スピーカー 1
スピーカー 2
スピーカー 3
スピーカー 4
スピーカー 5
スピーカー 2
はいはい。で、えっとね、僕ね1989年に就職だったんですよ。あの平成元年ですね。で、僕それまでアメリカ大学行ってたんですけど、あの当時アメリカめっちゃ不況で、あのアメリカに残っても就職先、アメリカ人も就職先ないような時代だったから、外人に残っても先がないなみたいな感じで、じゃあこれだったら一回帰国しようと思って帰国したのが89年で、
日本は逆にバブルだったんですよ。バブル景気で。だからすぐ就職ないてして、だから中途だったんだけど、8月から始まったんだけど、5社とかないてしちゃって、だからすごい就職っていう意味ではもう超絶ラッキーなタイミングだったんですね。
えー。
スピーカー 1
バイオスの開発を知ってて、で、ちょうど当時そのラップトップパソコンみたいな、いわゆる今のノートPCみたいなのが出てきて、その省電力機構みたいなのがすごい重要になってきたタイミングだったんだよね。で、それまで基本的にパソコンっていうのはデスクトップで、ラップトップっていうのも一応あったんだけど、これ膝に乗せたら膝潰れるだろうみたいな、
スピーカー 5
え、どういうこと?
スピーカー 3
いや、当時のラップトップで3キロ以上あって、分針乗せたやつがメインだったわけ。省電力機構っていうようなものも大して搭載されてなく、一応持って運べますみたいな感じで、基本どっか電源について繋いで使うみたいなやつだと思う。
スピーカー 5
へー。
スピーカー 1
どうしばがダイナブックってすごいちっちゃい。A4くらいのサイズのを出したわけ。厚さはそれでも数3センチくらいあって、そこそこ重かったんだけど今の基準で言うとね。
スピーカー 2
それが3キロだったんだ。その前のまだから5キロくらいあったわけよ。だからそういうこともすごい小さくなったんだよね。ダイナブックは、そう、ダイナブックが鞄に入るみたいな感じだったんだよ。
スピーカー 1
そのダイナブック前のっていうのはマジで筋トレできるくらい重かったんだよ。
これ鞄に入れたら鞄の片ひも壊れんじゃないかくらい重かったわけよ。
だからまあ一応そのデスクトップ運ぶよりはだいぶ楽だからさ、そういう意味では良かったんだけど、僕が勤めて会社もだからそのどうしばのダイナブックよりも小さいの作んなきゃダメだみたいな感じになり、急にそのノートパソコン戦争みたいなのが起きたんだよね。
当時日本のメーカーって世界を牛耳ってたわけ。だからもう日本の各社がさ、パソコン開発競争にのめり込んでたわけよ。
スピーカー 2
僕はちょうどそのタイミングで就職して、英語もできるしコードも書けるからじゃあこいつはこのチームにいるよってことになったわけなんだよね。
スピーカー 1
まあとても恵まれ、そういう意味では非常に最先端の仕事、就職1年目からやらせてもらえるという素晴らしい環境だったんだけど、まあさ、そんな最先端のことをやる部署ってさ、おかしい働き方してるわけ当時って。
可能心の人が出るぐらいのレベルで働いてるよって思ったわけよ。
スピーカー 3
あーなるほどですね。その時ってあれ、なんかそういう労働基準法とかってあったんですか?
