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2024-12-12 27:10

#123 めろん先生の本棚『アメリカン・ファシズム』は今読むべき名著。

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アメリカン・ファシズム: ロングとローズヴェルト (講談社選書メチエ 115) 単行本 – 1997/10/1

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三宅昭義著 アメリカンファシズム ロングドルーズベルトという本を読んだんですが、
今日はちょっとこの本について話そうかなと思います。初の試みとしてね、本一冊について喋るのはこれ久しぶりなんですけども。
たまに昔やってたんですけどね。この本はですね、結構前に出た本なんですけども、どういう本かというと1930年代のアメリカルイジアナ州で、
当然ルーズベルト大統領の時代ですね、に対抗する男がいた。それがヒューイ・ロング。大統領になろうとした男。
このヒューイ・ロングという政治家と当時のフランクリン・ルーズベルトとの関係を分析した作品なんですけども、
これをね、今読むべき本ですね。これは非常に読んだ方がいい、みんな。 なんでかというと、この本を読むと
今アメリカで起こっている トランプであったり、ひいては日本で起こっているポピュリズム政治、
政治のハックであったり、政治のエンターテイメント化みたいなことも含めて、かなり似た状況が描かれているんですよ。
だからそれに翻弄されないためにも、これは読んでおく。歴史に学ぶという意味でも読んでおいた方がいいかもしれない作品。
ただ、ひとつ気をつけた方がいいのは、やっぱり、俺のひとりしゃべりでもよく言ってるけどさ、
やっぱりネットメディア環境っていうのが明らかに1930年代とはもう全然違うわけ。 90年以上違うわけだからね。
だからもう、より加速している部分もあるし、よりわからなくなっている部分もある。
これを読んだからといって明快に何か答えが出るわけではないが、しかし僕はこの本を読んで、なるほど、同じことがやっぱり起こるんだなっていう発見がすごいあって、
非常に感銘を受けたので紹介したいと思うんですよ。
でですね、まず、ファシズムっていう言葉についてですね、僕はあれ?と思ってさ、そもそもファシズムってなんだ?みたいなことを考えません?みんな。
ファシズムってなんだ?みたいな。ファシズムの定義ってなんだ?っていうようなことを考えてしまうんですけども。
ファシズムってさ、もともと20世紀の初頭にイタリアで生まれた言葉なんですよ。
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政治思想とか運動で独裁国家闘争、極端なナショラリズムとか自由主義や共産主義への反対っていうのが特徴なんですけども、
まああれですよね、いわゆるみんなが思っているなんか怖い支配されるみたいなものってここから来てるんですけども、
じゃあでもこのファシズム、このイタリアのファシズムと今の起こっているであろうアメリカであったり日本でもその方がありますけども、
これが同じかっていうとやっぱりちょっと違ったりするんですよね。
ファシズムのこの語源っていうのはラテン語、なんでも語源はラテン語やな、この辺の西洋は。ファスケスっていうものに由来しているらしいんですよ。
これがねローマ帝国時代の権威の象徴で、棒を束ねたものに斧を組み合わせた形をしているので、これが団結と権威を意味しているらしいよね。
なるほど、束ねられて強い力を発揮するみたいな意味なんですね。
これがイタリアのムッソリーニによって用いられて、彼が聞き入るイタリアのファシスト党の名称はイデオロギーの基盤となったというわけですね。
やっぱりこの最初のファシズムが台頭した時期って第一次世界大戦の混乱の時期なんですよ。
イタリア中心って今言ったんですけど、この時何が起こったかっていうと、やっぱり戦争の影響で不安定だったんですよね。
経済不安であったり社会的不安。その中で秩序の回復とあるいはもう地に落ちた国家の威信を取り戻すぞって言ったわけですよ。
ここのね、このファシズムっていうのはその後ナチズム、ドイツのナチズム、フランコ体制、スペインのね、そういった独裁体制に影響を与えたんだよね。
