1. 佐々木亮の宇宙ばなし
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2023-09-10 16:28

1067. ハワイでオーロラ?過去最大級の太陽フレア「キャリントンイベント」の正確な見積もり

ハワイやカリブ海でもオーロラが見えていた!?最大級の太陽フレア「キャリントンイベント」をピックアップ!最新の規模の見積りが論文リリースされました。


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ソース

https://iopscience.iop.org/article/10.3847/2041-8213/acd853

Credit :早川天文月報第110巻 第7号

00:02
1日10分宇宙時間をテーマに毎日お届けしております宇宙話。今回は1859年200年前に発生した過去最大級のフレアに匹敵する太陽フレアのイベント
キャリントンイベントについて紹介していきたいと思います。 そのキャリントンイベント200年前のデータが少ない状態のものをどうにか情報を整理して
より正確な規模を見積もった、そんな研究が出てまいりました。 200年前のこのフレアはなんとハワイにオーロラを出すぐらい
それだけ巨大だったっていうところで、一体どんなフレアだったのかこちら紹介していきますので、ぜひ最後までお付き合いください。
2023年9月10日始まりました佐々木亮の宇宙話。 このチャンネルでは1日10分宇宙時間をテーマに天文学で博士号を取得した専門家の亮が
毎日最新の宇宙トピックをお届けしております。 本日でエピソードが1067話目を迎えるというところになっておりまして
基本的には1話完結でお話ししておりますので気になるトピック 気になるタイトルからぜひ聞いていただけたら嬉しいです
前回は月間科学系ポッドキャストの日のトークテーマっていうところで 今月のトークテーマ環境に関する話を太陽目線でするっていう
宇宙の中に僕たちが今まさに住んでいるっていうところを 感じれるそんなエピソードを作らせていただきました
でそれの前とかは先日打ち上げが成功したX線天文衛星クリズム のね特集を僕がその分野にいたからこそずーっとやっていて
月面着陸船スリムが一緒に乗ってるんですけど ちょっとやっぱそっちの注目度が高いからなんとか巻き返せないかなっていうところで
まあ頑張っていろいろ特集していたわけですね でまぁ打ち上げもうまくいったのでちょっと久しぶりに
太陽とか自分の得意分野の研究お話ししていこうかなっていうところやってました でですね昨日環境のエピソードをお話ししたんですけど
太陽の研究またちょっと面白いの出ていたので そちら紹介したいなぁと思って今回は太陽フレアに関するお話をしていきます
今回紹介するのは1859年9月に発生した キャリントンフレアと呼ばれるもの
その研究をした結果ですね データが少ない1859年のこの超巨大爆発と言われているキャリントンフレアですね
03:09
このフレアのエネルギーをしっかりと見積もることができたというような そんな研究結果出てまいりましたので紹介していきたいと思います
しかもこちら日本の研究なんですね 日本人の方がやっている研究で
しかもこれ面白いのが過去の文献だったりとか なんかこう天文学者たちがそのデータを分析しに行くみたいなところとかではなくて
いろんな研究を集めて過去のデータのないところを再現するっていうような方向性で 研究をやられている方がいらっしゃるんですよ
でなんか僕も同じ京都大学とかで一緒に研究してた人たちから こういう面白い研究があるんだみたいな話を聞いたことがあって
その方の活躍が垣間見えるそんな論文と あとは過去に行われたその方の研究っていうところをちょっとまとめてお話ししていければ
というようなところを思っております
で今回お話しするキャリントンフレア これ多分あんまり今までポッドキャストでもお話ししてこなかったかなと思うんですけど
実は太陽フレアっていうものを研究する中では結構重要度の高い イベントの一つなんですね
でこれなんでかっていうと とにかく巨大な爆発だったからっていうところがもう大きいです
ほんとそのシンプルな一言に尽きるんですけど 1859年っていうだから今から200年ぐらい前の話になるんですよね
でそのタイミングで観測された 巨大なフレアっていうところで
太陽がどこまで大きな爆発を起こすかみたいなところの目線で見ても ちょっとこうデータのサンプルとしては非常に貴重なものっていうようなところになります
