1. 佐々木亮の宇宙ばなし
  2. 1339. ブラックホールを作り出..
2024-06-10 14:15

1339. ブラックホールを作り出す超新星爆発の存在は必須ではない?【sorae】

sorae「連星系「VFTS 243」のブラックホールが超新星爆発なしで誕生した仮説を裏付け」はこちら


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ソース


サマリー

ブラックホールが形成されるとき、実際には大規模な爆発が伴ってブラックホールが形成されると考えられていますが、最新の研究では、ブラックホールが形成される前に爆発が起こらない可能性があるのではないかという議論が見つかりました。爆発を伴わないブラックホールの形成過程や超新星爆発の重要性について、研究の第一歩としてご紹介させていただきます。

ブラックホールの出来方
2024年6月10日始まりました。佐々木亮の宇宙話。 本日はブラックホールができるとき、本当は大規模な大爆発を
伴ってブラックホールができるっていうふうに、そういうふうに思われてるんですけど、 今回新たな研究で、これブラックホールできる前、爆発起きてないんじゃないの?
そうすると、この爆発ってどういう意味があるんだろう? みたいな、そんなこう未来のブラックホールの研究、そしてこの爆発、超新星爆発、
スーパーノヴァっていうところに繋がりそうな、そんな研究の第一歩、見つけたので、紹介していきたいと思っております。
ブラックホールって本当にあるんだって、今心の中で思った方はですね、 ブラックホールってこうやってできるんだっていうのを知りつつ、
今どういう局面にいるのかっていうのも、楽しんでいただけたら嬉しいなと思っております。 ということで改めまして始まりました佐々木亮の宇宙話。
このチャンネルでは1日10分宇宙時間をテーマに、天文学で白紙語を取得した専門家の亮が、毎日最新の宇宙トピックをお届けしております。
本日でエピソードが1339話目を迎えております。 基本的には1話完結でお話ししてますので、気になるトピック、気になるタイトルからぜひぜひ聞いていただけたら嬉しいなと思っております。
毎日宇宙の話ししているので、さすがに毎日全部終えないよっていう人はですね、まずは昨日のエピソード、日曜特集から聞いていただけると、
1週間喋った宇宙のニュース、こちらをまるっとお話ししてますので、その中から面白そうなの見つけたらですね、
ぜひぜひ個別のエピソード、ディグって言っていただけたら嬉しいなと思っております。
ということで、じゃあ毎日恒例の月齢紹介いきましょうか。 毎日月の満ち欠けについてお話しさせていただいてますがですね、
本日6月の10日は前回の新月から4日経って、かなり月の姿が綺麗に見えてきている、そんな状態になっております。
次の満月が10月の20…あ、間違えた。6月の22日、そしてそこまでの月、満ちていった時の半分、上限の月、半月ですね。
これが14日となっております。 こうやって満ちていく月、上限の月っていうのをどんどん楽しんでいく良いフェーズだろうなぁと思いつつ、
梅雨入りしてなかなか月の姿が見えなくなってくる、そんな時期なんじゃないかなと思っているので、 もしですね、見かけた方は
教えていただけたら嬉しいなと思っております。 ということでじゃあ早速今日の本題いきましょう。今日はブラックホールに関するお話です。
ということでですね、今日はブラックホールの出来方に関するお話です。 今回のお話は大人気宇宙ポータルサイト
ソラエとのコラボ企画となっております。 文字でも音声でも写真でも宇宙楽しめるようにということで、
記事で紹介されている最新の宇宙研究紹介させていただいております。 詳細を見たい方は是非ですね概要欄のリンクからチェックしてみていただけたら嬉しいです。
ということでじゃあ今回はブラックホールの出来方ですね。 その出来方の中にイレギュラーなポイントがちょっと見つかりつつあるなっていうことで、
ブラックホールってどうやってできるか、もう頭の中でみんな整理できてますか? 宇宙話ずっと聞いてくれている人はなんとなく頭の中でイメージでき始めている頃なんじゃないかなと思うんですけど、
ブラックホールっていうのはもともとは太陽みたいに自ら輝く構成なわけですね。 でこの構成が
進化していって最後死ぬとき、これ太陽よりもめちゃめちゃ重い、太陽の8倍以上重いとかってなると、
