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2020-09-18 10:09

アメリカとイタリアのエスプレッソの違い

 
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みなさんこんにちは、しょーへいです。
金曜日3本目でございます。
あっ、3本目を撮り始めた瞬間に子供が起きた。
突然泣き出したりとかしたらすいません。途中で切るかも。
はい、なんかね、今日はちょっと調子いいので3本目も撮ってます。
金曜日はトリビアの話を撮っていこうと思っていて、
先ほどカフェオレとカフェラテの違いっていう話をしたんですけれども、
イタリアの方ではエスプレッソイコールコーヒーですよというような話をして、
最後にちょろっと、イタリアのバールにはカフェラテというメニューがないですよ。
最近はもしかしたらカフェラテ自体がメジャーになってきているので置いてたりすることもあるかと思うんですけれども、
イタリアの文化としてはカフェラテはただのコーヒー牛乳なので、
お家で作るもんだよと。
なのでそれはバールで飲むものじゃなくて、
じゃあバールでは何を注文するかって言ったらカフェラテじゃなくてカプチーノです。
カプチーノっていうのがスタンダード、日本でカフェラテとして飲まれているスタンダードと同じようなものだと思ってください。
もちろんカフェラテとカプチーノの違いっていうのは明確にあるんですけれども、
今日はちょっとその話ではなくて、
エスプレッソ自体が国によって、
国によってというかイタリア人の持っているエスプレッソと、
僕らが普通にスタバとかで飲んでいるカフェラテに入っているエスプレッソではちょっと違うよっていうような話をしたいと思います。
冒頭でお話ししたように、
カフェラテというのはお店で飲むもんじゃねえよっていう感じなんですよ、イタリアは。
でも世界的には、我々日本人が知っている限りでは、
カフェラテって普通に飲みますやん、お店でって思いますよね。
このカフェラテをお店で飲むものというか、コーヒー屋さんのスタンダードドリンクとして不動の地位を築いたのはスターバックスだと僕は思っているんですけれども、
これアメリカの会社ですよね。
アメリカから輸入されたものっていう感じで、
このアメリカとイタリアではエスプレッソが違うんですよ。
全然違うものなんですよね。
エスプレッソっていうものの位置づけがすごく違って、
まずその我々が普段飲んでいるカフェラテの話をしますと、
エスプレッソはワンショット30ミリとか25ミリとかの非常に少ない量での抽出をする飲み物なんですけれども、
言ったらコーヒーの濃縮液みたいなものだと思ってください。
当然ここに使うコーヒーの粉の量が多ければ、たくさんのエキスを抽出して濃厚なエスプレッソが作れますよね。
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アメリカで開発されたようなカフェラテっていうのは、
たっぷりの牛乳にめちゃめちゃ濃いエスプレッソを入れることによって、
すごく満足感のある濃厚なドリンクを作るっていうようなスタイルなんですよ。
これがですね、イタリアに行くとそんなに豆の量を使わないんです。
アメリカのエスプレッソっていうのがだいたい1回で2杯取れるんですけど、
普通のエスプレッソは2杯取るところが多いんですけれども、
その時に使う豆の量がだいたい24グラムとか26グラムとかなんで、
平均すると2杯でその豆の量を使うので、
1杯だったら12グラムとか13グラムですよね。
それに対してイタリアっていうのはだいたい1回で14グラムとか16グラムとかそんぐらいなんですよ。
もともとは。今はそんなに。もしかしたら増えてるかもしれないですけどね、コーヒーの量。
ちょっと僕自身がイタリアに行ったことがあるわけじゃなくて、
僕のコーヒーの先生がイタリア受込みなので、そういうのもいろいろ教えてもらったんですけれど、
そこのコーヒーの使う粉の量っていうのがだいたい14とか15とか多くても18グラムぐらいなんですね。
なんで1杯に使う量っていうのは7グラムから9グラム。
アメリカのものと比べるとイタリアの方、イタリアが7グラムだったらアメリカは12グラムぐらい使ってるので倍近いですよね。
1.5倍から2倍ぐらいの量のコーヒーを使って出してるんですね。
なんでエスプレッソの濃厚さとか味っていうのは全然違いますし、
当然そこにどうやってエスプレッソを入れるのか、どんな感じで飲ませるのかっていう技術も変わってきます。