つまりそれを見ていくと、基本的にはやっぱり個人よりも国会集団を優先して力による秩序みたいな思想があるわけですよ。
これはほんまに全く同じやんな、今のトランプとかだな。秩序の回復、国家の栄光、アメリカ、グレートアメリカみたいなさ、全く同じよね。
やっぱり日本の最近のさ、番組見てても思わへん。日本すごいよ、すごい言わせる番組増えたんや。あれってやっぱ自信ないからだよな。
そういうことはさ、やっぱり日本を、もう1つ素晴らしい日本を取り戻せっていうような人が出てくるよな、多分な。
まぁおるしな、今ってな。右派の人は大体そういう感じじゃない?ファシズムっていうのはこういう背景があるということをまず知ってほしいですな。ファシズムな。
でな、この本、ローズベルトって書いてあるね。
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ローズベルトっていうか、でも我々なんかさ、ルーズベルト大統領って言わへん。どっちでもええねん、これ。音で聞いたらローズベルトやから。
音の揺れがあるんやな、これな。ルーズベルトの方が英語では音に近いけど、ルーズベルトの方が有名やけどな。
ローズベルト。別にどっちも間違いじゃないっす、これ。語触ではないっす。
で、この三宅先生の本っていうのは非常に面白かった。全然知らん情報っておもろいな。非常におもろいな。
で、このルーズベルトが有名なニューディール政策っていうのをやってるんですけどね。
なんでこれが出てきたかっていうのもね、このロングっていう対立候補のカウンターみたいな、ルーズベルトの時代にこいつがおったから、いろんな絡みで政策とかも変えたり、いろんなことをしてるんやけど。
だから逆にこのロングっていう男を知ると、ルーズベルトのこともわかるっていう本になってるんやけど。
この中でキングフィッシュっていう名前が出てくるんやけど、これが読んどってなん?って思ったんやけど。ヒュイロングの愛称、キングフィッシュって言うんですけどね。
本読んでるとキングフィッシュっていうのがたまに出てきて、どっちが何やねんって記憶力が悪い俺はね、たまに誰やったっけって思うんやけど。
ロング自身が大物っていう意味やね。キングフィッシュや。カリスマ的なパワーを持ってたんやね、この人はね。
でもヒュイロングって何者かっていうと、もともとこの人ビジネスマンなんですよね。お金稼いで、その後大学行って、弁護士になる。
その後、政治に、政治の世界に進出するんやけど。
これってマジでフランス革命の中心人物だった、ロベス・ピエールも同じなんですよね。弁護士から始まって政治に行く。
さらに言うと、相手の攻撃の仕方も似てる。
まず独権益であったり、我々と奴らに分断する。そして攻撃する。徹底的に攻撃する。そういう手法ですよ。
もうこれは強いねんな。ほんまに強い。
で、これ選挙見てるとさ、俺本当に思うんやけどさ、やっぱさ、綺麗に、綺麗になんかやってられへんよな。
いかに自分が強いかをこじせなあかんからさ、選挙とか、そういうものは。
やっぱ難しいよな、そういうのって。ほんまに。
で、この本ですけどね、非常に面白い。面白いですね。
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何が面白いかって、いかにヒュイロングって男が成り上がっていくか、どんな戦略を取っていくかって書かれてるんですよ。
で、その間に民衆がいかにそれに騙されているか。騙されてるっていうよりも、当時はわからへんよな、そんな騙されてるもんくそもない。
先導されていくかっていうことが書かれているんやけど、やっぱり筆者の方で、民衆はこのようにコントロールされるんだ、みたいなことが非常に冷静に書かれているんですよ。
で、こういう表現やから、この人のことをずっと書いてるんですけど、ところがですよ、この本のね、面白いところはそれだけじゃなくて、
このヒュイロングっていう人、すげー不可解な死を遂げてるんですよ。で、この死の謎をめぐるミステリーでもあるんですよ、この本って。
どういうことかっていうとな、最終的にこの人、暗殺されてるんですよ。1935年にルイージアナ州で銃撃されて、2日後に死んでるんですよ。
犯人もわかってるんですよ。犯人はカール・オスカー・ワイスっていう医者なんですけども、この人が銃を持ってバーンって撃つんですよ。
