1. 8番のうろ覚え昔話
  2. #3 シンデレラ

【あらすじ】
生い立ち
新しい家族
苦難の始まり
シンデレラというあだ名
父親ひどくね?
お城でのパーティーのお知らせ
魔女からの助け
ガラスの靴履きにくそうじゃね?
パーティーへ
ガラスの靴を忘れる
シンデレラ探し
シンデレラ発見
シンデレラがお城へ
お姫様に
父、継母、姉への制裁
その後の話/8番からのメッセージ

【補足】
今回はざっくりしたメモを見ながら収録したので、厳密には台本無しではありません。ポッドキャスト情報の「台本無し」の記述を削除しました。
今回はスマホでなく、PCに接続したマイクで収録してみました。

【8番による他のポッドキャスト】
ラーメン、餃子、半カオス - 在豪ワーママによる生活・言語・育児・オーストラリア小話 https://anchor.fm/ramengyozahanchaos
Ramen, gyoza and a bit of chaos https://anchor.fm/hachiban-chaos

【ご意見ご感想お待ちしております】
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収録日: 2021年10月25日(月)  #樋口塾

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00:01
8番のうろ覚え昔話 第3回
シンデレラ
昔々、多分ドイツらへんの国で、ある貴族の一家が住んでおりました。
貴族と言いましても、しょぼい感じで、そんなに裕福ではございませんでした。
その一家は、見た目も心も美しいお母さんと娘さん、それから割としょぼい感じのお父さんが住んでおりました。
しかし、ある時、お母さんが病気で死んでしまいました。
そこでお父さんは、そこそこ金を持っている女の人と再婚しました。
その女の人には娘が2人いましたので、この心も見た目も美しい娘さんには、
ママ母とママ姉と言えばいいのでしょうか。
そんな感じで、新しい家族が3人できてしまいました。
この娘さんの本名は定かではありませんので、私娘さんと呼ぶことにいたします。
この新しい家族ですけれども、心も見た目も汚い、醜い、嫌な人間でございました。
そして、この3人はやたらとこの娘さんをいびり倒しました。
そして、そこそこお金があるので、召使いとかも雇えるのですが、なぜかそれはせず、娘さんにかじあらを押し付けました。
おそらく、この3人は自分の心と見た目が見にくいので、心も見た目も美しい娘さんにだいぶ嫉妬していたのでしょう。
娘さんは家の掃除などをよくしておりましたが、この時代暖炉が主流でございましたので、暖炉の掃除もしなくてはいけませんでした。
そこで暖炉の掃除をしますと、暖炉の中にある灰をいっぱいかぶってしまうことになります。
それを見た新しい家族3人たちは娘さんのことをシンデレラというあだ名で呼ぶことになりました。
シンデレラというのは灰かぶりという意味らしいです。
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こういう感じでシンデレラをいびり倒していたママ、母と姉でございますが、
それに関して父親は何も対策を打つことがなく、愛する我が娘をそんな感じにいじめられて何もしないとはだいぶ最低なお父さんであると私は思います。
そういう感じでシンデレラはいびられておりましたが、暇のある時にちょくちょく筋トレをしていたので、
肉体的にも精神的にもシンデレラはだいぶ強い人でした。
そしてまた心も美しいので彼女は怒りを覚えるというよりもこのママと姉たちを憐んでおりました。
なんなら筋トレで肉体が鍛えられておりますのでどうせいつでも殺せるしなとかとも思っておりました。
そんな日が続いた後、ある日国中にお知らせがありました。
そのお知らせというのは国王様のお城でパーティーが催されるというものでした。
特にその時の王子様がそのパーティーでお嫁さんつまりお姫様になる人の候補を探すということでした。
まあその時代、女性の幸せといったらお金持ちの男性と結婚して優雅に暮らすというのが一般的でした。
そういう価値観だったのです。現代とはえらい違いですね。
まあ女性の人権とかもねあんま良くなかったんでねしょうがないことでございますが悲しいですね。
まあそんなこんなでシンデレラもその優雅なパーティーに行ってみたいとは思っておりましたが、
ママ母や姉たちがそれを許しません。困ったことです。
しかしそのパーティーが催される日のこと、
まあママ母と姉たちは勢い勲んでそのパーティーに向かったのですが、
それをちょっと残念に思っていたシンデレラのもとに、なんと魔女が現れました。
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魔女はこう言いました。
あなたが生きたいのであれば私が魔法で助けてあげますわよ。
シンデレラはびっくりしました。
どうして自分が選ばれたのかしら、そう思いましたけども。
まあ私の考えによるところでは、シンデレラの賢さ、根性の強さ、精神と肉体の強さによって、
もしシンデレラが王子のお妃、まあお姫様ですね。
そしてゆくゆくは女王となれば、その国に一番便利、便利ではないか。
一番豊かになるというか、その国を一番強くすることができると魔女は考えたのではないでしょうか。
まあ総合的に見て一番国のためになるというか、世のためになるということですね。
しかし魔女の言うことでは、私はシンデレラさんに衣装など馬車など揃えてあげることはできます。
そういう魔法なのです。
でも夜の12時になりましたら魔法が解けてしまいますので、それまでにはお城を抜け出てくださいましね、だそうです。
そして魔女はシンデレラに魔法をかけて、とびっきり美しいドレスやら、美しいガラスの靴やら、馬車やらを出してくれました。
