限界ギリギリの惑星発見
太陽系には、大きい木星、ちっちゃい地球、いろんなものがある中で、 どのぐらいまで大きい惑星って存在し得るのか。
そんな予測がたくさんされている中で、これ以上はデカくなれないよなっていうサイズのものが、とうとう発見された。
つまり、存在し得る最もデカい惑星が見つかったという、もうわかりやすくデカいから面白い、そんなお話ししていきたいと思います。
ぜひ最後までお付き合いください。 改めまして始まりました、佐々木亮の宇宙話。このチャンネルでは1日10分宇宙時間をテーマに、天文学で博士号を取得した専門家の
亮が、毎日最新の宇宙トピックをお届けしております。 ということでエピソードが1720話目迎えております。
基本的には1話完結でお話ししているので、気になるトピック、気になるタイトルからぜひぜひ聞いていただけたら嬉しいなと思っております。
ちゃんと今日は早く更新できてるよっていう。 最近は仕事がバタバタで、
一昨日とかがちょっと酷かったですかね。夜8時ぐらい。 7時とか。はいそんなタイミングで更新させていただいたことになってしまったんですけど、
今日は結構早めに更新できてるんじゃないかなと思います。 予定がつけれて、余裕をもってポッドキャストが撮れるっていうのは
非常に嬉しいですね。 シビシビと感じておりました。
ということでじゃあいただいているお便りを紹介していただきましょう。 リスナーネームふっくんさんからいただきました。こちらですね、対象のエピソードが、ほら僕
今週、星空を見る動物の話結構したじゃないですか。 星空を見る動物の話の時にアザラシのエピソードしました。
玉川に来ていたゴマフアザラシ、あ違う、アザラシめっちゃ可愛くねみたいな。 見に行った記憶あるなぁ、2000年ぐらいにあったよねーみたいな、そんな話したんですけど、
そんな中でふっくんさんからこんなコメントいただいております。 ゴマフアザラシ、ん?みたいな。
なんだろうと思ったら、玉ちゃんは玉川に出現して玉ちゃん。 でアゴヒゲアザラシだったんじゃないですかみたいな。
であの僕ずっとゴマフアザラシのことでゴマちゃんじゃないって言ってたんですけど、 あのゴマちゃんは普通にあのキャラクターじゃないっていう。
少年アシベっていうあのアニメのキャラクターだよね、ゴマちゃんみたいな。 よく人形とかになってますよね。
そうだったような、てんてんてんっていう、こう分かってるんだけど優しく教えてくれるってこのふっくんさんのなんとも
思いやりに満ちた4行のお便り。 ありがとうございます。
ね、もうまさにって感じ。 玉川にいて玉ちゃんだし、ゴマフアザラシじゃなくねっていう。
っていうもう完全にただ思い出がいろいろ補正されてわけのわからない記憶だけ残って いたっていうそんなエピソードをあのズバッとご指摘いただきました。
ありがとうございます。 そうですね、玉ちゃんだ。
なん、ゴマちゃん。 ゴマちゃんも可愛いけどな。
けどあの存在はしてるけど全然違うものを僕が喋ってたってことですね。 玉ちゃん見に行ったよーっていう思い出がある人はぜひぜひ教えてください。
僕はもしかしたら玉川で幼少期の僕とすれ違っている可能性とかあるかもしれないですね。 はいということでそんな感じで本題いきましょうか。
惑星発見の背景
ということで今回お話しするのは 限界ギリギリ超でかい惑星が発見されたそんなお話ししていきたいと思います。
世の中にはもうたくさんの惑星が発見されています。 これが10年前ぐらいだったら実は太陽系以外の惑星って本当に見つかっていること自体が
ものすごくレアというか 惑星って見つかってきてるんだみたいな10年15年ですかね
っていうところになってきたんだけど人工衛星の能力が上がっていったことによって いろんな外の宇宙の描像っていうのがかなり細かく鮮明に見えるようになってきた。
でそのおかげで惑星っていうのがたくさん見つかるようになってこの直近15年とか そういったタイムスパンの間で何千個っていうのに見つかるようになって
で今でいうともう6千個とかですかねもう超えたのかな っていうぐらいの太陽系以外の惑星が見つかって惑星に対する研究っていうのがどんどんどんどん進ん
できている まあそんなあの背景があったりします
うちの子供が泣いているんだが 妻が見てくれているのできっと大丈夫でしょう
赤ちゃんの声入ってたらちょっとほっこりしておいてください でですねまぁそんな感じであの惑星っていうのがどんどんどんどん発見されていった
で地球みたいな惑星あるなぁとか逆に木星ぐらいでかい惑星あるなぁとか そんなのが
発見されていく中で今回なんと惑星ってこれぐらいまででかくなれるよねっていう 超ギリギリのサイズのものですね
こちらが発見されたというようなところを紹介していきたいとおもいます これ面白いなぁ
シンプルで面白いですねやっぱ一番遠いとか一番でかいとか そういうの
が最高ですね こういう論文た後で話そう
はいじゃあまずあの内容のがお話ししていきましょうか で8今回発見された惑星っていうのは先に結果だけをお伝えすると木星の
1.1倍 1.14倍ですね
でこれ地球と比較するとあの 大きさあの見た目の直径ですね直径の大きさでいうと24倍って感じですね
でかすぎますよねそうってことはだから木星とそもそも木星と地球の間にも 10倍以上の開きがあるっていうのはどうでしょう大きさの高比較として頭の中にイメージできて
ましたかね そうそれぐらいまあ太陽系の中でも違うんだけど木星の2.14倍にもあの
及ぶような超巨大な惑星が見つかったと でね
この惑星っていうのは実はこれ今2.2とかって言ったじゃないですか 2.14倍みたいで限界値これだと限界値は
あの2.2倍らしいですよ木星の 木星の2.2倍までがあの
おおむねおおむねの最大値だっていうふうに言われていて つまりもうマジギリギリとですね
