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2023-09-10 15:45

005 トットのアイデンティティ・クライシス?!からの「モンちゃんとしっぽ」ご紹介の巻

今日はトットとあきこがお届けします。トットは超有名アニメキャラに似ている疑惑?!からの〜「絵本と演劇で紛争をとめる」PCPのオリジナル絵本「モンちゃんとしっぽ」の朗読をお届けしまーす。
00:06
PCP TOTTO CHANNELが始まりました。
今日は、なんと、あきこがここにいます。
そして、何かちょっと困ったような顔をしていますね。
どうしましたか、あきこは。
こんにちは。
PCP TOTTO CHANNELが、たらちゃんに似ていると言われて、緊急会議です。
たらちゃんに何してるの?
たらちゃんって何ですか?
たっとはたらちゃんのことは全然知りません。
たっとはイラクのドホークで生まれました。
テレビはお家にないので見たことありません。
そうだよね。
たっとはたらちゃんを見たこともないし、
あきこはたっととたらちゃんが同じって全然思ってなかったんだけど、
たっとがたらちゃんに似ているって言われてから、
たらちゃんの声を聞いてみたら、本当にたっとにすごいそっくりだった。
そんなことたっとは知りませんよ。
そして、たらちゃんに似ていたら何か問題があるんですか?
そうね。別に問題はないけど、
誰かがたらちゃんの真似をしているんじゃないですかって言われたらなんか嫌じゃない?
たっとは別に嫌じゃありませんよ。
たっとは誰の真似もしていませんよ。たっとはたっとのままです。
そうだよね。たっとは誰の真似もしないし、
なんか言われても気にしないよね。
そうだよね。
それにね、たらちゃんの真似をしていてダメだよっていう人は
たっとチャンネルを聞かなければいいと思います。
そうだよね。そうだよね。
そしてね、たらちゃんっていうのは可愛いんですか?
そうそうそう。たらちゃんもすごい可愛いの。
そしたらね、とっとはたらちゃんに似ていたら嬉しいしね、
たらちゃんのことが大好きな人もとっとも可愛いから、
たらちゃんととっとが似ていたら嬉しくなるんじゃないの?
そうだね。
じゃあ、たらちゃんと似ていてもいいっていうことにします。
あのー、一個だけちょっと飽き事して反省しているのは、
03:00
あのー、とっとはもう大人の猫だから、
あのー、とっとですっていう風に言わないようにしてください。
とっとは知りませんよ。とっとは普通にお話し…
気をつけることは全部気をつけてください。お願いします。
はい、わかりました。あき子が気をつけます。
えー、では、アイデンティティ問題は解決したということで、
あのー、無理やりアイデンティティ問題といえば、
PCPの絵本と演劇で紛争を止めるPCPの絵本作品第1弾、
モンちゃんとしっぽを思い出しました。
モンちゃんのお話ですね、とってもそのお話はよく知っています。
モンちゃんがお兄ちゃんのリンちゃんのしっぽがうるさくて、
それはお兄ちゃんのリンちゃんのしっぽがうらやましくなっちゃったお話ですね。
そうです。その絵本を今日は紹介するっていう回にしようと思います。
それはずいぶん無理やりですけれども、とってもいいと思います。
じゃあみなさんどうぞ、モンちゃんとしっぽを聞いてくださいね。
ラジオだから音しか聞かせられないけど、興味がある人はPCPのウェブサイトから
5本買え、2本の人は紙芝居を買うことができますので、
それを見てみてください。よろしくお願いします。
モンちゃんとしっぽ
あるところにドホークという町がありました。
山に囲まれた美しいところです。
そこにモンちゃんとリンという猫の男の子たちが住んでいます。
モンちゃんはまだ赤ちゃん、リンは少し年上です。
2人は小さいころ猫のママが死んでしまい、それぞれ人間のママに育てられました。
ある日、モンちゃんのママはお仕事で自分の国にしばらくの間帰ることになりました。
モンちゃんはリンの家でお留守番をします。
モンちゃん、行ってきます。いい子にしててね。
06:03
ママ、行ってらっしゃい。早く帰ってきてね。
モンちゃんとリンは一緒に暮らすうちに、兄弟のように仲良しになりました。
毎日、追いかけっこをしたり、かくれんぼをしたりして、たくさん一緒に遊びます。
モンちゃんはリンのしっぽで遊ぶのが大好き。
リンのしっぽは長くてピラピラとよく動きます。
綺麗なシマシマの模様もついています。
モンちゃんはママに電話しました。
ママ、あのね、モンちゃんね、お願いがあるの。
ママの国には何でもあるんでしょ。
あの、リンちゃんのお尻についてる長くてピラピラっていうあれ。
モンちゃんも欲しいの。ねえ、買ってきて。