スピーカー 2
あったんだけど今ほど秘密には守られてなかったね。
スピーカー 5
あーそういうことですね。
スピーカー 4
かなり無視されてるその法律っていうか、それで本当に残業よくしてたね。
スピーカー 2
っていうか残業が完全にデフォで、その残業しない日っていうのがないみたいな感じなわけ。
スピーカー 3
みんながそういう感じだったっていう。
スピーカー 4
みんながそうだったから、だからなんか会社がさ、近所の住民にフヤジョウって言われて、もうずっとわかりやすい。
スピーカー 5
それあれじゃないですか、広告代理店のマルツさんとかそうやって呼ばれてましたね。
スピーカー 2
あーもうそういう世界だった。世の中のメーカー全部そうだったんだよね。だからうちの会社も例外じゃなかった。
スピーカー 1
で、アメリカから帰ってきてそのカルチャーに入ったらめっちゃ大変だったわけ。
で、俺お金を浮かしたいっていう気持ちで会社の寮に入ったわけ。
で、会社の寮が会社の真裏にあったよ。
だから通勤2分とかなんだけど、逆に言うと帰っても呼び出されちゃう時とかあるわけ。
問題とか出ると、あっちょっと待つよーみたいな。
スピーカー 3
そっかー、だってその時ってスラックとかそういうなんかそういうチャットツールとかないですもんね。
だから実際に行かないと。
スピーカー 4
そうで自分の部屋に電話とか鳴っちゃうからさ、無視して出ないとさ、館内放送で言われたりする。
スピーカー 5
いやだー、松井さん松井さんお越しくださいみたいな。
スピーカー 4
あーもうマンカーみたいな。
それで会社戻ってさ、それでデバッグ始まって気がついたら午前3時みたいなのよくあったわけ。
スピーカー 3
それって、まあ補足までになんですけど、松井さんはアメリカの大学卒業されて、で日本に帰ってこられてっていう感じですかね。
で、その時何歳ぐらいですか?20代前半とか。
スピーカー 2
だから23歳、帰ってきた時に23歳で就職して。
スピーカー 1
アメリカの高校行ったり大学行ったりとかそういうのがあってちょっと1年ずれてるんだよね。
スピーカー 2
だから俺23歳で就職したんだけど、そうなのよ。
スピーカー 1
それで不本意ながらすごい長時間労働をする毎日になったわけ。
スピーカー 3
で、そこからアップル行ったってことですね。そこはまだアップルじゃないですもんね。
スピーカー 2
そうで、そこでまあ3年も働かなかった。2年半ぐらいでもういい加減に嫌になって、辞めることしか考えてなくてさ。
スピーカー 2
それでバブル崩壊してるわけ、その頃には。
で、そのすごい悪いタイミングで辞めたの。
スピーカー 3
超氷河期。
スピーカー 4
そうしたら、どこは就職できるのか。
スピーカー 5
そうしたらどうした?
スピーカー 1
もうさ、20社ぐらい落ちて、最後に嫌になって派遣登録して放置みたいな感じ。
そしてさ、派遣会社から電話かかってきて、某有名なメーカーに派遣で行ったんだよね。
そこでも、そこ暇だったもんね。仕事すごい簡単だったわけ。
で、その前の仕事から、前職から比べたらもう超悪かったからさ。
スピーカー 5
確かに、ふやじょう時代から比べたら。
スピーカー 2
そうそうそう。で、なんかね、ファミレスとかに行くと、店員さんが注文取るのに使う、なんかピッピッピッと押す端末があるじゃない。
今でこそ、ほらなんかiPadみたいなやつやってるけど、当時はその専用端末があったわけ。
で、それのテストをする仕事で、そのテスト用のプログラムを書いたりとか、なんかそのAPIのテストするとかさ、なんかそういう感じでテスト用のプログラム。
で、使用書読んでAPI見たらさ、これなんだ、これ865番チップじゃんみたいな、俺がすごいよく知ってるアーキテクチャだったわけ。
スピーカー 1
だから、これで動くゲーム作れるなと思ったわけ。
スピーカー 3
はいはいはい。
スピーカー 4
それで、仕事簡単だからすぐ終わっちゃうから、それで動くゲームを書いてたわけ。
スピーカー 2
で、できたんで、みんなに見せびらかしたりしたわけ。
スピーカー 4
そしたら、クビになっちゃった。
スピーカー 5
やばい、腹膨張すぎません?
スピーカー 4
で、当時さ、派遣クビになるとかほんとバカだよね。
スピーカー 1
それで、どうしたもんかなってもう本当に困っちゃって、そしたらまた派遣会社からってさ、本当に途方に暮れてたんだよね、俺。
スピーカー 2
で、辞めさせられて最終出社日がクリスマスイブだったんで、俺すごいよく覚えてたんだよね。
スピーカー 5
ドラマティック。
スピーカー 1
そしたら、年明け早々かなんかに派遣会社から電話がかってきて、アップルで休日になるんですっていうわけ。
それで、派遣の仕事なんだけど、もう派遣にもなんでもとにかく仕事があることが俺は嬉しいからさ、アップルがどうどうどうでもよかったんだけど、
まあじゃあ、行きます行きますって言ってさ、まあ行ったわけで、俺さ、なんかそのもう年末とかすっごい荒れてたわけ。
スピーカー 5
自暴自棄。
スピーカー 4
そう、自暴自棄で、なんか派遣会社も辞めさせるとかバカすぎじゃない?