やばい風邪気味なのかもしれない睡眠不足から風邪気味かもしれないですね すいません鼻水をすする音で超不快ですよね
マイクの性能がいいことを願ってますが多分入ってますね であの
重力の限界と惑星のサイズ
2.2倍ぐらいまでが最大に対して2.14倍の大きさの惑星が発見されたというような ところでもう
簡単にわかりますねこれ知られている中でも最も大きい惑星かつ 存在し得るギリギリの惑星であるというようなところです
で存在し得るギリギリってどういうことなのかっていうと まあ惑星として存在しているってことはその
球体というか惑星としてその場にものを保持し続けるための まあ言ってしまえば重力のあの
抑えておく力が効く範囲のことですよね でそれがまあえっと重力っていうのは重さにも比例するそして
重さが重くなっていく中で 大きくなればなるほどその重力がある程度強い範囲っていうのが広がっていく
だから 重さとそれに対してのこのまま
保持できる惑星としての大きさっていうのがまあ決まっていくんですよ でこれがあのどのぐらいの大きさまでなりうるのかなっていうところを考えていくと
木星の2.2倍だというふうに考えられているんですね で逆にあのそれ以上大きくなってしまうとどうどうなってしまうのかっていうところ
なんですけど あの簡単に言うとやっぱ重力の限界っていうのを迎えていってしまうためですね
あの 膨張しすぎるとそいつらを重力で引き止めることができなくなってしまうため
ガスがどんどん外側に流出していって宇宙空間にバーって流れていってしまう っていうそんな状態になってどんどんどんの星としてはサイズが小っちゃくなって
いくっていうことになるわけですよ なのでその流出しないギリギリのところで
留めておくっていうのが木星の2.2倍っていうのが限界値だろうと言われているわけですね そもそも地球と木星こんなに大きさ違うのなんでっていうと
デッキが違うんですよ どういうことか地球っていうのは岩石でできているいわゆる岩石惑星って言われるもので
ギッチギチの感じ 一方で木星っていうのはガスでできているガス惑星って呼ばれるものでいろんなガスとかが
ある一定の重力の範囲に収まっているっていうのがあるので全然性質として違うわけですね でガスの方がまあ比較的軽いというか
そんな形になるしまあそもそもくっつき方も違うっていうのもあるので 大きくなりやすいっていう性質も多分あったりしますね
でそんな中でまあ木星の方の限界値がこれぐらいだろうというようなところが今回 見えてきたわけですよ
でもこういうのを発見できるっていうのは本当に偶然にあの近いところなので本当 この限界値を発見できているというのは相当ラッキーな研究結果
まあとはいえ2017年に実は見つかっていたんですけど そこから観測能力がブワーって発達していったことで
今回より正確なテスっていうあのアメリカナサが打ち上げている 運用していた人類で人工衛星とかがあってこれで見ることによって細かい情報が分かる
ようになって 前2017年発見当時に分かっていたよりもさらに重いことがわかったっていうのが
今回の研究結果なので 自分たち僕たちの能力が上がって限界に近づいているっていう存在をしっかりと
確認することができたのは面白いポイントですね はい
ということでまぁ今回はそんなわかりやすくでかいものが見つかった 限界ギリギリ結構ワクワクするお話でした
論文表現の工夫
アフタートークです はいでですねなんか今回のものを
キャッチーなタイトルで伝えようとすると 過去最大みたいな表現の仕方になってくる
ですよね このこういう研究紹介する時ってけど論文に過去最大とか観測史上最大って書くのって
超大変だし実はあんまり みんな表現として使わないんですよ
でこれなんでかっていうとそのただ単に偶然見つかっていないだけ っていう可能性があるから何かこう
一番っていう表現はあんまりしない だ多分でこのこの論文の中とかでも一番っていうよりは
まあ 英語だとその最上級ってやつですね
ザラージェストみたいな言葉を使ったりするんですけど 日本語とちょっとニュアンスが違うのはそのラージェストって
超でかい星全体がある中での最大級の部類のことを指すんですよね そう
ワンオブゼムみたいな その一部みたいならでかいのに対してザラージェストは使うんだけど
一番でかいっていうニュアンスではないみたいな でかい方って感じですね
っていうような感じで使われるのであの論文の中では例えば今回で言うと理論値ギリギリ これ以上でかいのはないって言われているのをギリギリが見つかったよっていう話
で多分あの構成されていたりするというので僕もあの観測 過去例に出ているものの中では一応こう
爆発としてはものすごく一番でかいって言えるようなものが 白紙論文で書くときの論文の内容だったりしたんですけどそれを一番でかいからすごいって
言って論文は出せないんですよ この規模の爆発ってこのぐらいの確率でしか見つからないもので非常に重要な
サンプルの一つである でこのぐらい爆発がでかいってことは太陽と比較するとこういう構造になっているん
じゃないか こんなに大きいのってあり得るんですねみたいな書き方になるっていうなんか
論文特有の あの
表現の仕方っていうのがあるなぁっていうのが久しぶりに思い出しました ぜひぜひまあそんな研究者たちの高表現の
不自由さというか逆に言うと真実をどう伝えるかみたいなところの工夫ですね そういったところもちょっと感じ取ってもらえたら嬉しいなと思いましたね
ということでそんなのを伝えたくなったらいつもよりちょっと長くなっちゃいましたが 今日は以上にしていきたいと思います
今回の話も面白いなと思ったらお手元のポッドキャストアプリでフォローボタンの近くに ある星マークこちらでレビューいただけたら嬉しいです
それではまた明日お会いしましょうさよなら
