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皆さんこんにちは、キャリアコンサルタントのみってるです。 今日は、憧れの人と、成長に役立つ人は違う、というテーマでお話しします。
一昨日は、高校野球の南野手の守備力が高くなっているという話から、 成長が早くなった背景に、学び方の変化があるのではないか、という話をしました。
昨日の格言シリーズでは、優れた人の方法をそのまま真似るのではなく、 自分に役立つ部分を選び、自分のものにしていくことが大切だ、という話をしました。
今日は、そこからもう一歩進めて、私たちは誰から学べば良いのか、について考えます。
皆さんには、この人のようになりたい、と思う人がいるでしょうか? 仕事ができる先輩、話が分かりやすい上司、大きな成果を出している人、憧れの人がいることは、成長への意欲に繋がります。
しかし、憧れている人が、そのまま自分の成長に最も役立つ相手になるとは限りません。
高校野球の話で興味深いと感じたのは、選手たちが好きなプロ野球選手だけを参考にしているわけではないことです。
自分の体格や動き方に近い選手を探し、その選手の動き出しや足の運びを研究しているそうです。
基準になっているのは、誰が一番好きか、ではなく、誰の動きが今の自分に合っているか、というところです。
これは部下育成にも通じる話だと思います。
指導者は部下に、あの先輩を見習うといい、あの人のようになってほしい、と伝えることがあります。
しかし、その先輩を選んだ理由は何でしょうか?
社内で一番成果を出しているからでしょうか?
指導者自身が高く評価しているからでしょうか?
もちろん、それらも理由の一つです。
ただし、その先輩のやり方が今の部下に合うとは限りません。
例えば、経験が豊富で判断の早いベテラン社員を若手社員の手本にしたとします。
若手社員には、ベテラン社員の判断が早いことはわかります。
しかし、なぜその判断ができるかまでは見えていません。
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ベテラン社員の中には、長年積み重ねた経験や知識があります。
目の前の行動だけを見て真似ようとしても、判断の背景がわからなければ同じようにはできません。
一方で、少し先を歩いている若手社員や中堅社員の方が参考になることもあります。
少し前まで同じことで悩んでいた。
失敗しながら仕事の進め方を身につけた。
初心者がどこでつまずくかを覚えている。
自分と現在地が近いからこそ、この方法なら自分にも試さそうだ、と思えることがあります。
指導者が部下の手本を考えるときには、最も優秀な人を選ぶだけでなく、部下との距離を見ることも大切です。
経験や得意なことに共通点があるか。
部下と同じ課題を経験したことがあるか。
その人の方法を部下が実際に試せるか。
こうした視点から学ぶ相手を一緒に探します。
そのためには、まず部下本人を知る必要があります。
部下は何が得意なのか。
どこで困っているのか。
次に何を身につけたいのか。
本人の現在地がわからなければ、誰が良い手本になるかわかりません。
指導者は誰のようになりたいと聞くだけでなく、今の課題を乗り越えるために、誰のどの部分が参考になりそうと問いかけてみてください。
学ぶ相手は一人ではなくても構いません。
将来の目標として憧れる人。
今の課題を乗り越えるために参考にする人。
仕事の一部だけを学ぶ人。
それぞれ別の人でも良いのです。
憧れの人は自分が進みたい方向を示してくれます。
一方、自分と現在地の近い人は、次の一歩を具体的に見せてくれます。
どちらも大切ですが、役割は違います。
今日皆さんに考えていただきたいのは、自分は部下に最も優秀な人を手本として示していないだろうか。
それとも、その部下の現在地にあった、次の一歩が見える人を一緒に探しているだろうかということです。
憧れだけで学ぶ相手を決めない。
部下の現在地と次の成長に必要なものを確認し、それを学べる相手を選ぶ。
指導者には部下が自分にあった手本を見つけられるよう支援する役割もあると思います。
今日のこの話が何かしら参考になれば嬉しいです。
最後までお聞きいただきありがとうございます。
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それではさようなら。