スピーカー 1
で、まあまあ最初に最初の会社辞めた時点で、当時付き合った女の子にもうすぐ振られて。
スピーカー 2
で、ガーンなんだよ。で、挙句の果てに派遣もダメになったから、すごい荒れてて、どっかで喧嘩かなんかして、すごい青タンになったわけ。
スピーカー 4
で、やばいこんな青タンあんのにどうしようと思ったんだけど、まあもう今更青タンができちゃったもん、しょうがないからさ、そのまま行ったわけよ。
そして、面接してくれた人が、まあ後からわかったんだけどこれは、誰でも取っちゃう菅原さんっていう異名のついた方で、
スピーカー 2
で、俺採用してもらえたんだよね。
スピーカー 1
で、その時はアップルが全く新しいヘルプシステムの開発をするっていうことになって、それを日本語環境で動くようにするみたいな仕事があって、そのためだけに雇った臨時要員だったんだよ。
スピーカー 3
その時ってアップルってどういう感じのタイミングなんですか?
まあね、結構近年売れてて、日本で。
スピーカー 1
で、エントリーモデルからプロ向けまでラインナップがあって、そこら辺の山田電機とかそういうところでも扱ってて、結構売れてて勢いあったんだよね。
スピーカー 3
スティーブ・ジョブスがクビになる前?
スピーカー 1
クビになってるんだけど、しばらくは元気よかったんだよ。
スピーカー 3
へー、そうなんですね。
スピーカー 1
アップルストラテジーが当たって、まあまあ元気だったわけ。
でもまだWindows95は出てないから、GUIベースで使えるパソコンって事実上Macしかなかったからさ。
スピーカー 2
アーティスト系の人たち、クリエイターって言われてる人たちは全員Mac使ってたし、デザインの人たち、ミュージシャンの人たちは全員Macっていう感じで。
スピーカー 1
おしゃれだったんだよね。Macを持ってるってかっこいいみたいな。値段もすごい高かったんだけど、でもそれでもちゃんと売れちゃう感じだったわけ。
スピーカー 2
へー。
スピーカー 1
そうそう、で俺、そこに入って。最初派遣で入って、その俺がやってたヘルププロジェクト自体は割とすぐダメになっちゃったんだよね。
スピーカー 2
野心的すぎて、ヘルプシステムが異常にCPUパワーを食うってすごいバカになっちゃった。
スピーカー 5
やばい。
スピーカー 4
なんかアニメーションが出てきて教えてくれるみたいな。
スピーカー 1
考えたんだが、これ自体がクロック食いすぎてダメじゃんみたいなことになり、なくなっちゃったんだけど、俺自体はすごい使えるっていう風に思われたらしくて。
で、明けに何度か延長された後に社員になりませんかって言われて。
スピーカー 3
おーすごい。
スピーカー 1
で、社員になったんだよね。
そこから出力がスタートでしたね。
スピーカー 2
そう。で、ようやく正社員に戻ったわけだけど、それが前の最初の会社を辞めてから3年ぐらい経った時だったかな。
Appleで丸2年ぐらいは派遣やってたからね。
スピーカー 1
で、だから嬉しかったね。すごく。あ、久しぶりに正社員になったみたいな感じ。
スピーカー 3
そこからどっか途中でAppleちょっとやばいかもみたいな感じになったタイミングもありましたよね。
スピーカー 1
それで俺が正社員になったのが95年ぐらいなんだけどさ、95年にWindows 95が出てくるわけよ。
それでそこで初めてWindowsがGUIを備えたものになるわけ。それまでのWindowsって超絶ひどかったわけ。
スピーカー 3
へー。
スピーカー 1
Windows 3.1っていうのがあったんだけど、こんなひどい仕様のもの滅多ないだろうぐらいひどかったんだよね。
スピーカー 3
へー。
スピーカー 2
なんだけどWindows 95からちゃんと使える仕様のものになったわけ。
スピーカー 3
はいはいはい。
スピーカー 1
で、これが爆発的に売れて最初からインターネットが使えますっていうことで、ブラウザーもあってみたいな感じだったわけよ。
