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ジングル作成:モリグチさんfromワクワクラジオ
ソース
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1日10分、宇宙時間をテーマに毎日お届けしております、宇宙話。
今回は、アメリカと中国が同じタイミングで同じ月面の土地に行く、
そんなばちばちなニュースが入ってきた上にですね、そこは、地震、地すべりの災害リスクが高いんじゃないか、
さらに複雑な災害リスクの話が出てきたので、そこをシンプルに、かつ月面探査がそこまでリアルに考えられているのか、
そんな目線でお話ししていきたいと思います。 今回は、月面での災害リスクについてです。どうぞ。
宇宙話。
2024年2月10日、始まりました佐々木亮の宇宙話。 このチャンネルでは1日10分、宇宙時間をテーマに天文学で博士号を取得した専門家の亮が、
毎日最新の宇宙トピックをお届けしております。 本日でエピソードがこちら1219話目を迎えております。
基本的には1話完結でお話ししてますので、気になるトピック、気になるタイトルからぜひ聞いていただけたら嬉しいです。
前回は月間の科学系ポッドキャストのトークテーマっていうところで、変人について紹介させていただきました。
ぜひですね、こちらチェックしていただきたいですし、その前はリスナーさんのリクエストにお答えして、宇宙を学ぶことができる、
研究することができる、大学ってどうやって見つけるんだろうなっていう、そういうお話しさせていただいておりますので、
結構幅広くいろんなの見れるんじゃないかなと思います。 じゃあ今日はどんなお話をするかっていうと、今回は
月面での地滑りのリスク、月面での災害っていうところに注目した研究を紹介させていただこうかなと思ってるんですね。
月面での災害、 これはもうなんか新しい時代に入ってきたなっていう感じがしますよね。
なんでかっていうと、やっぱり月の表面に人だったり物だったりっていうのがたくさんある状態になっている世界がリアルに考えられるからこそ、
こういう災害リスクっていうところの研究が進んでいっているっていう感じなんですよね。 だから今回はこれ特に
月面での地滑り、地震と地滑りの災害について紹介していきたいと思っております。 で今回の内容は大人気宇宙ポータルサイト
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ソラエとのコラボ企画になっていますので、 文字でも音声でも両方で楽しめるようになっております。ぜひ概要欄の記事を見ながら
音声聞いてみていただけたら嬉しいなと思っております。よろしくお願いいたします。 ということで、早速やっていこうかなと思うんですけど、実は今日のエピソードは
宇宙話、最近しっかり聞いてるよっていう方には めっちゃ面白い内容に、なんかプラスで面白くなるような内容かなと思ってます。
なぜなら、 今週紹介した2215話、中国とアメリカが月面でバチバチやる
目的地が同じクレーターだっていう話をさせていただきました。 ここが大きく関わってきている。
どういうことか、順を追って紹介していきたいと思います。 今回
ある研究チームが発表した研究によると、月の南極地域の地形の形状っていうのを測定して、 そこから月の表面を覆う
砂、レゴリスって呼ばれるものがありますね。 このレゴリスがその斜面においてどれだけ崩れやすいかっていうところを推定した。
そんな研究なんですよ。 そして、ケースを考えていく上で、
どれだけ崩れやすいかっていうところの指標として、 マグニチュード5.3の月心、月の表面での地震が発生した時のリスクっていうのを見積もる研究っていうのを
行ったと。 もうなんか
まずこの研究の角度がすごいなぁと思っていて、 月を地球っぽく研究してるじゃないですか。
今までって、月って未知のものだから、どうなんだろうとかっていう探求の仕方だったように見えてたんですけど、
今回は完全に僕たちが、僕たちというか人類が月面にいるっていう状況を考えたリアルな シチュエーションを想定しているっていうところに驚きを隠せない状態ではありますね。
で、今回のこれ、崩れやすさを推定して、なおかつ マグニチュード5.3の月心が発生した時にどうなのかっていうところを見積もった結果ですね。
これ中程度から弱い揺れっていうところは、 深減から50kmを超える距離まで到達すると。まずはね、
揺れ自体が地盤をそうやって伝わっていく。 で、このような弱い揺れでも簡単に地滑りが発生してしまうだろうっていうところまで見積もられました。
つまり、月面では地滑りのリスクが非常に高いと。 非常にこの地滑りのリスクが高いことがわかったので、
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どこがどんぐらい危険なのかっていうところの見積もりが結構リアルにできるようになるわけですね。
で、今回のこの研究で重要視されているポイントがもう一つあります。 それは
ある場所によって地滑りが発生しやすいとか、 そういうのがあるらしいんですね。
で、その地域っていうのでいろいろ見ていってあげた結果ですね。 なんと、今週のエピソード
