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こんばんは。しばちょんの毎日インサイト。この放送は、日々の出来事や、僕が気になるトピックを通じて、皆さんの生活に役立つかもしれない情報や視点をお届けします。
はい、今日は2月23日、日曜日。皆さんいかがお過ごしだったでしょうか。
リニア中央新幹線の新技術
今日の本題なんですけれども、今日の本題は、そのオーバースペック、必要でしょうか、というお話をしたいと思います。
何の話かと言いますと、リニア中央新幹線の試験車両のお話でございます。
先日、JR東海がリニアの新車両を投入するという発表をしました。
今、実験船で使っている車両を改良したものらしいんですけれども、改良点はいくつかあるんですが、
その中でですね、まずサメ肌を模倣した溝構造を持つフィルムを採用したと。
あと、車両の形状を少し改善しました。
あと、車両の塗装をやめたという、大まかにこの3つを、もう少しあったんですけど、この3つがちょっと僕が気になったところなんですけれども、
このサメ肌形状のフィルムを採用して、台車の形を改善することで、空気抵抗を約1%削減し、消費電力を低減させることに成功したそうです。
あと、全塗装をやめて、シルバーの下地にゴールドのラインをデザインしたということで、このですね、塗装をやめたことによって、1車両あたり二酸化炭素の排出量を9トン減らすことができるそうです。
これはね、とてもいいことですよね。
例えば、新幹線と同じように16両編成ですと、もう100トン以上の二酸化炭素を削減できますよね。
これはね、素晴らしいことだと思います。
ただ、サメ肌を模倣した特殊フィルムを採用して、空気抵抗を1%だけ減らすことができた。
この1%を追い求めるのに、どれほどの開発費とかコストをかけてきたんだろうなと思いまして、
この1%空気抵抗を改善することによって、どれだけの費用対効果が生まれるのでしょうか。
そもそも、リニア中央新幹線はこの狭い日本の国土で、東京・大阪間をすごい短い時間で移動できるという夢の新幹線と歌ってありますけれども、
1%空気抵抗を減らして、何分それが縮むんでしょうかね。
消費電力は何億って減らすことができればいいと思うんですけど、そんなことはないかなと思うんですよね。
コストと利便性の議論
この話をね、このニュースを見て思い出したのが、キングコング西野昭寛さんが書かれた夢と金という中にある
ハイスペックとオーバースペックのお話、これを思い出しました。
どういったお話だったかと言いますと、ラーメン屋さんのお話が例に挙げられてましたね。
60点のラーメンを80点にする作業には投資をするのは全然いいと。それで値段も上がってもそれは実りある努力であります。
ただ、97点のラーメンを98点にする作業に資源を投資するのは無駄じゃないかと。
そんな1点を上げたところで、お客様は何も気づかないと。両方とも美味しいという結果になる。
1点刻みの点数はない。職人はハイスペックを求めます。でもそれは全然素晴らしいことでし、それこそ職人ですと。
ただ、お客様の満足ラインを超えても高みを目指して、細かい技術を判断できないお客さんを獲得するのは難しい。
これはただの職人さんの自己満足であって、オーバースペックですよというお話が載ってました。
リニアは最先端の技術が組み込まれているので、その技術を少しでも向上させるのは良いと思うんですけど、
まだ開業もされていないリニアの実験船で、こんな1%追い求める必要ってあるのかなーって僕は思ったんですよね。
多分この1%追い求めたとて、そんなに大きな効果はないのかなと。
ただの技術力のどんぐりの性比べじゃないですけど、それをやってるだけなのかなーって思ったりしました。
皆さんはどう思いましたか?
本当にこの1%を求めるのは素晴らしいことだと思うんですけど、これに投じるお金を、
例えば在来線にもう少しいい機能をつけるとか、快適空間を作るとか、駅の利便性をもう少し良くするとか、
それこそクレジットカードでタッチ決済で改札が通れるとか、
この前も話しましたけど、鉄道会社が違うとスイカとか通ることができないよみたいなやつを改善してくれた方が利用者は全然嬉しいんじゃないかなと思いました。
はい、ということで今日はこの辺で終わりたいと思います。
最後まで聞いてくださりありがとうございました。
それではまた。