で、結局WindowsマシンかMacだったら向こうの方が全然安くてできること大差ないよねっていう状況になっちゃったわけ。
スピーカー 3
あーなるほど。
スピーカー 1
で、そこからガラガラガラっと業績が悪くなっていって、その2年後ぐらいの例えば97年とかぐらいにはもう大赤字で。
スピーカー 5
あらら。
それでやばいよねっていう。
それでギル・アメリオっていう社長、社長が交代してギル・アメリオっていう人になって、この人が再建屋で有名な人だったんだよ。
スピーカー 2
で、この人がさすっごい礼をして、でApple Japanでもすっごい人辞めさせられて、
それででもこの人はいろいろ言われてる人なんだけど、俺この人の最大の功績はスティーブ・ジョース読み本をしたことだと思うんだよね。
スピーカー 3
あー、その方が呼び戻されたんですね。
スピーカー 2
で、NEXT OSっていうのを同時スティーブ・ジョースが作ったんだけど、NEXT全然泣かず飛ばされたわけ。
時代の先を行き過ぎてて誰も理解しなかった。
うん、やっぱぶっ飛びすぎてたんだよね。
で、でもMacの方はMac OS当時なんか8.5とかなんかそのぐらいのバージョンだったけど、とにかくもうボロクソで問題がありすぎて全特化しなきゃいけないっていうことで、
スピーカー 1
新しいOSプロジェクトコープラムっていうのがあったんで、それやってたんだけど、それも全然何年経っても形にならなかったわけ。
スピーカー 2
それで、じゃあいっそNEXT買って入れ替えちゃえみたいな決断をギル・アメリウルがやって、会社ごと買収したわけだよ。
スピーカー 1
そうしたらスティーブ・ジョースがクーデターを起こして、ギル・アメリウルを追い出して自分がCEOに通いちゃったんだよね。
で、スティーブ・ジョースがまたさ、めちゃくちゃリストラしたわけ。そっからさらに。
で、ギル・アメリウルが戻ってくる前っていうのは、300ぐらいプロジェクトがあったわけ。
スピーカー 2
それが、ギル・アメリウルが大中振って50まで減らしたわけ。
スピーカー 4
スティーブ3つぐらいにしらしちゃったんです。
やばかった。
スピーカー 5
選択と集中やばすぎですね。
スピーカー 4
そうそう。それで、もう本当にわーって人がいなくなって。
スピーカー 5
でも松井さん最後まで残られたわけじゃないですか。
スピーカー 2
もうね、あれは運だよ。で、本当にさ、この会社どこまでちっちゃくなるのかなみたいな感じだったよ。
スピーカー 3
その時はもうアメリカ渡られてた後ですか?
スピーカー 2
まだまだ日本にいられた時に。
スピーカー 1
日本もさ、なんかさ、今までお世話になりましたみたいなメールが毎日のように飛び交ってた。
で、シンガポールにも大きい工場あったんだけどさ、シンガポールのオペレーションからのメールも毎日のように来るわけ。
で、なんかシンガポールはオフィスに行ってなんかピンク色の紙が机に置いてあった人は相当日で終わりみたいな。
そうそう。で、そういうので、僕の机に今日紙があったから今日は最後ですみたいなメールとか来るわけ。
だからさ、俺はいつかなっていうさ、明日かな明日かなみたいな感じで会社に行ってたね。
スピーカー 3
でも最後まで残られて最終的にはアメリカ行ってなわけじゃないですか。
そこって何だったってご自身では何か振り返って考えられてるんですか?
スピーカー 1
あのね、当時だからその会社本当に潰れそうだったから、すごい大改革をあちこちでやったわけ。全ての部署で。
で、リストラももちろんそうだけど、ビジネスプロセスとか開発のプロセスのやり方とかも相当変わってったわけ。
今までのやり方は全部捨てるみたいな感じ。
それで、俺はその頃は最初はソフトウェアのエンジニアだったんだけど、とにかくAppleってクオリティーアシュランスがやばすぎるっていう話でとにかくものすごいバグが多かったわけよ。
スピーカー 3
あ、やばすぎるっていうのは良くない方ってことですか?
