応援していただけると嬉しく思います。
コーヒー沼で泥遊びでは、
いただいたコメントに声でお返事をしております。
いただいたコメントがあった場合には、
声でお返事をしますが、
今日は来てませんでしたので、
コメント返しはなしということになりますね。
ではでは、金曜日でございます。
今日1日はね、上手いこと乗り切って、
また土日、梅雨だからね。
雨もどうなんかなっていうところはありますけれども、
雨よりも嫌なのは緊急事態宣言ですよ。
心がなかなか晴れませんよね。
天気が今後めちゃくちゃ暑くなっていく
なんてこともあるのかもしれませんけれども。
そうだ、そういえばさ、
昨日僕は生まれて初めて、
セミの幼虫が道路を横断しているのを見ました。
セミの幼虫は無事に成虫になることができたんでしょうか?
って気になるところでしたけどね。
昨日七夕だったんでね。
無事に浮かして、
かつセミの短い命ですから、
命を全うできますようにってお願いしました。
なんで最後これ急に話したくなっちゃったんだろうね。
みたいな話で、
僕らもなかなか心が晴れないんですけれども、
いつか晴れますから。
東京の五輪の話だとか、
そういうのはもういいですよ。
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僕らにはどうしようも動かしようがないことに関して
うだうだ言ってもしょうがないので、
できることをやっていきたいなと思っております。
そんな話で今日は終わっていきますが、
皆さんにとって今日という一日が素晴らしい日でありますように、
そして素敵なコーヒーと出会えますように。
お相手はコーヒー沼の翔平でした。
また明日の朝お会いいたしましょう。
次はどの声とつながりますか?
引き続き暇の間をお楽しみください。