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皆さんこんにちは、キャリアコンサルタントのみってるです。 今日は、マネージャーは、組織に何を残すのか、というテーマでお話しします。
先週は、マネージャー自身も成長している、というテーマで、私自身の経験を振り返りました。
経験が増えるほど、部下より先に答えが見えるようになる。 だからこそ、すぐに答えを伝えるのではなく、相手の考えを聞く必要がある。
また、自分が長く担当してきた重要な仕事を、次の人へ渡すことも成長である。
そして、役職を失っても、それまでに積み重ねてきた経験まで失うわけではない。
そのような話をしてきました。
今週は、これまでお話ししてきた内容を振り返りながら、マネージャーは、組織に何を残すのか、について考えてみたいと思います。
マネージャーの役割として、最初に思い浮かぶのは、成果をあげることではないでしょうか。
会社から与えられた目標を達成する。
売り上げをあげる。
問題を解決する。
チームの活動を計画通りに進める。
どれもマネージャーの大切な仕事です。
私自身も営業マネージャーとして、目標を達成することに責任を持って取り組んできました。
成果が上がっていなければ、原因を考えます。
どの施設で活動が不足しているのか、どの製品が伸びていないのか、何を変えれば成果につながるのか、
必要に応じて部下へ方法を伝え、一緒に対策を考えてきました。
しかし、マネージャーの成果は、在任中の数字だけで判断できるのでしょうか。
例えば、マネージャー自身が重要な仕事を抱え、自分の経験を使って成果を上げていたとします。
その人がいる間は、チームの数字も安定するかもしれません。
問題が起きても、マネージャーが判断すれば早く解決できます。
ところが、そのマネージャーが移動した途端に、部下が判断できなくなる。
成果を上げていた仕事の進め方も、なぜその方法を選んでいたのかも誰にもわからない。
それでは、成果は残っていても、経験は組織に残っていないことになります。
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反対に、マネージャーが移動した後も、部下が自分で考え、相談しながら仕事を進めている。
問題が起きたときには、チームで情報を共有し、解決方法を考えている。
若手を指導する人が育ち、次の人へ経験が渡っている。
このような状態であれば、そのマネージャーが組織に残したものは、数字だけではありません。
私は以前、部下から仕事の相談を受けたとき、経験から答えが早く見えることがありました。
そのまま方法を伝えれば、仕事は早く進みます。
短期的には、それで成果が出ることもあります。
しかし、それを繰り返していると、部下は困ったときに、上司に答えを聞こうと考えるようになります。
そこで、すぐに答えを伝えるのではなく、
君はどう考えていますか?
なぜその方法が良いと思ったのですか?と考えた過程を聞くようになりました。
部下の考えに大きな違和感がなく、問題が起きたときの影響も管理できるのであれば、その方法を試してもらいます。
そして、実践した結果を一緒に振り返ります。
うまくいけば、その方法を他のメンバーへ共有できます。
うまくいかなければ、次に何を変えるのかを一緒に考えることができます。
このような関わりを続けることで、部下の中に経験が残っていきます。
ただし、一度質問したからといって、すぐに部下が一人で判断できるようになるわけではありません。
答えを伝えなければ、自動的に人が育つわけでもありません。
部下が考える、実際に行動する、結果を振り返る、必要なことをチームで共有する。
その積み重ねによって、少しずつ自分で判断できるようになります。
マネージャーが組織に残すものは、自分の成功体験そのものではないのかもしれません。
自分と同じ答えを出せる部下を作ることでもありません。
困った時に何を確認すればよいのか、どのように情報を集めればよいのか、
誰に相談すればよいのか、結果が出た後に何を振り返ればよいのか、
そのような考え方や判断の基準を部下やチームの中に残していくことではないでしょうか。
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また、失敗や困り事を早く相談できる関係もマネージャーが残すものの一つです。
誰かの成功をチームで喜び、その経験から学ぼうとする空気も残ります。
部下の変化や成長に気づき、それを本人へ伝える習慣も残ります。
これらは売り上げのように数字で簡単に表せるものではありません。
しかし、マネージャーが役職を離れた後も、組織の中に残り続けるものです。
今週はこれまで取り上げてきた部下育成、評価、挑戦できる空気、視点の切り替え、
そしてマネージャー自身の成長を振り返りながら、
マネージャーが組織に残すものについて考えていきます。
皆さんはマネージャーとしてどのような成果を挙げてきたでしょうか。
そして、その成果を挙げるために身につけてきた考え方や経験を部下へ渡せているでしょうか。
もし明日、自分が今の役職を離れたとしても、部下は自分で考え、判断し、行動できるでしょうか。
皆さんが組織に残したいものは何でしょうか。
今週一緒に考えてみたいと思います。
今日の話が自分の仕事や部下との関わり方を振り返るきっかけになれば嬉しいです。
最後までお聞きいただきありがとうございます。それではさようなら。