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今回は、アメリカ版の【はやぶさ2】ミッション【オシリス・レックス】について紹介していきたいと思います。
【オシリス・レックス】、こちら、太陽系の中にある小惑星に行って、物を持って帰ってくるっていうミッションになるんですが、
すでに小惑星に到達した上で、今、物を持ち帰っている最中なんですね。
そんな中で、その小惑星にたどり着いたタイミングで、一体その小惑星がどんな小惑星だったのかっていうところ、
これがなんと、ものすごくふわふわとした小惑星で、まるで子供が遊ぶボールプールのような、そんな星だった、そんな研究結果が出ておりますので、
今回はこちら紹介していきたいと思います。
なお、今回紹介するこちらの研究は、大人気宇宙ポータルサイト【sorae】とのコラボ企画になっておりますので、
文字でも音声でも楽しめるようになってます。
文字で、そして写真、動画、見たい方はぜひ概要欄の【sorae】の方にも飛んでいただいて、一緒に楽しんでいただければと思います。
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ササキー・リョウの宇宙話
2022年7月12日始まりました。ササキー・リョウの宇宙話。
このチャンネルでは、1日10分、宇宙時間をテーマに、天文学で博士号を取得した専門家のリョウが、毎日最新の宇宙トピックをお届けしております。
ということですね、さっそく本題にいきたいと思います。
今日の本題はアメリカ版ハヤブサ2ミッション オシリスレックスが新たに見つけた小惑星の特徴というタイトルでお話ししていきたいと思います
で これどこからお話ししようかなと思ったんですが
そもそも宇宙話の中で オシリスレックスっていうものを何度か紹介してきたと思います
こちら 簡単に言えば小惑星探査機なので
地球から打ち上げて小惑星にたどり着いて そこから物を持って帰ってくるサンプルリターンミッションというところになっております
でですね 2020年の10月頃に既にサンプルの採取を完了していて
今 そのサンプルを地球に持ち帰ってきている段階だというのが このオシリスレックスの現状になっています
で そのサンプルが地上に戻ってくるのが 2023年の9月末というような状況になっているので
あと1年後ぐらいには物が戻ってきて
で それを分析して またそこから1年とか1年半 2年ぐらいの間で
新たな研究結果っていうのが表に出てくるんじゃないかなというところなんですよ
で 先週ご紹介したサイエントークのレンさんをお迎えして やった研究の内容みたいなのが出てきたりとかっていうところで
太陽系の歴史っていうところ 太陽系がどうやって成長してきたのかっていうようなところを探るミッションになってます
そんなオシリスレックス アメリカ版のハヤブサツ オシリスレックスが小惑星ベンヌっていうところにたどり着いて
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今 物を持って帰ってきてるって段階なんですが
じゃあ 物をどうやって採取してきたのかっていうところのお話と
採取するときに 一瞬タッチダウンって言って
小惑星に一瞬触れて そこからポーンって跳ねて 地球に帰ってくるみたいな そんな手法を取り入れてるんですね
で その着地した瞬間に オシリスレックス これ 思っていたこの星の形とちょっと違うぞっていうところが見えてきたっていうのが
今回の研究の内容になります
で この今回 サンプルリターンをするための サンプル採取をする方法っていうのが どういうふうにやったかっていうと
これ オシリスレックスがベンヌと呼ばれる小惑星の周りをぐるぐる回って だんだん接触していくってなってるときに
小惑星自体に一瞬着地するんですね
ただ 接触して1秒後に小惑星探査機から窒素ガスをプシュッと吹き出して
その吹き出したものによって 舞い上がったサンプルをガチャッと採取して
もうすでに そこからすぐに小惑星から離れていく というような採取方法なんですよね
なので なんだろうな 砂浜とかみたいなとこで 一気に下にガスをプシュッとやると 砂舞い上がったりするじゃないですか
その舞い上がったものを採取して帰ってくるっていうような そんなミッションが実施されたというところなんですよね
で 表面に接触して1秒後にガスを噴射して その後 9秒後にはスラスターがプシュッと噴射されて
ベンヌからオシリスレックスっていうのは 離れたっていうような状況になっております
それで じゃあ 着地した瞬間に 地面がどんな感じだったのかとかっていうのが
実はもうすでに分かっていたというところで 新たな研究結果が出ていたというのが
今回の研究内容になるんですが 簡単に結論からお話しすると
ボールプールのようなものすごくスカスカで 結びつきの弱い
言ってしまうか 低密度な星であったというような状況だったんですね
なので これ 着地したとは言いつつも 実際はすごくふわふわした 沈む直前に帰ってきたぐらいの
表現の仕方が実は最適なんじゃないかなと思います
っていうのも 地面っていうのは 基本的に私たちが住んでる地球とか
コンクリートって非常に密度が高い地面になってますが
普通に土の地面とかになっても ちゃんと立ってるような感覚があるじゃないですか
ただ ベンヌに着陸した オシリスレックスのデータを見てみると
もう本当に浮いてるだけの状態 足を踏み入れたとは言いつつも
なんかあんまり踏んだ心地がしないような そんな密度の低い
それこそ子供が遊んでるような ボールプールみたいな状態だったというふうな
そんな研究結果が出てるんですね
