00:06
皆さんこんにちは、キャリアコンサルタントのみってるです。 今日は、個人育成とチーム運営では、見る視点を変える、というテーマでお話しします。
昨日は、弱みは全て克服しなければならないのか、というお話をしました。
次の役割を目指すときには、その役割に必要な力を確認し、弱みにも向き合う必要があります。
一方で、弱みの克服ばかりに意識が向くと、本人の強みやこれまで出してきた成果が見えにくくなることがあります。
では、チームを運営するときにも、一人一人の強みと弱みを組み合わせ、この人の弱みを別の人の強みで補おうと考えるでしょうか?
論理的には、そのような考え方もできると思います。
しかし、私自身は、実際のチーム運営でそのように考えていたわけではありません。
個人を育成するときには、本人が目指す役割を確認します。
その役割に必要な力が不足していれば、弱みを克服するための経験を積んでもらいます。
例えば、周囲への働きかけが苦手であれば、チーム内の取りまとめ役を経験してもらう。
これは本人の成長を考える視点です。
一方、チームを運営するときには、まず成果を考えます。
チームとして何を目指すのか、そのためにどのような活動が必要なのか、
誰にどの役割を担ってもらうのか、そこを考えます。
役割を担ったメンバーには、しっかり活動し結果につなげてもらう。
その過程でそれぞれが持っている強みは自然に発揮されます。
私はあなたの強みであの人の弱みを補ってくださいと考えていたわけではありません。
それぞれが自分の力を十分に発揮してほしい、
強みをどんどん生かして成果につなげてほしい、そのように考えていました。
ただし、チームの活動に弱い部分が見つかることはあります。
例えば、活動の進め方がうまく整理できていない、
お客様への情報提供に改善が必要である、
そのようなときにはその分野が得意なメンバーに意見を聞いていました。
03:03
これは誰かの弱みを補ってもらうためではありません。
チームの課題に対して必要な知恵や力を集めるためです。
得意な人の意見を聞き、チームで考え、活動の質を高めていく。
そこにチームで仕事をする意味があると思います。
そして、マネージャーには別の役割があります。
チームが進む方向を示す。
必要な役割を整える。
活動が成果につながっているかを確認する。
問題が起きたときの影響を考え、リスクを管理する。
必要なときには早めに支援する。
そこまで整えたら、後はメンバーを信頼し、それぞれに力を発揮してもらいます。
個人を育成するときには本人の強みと弱みを見る。
チームを運営するときには、成果に必要な力をチームの中から引き出す。
同じメンバーを見ていても、目的によって見る視点は変わります。
誰の弱みを誰の強みで補うかを考えるのではありません。
一人一人が持っている力をどうすればチームの成果につなげられるかを考える。
それがチームを運営するマネージャーの視点ではないでしょうか。
皆さんは部下一人を育てる場面とチームとして成果を出す場面で見る視点を切り替えているでしょうか。
今日のこの話が個人育成とチーム運営の違いを考えるきっかけになれば嬉しいです。
最後までお聞きいただきありがとうございます。
それではさようなら。