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1日10分、宇宙時間をテーマに毎日お届けしております、宇宙話。今回は、シジコ石膏の性能を持つ
ジェームス・エップ宇宙望遠鏡が、惑星を観測したら、これまで成り立つと思われていたモデルを覆してしまった。
そんな技術力が計算を上回った、面白い研究、ネイチャーから出てましたので、こちら紹介していきたいと思います。
ぜひ最後までお付き合いください。どうぞ。
2024年3月2日、始まりました、佐々木亮の宇宙話。 このチャンネルでは、1日10分、宇宙時間をテーマに、天文学で博士号を取得した専門家の
亮が、毎日最新の宇宙トピックをお届けしております。
本日でエピソードが1240話目を迎えております。 基本的には1話完結でお話ししてますので、例えば昨日とかは
ネイチャー論文紹介してたり、その前は2月29日だったのでね、ブルー都市、なんで1日多いんだろう、を宇宙目線で話すみたいな、そんな話ししてますので、ぜひ
フォローしながら、そこあたりの話を聞いていただけたら嬉しいなと思っております。 ということで、1話完結なので本日も行きたいと思いますが、今日は太陽系以外の惑星
めちゃめちゃ見つかってる、すごいなっていう、シンプルにそういうお話をしていきたいと思います。 地球外生命体の話って、宇宙の話し始めたらめちゃめちゃ気になりません?
やっぱり宇宙にロマン感じるって、僕たちみたいな生命めっちゃいるのかなぁとか、
ブラックホールみたいな訳のわかんない、異常にいろんなものを吸い込むものがあるんだとか、
130億年、130億光年みたいな、 すごい遠いところに、140億光年、すごいところに
広がってるんだなぁ、宇宙はみたいな、そういう広さだったり、未知のものだったり、考えられないパワーのものだったり、そういったところに魅力を感じるのが、
宇宙の入り口としては多いんじゃないかなぁと思うんですよね。 そっから入ってて、
実は細かいところ、気になっていくみたいな。 僕だったら、宇宙なんか漠然とすごいなぁと思って、で宇宙兄弟とか見ながら、
宇宙とか行けたらすごいなぁとか思って、で研究してみたら、結局はなんか星の爆発見てるみたいな。
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星の爆発がものすごい興味があって、宇宙に入ってくるって、まぁあんまり路線としては少ない気がするんですよね。
けど、科学的な背景だったり、まぁ研究してみて新しいことを発見したりってなると、
その分野に興味を持ってくるというので、入り口としてはやっぱり地球外生命体っていうのの話は、一個みんなの
興味の的としてあると思うんですよ。 そんな中で、地球外生命体見つけるっていう話は置いといて、
地球外生命体がいるかもしれないと思ったら、その生命体たちが住んでいる場所、みたいなのが気になってきますよね。
そういった中で、今研究がものすごく盛んになっているのが、太陽系以外の惑星を発見しようという研究です。
まぁこのポッドキャストでも、これまでに何度も新しい惑星見つけたとか、惑星にこういう大気があるとか、
なんかそういう話をどんどんどんどんしていったじゃないですか。 で、そうなった時に、じゃあ今一体どんぐらい見つかってるんだろうというところと、
なんでそんなにたくさん発見できてるんだろうっていうところの背景を、 実はあんまり説明できてなかったかなと思うんで、
この辺りを話していこうと思うわけなんですよ、今日は。
で、今太陽系以外の惑星どんぐらい見つかってるかで言うと、もうざっくり5500個以上見つかってます。
5500。 今の放送のタイミングでね、
惑星だっていうふうにちゃんと見つかったもので5500とかで、まだ候補の天体とかのレベルで言うとめっちゃあるんですよ。
っていうようなぐらい、どうですか?今の話聞いてちょっとしか見つかってないなと思うか、
すごいなって思ったのか。結構人によると思うんですけど、 これ一個概要欄にNASAのYouTubeのリンク貼っとくんですけど、
これね見てほしい。 こんなに太陽系以外の惑星あるんだっていう、それが分かる動画があって、
どういう動画かっていうと、宇宙全体の写真みたいなのが1枚パーって出てるんですね。
そこに、どこから太陽系以外の惑星を見つけたかっていうのが、バーって点で打ってある。
しかも、この打ってる情報っていうのも、 昔から今時点にかけて1年ごとにどれぐらい見つかったかみたいなのが、
順番に順番にプロットされていって、この1992年から2022年の3月までの30年間。
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30年間を80秒に収めて、その動画を見せているっていうのがあるんですね。 これね、ぜひ音と一緒に聞いてもらうとより素敵なので見てほしいんですけど、
これの背景がもっと面白くて、宇宙話はオタク目線で話していくんでね。 で、これ
5500個見つかってるって、どういうペースで見つかってるかで言うと、 直近約10年で5000個近い惑星が見つかってる。