スピーカー 1
良くない方で、本当にバグが出ると爆弾のアイコンが出るんだけど、それがもうバンって出ちゃって、それでフリーズとかしちゃうわけ。
スピーカー 5
怖い怖い。
スピーカー 1
で、「ああ、また爆弾出たー!」とか言ってリスタートしてみたいな感じで作ってたわけ。
スピーカー 5
無邪気ですね。内側はめっちゃ無邪気。
スピーカー 4
爆弾のアイコンって多いよね、そのUIさ。
スピーカー 2
で、本当に我にも頻発するからさ、だからコマンドSでセーブするのが癖になってて。
スピーカー 4
ちょっとだったらコマンドS、ちょっとだったらコマンドSでいつもセーブしてて。
スピーカー 1
それでこれ品質保証腐って腐りきってるってことになって、
で、日本でもアメリカでも品質保証のことは総特化して全部作り直さないとダメだってことになったわけ。
それで俺のApple Japanでもとにかく作り替えようってことになり、
スピーカー 2
そしたらその時に何人か割と尖がって仕事ができるとされたやつに声がかかって、
スピーカー 1
ちょっと品質保証を直すのに手伝ってよって言われて。
スピーカー 2
で、俺はあまりにも会社潰れそうだから正直言って転職しようかと思った方がいい。
面接とかも受けたんだけど、
なんかまあでもじゃあ1回ぐらいそんななんかわざわざ来てやってよって言われることってあんまりないじゃん。
スピーカー 1
だからじゃあそれはやってみようかなと思って品質保証に移ったんだよね。
スピーカー 2
で俺は1年ぐらいだったらソフトウェアのエッジに戻ろうと思ってたわけ、本当は。
スピーカー 1
なんだけどさ、行ったらさめちゃくちゃだったわけなんかが。
スピーカー 4
で、もう直すとこがありすぎてどっから直していいかわからないぐらいダメでさ。
スピーカー 2
で、この話は本とかに詳しく書いてあるんだけど、
あのさ、マークが床に落っこってそれをまたぎながら歩くとかいうぐらいダメだった。
スピーカー 4
おかしかったよね、マジで。
スピーカー 5
どうして?
スピーカー 4
で、俺このマシン使いたいんだけどって言って、
スピーカー 1
あ、それは次は私が使うんですとか言ってさ、
スピーカー 2
なんかポストイットで名前とか貼ってあって、
なんかお似合いとかしてるわけ。
スピーカー 1
俺なんかさ、え、おかしいだろこれと思って。
で、あの俺最初その平社員でその部署行ったんだけど、
スピーカー 2
そこのマネージメントやってた人は首切られて別の人がマネージャーになったんだけど、
スピーカー 1
その人もさ、あまりのカオスに参っちゃってね、なんかアルジョーみたいになっちゃったよね。
スピーカー 5
さらにカオス。
スピーカー 1
それでさ、だからさ、たまに打ち上げとかやるとベロンベロンになっちゃうわけ、その人。
それで、なんかさ、役立たないわけよ。
スピーカー 2
だからプレッシャーで潰れてきちゃったんだよね。
スピーカー 1
それで、その頃俺はどんどんバンバン提案してて、
で、なんかその人もなんか、俺がこういうのやりたいんですけどいいよって言うからさ、
スピーカー 2
なんかじゃあどんどんどんどんやってったらこいつ面白いなって思ったらしくて、
なんか俺がスーパーバイザーになってなんか部下が何人かついて、
スピーカー 1
で、なんか俺に新しいパイロットプロジェクトみたいなのやらして新しいプロセス作ったりしようと思ったらしいんだけど、
スピーカー 2
そんなのもやる前に、その元いたマネージャーがバンナーとして、
スピーカー 1
まあ多分片手ぐらいなんじゃないかなと思うんだけどいなくなっちゃった。
スピーカー 2
それで、別のすごい切れ物のマネージャーが来たんだけど、
この人は全然貧相者なんかやりたくないわけ。
スピーカー 1
だから早く抜け出したいみたいな感じでさ。
で、まあその人すごい良かったの。ロジカルな人だったから、
スピーカー 2
結構鍛えてもらってありがたかったんだけど、
そして1年ぐらいしたら、松井もあとお前やってってその人に言い出しちゃった。
スピーカー 4
で、俺マネージャーになっちゃった。
スピーカー 3
もともと提案とかめっちゃされてたっていうところで、
やっぱりもう実際の作業はもう結構やってたみたいな感じの部分?
そうそう。だから最初はなんか5、6人のチームだったんだけど、
スピーカー 2
すぐなんか15とか20人ぐらいのチーム任されて、
だからその中でどんどん新しいプロセス作っていったりとか、
スピーカー 1
もうとにかくやり方一新していったわけ。
スピーカー 2
で、もうそれは働いた人にはすごい評判悪くてさ、
スピーカー 1
俺すっごい今だったらパワハラとか言われる。
スピーカー 3
パワハラ?