で これによって 思ったより表面が実はゴツゴツした 岩みたいな感じなんじゃないか
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で ゴツゴツしたっていうのは変ですね
もともとの観測データからは 表面が滑らかな砂浜のような状態なんじゃないか
っていうふうに予測されていたらしいんですよ
ただ 実際に見に行ったところ 岩が散らばった表面で
なおかつ ボールプールのように 低密度な状態だったというところで
固い地面が存在しない なかなか難しい天体だったっていうところなんですね
つまり これ 例えば人間が降り立とうとしても ほぼ抵抗を感じないような
わずかな抵抗しか感じないような 表面だったんじゃないかっていうふうに
言われていて 思っていた天体の姿とは違ったっていうところ
じゃあ これを持ち帰ったときに そのサンプルがどういう性質を示してくるのかっていうところは
また 太陽系の歴史に新たな研究結果を もたらしてくれるんじゃないかっていうところで
今 非常に期待度が高まっているというような状況です
そんな感じで物を持って帰ってきてる OSIRIS-REx なので
来年 サンプルリターンがどう成功していくのかだったりとか
そのサンプルからどういう結果が得られるのかっていうところは
ぜひ 宇宙話で一緒に楽しんでいただければと思います
でですね 今回のこの OSIRIS-REx が 表面に着陸して 9秒後には離れたっていうところで
スラスターを思いっきり吹いて スラスターっていうのは人工衛星がよく
映画とかでプシュプシュって出してる あれですね
あれを吹いて 表面から離脱したっていうところなんですが
一つ これ よく気になる点として言われる 今回 以前も質問いただいたことあるんですけど
小惑星の軌道っていうのが変わっちゃうんじゃないですか みたいな
で もし変わった時に地球に衝突したらどうしようとかっていうような懸念が出てきたりすると思うんですが
今回のこの OSIRIS-REx から離れる時に
あ 違う Bennから離れる時に OSIRIS-REx が小惑星を押した力なんですけど
これ プレスリリース NASA のリリースの中で面白い表現があって
Bennから離れる時の力 加わった力がどれくらいかっていうと
これ コーヒーを入れるフレンチプレスっていうものがあるんですけど
それのつまみをちょっとプシュッと押すぐらい っていうふうに言われてるんですね
とにかく ものすごい小さい力ですというようなところ
ただ 比較的ちょっとした押しごたえぐらいはあるかな みたいな感じなので
そのぐらいの力が加わって 特に問題が起こるようなことはないというところだけ
皆さんの頭の片隅に 入れておいていただければと思います
それにしても こういうリリースの中で フレンチプレスのボタンを押すような みたいな
そんなオシャレな表現が出てくるのは非常に面白いなと
やはり遊び心があって面白いなと思った そんな研究結果になっておりました
ということで 今回はアメリカ版のハヤブサ2ミッション OSIRIS-REx がたどり着いたBennが
実はボールプールのような惑星だった そんなお話をさせていただきました
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ということで 今回の本題は こちらの感じになっておりまして
少しだけ近況報告しておこうかなと思うんですが
これ 皆さんに一つ 謝罪しなきゃいけないところがありまして
ヘラヘラするなっていう感じであると思うんですけど 大したことじゃありません
いつも冒頭でエピソードのナンバーとかを話しながら
このポッドキャストは大体 エピソード今650いくつです みたいな話して
先日のポッドキャストの収録でも 650 大台迎えましたねっていう話をしたと思うんですよ
これがですね 先週の更新のタイミングで 僕が数字を10個読み間違えるっていう失態を犯しておりまして
具体的には633話から一気に644話まで 飛んでしまっているという非常に悲惨な状況になっております
つまり 今回は本来だったら 昨日の続きで653話になってるはずなんですが
これ 実際のところは643話なので まだ650にはたどり着いていないというような状況になってます
これはもう完全に僕が手で打ってるので エピソードのナンバーをちょっと申し訳なかったなと思ってます
なので また大台を越えた時は 一緒に盛り上がってくれたら嬉しいです
というような感じで 毎日手弁当的に作っているポッドキャスト こういうミスも発生しうりますがと
ご了承いただければと思います
こんな感じでですね 結構いろいろ毎日頑張って更新してるわけなんですけど
明日ですね 明日は引き続き またゲスト回をお届けしていきたいと思います
先週も登場していただいたワープスペースの披露に登場してもらいます
実はその収録の時 3回収録したんですよ 3話分
なので それを少しずつリリースして 皆さんにお届けできればなと思うんですが
今回紹介するのはワープスペースと呼ばれる このポッドキャストの中でもお話しした
衛星間光通信っていう 宇宙空間のインフラを作ろうとしているミッションですね
こちらについて その会社のチーフストラテジーオフィサー
そして US 側の方針で CEO やられてるっていうところなので
その辺りの会社の中の人から しっかりと衛星間光通信 どんなものなのかを
皆さんにお届けできればなと思ってますので ぜひ楽しみにしておいてください
ということで 明日も引き続きよろしくお願いします
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それではまた明日お会いしましょう さようなら