え?モンちゃん、しっぽのこと?
モンちゃんにもしっぽあるでしょ。
モンちゃんは振り返ってみました。
小さい小さいしっぽが見えました。
モンちゃんは今まで自分のしっぽを見たことがなかったのです。
え?これ?これモンちゃんのしっぽ?こんな小さいの?
これじゃなくて、リンちゃんみたいな長くてピラピラっていうのが欲しいの。
ねえ、ママ、お願い、買ってきて。
モンちゃんはリンにもお願いしました。
リンのしっぽを追いかけて何度も何度も頼みました。
ねえねえ、リンちゃん、モンちゃんとしっぽ交換して。
ねえ、お願い、一日だけでいいから。ねえ。
リンは困ってしまいました。
猫のしっぽって交換できるのかな?
痛くないのかな?
そんな時、リンは山の洞窟に住んでいる猫の長老のことを聞きました。
長老は200年も長生きしていて、猫のことなら何でも知っているらしいのです。
リンは心を決めて長老のところに聞きに行くことにしました。
09:01
リンは野を越え山を越えてようやく山奥の長老の洞窟を見つけました。
リンはドキドキしながらゆっくりゆっくり暗い洞窟の中に入っていきました。
すると洞窟の奥から低い声がしました。
「誰じゃ?」
「こ、こんにちは、ぼ、ぼくはリンです。」
洞窟の奥に真っ白な長いひげを生やした長老がいました。
「お若いの、どうした?」
「あ、あの、質問があるんです。
猫のしっぽって交換できるんですか?」
長老はゆっくりと答えました。
「うむ、しっぽの交換か。
うむ、猫のしっぽは一日だけなら交換できる。
リンは驚きました。
「え、ほんとですか?どうやったら交換できるんですか?」
すると長老はさらに低い声で答えました。
「うむ、それは簡単には教えてやれないの。
そうじゃな、チキンサンドイッチ30個、
それを持ってきたら教えてやろう。」
リンはモンちゃんの願いをかなえるため、
チキンサンドイッチを作り始めました。
隣でモンちゃんは食べ始めました。
「わ、リンちゃん、これおいしいね。」
「モンちゃん、食べないで作るの手伝ってよ。」
モンちゃんは食べるのに夢中で聞いていません。
「もぐもぐもぐ、おいしいな。」
リンはようやくチキンサンドイッチ30個を作り終えました。
それを担いで長老のところに向かう途中、
しっぽの短いグレーの猫さんに会いました。
ブツブツ独り言を言っています。
「しっぽの交換?そんなの嘘だ。ふーん。
しっぽなんて僕は気にしない。
長くても短くてもしっぽなんて。」
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そして行ってしまいました。
リンは心配になりグレー猫さんを追いかけました。
するとグレー猫さんは一人で泣いていました。
「ああ、僕のしっぽなくなった。」
リンは息をのみました。
「ああ、しっぽの交換が失敗したんだ。」
リンは長老のところに行くのをやめて、
家に帰ることにしました。
自分のしっぽがとても大切だとよくわかったのです。
リンは家に帰ってモンちゃんに言いました。
「モンちゃん、しっぽの交換はしないよ。
見てごらん、モンちゃんのしっぽ。
だんだん長くなったよ。とてもいいしっぽだよ。」
モンちゃんは振り返ってみました。
リンの言うとおりです。
しっぽが長くなっています。
「わあ、ほんとだ。」
リンは言いました。
「さあ、一緒にチキンサンドイッチを食べよ。
いっぱいあるよ。」
毎朝モンちゃんは目を覚ますとしっぽを見てみます。
しっぽはだんだん長くなってピラピラと動くようになりました。
リンちゃん、見てみて。
これ、モンちゃんのしっぽ。
そして、もちろんモンちゃんは今でもリンのしっぽで遊ぶのも大好きです。
おしまい。
みなさん、モンちゃんとしっぽのお話はいかがでしたか?
えっと、モンちゃんとしっぽには続編があるんだよね、あきこ。
そうです。えっと、モンちゃんサバンナへ行くっていうのが第2弾もあるので、それもまた今度ご紹介しましょうね。
そして、あきこのアイデンティティ問題の悩みは解消しましたか?
アイデンティティ問題の悩みは解消しましたか?
そうね、あの、モンちゃんもリンちゃんのしっぽを羨ましかったけど、最後に自分のしっぽがいいなって気づいたように
15:00
えっと、トットのトットもタラちゃん、ファンがいっぱいいるタラちゃんの声に似てるって言われても真似しているわけではなくて
トットのオリジナルな可愛い声なんだよね
そうです、トットは誰の真似もしません。そしてトットはいつも一番可愛いです。そしてタラちゃんも可愛いです。
はい、じゃあトットを閉めてください
ありがとうございました、皆さん。また次回をお楽しみにね
15:45

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