2115話、中国とアメリカがバチバチにやり合うっていうところで、 同じ着陸地っていうのを候補にあげてるって話したじゃないですか。
その候補地である、名前が難しいんですよ。
シャクルトンクレーター。 ピークニアシャクルトンっていうのがあって、そこのクレーター
では地滑りのリスクがかなり高いというような状態が、今回これ明らかになったということなんですね。 つまり、月の南極にアプローチしに行く実験においては、
これ地滑りっていうのをしっかりリスクとして考慮していかなければいけませんよというところが、研究としてしっかり出てきたっていうのが、この面白いポイントの一つだったかなと思いますね。
そもそも月の南極にアプローチしていくっていうこの方法、 なんで月の南極にアプローチしていくのか。
これは、月の南極には永久陰と呼ばれる、 日の光が当たらない場所っていうところが一定存在するというふうに、これまでの研究でわかっています。
この永久陰には、気発性物質、いわゆるなんかこう蒸発しちゃうようなもの、 そういった類の物質っていうのが豊富に残っている可能性があると。
具体的には水とかですよね。 水ってやっぱ太陽の光で温められて、しかも月の表面なんて昼と夜で200度300度違うような、そんな環境が作られている。
で、水がある場所に太陽の光がやっぱ当たると、それだけそこが蒸発するような、 それぐらいの温度に達してしまうというところで、太陽の光めちゃめちゃ当たる場所って、
水、やっぱなかなか見つけづらいなっていうところがあるから、 南極の永久陰って呼ばれるエリアを探しに行こうとするんですよ。
っていうところで、やっぱり南極っていうアプローチ先っていうのは、理由としても非常に納得感のあるものだし、
その中でも水の存在がしっかり指摘されているからこそ、そういう物質の豊富さっていうところが 濃厚に考えられているからこそ、このピークニアシャクルトンというところが目的地として
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被ってしまう。しかも2026年という同じ目標を掲げて、中国とアメリカが月面で発着する可能性もあっちゃうんですよね。
っていうところで、かなりシビアな状態にもなっている。 そして、その現場での災害のリスクっていうのもあるから、そういう意味でのシビアさっていうのもまだ残っている。
っていうのが今回の研究から分かった部分で、 僕らね、今年も年始に災害があって、地震への意識ってやっぱ日本人は特に高いじゃないですか。
だからもしかしたら、これ日本って絶対に地震に対する研究って進んでいるはずなので、そういう研究が横展開できるような、
そんな提案とかもされるのかもしれないですね。 ただ、表面の砂の性質とか地盤の性質とかも全然違うし、
あとはそもそも、ベースの地盤ですね。 ここの研究っていうのが、このアルテミス計画とか諸々の月面着陸計画の中で進んでくると、
よりこういう研究っていうのの精度も上がってくるのかなと思います。 ちなみにこの地震だったりとか地滑りとか、そういったところの原因として一個考えられているのは、
月の地震とあとは収縮だそうです。 月の内部がどんどんどんどん冷えていくことで、
風船がこう冷やすと収縮していくみたいな感じで、ぎゅーっと収縮されていく。 で、そうすると表面の形とかも変わるので、それによって
岩石がもろくなったりする。 で、断層とか崖とかが作れて、そうするとその表面ってやっぱどうしても不安定になるじゃないですか。
そういうのも地滑りの原因の一つにもなったりするだろうと考えられていて、これからリアルに
月の長期滞在、そして月の資源探査ミッションっていうのをやっていく上では、どうしても考慮しなきゃいけないポイントが明らかになってきたんだなぁと思うと、
この研究かなり面白いなと個人的には思っている。そんな感じになっております。 やっぱり地震の影響、月面での地震の影響って無視できないんだなっていう。
だからこれ、今週のエピソードでは、1216話で、のと半島地震で重力波望遠鏡カグラが損傷したっていう話紹介させていただきましたね。
ああいうことが月面でも起こり得る。 月面に天文台を建てるっていう研究とかもあったりするし、とにかく今月面でのプロジェクトの計画段階のものってたくさんあるんですよ。
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それが地球上みたいに好きにできるようになってきたときに、何が現地で起こる災害っていうのがリスクとして考えられる。
でその、天文台説っていうのも月震の影響で何か故障するかもしれないとか、やっぱ諸々の二次災害って発生すると思うんですよね。
この辺りっていうのは、なんか今起きていることっていうのを地球上でとにかく収集して把握しておく、そして対策しておくっていうようなところが将来的な月面着陸に繋がるんじゃないかなというところかなと、個人的な感想としては思いますね。
それにしてもとにかくこの目線での研究が出てきているのは非常に面白いことだと思うので、これからまた似たような研究が出てきたら紹介していきたいと思います。
ということで今回は大人気宇宙ポータルサイトソラエとのコラボ企画でこの研究紹介させていただきました。
