はい、ということで、じゃあ日曜特集、まずは今週どんなお話をしたかっていうところを振り返っていきながら、
今山場を迎えている書籍のお話もしていこうかなと思っております。 はい、ということで、
まあまずは1週間の振り返りしていきましょうか。 まあ今週もこう
毎日宇宙の話させていただいて6本ですね、更新してきました。 1443話目から1448話目までというところになっていて、
まあ今週はどうしても聞いてほしいところはやっぱり前半かな。 前半の部分がマジでヤバかったですね。
何かっていうと、 僕が専門で研究をしていた分野でもあるX線天文学、この分野で
日本が1年前に打ち上げた人工衛星、X線観測衛星、クリズムですね。 これの初期成果が出てきたよっていう話を月、火、水でこう3本に分けてお届けさせていただいておりました。
このクリズムが結構深い歴史があってですね、 その歴史を話させていただいたのが月曜日ですね。
クリズム、この中に乗っている性能は実は実現しようとしていたのはもっと前で、 あのクリズムってある人工衛星の後継機なんですよ。
何の後継機かっていうと、あれは2015年? 16年に打ち上げにチャレンジしたX線観測衛星、ヒトミっていうのがあったんですね。
ヒトミ。で、このヒトミっていうのが、ヤバいすいません、雑音が入っちゃいましたね。 ヒトミっていうのが、こう
X線で宇宙を見る、そして2本が打ち上げる。 予算とかも何百億っていうレベルの人工衛星でした。
で、それがうまく打ち上がって運用スタートしたタイミングで、ちょっと機械の不具合があって、 1ヶ月の寿命しか全うできなかったわけですよ。
で、そこに乗っていた装置がものすごく有用だっていうのを、ほんと1ヶ月だけの間でも分かったから、 世界中からその復活の熱望があり、
で、それによって今回実現したのがクリズムというので、 そこから7年8年っていう歳月はかかってしまったもののですね、
無事打ち上げることに成功して、で、そこからもう今1年運用されていると。 で、今回、今週のこのポッドキャストで紹介した内容っていうのが、
クリズムが本当にその性能をちゃんと出すことができるのかっていうのを確認するための初期運用フェーズに得られた成果っていうのが、
論文としていくつか出てきたので紹介させていただいたっていう感じですね。 で、ピックアップしたのが、ブラックホールと超新星爆発。
スーパーノヴァってやつですね。 この2つはX線天文学にとってものすごい最適な観測対象になっているからこそですね、
X線で宇宙を見るっていうのが、あれなんですよ。 宇宙をのめちゃめちゃ暑い部分とめちゃめちゃ速い部分を見るっていうのが特徴になっているんですね。
暑くて速い。これがこのX線で捉えていこうとする宇宙の姿なんですよ。 で、ブラックホールは速いっていう方も暑いっていう方もカバーするんですけど、
どっちもカバーするか。スーパーノヴァもね。 ブラックホールに吸い込まれる星って最終的にはなんか光よりも速いスピードみたいな感じのとこに
持っていかれて沈んでいくわけじゃないですか。光すらも飲み込んでいくっていう穴がブラックホールなので。
で、そのブラックホールに吸い込まれていく物質の様子を見るとか、 あとはその周りの物質が持っている、その吸い込まれる時に生み出される熱とかね。
そういったところを観測していくことで、ブラックホールの周りの構造を明らかにしていこうとするのが、
今回のこの取り組みの一つとして挙げられておりました。 で、もう一つは超新星爆発を細かく見ていくっていうので、超新星爆発は宇宙の多様性みたいなところを生んでいる、
かなり重要な現象なんですよ。 まあ超新星爆発って簡単に言うと、星が一生を終えた時に起こす大爆発なんですね。
