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和田おはまです。今日は、何様っていう本についてお話をしてみようかなと思います。
この何様っていうのが、前にここでもご紹介させてもらった、何者っていう浅井涼さんが書いた、直木賞を受賞した本があるんですけど、
これのアナザーストーリーということで、何者っていうのが、実際に映画化もされている作品で、
就活を迎えた若者たちの、主に6人の人が出てきて、男女が出てきて、いろいろ就活をしながら悩んだり葛藤したり、
そこから自分の道を見つけていったりっていうようなお話なんですけど、その6人の人たちの、
例えば、高太郎っていう男の子が出てきて、この子は高校の時の初恋が忘れられずに、大学になって付き合った女の子を結局、
やっぱり前の彼女が忘れられないからって言って、振っちゃったりするんですけど、
高太郎君の初恋はどんな初恋だったのかとか、それぞれの過去の話だったり、そこから未来ですね、一緒に面接を受けた、
面接を受けて受かった男の子は、それからどんな社会人になっていったのかとか、そんな感じで、過去未来含めて、
いろんな、また6つの話っていうのがそれぞれ分かれてて、
当たり前って言えば当たり前なんですけど、
一つの物語では、この人が主人公で、この人を中心に話が進んでいくんですけど、でも、違う局面から見たら、
Aさんが主人公で話がずっと進んでいったとしても、BさんにはBさんの人生があって、
Bさんの過去からの物語があったり、Bさんと関わったまた別の人がいたり、ということで、
よくみんな主人公って言いますけど、それぞれが自分の人生を精一杯生きているみたいなところが、
伝わってきたかなっていうふうに思います。
その中のお話で、ちょっとネタバレになっちゃうんですけど、
学生時代から付き合って、社会人になってもそのまま同棲していた女の子が、妊娠してお父さんになるっていう男の子の話が出てくるんですけど、
やっぱり初めてのことで、いろいろ戸惑ってしまって、
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どうやったら誠実でいられるんだろう、みたいなことを苦悩するんですけど、
そこで先輩に、最初から100%じゃなくていいんだよと、
そういうふうに、本気で思う1秒があれば、そこから少しずつ人っていうのは変わっていけるんだよっていうことが言われていて、
確かに、自分じゃない誰かに急になることはできないけど、
ちょっとずつ、新しい自分になれたりすることがあるんだなって思って、
真面目な人ほど、100%ちゃんとしなきゃ、みたいに思っちゃって、
私もどっちかっていうと、そんな感じに思うんですけど、
ちょっとずつちょっとずつ変わっていくとか、ちょっとずつちょっとずつ新しい自分を受け入れるとか、
そういう感じでもいいのかなっていうふうに思いました。
ということで、今日も最後まで聞いていただきまして、どうもありがとうございました。