このワイスっていう医者は、ロングの政策に反対したりして、父親の裁判官職が廃止されることに怒りを抱いてたり、
人種差別の問題もあるけどな、いろんなことがあって、反発してた人物ではあるけど全く接点がない。
で、撃たれた後にロングが病院に運ばれて、銃が貫通してるんですよ。で、2日後に死亡してるんですよ。
手術ミスですよね。なんかこの本の中でも書いてあるけど明らかに手術ミスをしてるらしいんですよね。
ところが、銃弾が出てきたんですよ。そしたら、その銃弾がこの医者のワイスが撃った銃から発射されたものじゃないんですよ。
何かって言うと、それボディガードのものだったんじゃないかって言われてて。
で、護衛のつまりピストルで誤射されたんじゃないかって言われてて。
だから混乱してロング撃ったんちゃうかっていうのなんですけども。でも、なんでそんなのがわからへんかっていうと、この当時取り巻きが何人もいたわけですけど、全員証言が違うらしいんですよね。
なんかもう訳わからんらしいんですよ。それで未だにわからんらしいんですね。
で、ここに影謀論が入る隙があるわけですよね。で、いろんなミステリーがあってね。
まああるいは、これどう考えても死んでほしいって思ってるのってルーズベルトやからね。
向こうの暗殺計画やったんちゃうかとかさ、あるいは政策反対してる人間とかさ、内部の既得権益の
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類伸課税制っていうのがあるんですよ。 これすごいんですよ、ほんまに。恐ろしいんですよ。
こいつが考えた政策がめっちゃヤバいんですよ。後で説明するけど。その被害を被るやつが
こいつ殺さなあかんっていう、殺したのちゃうか説もあるんやけど、ただこの本の中ではこの筆者の三宅さんがかなり説得力がある説を唱えてて、
それも見どころですね。非常にそれを読み解くミステリーとしてもね。なるほど、こういう説がある、こういう説がある。
いやでもここは、こういう観点からおそらく違う。論理的に反発していて、最終的にこうじゃないかっていう仮説を出すところとかも、
なんかちょっとね、表伝というよりもミステリーみたいで面白い部分があるんですよ。これ良かったですね。
とても面白い。では戻りましょう。 まあなんかその、今回のテーマである
大恐慌時代焦点を当てたよしやきさんの著書
アメリカンファシズム これですね
まあ今言った時にこれはキングフィッシュと呼ばれるカリスマ政治家だったんですね。で、彼の唱えた
政策っていうのはですね、富野再分配政策 シェアアワーウェルス運動っていうものなんですけど、本の中では
S.O.Wって書かれるんですけどね。 これで注目を集めたんです。
で、この波乱に満ちた人生を送るんですが、暗殺によって突然終わるというような話なんですよ。
ルーズベルト、これ面白いのはね、まあさっき言った通り、 弁護士から始まって、非常に汚い選挙戦略を取ってどんどんどんどんどん民衆を暴いていってね、
それでなり上がっていくわけですけども、 ルーズベルトの方を途中で支持し始めるんですよ、突然
勝手に迷惑、ルーズベルトからするとちょっと迷惑なんだけど
勝手になんか支持し始める。こういうのとかもさ、 まあさっきの表現支持戦における事件とかを彷彿とさせますよね、ちょっとね
でですね、このシェアアワウェルスっていう、これがですね、エグいんですよ。 富野再分配。いわゆるまあ、類似に課税なんですけど、これ本読んでたら
すごいですよ。えっとね、800万ドル以上の稼ぎが年収ある人間は
税が100パー。100パーですよ。 100パーかけるんですよ。
で、50パー、えっとね、いくらだったっけな。
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100万ドルぐらいから異常にガンガン上がっていくんですよ。 あのね、8パー、16パー、32パー、64パーとかこんなレベルで上がっていくんですよ。
ボンボンボンボン。で、それを取って再分配を、要するに金持ちから金取って、民衆に再分配するで、っていうことを言ってた。
で、ポピュリスト、まあ民衆には人気があったってことですよね、これね。 国民に絶大な人気を集めるんですよね、これね。
ただ何やったかって、まあいろんなことをやって、まあ本を読んでたら確かに有効なこともやってますよね。