でそんなキャリントンフレアなんですけど どういう特徴があったのかっていうところで言うと
巨大なフレアを発生させると地球上で何が起こるっていう話 今まで知ってましたでしょうか
覚えてる方いますかね 太陽フレアが発生するとオーロラが出ると
でこの太陽フレアとオーロラの関係性っていうのはもう結構 知ってる人は知ってるって感じなんですよね
だから太陽の活動性を見ると実は北欧に行くときの オーロラのタイミングとかっていうようなところは結構予想できたりする
っていうところでオーロラの予測は実は宇宙から行われたりするっていうのが 結構こう最近はがっつりわかってきている部分なんですよ
で太陽フレアでこれなんでオーロラが発生するかっていうと 太陽が
06:03
太陽の表面で爆発現象が起こる フレアが起こるっていうふうになるとその爆発の勢いで 太陽の表面にある物質とかが吹き飛ばされてくるんですね
地球の方向に でその地球の方向に飛ばされてきた物質が太陽
地球が持っている磁力の壁みたいなのにぶつかったときにそのぶつかったところからの相互作用の流れでオーロラが発生するっていうような仕組みなんですよ
つまり太陽フレアの研究が進めば進むほど これオーロラの発生に対してもどんどん制限をかけられるというかっていうような状況になっています
で昨日のエピソードでもちょっとお話ししたんですけど 今太陽っていうのは
どんどんどんどん活発になっていっている なんなら活発な時期と言ってもいいぐらいの時期なんですよ
昨日のエピソードで太陽の活動性っていうのが 地球の環境に影響を与え得るっていう話をしたじゃないですか
だからこの話っていうのもそこにつながるんですけど まさに今太陽っていうのは活発な時期に突入していくと
活発な時期に突入するとフレアの数が増える つまり今
オーロラ 狙っていくにはちょうどいい時期っていうことですね
宇宙の知識があるとオーロラまで運任せの要素が一気に減るというようなところがある ぐらい
宇宙規模での理解っていうのは実は重要なんですよね でまぁそんなオーロラが発生するっていうようなところがある中で巨大フレアが発生した
そのまさに今回ピックアップするキャリントンフレアと呼ばれるフレア これが発生した時には一体どのぐらいの大きさのオーロラができていたのか
っていうようなところで言うとこれすごいのは本当史上最大規模って言われている イベントぐらいだったからこそ
なんか一説によるとハワイとかそういったところまで広がっていたっていうふうに 言われてるし
で何なら日本もかなりの範囲でこれオーロラが見えていたんじゃないかというふうに 言われてるんですね
日本のオーロラが見えている範囲だったりとかあとは韓国だったりとかそういったところ の研究っていうのもまさに今回このキャリントンフレア
キャリントンイベントのエネルギーを見積もった方の過去の研究で出ていて ですごいのがこれ東アジアの歴史書まで探りに行くっていう研究があったんですよね
でそうするとハワイだったりもそうだし カリブ海っていうところでもオーロラが見えた
なんかいいですよねこれってだって ハワイとかもうなんか海のカリブ海もそうですね
09:03
カリブ海もこう海のザーっていう音聞きながら で発生したのが9月だからまぁ結構あったかいはずですよね
こうあったかいところで波の音バーって聞いてたら 夜空パッて見上げたらオーロラが出ると
なんかすごいすごいいいじゃないですか ね
ならこれぐらいとにかく規模によってオーロラが出る範囲っていうのは違うん ですよね
太陽フレアの規模が大きくなればなるほどそのオーロラっていうのはまあ 地球の状況にもよるんですけど広い範囲に広がっていく可能性が高くなるというような
ところでまぁ過去の別のこう巨大な太陽フレアの研究っていうところでも 京都まで
オーロラが見えたっていうような話だったりもあるしっていうので意外とね 意外となんかこのポッドギャスト今どこで聞いてる人が多いのかなっていうのは細かくは
わかんないんですけどそれこそ東京だったりとか 京都まで行けたっていうことは結構な範囲で見えたりするんですよ
1回その 天文学会
日本の天文学会っていうのが北海道で開催されたことがあって 何年前だったっけなーすごく4年前とかかな
もっとか5年前とかかな5年6年前ぐらい いうようになった時に北海道でその
天文学会が開催されたんですよでその天文学会発生 発生じゃないや開催される
2日前とか1日前とかに巨大太陽フレアが発生して でなんかあれみたいなこれ
