00:05
みなさんこんにちは、キャリアコンサルタントのみってるです。 今日は格言シリーズとしてお話しします。
今日取り上げるのは、「言うは安く、行うはカタシ。」という言葉です。 言葉で言うのは簡単ですが、実際に行うことは難しい、という意味です。
今日は、この言葉をやってみたことと、やり切ったことは違う、という視点から考えます。
私は営業時代、3つの営業部門を経験しました。 その中で、会社の中心となって成果を上げていた、いわばエース部門には前向きな雰囲気がありました。
過去に一度行った活動を、もう一度実施することになった時も、前にやったことがある。 以前はあまり成果がなかった。で、終わりませんでした。
同じ活動でも、やり方が変われば、結果が変わるかもしれない。 実行する相手やタイミングが変われば、違う反応が返ってくるかもしれない。
前回の経験を活かして、もう一度やってみよう、という雰囲気がありました。
その一方で、他の部門では、その活動は以前もやりました。 でも、成果は出ませんでした、という言葉で話が終わることがありました。
そこで、実際にどの程度行ったのかを聞いてみます。
担当している施設のうち、何割に実行したんですか?
どのような相手に行い、どのような反応があったんですか?
しかし、納得できる答えが返ってこないことがありました。
詳しく聞くと、数件で試し、その反応を報告して終わっていたようです。
活動によって成果を上げるというよりも、会社や上司へ報告するために数件実施したようにも見えました。
もちろん数件を行っただけでも、明らかに問題が見つかる場合があります。
相手から強い拒否反応が返ってきた。
前提となる情報が間違っていた。
そのような場合には、早く見直す必要があります。
しかし、数件で思うような反応がなかったという理由だけで、この活動は成果が出ないと判断できるでしょうか?
エース部門では私たちはやり切ったと言えるのか?と問われることがありました。
03:02
予定した対象に必要な活動を行ったのか?
一部の人が試しただけでなく、チームとして実行したのか?
抑えるべきポイントを守り、一定の質で実施したのか?
相手の反応を集め、途中でやり方を改善したのか?
そこまで行っていないのであれば、まだ成果が出る可能性は残っています。
指導者が部下にやりましたか?と聞けば、答えはやりました。で終わります。
必要なのは、実行の中身を確認することです。
対象の何割に実行したのか?
どのような相手にどのような方法で行ったのか?
相手からどのような反応が返ってきたのか?
反応を受けて何を変えたのか?
やり切ったと判断できる根拠は何か?
このように問いかけます。
大切なのは、成果が出るまで同じことを繰り返せと部下に強制することではありません。
最初に誰に何をどこまで実行するのかを決める。
途中で相手の反応を確認する。
必要に応じてやり方やタイミングを変える。
そして決めた水準まで実行した上で続けるのか、修正するのか、やめるのかを判断します。
今日皆さんに考えていただきたいのは、部下のやりましたという報告だけで実行できたと判断していないでしょうか?
そして成果が出なかったと結論付ける前に、やり切ったと言えるだけの行動を確認しているだろうかということです。
言うは安く行うは堅し、計画を説明することも数件試すこともできます。
難しいのは、成果を目指して決めたことを一定の質でやり切ることです。
部下を責めるのではなく、何をもってやり切ったとするのかを最初に共有し、その実行を支える。
それが成果につながる行動を作る指導者の役割だと思います。
今日のこの話が参考になれば嬉しいです。
最後までお聞きいただきありがとうございます。それではさようなら。