スピーカー 5
ちょっとわかるかも。
なんかそんな気配を感じます。
スピーカー 4
なんか俺が部屋に入っただけで沈まれに帰るとかそういうフレーズ。
スピーカー 5
良かったその頃は松井さんに出会ってなくてみたいな。
怖すぎますよ。
スピーカー 4
で、俺が部員になっちゃったわけよ。
スピーカー 1
それでさ、そしたらこれで俺にはやりたいことできるなみたいな感じで、
だからもうやりたいようにやって。
スピーカー 2
そして60人ぐらいいた部署、30人にしたんだけど、
スピーカー 1
バグの発見率とか3倍とか4倍ぐらいになってみたいな。
スピーカー 2
なんかそういう感じで。
で、それはその頃はもうなんか、
俺がいたシステムテストエンジニアという部署だったんだけど、
スピーカー 1
こちらも一つSTって言ってたんだけど、
スピーカー 2
STはアメリカのSTにレポートしてて、
俺の上はもう本社のディレクターになったわけ。
スピーカー 3
うんうんうんうん。
スピーカー 1
だからなんかここへ人だったんだけどさ、その人が。
スピーカー 2
NEXTから来た人で、スティーブ・ジョブズの下で働いてた人で、
スピーカー 1
それこそ俺の10倍ぐらい圧のある人で、
俺にすごい圧は見せてくるわっていう。
スピーカー 2
それで、俺が俺をマネージャーになるってことになった時に、
日本に来たんだよね。
そしたら俺を個室に呼んでさ、
スピーカー 1
いきなりさ、夏井さんとか言って俺に話しかけてきて、
お前はここのディクテーターになるんだって言うわけ。
ディクテーターって独裁者でしょ。
お前は選挙で選ばれたんじゃないんだ、俺が選んだんだとか言って。
スピーカー 5
あーそれ本で読みました。
でもなんか結構いいなというか、
独裁者は別に推したいわけじゃないですけど、
そういう見方ってあんまりされないじゃないですか、組織の中で。
スピーカー 3
でも実際別にデモクラシーで選ばれてないから、
スピーカー 5
すごい的を得てるっていうのは思いましたね。
スピーカー 2
だからお前の仕事はみんなに喜ばれたり、
人気を出すことじゃないんだぞみたいなこと言われてさ、
スピーカー 4
こんな人の下で俺大丈夫かみたいな。
スピーカー 5
確かに後からは笑い話かもしれんけど、怖いですよね、その時は。
スピーカー 1
そうそう、185ぐらいあるんだよ。
スピーカー 5
でかい。
スピーカー 4
それですごいガッチリしてるわけ、めっちゃ怖かった。
スピーカー 3
そうですよね。だからそういう意味で言うと私って本当に、
結構松井さんとパスが今なんとなく似てきてるというか、
私全然シニアマネージャーとかになってないですけれども、
今も現地のダイレクターにレポートしてて、
そんな感じなんですよね。
その人もめっちゃでかくて、
スピーカー 5
アツは多分その人ほど怖くないですけど。
今話聞いててすごい自分と被ってました。
スピーカー 4
めっちゃ怖かった。
スピーカー 1
それで、その人で俺結構すごく組織がらっと変えたわけ。
スピーカー 2
最初はさ、もうなんか、
あんな悪魔みたいなやつの下でよくみんな働けんねぐらいな、
言われようだったんだけど、
スピーカー 1
1年ぐらいしたらすごい楽しそうでいいねそっちの部署ってみんなが言うぐらい
俺の部署は明るくてプロダクティビティ高くてみたいになってたわけ。
スピーカー 3
えーそうなんだ。
スピーカー 2
そうそうそう。
すごい自分でも思い描いてたようなチームができたって感じがあった。
スピーカー 3
えーすごいですね。
そこらへんのことがあれでしょうね。
僕がアップルで学んだことを1個書いてますよね。
これ最初の本でしたっけ?
スピーカー 2
そうそう。初めての本。
で、俺この辺りでなんか結構やることやっちゃった感が出てきちゃって。
スピーカー 2
えー。
日本でその、それより日本って基本的にアップルジャパンって
マーケティングとセールスの会社なわけよ。
だからそのエンジニアリングってのはすごいおまけで本社直轄みたいになってるわけ。
だからその先のキャリアパスが日本にいるともうないわけ。
だからどうしたもんかなと思って転職しようかなってまたそこで考え始めて、
その恐ろしい上司が来た時にちょっと話したら、
スピーカー 1
じゃあアメリカ来いよって言われたんだよね。
スピーカー 2
で、何をやるの?
