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1日10分、宇宙時間をテーマに毎日お届けしております宇宙ばなし。今回は、科学系ポッドキャスト、トークテーマ、地球に関するお話をしていきます。
地球の中でも、地球温暖化、それを引き起こす温室効果ガス、 これを宇宙から観測していく、そんな研究内容を紹介していこうと思っております。
このデータ、かなり有用だし、宇宙からいろいろやる意味がギュッと詰まった、 最高のデータだなぁと思ったので、こちら紹介していこうと思っております。
ぜひ最後までお付き合いください。どうぞ。
【佐々木亮の宇宙話】
2024年4月6日、始まりました佐々木亮の宇宙話。 このチャンネルでは、1日10分宇宙時間をテーマに、
天文学で博士号を取得した専門家の亮が、毎日最新の宇宙トピックをお届けしております。 本日でエピソードが1275話目を迎えるというところになっております。
基本的には1話完結でお話ししてますので、気になるトピック、気になるタイトルから、 ぜひぜひ聞いていただけたら嬉しいです。
まあ論文とかをピックアップしている関係上ですね、 いつ聞いても基本的には古いなっていう感じるものはないし、その中身が変わっているってこともほとんどないので、好きなところから聞いてもらえるといいんじゃないかなと。
その時はフォローを忘れなくよろしくお願い致します。 ということで、本日どんなお話ししていこうかなと思っているんですが、今日は宇宙からできる地球温暖化に対する対策、
そんなお話ししていきたいと思います。 今回なんでこのエピソードを紹介するかっていうと、昨日も予告させていただきましたが、
今月4月にはEarth Dayと呼ばれるものがあります。 それにちなんで、
毎月行っている科学系ポッドキャストのトークテーマ、 共通トークテーマを地球として展開させていただいてますね。
今続々といろんな番組から地球に関するエピソード出ているので、 Twitter で科学系ポッドキャストの日とか、科学系漢字でポッドキャストカタカナでの日ですね。
Day ですね。っていうので調べてもらったり、 あとは地球とか調べたら、ポッドキャストのプラットフォームでも検索引っかかるかもしれないですね。
今回僕がホストなので、いろんな番組のぜひ皆さんにも聞いてもらいたいなと思ってます。 じゃあ、
今回僕はどんな話しようかなと思ったんですけど、宇宙話では人工衛星使って地球温暖化の中でも 温室効果ガス、ここに対してアプローチしている人工衛星紹介しようかなと思います。
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地球温暖化の話聞いた時って、一緒に温室効果ガスの話ってどうしても出てくるじゃないですか。
今まで地球温暖化に関する話題聞いた時に1回は絶対聞いてると思うんですよね。 で、その温室効果ガスっていうのの由来、どういう指標を見ていくのがいいのか。
このあたりまで踏み込めている時ってあんまなくないですか。 それについてこの日本が取り組んでいる人工衛星での取り組みについて紹介していこうと思うんですけど、
今回紹介するのはゴーサットと呼ばれる 人工衛星ですね。日本名で言うとイブキ、そしてイブキ2号。
この2つがかなり大活躍しているなっていうのを今回色々調べて見つけたので紹介していきますね。
イブキ、イブキ2号っていうのは一体何をするかっていうと、宇宙から地球の周りぐるぐる回って温室効果ガスの濃度を測っていくっていうのを行っている人工衛星です。
このポッドキャストでいろんな人工衛星出てきます。 ただその人工衛星がどこを向いているかっていうのが重要で、
僕がよくお話しするX線天文学とか、いわゆる天文系の話っていうのは星を見ますよね。 星を見るから地球の周りぐるぐる回りながら
地球よりも外側を向いてるんですよ。 その一方で地球を観測する系の人工衛星とかっていうのは下向き、地球向きなんですよね。
この差を一回頭の中に入れておいて、その上で一体何を観測しているのか。 というところでイブキ、イブキ2号は温室効果ガスと言われている、特に二酸化炭素とメタン。
ここについて注目をしていってると。 温室効果ガス、簡単に言えば温室効果、つまり
温室の中にいるみたいに地球の温度をどんどん温めてしまうような、そういう作用を持ったガスなんですよね。 一般的にはやっぱ二酸化炭素とかよく語られるし、
それにプラスで今回メタンを見ているっていうのは、実はメタンの方が地球を温めやすい。
これいろいろこのゴーサットの資料とか見てると、二酸化炭素に比べても25倍ぐらい 高いらしいんですよね。温室効果、つまり地球を温めるっていう効果を持っているのが。
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そんなので、二酸化炭素一般的なのを見るし、メタンというより本質的なものを見ていくっていうのも、この
いぶき、いぶき2のミッションの中に入っている。 で、いぶき自体は2009年。結構昔ですよね。
2009年って、僕、高校入ったぐらいかな。
2012年大学入学だから、そうっすね。2009年か。 2009年に、高校生の頃か、にいぶき打ち上がっていて、で、その後
いぶき2号っていうのが打ち上がってる。これが2018年の10月って感じですね。 で、今、多分今パッと見両方ともまだ動いているっぽくて、
で、これ、まあ本当はたぶんいぶきの設計寿命的にもうなくなるだろうなっていうとこで打ち上げられたと思うんですけど、
今、両方動きながら地球全体を高精度の温室効果ガス測定ができているって状態です。
で、温室効果ガス、簡単に言うと増えたら良くないわけじゃないですか。 で、だから増えない、増えてないかなっていうのをモニターしてるんですよね。