このスピードって年々どんどん上がってて、10年前は700ぐらいしか見つかってないんですよ。
で、そこから今2023年とかまで行くと5500を超えてるんで、 だいたい5000個近い星っていうのがこの10年間で見つかっていることになるんですよね。
で、これなんでこんなに加速したか。なんならここ5年でめちゃめちゃ加速してます。 なぜかっていうとアメリカナサの打ち上げた人工衛星
テスっていうのがあるんですよ。TESSと書いてテス。 この人工衛星が
太陽系以外の惑星を見つけるために打ち上げられた、そんな衛星なんですよ。 やばいですよね。
もうそのためだけの衛星。 で、この衛星が登場したのが2018年。
で、その前もそれのなんか前任のやつみたいなのがあって、 ケプラーってやつがあって、そのケプラーでもいくつか見つかってるというところで、
どんどんどんどん加速してって、それ専用の人工衛星まで打ち上がってるっていう、そんな状態なんですね。
で、ここを、このデータがあることによって、 太陽系以外の惑星たくさん見つかってると。
じゃあどうやってそれ見つけてるのか。 ここをね、どうやってっていうところ深掘るのが宇宙話っぽくて、
もっとふわっとしたメディアだったらここ話さないんですけど、どうやって見つけてるのか。 その方法まで踏み込むと、
このテスっていう衛星はめちゃめちゃ目がいいです。めちゃめちゃ目がいい。 なんかちっちゃいことめちゃめちゃ気にするやつみたいなぐらいデリケートなんですよ。
なので、例えばどっかに太陽みたいに自分で光ってる星があるとして、そいつをバーって見てた時に、
それの前を、もう本当に太陽と地球比べてもめちゃめちゃ大きさ違うのと一緒で、
本当、なんか全身見た時に顔のほくろに注目するぐらいの、そのぐらいのちっちゃい惑星が目の前をピューって通過する。
それ通過すると、その惑星が前を通過することによって、 その太陽みたいな星から飛んでくる光ってほんのちょっとだけ暗くなりますよね。
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ほんのちょっとだけ。 これを見るんですね。
だからなんか、顔全体がこう、 綺麗になんか白く光ってるねみたいな、なんかこう美白とかしてね。
綺麗な人の、なんかほっぺどっかほくろとかあったら、 あれのせいでちょっと高度下がってるよねみたいなぐらいの細かさを見つけてくる超やなやつだと思ってください。
それぐらい目がいい。このテスっていうのは。 で、それのおかげで、これねトランジット法って言うんですよ。
前を通過する惑星が光をちょっと落として、 で、その違いを見つけるっていうトランジット法って呼ばれる手法で、
これによって目の前を通過する惑星っていうのをどんどんどんどん、 ハイスピードで発見していっているっていう感じですね。
これによって、こういう成果がどんどん出てきたことによって、 5,000個以上、5,500個を超えるような惑星の発見ができているっていうところはかなり面白いポイントなので、
これから地球っぽい惑星がどんどん見つかってくるとかね、 昨日のエピソードでもネイチャーにそういった予測するモデルっていうのが崩壊してしまったとか、
そういう話出てきてたので、こちらぜひ皆さんに注目してもらいたいポイントかなと思っておりますので、 これからも宇宙話楽しみにしておいてください。
ということで、今回は太陽系以外の惑星めちゃめちゃ見つかってるけど、 どうやって探してるんだろう、そんなお話させていただきました。
はい、ということで本編は以上になりますね。 ということで、どうですか?最近短めにポッドキャスト構成してますが、
ハマってるよっていう方と、物足りないなっていう方と、物足りない方はぜひ、明日日曜日なんですよ。 明日日曜日、日曜日の特集組ませていただいております。
なので、そこで1週間の振り返りしながら、もうちょっと深い話それぞれできていったら面白いかなと思いますね。
で、しかも今週もたくさん質問いただいてて、1個、それこそX1000天文という僕がやってた分野に関する質問とかも来てますし、
ちょっとそのあたり、明日いろいろお答えしていけたら面白いかなと思っております。 ぜひ明日の放送も楽しみにしておいてください。
でですね、明日発表できるかな?今週、
今度ですね、
TBSラジオに出演させていただくことになっております。 このラジオ一体どんなものなのか、ちょっとね、
放送の内容と諸々はまた追ってお話しさせていただこうかなと思いますので、ぜひ皆さん楽しみにしておいてください。
今回の話も面白いなぁと思ったらお手元のポッドキャストアプリで、フォローボタンの近くにある星マーク、こちらでレビューいただけたら嬉しいです。
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番組の感想や宇宙に関する質問については、Twitterのハッシュタグ宇宙話、またはSpotifyのQ&Aコーナーだったり、
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