気になる方はぜひ記事の方も飛んでみてください。 ということでアフタートーク行きたいと思います。
そうですね、なんか今週は結構バタバタしていたかなっていう感じはあって、もうなんだかんだ土曜日ですね。
実はですね、昨日か2月の9日、僕もう一つ隣のデータ分析屋さんというポッドキャストやってるんですけど、そっちの番組経由で仲良くしてくれてた
シロガネ工業FMっていう番組があるんですね。もうデータサイエンス系のポッドキャストと言ったらみたいな、そんな存在で
ブレインパッドっていう会社が始めたポッドキャストチャンネルの公開収録イベントみたいなのがあったんですよ。
でこう東中野の雑談で行われて、過去
僕も出させていただいたことあったりするので、そこの縁でぜひ来てくださいよみたいな言っていただいて、申し込んで行かせていただきましたけど
めっちゃ面白かったですね。なんかデータ系のポッドキャストにこんなに興味を持つ人がたくさん集まるんだっていう、その状況が
なんか個人的にはすごい面白かったなぁと思いました。 公開収録イベントっていうのもなかなか行ったことがないので、雑談のそういう雰囲気も結構
面白かったかなっていう個人的な感想強いですね。 で、公開収録イベントなんで向こうの収録こうやって聞きながら
あんま聞かずにこう外でワーってみんなで喋ってたんですけど、それでこう喋りながら仲良くなった方たちとですね、ゲリラ的に
ポッドキャストを現地で撮るみたいな、そんなことができたのも結構面白かったかなっていう、ポッドキャストの軽いノリみたいなのが
そのまま収録音源として作れたの良かったですね。 で、その出ていただいた方々がマジですごくて
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データ系詳しい人だったら分かると思うんですけど、カレーちゃんっていう方と唐揚げさんっていうお二人に、このお食事名コンビのお二人に出てもらったんですけど
な、なんでこの二人出てもらったかっていうとですね、このお二人、今めちゃめちゃ話題の本を書いた方々なんですよ。
何かっていうと、面倒なことはチャットGPTにやらせようっていう本が2024年の1月29日に発売されて、でこれもう
アマゾンのランキングとかもうバチーンって上がって全体2位とかになったらしいですね。 実際チャットGPT使えないとマジやばいじゃんっていう雰囲気あるじゃないですか。
それを書籍化したというようなところで、まぁどれだけこういう生成系AIEとかが注目度が高いかがその売れ行きとかでも分かってきます。
で、そんな方々がいたので現地に。 で、こう収録聞きながらわーって喋ってて、結構たくさん喋らせていただいて面白かったんで
ポッドキャスト撮りませんみたいな、僕らの番組に出てくださいよって言ったらなんかすごい快諾していただいて、なので唐揚げさんとカレーちゃんさんと一緒に収録させていただいた音源が出てくると。
まあもうちょっと先ですけどね。でもこれ面倒なことはチャットGPTにやらせよう。 めちゃめちゃ売れてるので、これ多分宇宙話のリスナーのみんなもきっと読んだ人いるんじゃないかなと思うんですね。
それを書いた方々がどんな感じの方々で、どういう本の狙いがあったのかみたいなのを深掘りさせていただいている感じになってます。
公開は2週間後とかになるんで、ぜひね、もう一つの僕のポッドキャストチャンネルの方もそこまで継続的に聞いていただけたら嬉しいなと思ってます。
ちなみに今週もしっかり公開していて、今週はちょっと大人なちょっとエッチなデータ分析っていうね、大真面目な研究なんですけど、そういう角度でちょっと切り口でお話ししている
おふざけ会だったりとかが公開されているので、ぜひチェックしてみてください。 あとそっちのポッドキャストチャンネル最近初バズリを経験しまして
あれ、この間話したっけ? YouTube で動画と一緒に公開してるんですけど、隣のデータ分析屋さんって
それが今8000回ぐらい再生されている音楽データを扱った動画もあるんで、ちょっとそちらも話題になっているならちょっと聞いてみようかなって思った方はですね、ぜひ
チェックしてみてください。隣のデータ分析屋さんとか、ポッドキャストの検索まであったらもうデータって打ったら出てくるんで、ぜひチェックしてみていただけたらと思います。
それにしても、昨日はなんか素敵なイベントに行けてポッドキャストあった系なと思って、前向きになったそんな1日でございました。
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皆さんもなんかね、週末にかけて何か面白そうなことあったらぜひコメント欄で教えてください。
今回の話も面白いなぁと思ったら、お手元のポッドキャストアプリでフォローボタンの近くにある星マーク、こちらでレビューいただけたら嬉しいです。
番組の感想や宇宙に関する質問については、Twitterのハッシュタグ宇宙話し、またはSpotifyのQ&Aコーナーだったり、
Appleポッドキャストのレビュー、概要欄のお便りフォームからじゃんじゃんお寄せください。 それではまた明日お会いしましょう。さよなら。
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