ワンチャン北海道でオーロラ見えるんじゃないかみたいな雰囲気になったんですよね だから結構しかも天文学会の研究者たちの中でその話がちらほら出るぐらい
おってなってたし 天文学会の太陽系のセッションとか星の話
僕は星の話とかしてたんでそういった話する時のイントロとしてはめちゃめちゃつかみ最高だった っていうのもあったぐらいとにかくなんかオーロラっていうと北欧行ったりとかし
なきゃいけないイメージだけど実は日本でも見れる っていうような過去の文献はいくつも出ているんですよね
今回のキャリントンイベント以外にも1770年に起こった巨大な太陽フレアとか っていうようなところがあったりします
でしかもその時の まあそういったすいませんちょっとねあの脱線したんですけど
いったん戻そう1770年とかにも大きいフレアが起きたけど とにかくキャリントンイベント1859年とかっていうのに発生したものについてはかなり
エネルギーが高いっていうのはいろんな 派生の研究とかでわかっていたと
12:05
でそれに対してただやっぱデータが不足している当時のキャリントンフレア キャリントンイベントについては正確な太陽フレアの規模っていうところを見積もるっていうのも
結構重要なことで でそれに対して今回
新たな研究として発表されたもので見るとですね この太陽フレアの規模っていうのがだいたい
太陽の過去最大級のフレアの規模っていうところと 概ね一致するような結果っていうのがしっかり得られた
そこが精度よく見積もられたっていうところですね で太陽フレアの規模っていうのは
なんちゃらクラスっていうのが分かれてて x クラスって呼ばれる太陽フレアのフレアクラスが一番大きいんですよ
でその一番大きい x クラスっていう中でももうその上さらにで隠しようとすると x かける
なんか1とか10とかってやるんですけど今回のキャリントンフレアのエネルギーの 見積もりっていうところで言うとエネルギーというか規模の見積もり
っていうところで言うと x 80クラスというようなところになってますね x 80クラスっていうところでこれはもうかなりでかい
もう研究者の人たち聞いたら マジかっていう風になるぐらい巨大なフレアだったことがわかるというようなところですね
まあでも太陽フレアのクラスっていうのは結構こう いろんな規模の指標があったりするので
一概になんかこれが x 80だからっていう風になるかっていうとなるんですよね とにかくすごいの x 80クラスっていうのはもう今発生したら
ほんとやばいぞ地球に災害が起こるぞ みたいな雰囲気になりかねないぐらいの規模のフレアなのでそこはちょっとみんなの頭の中に
入れておいていただきたいなっていう 太陽フレアのクラスについてですね
これをやっぱこう過去の 当時そんな豊富なデータがあるわけじゃないところからどんどんどんどん当時の現象っていうのを
再現していくっていう研究は本当にすごいことだなと思ってて 過去の歴史的な文献を探ってこの当時もでかい太陽フレア起きてたとか
あとは実は木の年輪とか見たりしても 太陽の活動性とかって分かったりすることもあるんですよね
そういった研究の方向って結構面白いので なんか実は身の回りのあれが太陽の活動性
太陽フレアの痕跡を残しているかもしれない みたいなところがあるかもしれないので
これからもそういった研究いろいろ紹介していければというふうに思っております ということで今回は1859年9月に発生したキャリントンフレアと呼ばれる
15:00
太陽の研究やってる人だったら絶対知っているイベントの名前について そしてイベントの内容について紹介させていただいて
この9月に発表された最新の論文で このクラスっていうのがX80クラスっていうぐらい
とにかく巨大なフレアだったことが改めて認識された そんな研究紹介させていただきました
これ聞いた上で昨日の太陽が掴んでいる 太陽が支配している地球環境っていうところの目線のお話ししていくと
結構面白い部分も多いんじゃないかなと思うので ぜひそちらも注目してみてください
今回の話も面白いなと思ったらお手元のポッドキャスターアプリでフォロー フォローボタンの近くにある星マーク
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今週しておりますのでそちらもぜひ注目してみてください それではまた明日お会いしましょう
さよなら
16:28

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