で、なんで宇宙から見るかっていう話で言うと、こういう温室効果ガスとかのガスを測定するのは地上の設備でもいくつかあるんですよ。
地球上にね。いろんなところで温室効果測ってるんだけど、 そのスポットスポットでのデータしか取れないじゃないですか。
例えば東京に観測装置があって、それが日本全体カバーできてるかって言うと、やっぱ難しくて、
まあ東京近辺だけとか、大阪にあったら大阪近辺だけ、北海道にあったら北海道近辺だけ、みたいな。
九州だったら九州。そんなになっちゃうんですね。で、それが世界中いろんな国、アメリカのカリフォルニアにあるとか、
ワシントンDCにあるとか、ヨーロッパのスペインのバルセロナにあるとか、これ全部場所超適当に言ってますよ。
だけど、スポットスポットで見るだけで、地球全体でどうなってるかとかわかんないじゃないですか。
一方で、
人工衛星にすることによって、地球の周りを人工衛星はぐるぐるぐるぐる回るから、
地球全体をカバーするような形でガスを測定できるんですよ。
このスポットで見るのと全体を見るのでは、やっぱり全体を見ることが地球の温度がどうなってるかとか、地球温暖化っていうぐらいだから、その観点では重要なんですよね。
これ人工衛星使うっていうメリットがめちゃめちゃあるのが、温室効果ガスを測定するっていう側面です。
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そんな中で、このいぶきいぶき2が残したデータとか、例えばこれ動画とかになってるんですけど、
2009年から今にかけてどんどんやっぱり二酸化炭素の量もメタンの量も年々上がっていってるんですよ。
2009年から今2024年だから、だいたい15年の間で、両方とも二酸化炭素もメタンもだいたい10%ぐらい上がってるんですよね。
思ったより上がってるなっていう印象。なんか、地球温暖化って本当に起きてんの?みたいな、なんかまことしやかな話みたいに語られる部分あるじゃないですか。
で、これ多分いろんな角度で喋り方があると思うんですけど、地球温暖化の元になる、
地球温暖化なんかいろんな表面の現象が起こるから、それ言うとなんかキリないんですけど、例えば温度を上げる、温暖化させるための重要な要素の一つである
温室効果ガスが増えてるか増えてないか、この目線で見たら確実に15年で増えてるんですよ。
10%増えてる。 なので、この10%増えてるっていうのがどれぐらいの影響があるかっていうのを多分他の事象とか
いろんなものと照らし合わせながら考えていける、そんな材料をイブキ、イブキⅡっていうのは提供してくれてるんだなと思うと、
なんか日本の人工衛星の中でもかなり有用な結果を残してくれてるなっていう。 そして僕らの生活に直結するようなデータを残してくれてるのは
かなり面白い部分かなと思うんですよね。 この地球温暖化っていうあんまりポジティブじゃない話に面白いっていう言葉を使うのも
あれかもしれないんですけど、人工衛星の活躍する道としては非常に有意義な使われ方をしているなっていう印象がありますね。
あとはこの動画見て結構面白いなぁと思ったのは季節性みたいなのもあるんですよ。 なんかよくよく調べてみると夏場って日射量多くなって
高剛性とかがしやすくなって 全体の二酸化炭素濃度とかメタン濃度とかが下がったりするらしいんですね。
それもちゃんと月時のデータなのかな。波みたいになりながらどんどん上まで上がっていってるっていう姿を見ると
そういう細かい変化とか季節性みたいなのもちゃんと捉えられているのはかなり面白い ポイントだなぁと思いましたね。
そんな感じでちょっと地球っていうテーマなので地球温暖化に対して日本の人工衛星 どんなことしてるのかなっていう角度で考えた時に見つかった
いぶきという人工衛星今回紹介させていただきました。 他にもなんかいろんな結果出してそうな気がするんで
もし面白い研究結果見つけられたらこちらまた紹介していきたいと思います。 お楽しみにしていてください。
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はい、ということで本日は以上になります。 アフタートーク入っていこうかなと思ったけどちょっと喋りすぎてますね。
最近どんなことしてるかっていうと今文字めっちゃ書いてます。 最近よく言ってる気がするけど今プレイボーイの記事を書いてるんですね。
でこちらのプレイボーイのは僕のフルスであるX1000天文学の分野に対してちょっと取材もして
僕がやっぱ広めたいんですよ自分のフルスだから。 しかもなかなか注目されないけど世界を牽引してるってのは間違いない分野なので
ここをどう面白く伝えるかみたいなの。 今日締め切りなんで最後追い込みをかけて書いているという状況になっております。
これまた発売したらねお知らせするので 買いづらいよっていう意見毎回いただくんですけど
いや科学記事読むために買ってるから水着のためじゃないんだよみたいな感じで ぜひ皆さん手に取っていただけたら嬉しいなと思っております。
の楽しみにしていてください。 ということで今回のトークテーマは科学系ポッドキャストのトークテーマ
地球にちなんでお話しさせていただきました。 ツイッターとかいろんな番組科学系ので見てみるとみんな地球のお話ししていると
思います。ぜひですねチェックしてみてください。 今回17番組ぐらい参加してくれてるのかな
ワクワクするポイントですねよろしくお願い致します。 今回の話も面白いなぁと思ったらお手元のポッドキャストアプリでフォローボタンの
近くにある星マーク こちらでレビューいただけたら嬉しいです。
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それではまた明日お会いしましょうさようならバイバーイ