馬車には御車もいたので、シンデレラは馬車に乗り込み城に向かいました。
このシンデレラのガラスの靴はとても有名でございますが、ガラスの靴ってめっちゃ履きにくそうですね。
壊れたら大変だし、ガラスの破片とか刺さりそうだし、実際のところどうなんですかね。
はい、そういうわけでシンデレラは無事お城のパーティーに行くことができました。
もともと美しいシンデレラがめちゃくちゃゴージャスなドレスを着て城に入りますと、周りの人は誰もが注目いたします。
あの美しい方はどこのお嬢さんだろうとみんな不思議に思っております。
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そしてもちろん王子様もシンデレラに注目し、2人は一緒に踊ることになりました。
王子はすぐにシンデレラにメロメロになってしまいました。
しかし時の経つのは早いもので、もうすぐ夜の12時になってしまいます。
シンデレラは急いで城から抜け出そうとしました。
そして城をもうすぐ出るかというところで12時の鐘が鳴り始めました。
時計が12時をお知らせする鐘があるんですね。
そしてお城の入り口の階段を降りるところでガラスの靴を一つ落としてしまいました。
そのまま鍛えられた脚力でダッシュして馬車に乗り込み急いでお家に帰りました。
シンデレラは王子様に連絡先などを教えませんでしたので、
王子様は一目惚れしてしまったシンデレラをその後探すことにしました。
唯一の手がかりは落とされたガラスの靴です。
そして王子様は国中におふれを出しました。
このガラスの靴に足がぴったりはまるものが私のお姫様になれると。
シンデレラはそのお知らせを聞いて、王子は結構やはりアホなんだなと思いました。
だってまずガラスの靴だけが唯一の証拠というか情報というのは
認めますが、それなりに認められますが、
それでも他にやりようがあったんじゃないかと思います。
そしてガラスの靴にぴったり足がはまるって、
そんなんやりようによってはいろいろできますので、
詐欺の仕様もありますので、
それ以外にも外見のチェックとか、他のことのチェックとか、
家柄のチェックとかもしとけよと思ったりしました。
12:00
そんなこんなで、お城の使いの者が年頃の娘さんたちのいる家へ訪問したりして、
ガラスの靴を履かせてチェックしておりました。
これもだいぶアホなやり方やと思いますけども、
一軒一軒回るよりお城に呼んだ方がいいんじゃないか。
そっちの方が効率いいんじゃないか。
実際のところどうしたんでしょうかね。
このお話では一軒一軒家を回ったということにしておきます。
当時は人口もそこまで多くなかったので、
まあ骨が折れるっちゃ折れるですけども、
そこまででもなかったんじゃないかと思います。
まあとにかくですね、その使いの者たちがシンデレラのお家にもやってきました。
そこで姉たちがまず挑戦し、
まあ姉たちの足はだいぶでかかったので、
全然はまりませんでした。残念でした。
そしてシンデレラが挑戦したところ、
簡単にすっぽりはまってしまいました。
まあシンデレラが元の持ち主なんで、そりゃあそうですよね。
そして他には何の話をしようとしていたんだったかな。
あ、そうでした。
魔法が解けるのであればガラスの靴もなくなるんじゃないかと思いましたけども、
そういうわけにはいかなかったようですね。
これは何ですかね、魔女の恩情ですかね。
魔女が情けをかけてガラスの靴だけ、何だろう、魔力を残しておいたんでしょうか。
まあラッキーでしたね。
はい、そういうわけでシンデレラがお城に呼ばれました。
ガラスの靴ぴったりはまったのでね。
で、シンデレラは王子に会うことができましたが、
一応ちゃんと本人確認してくださいねと言いまして、
見た目とか話し声とか話し声、声とかも確認してもらい、
シンデレラ本人だと認められました。
しかしシンデレラ的にはそのお城のパーティーで出会ったせいぜい数時間で
自分の嫁を決めるのはいささかアホだということなので、
15:03
そんな短時間で大事なことを決めるのはよくありませんよと言いまして、
まあ私のことが気に入ったのであればこれから交流を持ちまして、
その後しばらくたってまだ私のことが気に入っているのであれば
お付き合いを始めましょうということになりました。
その後シンデレラの賢さ、根性の強さ、
そして心と体の強さを実感した王子様、
それから王子様の親御さん達、王様とお妃様ですね、
シンデレラにぜひ姫になってほしいとお願いしました。
シンデレラ的には王子はそこそこアホだと思っていたので、
これはどうしたもんかと思いましたけれども、
自分が姫になればある程度国をコントロールできるのではないかと思い、
また今の生活よりは幾分ましになるんじゃないかと思いまして、
その申し出を受けました。
こうしてシンデレラはめでたくお姫様になりました。
そしてゆくゆくは女王様になりました。
賢いシンデレラのことですので、
そして王女というかその時は王様になりましたが、
王様はそこそこアホでしたので、
シンデレラが実質実権を握り国を動かしました。
素晴らしい手腕でシンデレラはその国を豊かにして強い国にしました。
そして自分をいびり倒したママ、母、姉たち、
自分を助けなかった父に関してはその事実を世間に公表し、
社会的に制裁を与えました。
そんな感じでシンデレラは素晴らしい国を豊かにしましたので、
素晴らしい女王として讃えられましたし、
その後子どもも儲けて子どもたちには素敵な教育を施しましたので、
子どもたちも賢く強い美しい人たちになりました。
果たしてシンデレラはそれで幸せだったのでしょうか。
18:02
シンデレラ的には割と幸せだったのかもしれませんが、
私は皆さんにはね、そんなアホな人とは一緒にならず、
自分が本当に好きな人と一緒になってほしいと思います。
それではおしまい。
18:28

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