アプローチが全く違うということですね。
ここなんでそんなに違うのって言ったら、やはりエスプレッソだけで飲む文化がイタリアにはあります。
以前お話ししたみたいに、カフェ、コーヒーと言えばエスプレッソ。
で、コーヒーを飲むと言ったらそのエスプレッソを飲むわけですね。
このエスプレッソに砂糖を溶かしてスプーンで混ぜて飲むのを、イタリア人って1日に何回も何回も来るんですよ。
朝仕事の前に行って、10時くらい仕事の休憩で行って、12時くらいお昼ご飯食べた後に行って、
昼過ぎの休憩で行って、仕事終わってから行って、5回6回とバールに行って、行ってはエスプレッソを飲むんです。
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なんで、そんなにいっぱいお金使えないじゃないですか。
あっちの人たちのソウルフードでありながら、1回1回何百円って払ってたら、高くてお金がなくなってしまうし、
もっと言うとイタリアって敗戦国なんですよね。第一次世界大戦の敗戦国で、非常に貧しい時期を経験していたりとか、物資がないとかいうこともあったんですよね。
その中で、「いやでもコーヒーだけは残しておいてくれ。俺たちの楽しみのために。」みたいな感じで、そこはギリギリまで切り詰めて、
豆の量を少なくしつつも濃厚に上手に出せるような仕方でやっていて、庶民の楽しみを奪わないようにするために値段を極力下げる形にしてたんです。
だいたい1ドルとか、下手すると日本円で言ったら100円とか80円とかそれぐらいの金額で1杯飲めるようになってるのが、このイタリアのバールだそうです。
対してアメリカは、さっき敗戦国っていう言葉を使いましたけど、アメリカは戦争に勝った国で、物資が非常に豊かなんですよね。
アメリカっていう土地自体も豊かですし、もちろんコーヒー豆っていうのはアメリカでは育てていないので、他の国から持ってくるわけですけれども、その財力を使って、豊かにコーヒーを使って、大量のコーヒー豆を使って、濃厚なコーヒーを落とす。それを牛乳で割る。
こうしてできたのが、いわゆる我々がいつも飲んでいるカフェオレなので、カフェオレちゃうわごめんなさい、カフェラテですね。カフェラテなので、イタリアで言うものとはまず、もともと僕らが言ってるカフェラテっていうのはイタリア語でありながらイタリアの飲み物ではないわけです。
で、カプチーノの話に戻りますけれども、イタリアではカフェラテは飲まなくてカプチーノを飲むんですね。カプチーノっていうのは、カフェラテと比べて泡の量が多いんです。泡の量が多いっていうのは、つまり体積が大きくなるわけですよね。
カップの中に同じぐらいの量に見えるカフェラテ用のミルクとカプチーノ用のミルクっていうのを注ぐと、泡の量が多くなるってことは、牛乳の量が少ないんですね。もともと使ってる牛乳、つまり水分が少ないので、少ないエスプレッソ、7gで出した、9gで出したエスプレッソでもそれに負けない牛乳の量がそんなに多くないので、コーヒーが牛乳に負けてないんです。
カフェラテ、アメリカのカフェラテは牛乳がもうとにかくたっぷりなので、牛乳に負けないだけの強さのエスプレッソを入れないといけないので、それだけエスプレッソの味が強くなっているというような話でございます。
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カプチーノの楽しみ方とカフェラテの楽しみ方っていうのも全然違うので、またカプチーノの回を別でやりたいと思いますけれども、そういう違いがあるんだよということを今日は知っていただければと思います。
さらに言うとですね、オーストラリアとか行くと、今度フラットホワイトっていう飲み物があったりとか、オーストラリアの今サードウェーブとか、今フォースウェーブ、フィフスウェーブと言われてますが、サードウェーブが流行った頃のシングルオリジンの豆本来の味を楽しむっていうドリップコーヒーでよく言われますけれども、
オーストラリアのエスプレッソも実際にそういう流れがありまして、エスプレッソ自体の味を楽しむという意味では、またオーストラリアの方で出しているエスプレッソっていうのは、今言ったイタリアとかアメリカともまた違ったエスプレッソがある。
そんな話も将来的にはしていけたらなと思いますけれども、とりあえず時間がなくなったので今日はここまでにしたいと思います。バイバイ。
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