火星の月の形成
火星の月はどうやってできたのか? その研究が一歩前進した。もしかしたらこれは地球にとっての月とは実は違うメカニズムなんじゃないか?
そんなところが指摘された研究になっております。 日本がこれから火星の月の探査をがっつり進めていく。
そこにも大きく関わってきそうな研究で、未来にもつながる。面白い話ですね。 ぜひ最後までお付き合いいただけたら嬉しいです。それでは行きましょう。
3.2.1.イギネション スペース
佐々木亮の宇宙話。 改めまして始まりました佐々木亮の宇宙話。
このチャンネルでは1日10分宇宙時間をテーマに、天文学で博士号を取得した専門家の亮が、 毎日最新の宇宙トピックをお届けしています。
今日でエピソードが1836話目ですね。 なんとか昨日のエピソードも更新のタイミングが遅れたり、スマホでの収録になっちゃったんですけど、
どうにかお届けすることができました。 毎日ギリギリですね。
まあでもこうやって宇宙話、話せるリズムが僕は好きなので、そこを楽しんでくれたら嬉しいなと思っております。
はい、一つお便り紹介していきたいと思います。 リスナーネームルーボさんから頂きました。
知の舞台はこれから見るのですが、先にパンフレットを手に入れてまして、 本当に亮さんのコメントが書いてあってびっくりしました。
宇宙話きっかけで沼った大好きな知の舞台のパンフに、 亮さんのコメントがあるなんて素敵すぎます。
これをきっかけに宇宙に興味を持って宇宙話リスナーが増えたら嬉しいですね。 とコメントいただきました。ありがとうございます。
いやこれね、めっちゃ嬉しいですよね。 この間の舞台も実際に見に行かせてもらって
めっちゃ良かったし、なんかこういう表現方法があるんだ。 ポッドキャストもまあ表現といえば表現だしな。
みたいなところなんかね、改めて感じた部分でもありましたし。 まあ今回のパンフレットの仕事に関しては、多分やっぱきっかけは
あの去年のね、1、去年じゃない今年か。 2025年の1月に出した
やっぱり宇宙はすごいっていう書籍の、なんて言うんですか。 その帯の部分を
地の作者であるウオトさんに書いていただいて、多分それであの認識してくださった方も結構いるんじゃないかなっていうふうに思ってます。
なのでなんか良かったなぁと本当に思いますね。 本書いてよかった、ポッドキャスト書いてよかった。
あのタイミングでウオトさんにお願いしてよかったと本気で思ってますね。 はい
ぜひぜひあの舞台見に行くの楽しんでください。 であのなんか大阪とかの愛知の方でも
公演のツアーみたいなのが回っていくらしいんで、もしそっちの方の方で興味あるなっていう人はチケットの方をチェックしてみるといいんじゃないでしょうか。
めちゃめちゃ人気らしいです。 そこは頑張ってください。
衛星の形成説
はいということでじゃあ早速本題行きましょう。 今回お話しするのは火星にとっての月がどうやってできたのかそんなお話です。
まあなんか月の話最近よくするけど、実は地球以外にもいろんな惑星に月があるんですよね。
そんな中で火星の2つの月、衛星ですね。 これがフォボスとダイモスって呼ばれる天体です。
まあこいつらが周りをぐるぐるぐるぐる回っているような形になっていて、それがどうやってできたのかっていうところが実はかなり注目されているポイントなんですよ。
というのもまあそもそも月、地球にとっての月がどうやってできたんだっていう話も研究としてはガンガン進んでいて、でこちらに関してはいろんな研究進みながら
地球から剥ぎ取られたっていうパターンが濃厚なんじゃないかっていうふうに今のところは言われているのかな。
月の出来方、その衛星の出来方っていうのは大きく2つあるっていうふうに考えられていて、
1つが今地球の月の話であったみたいな地球から剥ぎ取られた。
具体的には地球に巨大な天体が衝突して、でその衝突した時の破片だったりとかっていうのが集まって地球の周りで作られた、星の周りで作られたっていうのがこの説ですね。
これのことをジャイアントインパクト説、巨大衝突説なんていうふうに呼んだりします。
でなんかNASAからのシミュレーションとかで地球は昔そういうジャイアントインパクトみたいなのがあって、
月ができたんじゃないかっていうのが出ていたりするので、なんか今と僕の認識ではそっちが優勢になっている理解ですね。
で、まあそれがあった上で、もう一つの説が捕獲説って呼ばれるものです。
捕獲説、これ何かっていうと遠くから飛んできた小惑星だったりとかっていうのが地球の重力に引っ張られて捕まってそのままその勢いでぐるぐるぐるぐる回っている。
これが捕獲説。でこれがまあどっちなんだろうみたいなそれぞれの衛星たちっていうのっていうところが議論いろいろされているんですね。
