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なぜ、人は『分かったつもり』になるのか
2026-09-22 05:16

なぜ、人は『分かったつもり』になるのか


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皆さんこんにちは、キャリアコンサルタントのみってるです。 今日は、なぜ人は分かったつもりになるのか、というテーマでお話しします。
昨日は、知っていることとできることは違う、という話をしました。 学んだことを実際の仕事で試すことで、自分が本当にできるのかを確かめられます。
今日は、その違いに気づきにくい理由について考えます。 私たちは、一度聞いたことがある話や、わかりやすい説明された内容に触れると、それは知っている、よく分かった、と感じることがあります。
これは、部下が真剣に話を聞いていないからとは限りません。 説明を聞いている間は、話の筋道を追うことができます。 指導者の説明にも納得できます。
そのため、自分一人でも同じように考え、行動できるような感覚を持ちます。
ところが、説明が終わり、自分の言葉で話そうとするとうまく説明できない。 実際の仕事で使おうとすると、どこから始めればよいのかがわからない。
そこで初めて、自分が理解できていなかった部分に気づきます。 例えば、部下へ新しい仕事の進め方を説明したとします。
説明を終えて、「わかりましたか?」と聞けば、多くの場合、「わかりました。」という返事が返ってきます。
指導者の説明を聞いて、その場では理解したと感じているからです。
しかし、この返事だけで、実際に仕事を進められると判断するのは早いと思います。
この時、もう一歩踏み込んで、「では、今の内容を自分の言葉で説明してみてくれる?」と問いかけます。
自分の言葉で説明してもらおうと、理解できているところと曖昧なところが見えてきます。
部下自身も、ここまではわかっているけど、この部分はよくわかっていなかったと気づくことができます。
ここで大切なのは、部下がうまく説明できなかった時に、「さっき説明したよね?」と責めないことです。
うまく説明できなかったことは、能力や意欲の問題とは限りません。
今確認すべき部分が見つかったということです。
指導者は曖昧だった部分をもう一度説明し、本人の理解を確かめます。
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その上で、実際の仕事で試してもらいます。
また、部下から、「それは以前の研修で習いました。」と言われることもあるでしょう。
その時も、知っているかどうかを問い直す必要はありません。
そうなんだね。では、今回の仕事ではどのように使えそう?と聞いてみます。
部下が答えられれば、知識と仕事が繋がり始めています。
答えられなければ、今の仕事に置き換えて一緒に考えることができます。
指導者自身にも気をつけたいことがあります。
自分が分かりやすく説明できたと感じることと、部下が理解できたことは同じではありません。
部下がうなずいていた、メモを取っていた、分かりました、と答えた。
それだけで指導が終わったと考えないことです。
説明した内容を本人がどう捉え、仕事でどう使おうとしているのか、
そこまで確認することで初めて理解のずれに気づけます。
今日皆さんに考えていただきたいのは、
自分は部下の分かりました、という返事だけで理解できたと判断していないでしょうか、ということです。
人は説明を聞いて納得すると分かったつもりになることがあります。
だからこそ自分の言葉で説明し、実際の仕事で試してみる。
指導者はその機会を作り、曖昧な部分を一緒に確認する。
それが分かったつもりを本当の理解と実践へ変えていく関わり方だと思います。
今日のこの話が何かしら参考になれば嬉しいです。
最後までお聞きいただきありがとうございます。
それではさようなら。
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