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みなさんこんにちは、キャリアコンサルタントのみってるです。 今日は、答えが分かっていても、なぜ部下に聞くのかというテーマでお話しします。
昨日は、課題を解決するだけで人は育つのかという問いから、 承認や自信についてお話ししました。
部下のできていないことだけを見るのではなく、 できていることや小さな変化を見つけ、本人に伝える。
それによって、部下は自分にもできるかもしれないと感じ、 次の一歩を踏み出しやすくなります。
ただ、承認によって自信がついても、 部下が自分で考えて行動する機会がなければ、次の成長には繋がりません。
そこで大切になるのが、部下の意見を聞くことです。
私はマネージャーとして仕事をしていた時、評価面談だけでなく、 日常の仕事や営業について話す場面でも、
君はどう思う?
君はどう考えた?
あなたの意見を聞かせて?
と、問いかけていました。
ただし、マネージャーとしての経験を重ねると、 部下に質問する前から、ある程度の答えが見えていることもあります。
部下の意見を聞いた結果、自分が考えていたことと ほとんど同じだな、と思うこともあります。
こういう話をすると、部下の意見を聞いても、 自分の考えとほとんど変わらない。
それなら最初から指示を出した方が早い、 という意見もあると思います。
私はこの考え方も間違いではないと思っています。
限られた時間の中で仕事を進め、成果を出すことだけを考えれば、 経験のあるマネージャーが答えを示した方が早いことがあります。
緊急性が高い場面や失敗した時の影響が大きい仕事では、 マネージャーが明確に指示しなければならないこともあります。
しかし、部下育成という視点で考えると、 それだけでは失ってしまうものがあります。
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それは部下が自分で考えて行動する機会です。
例えば、マネージャーから次はこのように進めてくださいと指示され、 その通りに行動して成果が出たとします。
もちろん、部下にとっての一つの経験にはなります。
ただ、本人の中には上司に言われた通りに動いたからうまくいった、 という受け止め方が残るかもしれません。
一方で、部下が自分の考えを話し、 その考えを基に次の行動を決め、実際に成果が出た場合はどうでしょうか?
その時には、自分で考えたことを実行して、 成果につなげることができた、という成功体験が残ります。
実行した行動や得られた結果は同じでも、 本人の中に残るものは違います。
部下の意見がマネージャーの考えと同じだったとしても良いです。
部下からマネージャーが思いつかなかった新しい答えが出てこなければ、 質問する意味がないわけではありません。
部下が自分で考え、自分の言葉で話したことに意味があります。
だから、部下に意見を聞く目的は、 正解を教えてもらうことだけではありません。
部下が考える機会を作ること、 自分の考えを言葉にする機会を作ること、
そして、自分が考えたことを出発点に行動する機会を作ることです。
もちろん、部下の意見を何でもそのまま採用するという意味ではありません。
部下がなぜそう考えたのかを確認する。
不足している情報があれば伝える。
考えられるリスクを一緒に整理する。
その上で次の行動を一緒に決めていく。
最終的な責任はマネージャーが持ちます。
しかし、考える機会と行動の主体はできるだけ部下に残しておく。
それが育成では重要だと思います。
部下を承認することで自分の成長に気づいてもらう。
そこから少し自信が生まれる。
自分の意見を話してみる。
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その意見をもとに行動する。
そして小さくても成果が出れば、それが成功体験になります。
成功体験が積み重なることで、
次も自分で考えてみよう。
もう少し難しいことにも挑戦してみようという気持ちが生まれます。
君はどう思う?
この短い問いかけには部下を育てる大きな意味があります。
皆さんは部下の答えがある程度想像できているときでも意見を聞いているでしょうか?
それとも早く仕事を進めるためにすぐ答えを伝えているでしょうか?
今日、部下に指示を出そうとしたとき、
一度だけでもあなたはどう考えていますか?
と聞いてみてください。
今日は答えがわかっていても、なぜ部下に聞くのかというテーマでお話ししました。
この話が何かしら参考になれば嬉しいです。
最後までお聞きいただきありがとうございます。
それではさようなら。