I'll make a position for you.
スピーカー 5
えーいいなー。
スピーカー 2
それでそこから、でね、そしたらね、
9-11が起きてちょっと流れちゃったの一回。
スピーカー 3
あー、はいはい、それくらいのタイミングか。はいはいはい。
スピーカー 2
で、1年後になったんだけど、だから2002年にアメリカに当たったんだよね。
スピーカー 3
えー、そうなんですね、そっか。
やっぱり、どうなんでしょう。
やっぱりそこで実際にもう結構、何ていうのかな、
外資系って言われてからその仕事のやつをやるんじゃなくって、
実際もうほぼほぼそういうのをほぼほぼやってるよねみたいな人が、
1年くらいもうすでにデモンストレーションしてて、
じゃあもうやってよみたいな、なんかそういうのが多い気がするから、
例えばそういう、なんかこうキャリアアップというか、
次のステップに進みたいなって思ってる人とかで言うと、
言われなくても別にもうその、例えば上司の、
確か松井さん本にも書かれてましたし、ポッドキャストでもおっしゃってましたけど、
上司が困ってそうなことをもう助けてあげて、
巻き取ってあげて、みたいな感じで、それがステップアップ早いですよね。
スピーカー 2
はいはいはい、もう絶対そう。だから、
こういう風にしたいんだけどって提案を俺しょっちゅうしてたし、
あとだから上司がこれアップアップしてるなっていうのも、
スピーカー 1
どんどんこぼれたら拾っていこうと思ってたし、
スピーカー 3
うんうんうんうんうん。
スピーカー 2
だからやっぱそれ指示されるの待ってると、
まあ出世はなかなかしないね。
スピーカー 3
うーん、確かに。
アップルでの出世ってどんな感じなんですか?
まあ社内政治とかめっちゃやばかったと思いますけど、
シニアに上がるのってどういう感じだったんですか?
普通のマネージャーからシニアに上がるの?
スピーカー 2
バトルだったよ。
スピーカー 3
え、やっぱそれって松井さんは取りに行く気持ちで、
自分で意識的にバトルして取ったって感じなんですか?
スピーカー 2
いや、俺は正しいことをしようと思って正しいことをした結果、
スピーカー 1
競争に勝ったって感じだけどね。
スピーカー 5
あー、一番なんかすごい美しいパターンですね。
スピーカー 2
うん、なんか別にだから他の人を失脚させようとか、
スピーカー 1
そういうことを全く思ってなかったし、
でも、おかしいなーこいつらのやってることってのはすごい思ってた。
スピーカー 2
だから、もうすごい突出しようと思ってたね。
スピーカー 3
はいはい、そのジェニュイなエッセンシャルなパートで戦うってことですよね。
そのポリティクスでやっていくんじゃなくて。
スピーカー 2
うん、で、どっからどう見てもこいつダントツだなっていう風に
スピーカー 1
みんなが思うようなところに行こうと思ったね。
スピーカー 3
いやー、すごいな、そうですよね。
まあ、それができればっていうところで、
スピーカー 5
できないからポリティクスやってる人もいるんだろうけどって感じですけどね。
スピーカー 4
すごい奴は両方できない。
スピーカー 3
いやー、そうですよね、確かに。
スピーカー 5
そうですよね、なんか本当に全てを金備えてる人っているんだなって。
スピーカー 1
いる、いるんだよ。
スピーカー 3
いますよねー、確かに。
その頃って女性の管理職とかって結構いた感じなんですか?