で、この爆発を起こす前に、星の中ではどういう反応が起きているかっていうと、核融合が起きていて、
太陽みたいな星も今、水素の核融合が起きているわけですよ。 で、それで水素と水素を足し合わせて、ヘリウムっていうのができてみたいなので、
本当は最初は宇宙空間、こう水素ばっかりだったところから、いろんな星の中での核融合でいろんな物質ができて、
で、それがスーパーノヴァによって宇宙空間全体に爆発で拡散されて、その拡散されたものを享受しているのが、この多様性に満ち溢れた宇宙の現状なんですよね。
もちろん他の現象もいろいろあるんだけど、そういった角度があると。 つまり、
超新星爆発、マジで大事なんですよ。 宇宙空間のインフルエンサーみたいな、ちょっと捉え方は違うけど、
そういう角度から見ても重要であるからこそ、 じゃあどういう物質がそこに含まれているのかみたいなね、ここをカバーできることが重要だと。
で、それを解き明かすのにX線天文衛星っていうのが、ものすごく有用だっていう話をさせていただいております。
今の話だけでもだいぶ、 ワクワクできるポイント多いんじゃないかなぁと。
ただね、僕がそもそもそういう研究をずっとしていたから、 面白く感じるだけなのかもしれない。
けどなんか、僕あれなんですよね。 高校生の時とか大学入ってからもそうなんだけど、
化学の方の化学があるじゃないですか。 元素とか覚えさせられて、周期表とか覚えさせられて、みたいな。
あれがめちゃめちゃ嫌いだったんですよ。 嫌いというか分からないみたいな。
何言ってるかさっぱりじゃないですか。 きっとポッドキャスト聞いてる人の中にいると思うんですよね。
逆にめちゃめちゃ好きっていう人もいると思うんですけど、 なんで好きなんですかね。
僕、ただ今になってみれば、 化学の勉強というか、トピックも結構好きになっていて。
それが何でかっていうと、今回みたいなスーパーノヴァみたいなので、 宇宙の多様性ってこうやってできたんだよとか、
もともとは水素ばっかりあったところから、 核融合だったりとか、何かの衝突とかで新しい物質がどんどん出来上がっていって、
宇宙空間というのは時代に、時代を合わせて、 どんどん彩りを増していったんだみたいな話を知ってから、
あ、そうなのかみたいな。
で、しかもそいつらを見るだけで、星の状況とかまで分かるって、 化学めちゃめちゃすげえなと思って、
今まで勉強してこなかったことを後悔したぐらいだったんですよ。 だってそれ分かってたら、宇宙の見え方マジで変わってたんで。
だからこそ、今回こうやって紹介して、 同じような感覚に少しでもなってくれる人いたらいいなぁと思って、
とりあえず今週1週間でどこのエピソードを聞くかって悩んだ人にはですね、 その辺りから言っていただけたら嬉しいなぁと思っているところでございます。
はい、ということで、まあそれが前半にあって、 あとは月下水でしょ。
で、木曜日が、地球外生命体探すならエンケラドスっていう天体だよねっていう、土星の話。
これはお便りいただいたところをベースにお話しさせていただきましたし、 1447話の至近山アトラス彗星。
もうここから2週間ぐらいの間は、この至近山アトラス彗星が、 世の中の宇宙の注目トピックになっていくだろうなぁと思いますんで、
それをまずは中話のみんなには、 先に伝えておこうという話。
そして昨日のエピソードは、なんか僕結構変わった角度で面白いなと思った、 ロケットエンジンのメカニズムと超新星爆発、スーパーノバの爆発のメカニズムの共通点みたいなね、
のお話しさせていただいて、かなりバラエティーに富んだ1週間だったんじゃないかなと思います。 ぜひね、過去の回も聞き直してみてください。
で、今週はあれですね。 今週の月曜日かな?