で、そんな中で今回北海道大学から出た研究結果とかを見ていくとですね、あの
火星は地球と違って捕獲説っていうのが実は濃厚なんじゃないかっていうところが今指摘されてるんですよね。
そう、ああそうなんだっていう感じはしていて、そう、でどういうふうに計算したかっていうとその単純になんか一発で近寄ってきたものが火星の周りでキャッチされてぐるぐる回るみたいな
なんかそんなシンプルな話ではなくてまあ近づいてきて、なんて言うんでしょう、こう
捕まってるんだけどまあ束縛さ、完全な束縛ではないみたいなそんな状態で長時間こう周りをぐるぐるぐるぐる回っている
一時捕獲状態みたいなのが発生すると。でこの発生してこの状態があってだんだんだんだん
火星の周りでガスだったりとかそういうのの影響で軌道が変わっていって捕獲されていったみたいなその一連の動きを
計算シミュレーションしてあげるとなんか月のその衛星たちがうまく説明できるなっていうのが今回わかったんですよね。
でこう一時捕獲からあの衛星が作られるであのガスによって妨害されるみたいなところいろいろ計算しても数十パーセントの確率でこれが起きることも分かったのが今回確認されたっていうようなところですね。
でしかもなんか他の条件とかもいろいろ考えるとワンチャンありそうだなぁみたいなところが今回の研究で出てきている部分なんですが
まあとはいえまあ計算シミュレーションが想定と合いましたっていう話ですね今回は でこれじゃあ実際どうなのかわかんないじゃんみたいな話言われると正直まあその通り
JAXAの探査ミッション
なんですよでその一方でこれ面白いのが来年ですね 2026年だったかな
にあの打ち上げを予定しているジャクサのミッションがあって mmx ミッションというのがあるんですよ
マーシャンムーンズエクスプロレーションだったかな マーシャン火星のムーン月エクスプロレーションで探査
になっていて簡単に言うと向こうに行ってそのものを分析できるような環境を作ってくれると 向こうっていうのは火星の衛星フォボスとダイモスですね
どっちだったっけなどっちに行くんだっけ忘れちゃった そう行くんだというようなところになっています
そうなのでそうするとねどういうふうにチェックできるかっていうと簡単に言えば 火星の表面のものに対して衛星のものを比較すると
もしジャイアントインパクトだったら基本的には同じような物質の構成要素が見えてくるはず 一方で外から飛んできた天体だと性質っていうのは異なるんじゃないかというような
ところが例えば検証のフェーズの一つとしては考えられているというところですね なので今こうやってシミュレーションの結果が出てそれが本当
実地調査みたいな形で来年再来年ぐらいでこうできてくると 火星に対する理解っていうのはめちゃめちゃ高まるんだというようなところが今時点で
は結構面白いポイントになっているんじゃないかなと思いますね なのでまぁ今回は今回で面白い研究出てきたなと
じゃあ実際に見に行ったらどうなるんだろうっていう未来の宇宙開発のワクワクを残して おくと今回の話より楽しんでもらえるんじゃないかなと思っております
そんな感じで今回は火星にとっての月はどうやってできたのか そんなお話をさせていただきました
明日ですね明日何話そうかなーってなったんですけどあの 先日21日だったかな打ち上げを予定していた h 3ロケットがですね
まあ打ち上げ延期になっていて今のところ 今のところ10月の26日だというようなところで
ロケット特集しようかなと思います明日 h 3ロケットの話しして 明後日日曜特集の予定だったけどそれに乗ってる
あの なんか
新しい iss の補給戦みたいなのもあるんですよ その話もちょっとしたいな
だから日曜特集ちょっと月夜にずらしようかなーみたいなそんなのを考えていたり しますのでぜひぜひ
土日も宇宙話聞いてくださいよろしくお願いします はいということでアフタートークです
最近はお便りもなんか紹介できて エピソードも綺麗に10分ぐらい11分12分が最大かなみたいなぐらいまでで話せて
いるので個人的にはいい感じかなと思っております 今日はね動画なしであの音声だけでのお届けになりましたが動画楽しみにしているよう
なんていうコメントもあったらぜひぜひ教えてください あの聞いている状況とかデータで見れるんですけど
多分そんなに需要はない 結局はまあ podcast なんて音声で楽しむもんですからね
はいそんな感じで楽しんでくれたら嬉しいです 今回の話も面白いなぁと思ったらお手元の podcast アプリでフォローフォローボタンの近くに
ある星マークこちらでレビューいただけたら嬉しいです そろそろ書籍の細かい話できそうな雰囲気が出ております楽しみにしておいて
ください それではまた明日お会いしましょうバイバーイ