スピーカー 2
まあね、プロジェクトマネジメントの人が多かったね。
スピーカー 1
圧倒的に多かったけど、あれ不思議なんだな。
プロジェクトマネジメントのチームに大体男一人しかいなかったもんな。
スピーカー 2
で、あれ俺思うんだけど、女の人の方が細かいんだよ。
男適当すぎてプロジェクトマネジメントっていう仕事が多分あんまり向いてない。
スピーカー 4
オンタイムにプロダクト出ないで男にやらせとくと。
スピーカー 2
それで、なんかキリッキリのプロジェクトマネージャーのお姉さんから電話かかってきて
お前のところのグループの進捗が遅れてるとか言われると焦るわけ、すごい。
スピーカー 5
確かに。お尻叩くの上手かもですね。
スピーカー 4
上手。それで大ビビって。
ポーラーから電話があったらやばいやばいって。
スピーカー 1
やるわけ。
スピーカー 2
で、なんかそういう感じでやってて。
あとね、プロジェクトマネジメントって言って部品の調達とかは
ああいうのはやっぱ女の人多かったね。
そうなんですね。
スピーカー 2
あれなんだろうね。不思議だな。
でもあれってたぶんちょっとでも間違えると工場止まっちゃうとかじゃん。
たぶんそのせいなんだと思うけど。
スピーカー 3
はいはいはいはい。確かにそうですよね。
でもそれがだから今から何年ぐらい前の話ですか?20年?
スピーカー 2
20年以上前。
スピーカー 1
いや、24年前に俺アメリカに移ってあったから。
スピーカー 2
一番最初それで本当にすごい小さいチームを出されて
6、7人だったかな。
スピーカー 2
それで周辺機器のテストするようなチームを出されて
スピーカー 1
なんだよこのつまんない仕事とか思ってたわけ。
スピーカー 2
ところが周辺機器の一つにiPodっていう全く新しいものが出てきて
iPodってのはミュージックプレイヤーだよね。
スピーカー 1
それでAppleの目玉商品だったわけ。
スピーカー 2
で、いきなりそのだから周辺機器って何もやりたくないつまんないものだったのに
それがいきなり鼻型になったわけ。
スピーカー 3
あー。
スピーカー 2
で、それで俺は基本的にこのマッキントッシュの周辺機器
キーボードとかマウスとかサードパーティーの製品とかの
コンパシビリティみたいなテストをやるチームが出されて
すげーつまんないなと思ってたら
アメリカに来てこんなことやるのかと思ってたら
iPodをやることになったからそっち手伝い
iPodはiPodでプロジェクトチームがあって
その中にQAチームがあったんだけど
スピーカー 1
お前それ手伝えって言われたわけ。
スピーカー 2
で、なんか貸し出されたわけ。
で、貸し出されたらさ、そこが結構ダメだったわけ。
ダメなとこ直すの俺すごい好きでさ
スピーカー 3
実績ありますもんね。
スピーカー 2
そうそう、やり方も知ってるしみたいな感じで
で、そこのマネージャーはもう完全にバーンナウトしてたわけ。
で、やっぱね、iPodすっごいプレッシャー高くて
当時はながたプロジェクトでめっちゃ押してたから
スピーカー 1
スティーブ自身が
スピーカー 2
呼んでないのにスティーブがミーティングに来るとかさ
そういうことが起きちゃう。
スピーカー 5
首になるかもみたいな
スピーカー 4
そうそう、なんかさ
スピーカー 2
だって本当にさ、お前の
そんな間抜けなアイデア聞いたことないな
同じ空気吸いたくないとか言うわけよ。
だから
スピーカー 4
嫌じゃん、そんなの言われたらさ
やっぱノイローゼになるじゃん
スピーカー 2
で、俺そんなのはわかんないからさ
なんでこんな消耗してんだろうと思ってたわけ。
最初はさ、そのなんか
そんな俺はその
スピーカー 1
あくまで貸し出された人だから
チームをと
スピーカー 2
なんかそんなさ、プレッシャー浴びるシーンは一切なかった。
だから
なんでこのマネージャーこんな
スピーカー 4
ひんひんボロボロになってくんだろうって思ってて
それで
手伝うことあるって言って
スピーカー 1
だんだん仕事取っていったわけよ。
スピーカー 2
そしたらある日いきなりさ
スピーカー 4
バッジ外して
スピーカー 1
I'm doneとか言ってパーンって出て
スピーカー 2
それで終わり
スピーカー 5
それ
ほんまにドラマみたいですね
映画みたいですね
スピーカー 4
それこそさ、クリスマスの前々日ぐらいで
スピーカー 1
クリスマスいろいろあるよな
スピーカー 2
また?
スピーカー 4
それでさ
スピーカー 1
そしたらお前やれみたいな話になったわけよ
結局
スピーカー 2
でもそれまでにもう
そのマネージャーだいぶもうぶっ壊れた
スピーカー 1
実質俺がやってるようなもんだった
スピーカー 2
だからまあ
スピーカー 1
俺が巻き取ってやったのはいいんだけど