超新星爆発、英語でいうところのスーパーノバっていうのを引き起こして大爆発をしてその一生を終えるわけです。
その一生を終えた後に残る残りカスの一つがブラックホールっていうイメージですね。 こうやって星からブラックホールが生まれていって、宇宙空間いろんなところにブラックホールができていくと。
もちろん他の説っていうのもあるんですけど、一番オーソドックスなセオリーっていうのはこんな、 こんなステップになっています。
太陽はあんまり重くないので、そうやって爆発を引き起こしてっていうよりはなんかシュワーンって死んでいってしまうんですけど、
そんな太陽よりも大きい星っていうのは宇宙にたくさんあるわけですね。 でまぁ一般的にはそうやって爆発を起こして周りに爆風を撒き散らして、
で、それの後にブラックホールができるっていうふうに考えられているんですが、 これ今回最新の研究でブラックホールとあとは普通の星っていうのがセットになってぐるぐる回っているようなものの起動っていうのをちゃんと求めてあげた結果ですね。
なんか昔爆風とかの影響を受けてないんじゃないか。 つまり爆発せずにブラックホールできたんじゃないか。
ブラックホールと星のペア
そんな天体が発見されたわけですね。 こういった爆発なブラックホールの出来方のことを完全崩壊型って言うらしいですね。
コンプリートコラップスっていうので、 こうやってシュンといきなりブラックホールになるっていうのがあるらしいんですよ。
僕も今回の研究聞いてへーって思って、そのパターンってあるんだみたいな。 で今回の研究ってその超新星爆発、
ブラックホールに対するアプローチっていうよりは、超新星爆発なんで起きないのっていうところに繋がる研究っていう期待値が最終的に高まっていくわけなんですよね。
で超新星爆発ってなんでそんなに重要かっていうと、 宇宙にはもともとこう水素とかしかなかったわけですよ。
そこから僕たちの体を作っている炭素とかが宇宙空間にたくさん撒き散らされたりとか、なんか装飾品とかね、金とか、
なんかいろんなものを宇宙空間にどんどんどんどん広まっていってるわけじゃないですか。 金とかは正直今例として出して良くないなぁと思ったんですけど、
まあなんかそういう鉄とかね、宇宙空間にいろんなものをこう撒き散らす、そして宇宙空間が多様になっていく。
だからこそ僕たちの生活っていろんな物質を使うことで、なんか半導体作ってたりだとか、装飾品作ってたりだとか、
そもそも生きるために必要なものを摂取してたりだとか、とにかくこの元素の多様性に助けられているわけですね。
その多様性を宇宙空間に生んでいるのが、超新星爆発がその役目を担っているうちの一つだと。
だからこそこの爆発が起きるっていうプロセスの理解っていうのは、宇宙の多様性を理解する上で非常に重要になってくるポイントなので、
なんでブラックホールできる時に爆発を起こさない天体があるのか、こういった理解って非常に重要なわけですね。
で、だからそんな中で今回ブラックホールと星のペアの天体っていうのをバーって探して、で見つけたやつのこの光点の軌道ですね。
ブラックホールの周りにこういう天体がぐるぐる回ってる、だから昔はこういうふうに回っててとかっていう、この計算から合わない爆発を起こさなかった天体が存在していたっていうのはかなり宇宙空間の多様性を考える上では重要なわけですよ。
なので、この発見ってまずはこの爆発をしてないでブラックホールになったかもしれないっていうのがまず見つかったわけですね。
しかもこれが太陽の10倍ぐらいの質量を持つ光勢っていうもので、これが完全崩壊を引き起こした可能性があるっていうので、これからの伝聞学に対して大きな一石を投じたっていう、そんな研究結果になってますね。
なんか難しい話をしていこうとすると、例えば超新星爆発を引き起こすときに、爆発の直前にニュートリノって呼ばれるものがブワーって出ると。
で、このニュートリノを検出するっていうのが、例えば日本のスーパー神岡んでとか、そういう施設で、
つまりこう、素粒子っていうののところにエネルギーが逃げていって、なおかつそれに加えて僕たちがこう、
ブラックホールの生成過程
視認できるような爆発っていう現象が起きてっていう、エネルギーの散逸、放出プロセスみたいなところの研究とかもガーってやられてるんですけど、
ここらへんはマジでなんか素粒子の話とか、そこに加えてシミュレーションの話とかを
