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みなさんこんにちは、キャリアコンサルタントのみってるです。 今日は、成功事例だけを共有しても人は育たない、というテーマでお話しします。
昨日は、あなたの経験は部下に伝わる言葉になっているか、という話をしました。 経験を伝えるときには、結論だけでなく、何に注目し、何を考えて判断したのかまで伝えることが大切です。
今日は、成功事例の共有について考えてみます。 職場では、成果を上げた人の事例を共有することがあります。
どのような提案をしたのか、どのような行動が成果につながったのか、 うまくいった方法をチームで共有すれば、他の人も参考にできます。
成功事例を共有すること自体は、とても大切です。 しかし、この方法でうまくいきました。
皆さんも同じようにやってみてください、という話だけでは、人を育てるには十分ではないと思います。
なぜなら、成功した方法だけを聞くと、その方法が最初から正解だったように見えるからです。
実際には、最初から全てがうまくいったとは限りません。 相手の反応が思っていたものと違った。
最初の提案では興味を持ってもらえなかった。 途中で伝え方や進め方を変えた。
周囲から意見をもらい、別の方法を試した。 このような迷いや修正があって、成果につながったことも多いと思います。
私は営業マネージャーの頃、記者した部下同士の会話から、情報交換が始まる場面を見てきました。
先日教えてもらった方法を試してみました。 どうだったという会話から、周囲の人も話に加わり、その時に大切なのは
うまくいきました、という結果だけではありません。 最初にどのような反応があったのか、
教えてもらった方法をそのまま使ったのか、 相手に合わせてどこを変えたのか、
やってみて何に気づいたのか、 そこまで話すことで聞いている人は自分の仕事にも置き換えて考えられます。
成功した方法だけを伝えると、部下は方法を真似しようとします。 しかし相手や状況が変われば、同じ方法で同じ成果が出るとは限りません。
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大切なのは方法そのものではなく、なぜその方法を選んだのか、 相手の何を見て途中で変えたのか、という考え方です。
また成功事例を紹介する時にうまくいかなかった部分を隠すと、聞いている人は、成功する人は最初から正しい答えがわかっている
と感じるかもしれません。 自分には同じことができないと考え、挑戦する前から諦めることもあります。
一方で最初は反応がなかった、途中で方法を変えた、
周囲の意見を聞いてもう一度試した、という過程がわかれば、 成功は特別な人だけが生み出すものではなくなります。
考えて、試して、振り返り、必要なところを変える、 その積み重ねが成果につながったことを理解できます。
マネージャーが成功事例を取り上げる時には、何をしたのか、のですか、だけで終わらせず、最初はどのように考えていましたか、
予想と違ったことは何ですか、 途中で何を変えましたか、
次に行うとしたら何を続けますか、と聞いてみることができます。 成功した本人にとっても自分の行動を振り返る機会になります。
何が成果につながったのかを言葉にできれば、その経験を別の場面でも生かしやすくなります。
聞いている部下も、完成した答えを覚えるのではなく、 成果へ向かう考え方を学ぶことができます。
成功事例は、正解を配るためのものではありません。 成果へ至るまでに何を考え、何に気づき、何を変えたのかを共有するものです。
皆さんは成功事例を共有するとき、結果と方法だけを取り上げていないでしょうか。 その成功の裏にあった迷いや修正についても聞けているでしょうか。
次に部下の成功を取り上げるときには、途中で何を変えましたか、と聞いてみたいはいかがでしょうか。
その答えの中に、他の部下も使える学びがあるかもしれません。
今日の話が成功事例の伝え方を振り返るきっかけになれば嬉しいです。
最後までお聞きいただきありがとうございます。 それではさようなら。