でも政治家ってそういうもんやからな。まあいいこともやるし悪いこともやるみたいなさ。
だってニューディール政策だってさ、まあすごい良い政策だというイメージがあるけど、それは限定的で、実際の失業率は回復してないっていう説もあるからね、ニューディールが。
それに対してなんかいろいろ反論もあるけど、まあこれもいろいろあるんですよ、またやっぱり。
いや、でね、これね、本当に、やっぱり富野再分配を唱えて、結局こいつ競技権益側なわけですよ、これ全くトランプとかと同じなんですね。
これがね、なんていうんかなあ、ほんまに目持ってんすけどね。
例えばですね、この本の中の文章もいいんですよね。民主主義とファシズムっていうのがそんなに鋭角的に対立するものなのだろうかと。
やっぱりそれは内部の問題なんじゃないかと。例えばヒトラーは議会制民主主義の手続きを通じて、民主主義のルールで政権を掌握した。
ムストリーミーもそうですよね。結局、民主主義っていうのの中にファシズムの効果っていうのがやっぱりあるんやと。どうしてもそれはしょうがないですね、これはね。
結局、傑作するんですね、これね。民衆との傑作によって生まれるっていうことなんやな、これなあ。
こうした、だからアメリカンファシズムの存在は、ファシズムを外部化した民主主義に、実はファシズムが内在していたことを改めて我々に教えてくれると。
民主主義とは、民衆が代議制と選挙と多数決によって自らの意思を代表する制度におかならない。しかし、うちなるファシズムが作動し始めると、
それは民衆の中に規範化されていた権力を、気候の頂点に向けて収奪する装置に、いとも簡単に化ける。
しかも、民主制度は事故を限りなく抽象化しているので、小さくゆっくり暴走が始まると、それをチェックし、制御する機能がなし崩しにされてしまうのである。
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これは非常に失策的だと思うんですよ。
要するに民主主義って、個人のパワーを暴走しないように薄める代わりに、それがチェックする機能っていうのが非常に働きづらくなってしまう、暴走すると。
これは、やっぱりマスコミがそれをコントローラーになってた部分があるんだけれども、ここですよね。
それが今機能しなくなって、どう見ても問題ですよね、日本においてはね。
つまり、ネットになった瞬間に、みんなオールドメディアって今言っててさ、
オールドメディアを信じなくなったときに、じゃあネットを信じるってなったときにさ、ネットも信じられへんわけやな、ほんまはな。
ぶっちゃけネットの方がそんなソースあやふやな時だってあるからな。
っていうので、要するにチェック機構がやっぱりなし崩しにされるってこの指摘はね、ほんまにそうなんですよね。
これはほんまにそうやね。
いやすごい、90年前の話とは思えないですね、これね。
本当に同じ。
あとね、この本、ネット以前なんですけど、このロングはね、そのプロパガンダ戦略にも長けてて、
やっぱりね、ラジオ局買い取って自分でめちゃくちゃ宣伝しまくったり、
ガイ戦車でガンガンガンガンもいろんなとこ行ってさ、宣伝したりっていう、やっぱ宣伝戦略のデカさ。
あとね、めっちゃおもろかったらしいんですよ。ユーモラスやったらしいんですよ。つまりなんかもう田舎者みたいな、もうアホみたいなことを言ってみんなを笑わせるんやけど、
途中でなんか真面目な賢いこと言い始めるみたいな。だから笑われることが逆になんかこう武器みたいなさ。
これは強いですね。最初から賢のフリしてないっていう奴は強いね。
何言われてもこれ、無敵の人やからな。これは賢い。めっちゃ賢いんだよなぁ、ほんまに。
あとこの本読んでて、ちょっと全くそれるんやけど、アプトン・シンクレアの名前が出てきたんですよ。
アプトン・シンクレアって知らない人の方が多いと思うんですけど、この人何者かっていうとですね、小説家なんですよ。
エアウィル・ビブラットっていう映画があるんですよね。
ポール・トーマス・アンダーソン監督の映画なんですけど、俺これめっちゃ好きな映画なんですよ。
二十世紀初頭のアメリカが舞台なんですけど、石を掘りなんですよね。油田探してるんやけど、これを掘って一代を成すオッサンの話なんですよ。
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これがエッグイーンやけど、人間って何なんだろうって、もういろんな感情が渦巻く話でね、宗教であったりね、人間と神の話でもあるんですよ。