音声だけでしようとすると、マジ何も伝わらないっていう風になっちゃうと思うんで、一旦そこを省きます。
ただ、爆発がどれだけ重要か、そしてその中でブラックホールが爆発なしで生まれたっていう可能性が今回指摘されたところだけ、ちょっと頭の中に入れといていただけたらいいかなと思っております。
ということで今回は、爆発を伴わないブラックホールの出来方、そして超新星爆発の重要性、
こちらに関するお話をさせていただきました。 アフタートークです。
いや面白いですね。やっぱブラックホールの研究も面白いし、そこにやっぱ付随して爆発っていうのが発生するっていうところの、この生成過程のお話も結構面白いなと思って。
で、何回もブラックホールの話ってポッドキャストにするんですけど、例えば初めて見つけてくれた人とかがこの話聞くと、
なんかブラックホールってもう普通にあるっていう体で話進んでるんですね、みたいな話をされるんですよ。
だから意外と世の中、ブラックホールってあるのかないのか、そもそも都市伝説的な存在なのかみたいな、なんかそういうふうに考えられている節もあるんだなぁと思うんで、
繰り返しブラックホールはこういう存在で、こういうふうにできると思われていてっていうのは、なんかお話ししていければと思ってるんですね。
で、しかもまあブラックホール結構みんな興味持って聞いてくれるので、明日もちょっとブラックホールのお話ししていこうかなと思います。
ブラックホールのサイズと将来の宇宙開発
明日はですね、これ。 ブラックホール、実はいろんなサイズがあるんですよ。
僕たちって天の川銀河っていう巨大な銀河の中の中心にある太陽の400万倍とかっていう重さを持つブラックホールの周りに生きてたりするし、
そうじゃなくて、本当太陽の何倍とかっていうのは今回の研究みたいなブラックホールもあるし、その中間もあるしっていう大きさあるんですけど、
その中間質量のブラックホールってどうやってできるのか、なかなか難しく思われていたところに対して国立天文台が新たに出した研究結果ありますので、こちら明日紹介していきたいと思います。
じゃあ一つお便り紹介していきたいと思います。リスナーネームよっちさんからいただきました。
宇宙話書籍課おめでとうございます。ふと思ったのですが10年後には宇宙話は5000回になりますね。
宇宙開発の勢いと量産の勢いがすごいので5000回放送は月よりお届けもあり得るのではと思いました。これからも応援しています。
といただきました。ありがとうございます。 10年後どんぐらいか考えてなかったですね。でもそうですよね。
次の9月で丸4年になるので、それでだいたい1500とかで考えると、そんなもんか。10年後に5000回。
え?10年後に5000回とかなる?なるか?なるか?やばいですね。そこまでなんかこう続けれてたら本当にみんなに褒めて欲しいところですし、
10年後だったら確かになんか月とかに人がたくさん行ってるとかっていう状況にもなりえそうなので、
ワンチャンあるかもしれないですね。 10年後かどうなってるんですかね。でもなんかやっぱりこう月にたくさん人いて、火星にも人行ってるかもしれないしって思うと未来の宇宙開発かなりワクワクする要素多いんじゃないかと。
そして宇宙産業とかもね、もっと一般的になっていて、なんか今って宇宙スタートアップとか宇宙ベンチャーとかなんか宇宙業界とかくくられてるけど、そこのなんかボーダーがなくなってたりすると、なんか本当に産業として組み込まれたポイントなのかなとかっていうのは実感できるかもしれないですね。
なんかそうしたらその頃には僕も宇宙業界でもうちょっとなんか仕事してるかもしれないですね。 今はちょっと別業界にいますけど、ここの知見が最終的になんとなく生きるんじゃないかなっていう気持ちはあったりします。
そんな感じで宇宙業界目指している人はこの10年後の宇宙話5000回エピソードと一緒にキャリアを積み上げていってはいかがでしょうか。
今回の話も面白いなぁと思ったらお手元のポッドキャストアプリでフォローボタンの近くにある星マーク こちらでレビューいただけたら嬉しいです。
番組の感想や宇宙に関する質問についてはツイッターのハッシュタグ宇宙話 またはスポティファイのQ&Aコーナーだったり概要欄のお便りフォームからジャンジャンお寄せください。
それではまた明日お会いしましょう。さよなら。
14:15

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