まで、あのー、遡っていただくとですね、そのタイミング、このアップルポッド、このポッドキャスト、 アップルポッドキャストでかなり聞いていただきましたね。
アップルポッドキャストの日本全体ランキングが、えーと、5位まで上がっていったと。 やばいっすよ、5位。
日本全体の5位まで上がって、宇宙の話しかしない、 しかも素人が一人で喋ってる番組で、そこまで行けたっていうのはかなり
いいところまで行ったなぁと、個人的には思ってますが、 あの、ずっと言ってますけどね、僕が取りたいのは日本一位なんですよ。
日本一位に、こう、なんだろう、届かなかったっていう悔しさは結構あったんで、 こっから頑張っていきたいなぁと、改めて思わされました。
ただね、このタイミングでたくさんみんなから応援のメッセージとか、 お便りとかいただいて本当に嬉しかったので、
あの、アップルに限らずね、いろんな プラットフォームで聞いてくださっている方、本当にありがとうございます。
はい、ということでこれからも頑張っていこうかなぁというところで、 一旦、
中間トーク入っていきましょうか。 いや、今週めちゃめちゃ忙しかったなぁっていう、
あの、ポッドキャストの更新の時間がブレブレなのは、まさにそれで、 何でかっていうと、大きい出来事が2つあったんですよ。
一つが、書籍。 宇宙話を書籍化するっていう流れで今進んでいて、
タイトルが「ありえない宇宙」っていうね、角度で今書籍作ってる最中なんですよね。 で、それが一応、
あの、先週から今週にかけてで、全部、 あの、原稿をチェックし直して、次のステップに回さなきゃいけないっていう形になっているものを、
ガンガンやってるんですけど、これがまぁ大変。 7万文字とか8万文字とかあるんですよ。
で、しかも、この宇宙系のトピックを扱う書籍だと、そういう、なんだろうな、
ファクトチェックっていうんですか、どれが、ちゃんとどの情報のソースから持ってこられているかみたいなのを整理しなきゃいけないっていうところがかなり大変なポイントで、
それを抑えつつ、読んでくれている人たちに、理解の、なんていうんですか、飛躍みたいなのをさせないで、じっくり読んでもらって楽しんでもらうためにはどういう文章の構成がいいのかみたいなのを、
両方考えながら、最終調整しなきゃいけないっていうところが、かなりね、ハードなことになっております。
で、実は今まだ終わってないんですよね。もうやばい。やばすぎますね。 ちょっとこの壁をなんとか乗り越えて、ちょっとゆっくりできたらいいかなと思っているという、そんな感じになっております。
で、それが一つあったから、そっちを優先で動いていた。 あとは2つって言ったけど3つかな。普通に、普段サラリーマンやってるんで、年度末っていうか何ですか、期末なわけですよね。
9月になってて、上期みたいなのが終わるわけなんで、このタイミングでちょっと詰めれるところは詰めたいなっていうので、ちょっと仕事もガーッてやっていたところが、
やばいポイントでしたね。あ、そうだ、書籍。書籍で言うとあれだ。 僕もう一つポッドキャストやってるじゃないですか。隣のデータ分析屋さんっていう。
で、その仕事でやってるのの一つがデータサイエンスでAI使うとか、なんかこう分析して人の動きを解明するとかそういうのなんですけど、
そのAI関連の本も実は今書いてるんですよね。 アリエナイ宇宙がSBクリエイティブっていうソフトバンクの出版媒体になるんですけど、
で、もう一つのAIの方。AIの方はビジネスでAIを活用するための方法みたいなのをギュッと詰めた教科書というか、
書籍を作っていて、それの、それを全部完了させる合宿みたいなのが月曜の祝日にありまして、12時間ぐらい、
あの、講談社から出すんで、講談社サイエンティフィックっていうところのオフィスに12時間以上こもってですね、作業をしてみたいな。
ところからもう一つ自分の書籍やって、で、期末だから仕事も最後スパートかけなきゃいけなくてみたいな話になって、これだけでもかなりバタバタっぽいじゃないですか。
加えてですね、加えておとといかな、9月の27日の金曜日にDNAっていう会社とソフトバンクっていう会社の合同AIイベント、
まあ僕の所属がそこから透けて見えたらなんですけど、そこの2つの会社の合同AI活用イベントみたいな、これもまた僕主催でやらせていただきまして、
イベント、だいたい40人とか50人とかっていうような規模のイベントを開催してきたわけですよ。
で、それが金曜日にあってみたいな。なんでこれ全部この週に重なったんだろうなーっていうのを後々見ると、ただの見積もりの甘さなんですけど、これが全重なりしたのはちょっとヤバすぎましたね。
ただ、金曜日のイベントはですね、めちゃめちゃ嬉しいことに宇宙話聞いてくれてるっていうリスナーの人も来てくれたし、
もう1個のほうの隣のデータ分析屋さんの方のファンだよっていう人も来てくれたし、両方聞いてるよっていう人も来てくれたしみたいなので、ものすごくね、やってよかった。
そしてこの規模のイベントを1回まずは開催してみるっていうところをなんか調整できたのはすごい良かったなと思いました。
で、なんでそれすげー良かったって思うかで言うとですね、実は先日もお話ししましたけど、科学系ポッドキャストでオフライン合同イベントを開催させていただくことになってですね、
それの準備を今まさに進めているところだからこそ、1回イベントできて良かったなっていうところですね。