この映画が俺好きすぎて、これ原作あるらしいぞっていうので、見てみたらこのアプトン・シンクレアの石油ってやつやったんですよ。
で、読んだんですよ。これがですね、確かに面白かったけど、映画の方がやっぱり見やすかったな。
ちょっと重厚、重厚というか、なんて言うんやろな。面白みがあんまないんやな。まあいい話なんですな。
はい。この本を俺がなんで読んだかの話をしてなかったんですけど、これそもそもね、
ネット見てたらね、富山光一さんが紹介してたんですよ。 へーっと思って読んだのがきっかけなんですけど、富山光一さんっていうのは、
2007年の都知事選に出られたことで有名なんですけど、スキンヘッドでアナキストっていうかね、ファシスト、自分で名乗ってこう、仲良みを立ててね。
まあだいぶ面白い人で、非常に賢い思想家でもあるんですけど。
僕ね、富山さんとは一度お会いしたことがあるんですよ。何回かお会いしたんですけど、印象的なのは一度目でなんですよ。
っていうのは、僕は2年前まで熊本に住んでたんですけども、そのときに山下光さんっていうファッションブランド、途中で辞めるという、あのちゃんがよく来ていることで有名なファッションブランドですね、そこのデザイナーさんの山下さんという方がおられるんですけど、
なんかその人と飯を食おうってことになって、あれなんでだったのか忘れたんですけど、行ったらなんかちょっとしたイベントみたいになって、そこにいたのが富山さんと僕と山下さんと、
あと今長崎大学で教えられているアナーキストの研究とかをしている森玄才さんっていう思想家の方ですね、先生と、あと山崎OKコンピューターさんっていうヤマコンさんっていう、これまたね、投資家で投資の本も書かれてて、
佐久間祐子さんね、ラジオやってる、一緒にヤマコンさんがいたと。考えてみたらすごいね、このメンツ。でいろんな話してさ、そのあと山下さん家に泊まったりして喋ってたんですけどね。
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あれ止まってないか、あの日。その時に非常に面白かったんですよね。何喋ったか覚えてないけどね。悪い印象なくて、かなり面白い人だなって思ったんですよね、富山さんとね。でその後本も読んでるしね。富山さんは熊本によくおられるんで、その後会う機会がなかったけどニーヤミスはいろいろしてるんですよ、富山さんと。
で僕今高円寺に住んでるんですけど、高円寺に人民の敵っていうバーがあって、そこが富山さんの文化祭みたいな人がいるみたいな。ちょっと行ってみたいですね、人民の敵。そんな思いもあってね、ちょっと今日読んでみたんですけど。
非常に面白かったなあ、これは。本当に今の日本で起こっている混乱であったり、海外で起こっている混乱、そういった政治的混乱の中で、我々がどういうふうにこれを見ていったらいいかっていうのを歴史で学ぶことができるという意味でもこれは貴重な本だと思うんですけど、ただ問題は答えが特にないってことですよね。
じゃあどうしたらいいんかってことは書いてない。じゃあどうしたらいいんか。そんな答えあるわけないからな。何でも答えがあると思うのは間違いだな、ほんまに。とにかくそういうやつがおったらチェックしていくしかないよな、ほんまに。でも俺思ってんけどな、これほんまに怒りを持ってさ、どうしようと思ったら、デモとかするしかないんやけど、民衆にとってはな。
だけどさ、我々ももう選挙出るしかないよな、我々が。毒は毒で制するしかねえなと思うよ、ほんとに。でも毒って言っちゃったらダメなんだな、これね。何かね、より正義を強い正義で殴る。強い正義をさらに強い正義で殴る。
正義こそ暴力みたいなことになってしまうよな。なかなかこれはね、永遠に解けないパズルです。本当に、こんな、ね。だけどね、諦めてはいけないね。人間希望を持って生きなければいけない。そして必ず、理性的に。そしてね、知識を学ぶこと。
そしてね、こういった、悪というか、民衆をコントロールして、都合よく、何かをねじ曲げようとする人間を監視し続ける。というわけで、今日紹介したのは、三宅さんのアメリカンファシズム。ぜひ読んでみてください。というわけで、またねー。
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